予備校選びで大事なことは自分の弱点を見出し、それを埋めてくれる環境を選ぶこと。娘の場合はそのこだわりが「個別指導」で、四谷学院に決めました。面白い授業を提供し、相談に乗って下さった先生方には感謝の思いでいっぱいです。
北海道大学理学部合格 のお母様
四谷学院に入る前は何かに対して悩んでいましたか?お子様はどんな状況でしたか?
娘は中学から高校まで剣道部に所属していました。学生時代は部活に所属して一つのことに打ち込んで欲しいという希望がありましたので、日々部活の練習を頑張る娘を応援していました。塾などは行かなくても良いと思っていました。それよりも部活動を通じて体験する失敗や成功の方がどれだけ大切かと思っていました。高校3年生の受験が終わり、希望の国立大学には合格できずに合格が出ていた私大に進むかどうかを悩んでいた時に、やめるにしても現地を一度見てから納得してやめようと、合格が出ていた大学のキャンパスへ娘と足を運びました。結果、娘の第一志望校への意志は固く浪人することに決めました。正直「浪人」という選択肢について全く考えていなかったので、予備校選びの知識は何もありませんでした。私は、浪人したからと言って現役の時以上の力が出せるのだろうか…と不安しかありませんでした。しかし、娘が現役の受験でやり足りなかったポイントを具体的にいくつか話してくれ、この子は漠然と入学を先延ばしにしているのではない、このまま入学させたらこの子は一生後悔するに違いない、と感じましたので浪人することに合意いたしました。
どのようなきっかけで四谷学院をお知りになりましたか?
娘は春から大学生になるとばかり思っていましたので、浪人を決めた時から私も頭を切り替えて、娘と予備校回りをしました。娘は高校3年生の時に詰めきれなかった部分があると感じていて、二度と同じ失敗を繰り返したくないという思いから「個別対応」という部分に強くこだわりを持っていました。大手予備校2つでひと通りの説明を受け、四谷学院の説明会にも参加しました。娘は、自分が現役の時にやりこぼしたことを補うために必要な協力者を「個別指導」という中に見出したのだと私は見ていて感じました。恐らく100人いたら100通りの予備校選びがあると思います。それはスポーツの世界と同じで、練習する内容は皆同じですが、対戦相手や個人個人の能力によって、戦い方が変わってきます。娘を見ていたら、いち早く自分の弱点を見出せた人がより良い自分に合った環境を選べるのかなと感じました。
四谷学院の評判やクチコミはいかがでしたか?
上でも述べましたが、100人いたら100通りの選び方があると思います。私は普段から口コミなどはあまり参考にしません。自分の目で見て聞いて肌で感じることを大切にしています。それでも悩んだ時にはたまには参考に致しますが、予備校に通うのは娘。娘が自分の目で見て聞いて納得することが私の一番の有力な情報になります。
数ある中で四谷学院を選んでいただいた決め手は何でしたか?
娘が最初から持っていた「確実に自分のやりこぼし(弱点)の埋め合わせをしてくれる良き協力者」として、娘本人が説明会で見て、聞いて納得したことが一番の決め手でした。こだわりは最初から最後まで「個別」でした。 大切なことは予備校を見る前に自分が現役の時にやり足りなかったポイントを、漠然とではなく明確に知る事だと思います。
実際に通い出してからのお子様の様子を教えてください。
自分で決めた道でしたので、黙々と通い始めました。先生方の授業はとても面白いようで、高校の時よりも積極的に通学していたように感じました。各授業の先生方に直接お会いする機会はありませんでしたが、娘の様子を見ていつも感謝の思いでいっぱいでした。
四谷学院の保護者様へのサポートはいかがでしたか?
こまめな学習状況や通学状況のメールを毎週頂きました。ただ、受験は本人がする事であり、ましてや浪人することは本人の意思によるものでしたので、困ったことがあればコンサルタントの方に聞いたり、学科別のことは各授業の先生に相談したりするのは、親ではなく子供本人が行うことだと思っていました。実際に娘が困った時にはコンサルタントの方をはじめ先生方に相談し、解決の糸口を見出していただいていたようです。
お子様へのアドバイスや、親として気をつけたことなどはありますか?
受験は不安なことばかりだというのは言うまでもありません。学習のことはわからないので、その不安を取り除くことはできませんが、それ以外の不安要素を少しでも取り除くことができるのであれば最大限協力しました。こちらの都合で対応せず、娘からヘルプが来た時には送り迎えなど出来る限りの対応に努めました。明確な目標を持って浪人生活を始めたと言っても、日々揺れ動く気持ちと不安の中で娘の方向性も微妙に変化します。そういった時に机上で考えるのではなくて、時には現地に足を運ぶなど本人が納得するまで可能な限りの機会を与えるようにはしました。
合格はどのようにお知りになりましたか?またその時の感想を教えてください。
私は丁度、発表の日に仕事が入っていました。予め娘には仕事中だからメールは見れないけれど合格でも不合格でも、仕事が終わったらメールを確認するから必ず連絡してね、と言っていました。その日はたまたま忙しくて休憩時間がずれ込み、ダメ元で電話をかけてくれた娘の着信を受けることができました。この巡り合わせには神様に本当に感謝いたしました。朝から気になって気になって仕事をしていましたので「良かったね!おめでとう」と話ができて本当に嬉しかったです。「お祝いに何か夕飯を食べに行こう」と言いましたが、「朝から落ち着かず家の中で常に間食をしていたからお腹が空いていない」と言われたのが印象深いです。
今後の大学生活やその後の人生において、お子様に期待されることはございますか?
子供の人生は子供が自分で生きていかなければなりません。子供が幸せでいてくれればそれが親の幸せです。大学受験を自分の力で乗り切ったのだから、そのまま自分で舵を取って進んでいって欲しいと見守るばかりです。
最後に、これから受験を迎える生徒の保護者へのメッセージをお願いします。
正直、何が正解なのかは全く分かりません。子供の希望も考えも日々揺れ動きます。子供に寄り添うことは大切なことですが、その揺れ動きにどこまで寄り添うのかは難しいです。中には将来の夢も進学の希望もずっと変わらずひたすら頑張るお子さんもいらっしゃると思います。しかし、変化する子供の気持ちに「この前はこう言ってたじゃない」とか「この学部に興味があるって言ってたのに…」と思うのではなく、親は様々な展開を覚悟する必要があるのかなと思います。そして、その変化を受け止める中で必ず「やめる」とか「進む」という節目が訪れます。やめるにせよ進むにせよ本人が納得いく決断をするための機会を設けてあげるのも親の大きな役割かなと感じました。全て「なんとなく」で決めてしまうと、壁にぶつかった時に、何かのせいにしたくなると思うのです。今は、現地に行かなくてもネットでいくらでも現地の様子を見ること知ることはできます。でも、私は大事なことは見て聞いて肌で感じた五感の情報だと思っています。私はスマホを持っていません。必要だと感じたら購入しますが、未だ無くて困ったことはありません。生きていくために子どもの自主性を重んじるのであれば、情報を受動的に受けるのではなくて、必要な情報を自分で取りに行く能動的な使い方が好ましいと思っています。いくらでも情報がある時代です。情報に溢れてなんとなく「知った」ような気持ちになったまま進んでいると感じたら、親は子供の五感を刺激する方法を模索してみて欲しいと切に願います。