通信制高校に通っている高校生で、「大学に進学したい！」と考えている人も多いのではないでしょうか。「できれば大学に行って勉強してみたいな」と思っているなら、独学か？それとも塾・予備校に通うか？で迷っているかもしれませんね。実はこれ、「塾・予備校へ通う」の一択なんです。
今回は、通信制高校から大学進学したいなら予備校に通うべき理由を解説していきます。
目次
独学が難しい理由
大学進学への進路指導ができない
大学進学のためには、まずは学力を伸ばしていく必要があります。さらにそれだけでなく、どこの大学を受験するのか、推薦か一般か、一般ならば受験科目や試験方式は…などの進路情報を集め、詳細に検討していく必要も出てきます。というのも、大学入試システムは年々多様化しており、同じ大学の同じ学部の入試でも、複数の入試方式がある中から自分にとって有利な試験を選んでいくべきだからです。
にもかかわらず、通信制高校では大学進学を目指す生徒が少ないため、情報不足・指導者不足が原因となり、高校での進路指導が十分に行えないケースがあります。
大学受験レベルの学習指導が受けられない
通信制高校での学習はレポート形式が多く、また課題の内容やレベルが大学受験とかけ離れていることがほとんどです。高校のカリキュラムだけでは大学受験レベルまで学力が達しないことが大半です。
そのために、そもそも勉強の仕方がわからなかったり、自己流で進めてしまい成績に結びつかなかったり、大学合格レベルまで到達できずに挫折しまうのです。
自己管理が難しい
通信制高校は直接授業を受ける機会が少ないという特徴があります。毎日学校に通うというわけでもないので、勉強するための自己管理をしていく必要があります。自分で学習計画を立てて一人で遂行していかなければなりません。また、周りに大学進学を目指す友達が少ないので、受験勉強のモチベーションを保ちにくいという側面もあります。
全日制高校に通う生徒に比べて自由な時間が確保しやすいというのは、受験勉強においては大きなメリットにもなるのですが、独学の場合には「自己管理の難しさ」という壁が立ちはだかります。
通信制高校から大学進学したいなら予備校に通うべき理由
このように、大学受験には学習支援・受験戦略の両方が必須にもかかわらず、通信制高校では学力面、進路指導のどちらも不足してしまいます。そのため、通信制高校のカリキュラムを基本とした独学での大学受験対策は難しいと言えるでしょう。
最新の受験情報がある
大学受験は今や「情報戦」とも言われています。インターネットを見れば大学受験の情報は大量に流れてきますが、それらは玉石混交。明らかに誤った情報や偏った意見なども散見されます。それを見極めるのは困難であり、保護者の経験則だけでは十分とは言えません。そこで大学受験のプロである予備校の力を借りることで、正しい入試情報にもとづいて進路を選び勉強していくことができます。
大学合格のためのカリキュラムで勉強できる
先ほどお話しした通り、通信制高校での勉強内容と大学の受験勉強には大きなギャップがあります。まずはそのギャップを埋めていく必要があります。
いきなり「●●大学対策」は危険
通信制高校に在籍している生徒の中には、中学校の英語も不安…という人も多くいます。あるいは、「中学時代なら勉強は得意だったけど、ブランクがある」という人もいます。すると、通信制高校の勉強すらもかなり難しく感じるかもしれません。そんな時にいきなり大学の過去問題に取り組むとどうなってしまうのか？せっかくやる気を出しているのにいきなり「挫折ルート」に入ってしまいます。
「大学行きたい！勉強しよう」
↓
「過去問題が難しすぎる」（自信喪失）
↓
「やっぱり勉強は面白くない」（マイナス感情）
↓
「やりたくない」（やる気消失）
↓
「大学はあきらめよう」
基礎からの積み上げが重要
そこで通信制高校コースでは、まずは基礎の確認から行っていきます。なぜならどんな応用問題でも、どんな入試問題でも、「基礎ができていること」が前提条件だからです。
基礎から丁寧に積み上げていくことで、学習が好循環して「合格ルート」に入るようにします。
「大学行きたい！勉強しよう」
↓
「基礎からやろう」
↓
「できた！」（自信獲得）
↓ ↑
「勉強は案外たのしい！」（プラス感情）
↓ ↑
「もっと勉強しよう」（やる気獲得）
↓
「大学合格」
受験戦略をもとに勉強できる
大学受験予備校は、大学受験プロです。講師個人の経験則だけでなく、長年のビッグデータを活用することができます。進路指導や質問に答えてくれる先生は「大学受験のプロ」を選びましょう。
通信制高校在籍ということがメリットになる
予備校には、高校生もいれば高校を卒業した浪人生もいます。どちらが勉強時間を確保できるかと言えば…浪人生です。なぜなら、学校に通わずに受験勉強に集中できるから。それは、通信制高校の在籍生も同じです。現役合格を目指しながら、浪人生並みに学習時間を確保することが可能です。
予備校選びのポイント
通信制高校から大学進学を目指す際には、予備校の存在が欠かせません。特に通信制高校からの大学合格実績のある予備校であれば、通信制高校生の特徴を踏まえたアドバイスや指導をしてくれるので、安心して通うことができます。
予備校の選び方については、こちらの記事で詳しくまとめています。
まとめ
通信制高校からの大学進学について、見てきました。
多くの方々の予想通り、独学で通信制高校からの大学進学は学力面からも進路指導面からもかなり厳しくいばらの道となることが否めません。
全日制高校においても多くの高校生が塾や予備校を活用して、受験勉強に取り組んでいます。よほどの進学校でなければ、高校の授業のみで大学受験指導を行えることは難しいのが現状です。中には、予備校へ依頼して進路指導ガイダンスを実施する高校もあります。
実は四谷学院もその1つです。高校からご依頼をいただき、文理選択や学部学科の選び方など、進路指導ガイダンスを行っています。
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今回は、「通信制高校って何？」「興味はあるけどよくわからない」という方のためのオンライン・ガイダンスです。四谷学院高校のことをご紹介するとともに、初めて通信制高校について知る方のための入門的な内容となっています。
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通信制高校を検討されている中高生とその保護者の方にお役に立てるよう、通信制高校や大学受験に関する情報を発信していきます。だれでも才能を持っています。でもその才能は優れた学習システムと優秀かつ熱心な先生との出会いなしに開花することはできません。「英語が苦手」「数学が苦手」という人は、教え上手な先生に出会ってこなかっただけ。正しいやり方で学びの楽しさを味わうことができれば、「英語が好き」「数学が好き」に変身します。
「だれでも才能を持っている」という理念のもと、あなたに「やればできる」「学ぶことは楽しい」という体験をさせる、これが私たちの使命です。
