通信制高校でよく聞く「スクーリング」ですが、なんとなくイメージはあるけど具体的にはどんなものかよくわからないという方も多いのではないでしょうか?
今回は、通信制高校のスクーリングについてわかりやすくお話していきます。
スクーリングとは?
スクーリングとは、通信教育を受けている生徒に向けた教室等での授業のことを指します。週1回など定期的に実施される場合もあれば、合宿形式で集中的に実施される場合もあり、多くは短期間の実施になっています。
もともとは「schooling」 つまり学校教育という意味の言葉ですが、通信制高校・大学の通信課程、資格取得等の通信講座など、自宅学習をメインとする教育における通学カリキュラム全般を指す言葉です。
通信制高校のスクーリングとは?
通信制高校は、オンラインなどの通信手段を使い、普段は自宅で学習を進めます。しかし、スクーリングの時だけは、校舎や学習拠点・面接指導実施施設等に通学しなければなりません。
スクーリングは、正式には「面接指導」という名称です。教科や科目に応じて必要な単位数が、高等学校学習指導要領で定められています。
スクーリングの日数・回数は?
1単位の添削指導回数と面接指導回数は、以下のように決められています。
各教科・科目 | 添削指導(回数) | 面指指導(回数) |
国語、地理歴史、公民及び数学に属する科目 | 3 | 1 |
理科に属する科目 | 3 | 4 |
保健体育に属する科目の内「体育」 | 1 | 5 |
保健体育に属する科目の内「保健」 | 3 | 1 |
芸術及び外国語に属する科目 | 3 | 4 |
具体的に数えてみよう
国語を例に説明しましょう。
国語の必修科目は「現代の国語と「言語文化」です。卒業に必要な標準単位は各2単位で合計4単位です。すると・・・
1単位あたり3回 → 4単位分が必要なので、合計12回
1単位あたり1回 → 4単位が必要なので、合計4回
1単位時間は50分なので、面接指導は、合計200分となります。
なお、添削指導をすべて提出したとしても、スクーリングに参加しなかった場合には、国語の単位は取得できません。
スクーリングが免除される?
「せっかく通学しなくていいと思ったのに、年に国語だけで4回も通学しなきゃいけないの?」
と思う方もいるでしょう。
実は、映像による授業やオンラインでの指導などを受けることで、スクーリングが最大60%免除されます。今回の場合であれば、4コマの通学のうち2.4コマが免除、小数点以下は切り捨てて2コマ分が免除80分になるということですね。
昨今では、様々なメディアが活用され、対面指導と遜色ない学習指導も可能になってきています。そうした背景から、面接指導等時間数のうちメディアごとに「10分の6以内の時間数を免除する」ということができることになっています。通学の負担はかなり軽くなったと言えるでしょう。
ただし、全ての面接指導が免除されるわけではありませんから、スクーリングは必ず参加が必要ということは覚えておきましょう。
四谷学院高校のスクーリングは?
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今回は、「通信制高校って何?」「興味はあるけどよくわからない」という方のためのオンライン・ガイダンスです。四谷学院高校のことをご紹介するとともに、初めて通信制高校について知る方のための入門的な内容となっています。
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