総合点が100点も200点もアップ! 偏差値が10も20もアップ!難関大に合格した先輩たちのオススメの勉強法
ここまで「効果的な予習・復習法」や「各科目の勉強法」をご紹介してきました。あとは実践あるのみ!ですが、難関大に合格した先輩たちは、実際どのように勉強をしていたのでしょうか? 最初は志望校レベルに届かなかった先輩たちも、正しい勉強法を取り入れて実践することでぐんぐん成績を伸ばし、志望校合格を勝ち取ってきました。先輩たちのリアルな体験談を参考にして、成績アップを目指しましょう。
勉強の心得編
とにかく「苦手」を作らない!
総合点603点→743点 東京大学理科二類 くん
苦手科目があると、どうしても全体の得点に響いてしまうので、大切なのはできるだけ苦手科目を作らないことです。僕は少しでもわからないところが出てきたら、すぐに先生に質問して解決するようにしていました。これによって着実に成績を伸ばすことができ、総合点が140点伸び、東大に合格することができました。
公式は丸暗記しない!
総合点572点→685点 九州大学工学部 くん
最初は自分がどこでつまずいているのかもわからないまま、ひたすら問題演習をしていたので、公式を丸暗記して当てはめることしかできませんでした。そこから成績が伸びたのは、一度基本に戻って物事の本質を理解する勉強法に変えたことが大きかったと思います。今まで当たり前と思っていたものを一度証明してみるだけで理解度が一気に上がり、記述での減点がほとんどなくなりました。
予習・復習編
復習は「毎日」「1週間後」「1ヵ月後」が大切!
総合点754点→853点 東京大学理科一類 くん
効果的な勉強法として、復習をその日、1週間後、1か月後にするという法則がありますよね。僕の場合は毎週の授業で前回の復習もやってもらっていたので、「前にやったけど忘れた…」ということがほとんどありませんでした。おかげで最初はD判定だった東大がA、B判定で安定するようになりました。
その日の復習はその日のうちに!
総合点674点→770点 一橋大学経済学部 くん
成績が伸びた理由は、毎回の授業に真剣に取りくむことはもちろんですが、「復習」も怠らなかったからだと思います。その日の復習は必ずその日のうちに終わらせて、その後次の日の予習をしてから家に帰るというルールで勉強していった結果、総合点が100点近く伸びました。
間違えた問題はあとでもう一度解き直す!
総合点695点→790点 大阪大学工学部 くん
自分が知らなかったことや忘れがちなこと、演習やテストで間違えたところは「自分の伸びしろ」です。僕はそれをしっかりまとめておいて、後でもう一度解き直すことで、知識を定着させ、総合点を100点近く上げることができました。
演習編
急がば回れ!焦らずまずは基礎を固めよう!
総合点714点→833点 東京大学理科一類 くん
高校の内容がほとんど身についてなかった私が1年で東大に合格することができたのは、焦らずに基礎から学習を進めたからだと思います。まず基礎をしっかり固めたことで、センター試験では9割以上得点することができ、二次の問題を解くための土台にもなりました。最初はE判定だった東大が最後はA判定に変わって合格できました。
記述答案は先生に添削してもらう!
総合点578点→760点 東北大学経済学部 くん
国語や英語の記述問題、数学の論理展開などは、自己採点をしようとしても難しいです。そこで僕は先生に添削してもらい、自分の答案を客観視し、誰が見ても正しい答案が書けるようにしました。これが総合点が182点も伸びた秘訣だと思います。
他の受験生が落とさない問題は絶対に落とさない!
総合点432点→749点 京都大学法学部 くん
基礎はみんなができていなければならないものであり、そこで点数を落としていたら入試では戦えません。僕は基礎が曖昧だった頃は全然点数が取れませんでしたが、基礎をやり直したことで点数が格段にアップ。総合点が300点以上伸びてE判定だった京大に逆転合格できました。
わからないことは考え込まず、先生に質問する!
総合点650点→744点 一橋大学法学部 さん
自分だけで勉強するには限界があり、その科目のプロである先生に教えてもらう方が圧倒的に効率がいいです。私はわからないことがあったらすぐに先生に質問して教えてもらい、記述答案も先生に添削してもらっていました。
「正解」よりも「解答のプロセス」にこだわる!
総合点94点アップ 東京大学文科三類 くん
正解にたどり着かなかった問題でも、「正しい解答はコレ」というのを覚えるのではなく、自分の答案からどうしたら正解に行き着くのか、自分の考えにどの視点を補えば良いかを教えてもらった方がいいです。全くのゼロからやり直すより、自分で考え出した現時点での答えから修正していく方が、より実践的なことができます。それが結果に繋がったかなと思います。
学習計画編
思い立ったが吉日!勉強は早めにスタートしよう!
総合点661点→800点 京都大学農学部 くん
受験勉強は「質」ももちろん大切ですが、「量」も無視はできません。だから、早め早めに取り組むことが大切です。僕も途中で1回やる気を削がれた時期がありましたが、早めにやっておいたおかげでその分をカバーできました。受験勉強では何かと「量より質」という魔法の言葉をかけられますが、合格のためには「量」も必要。とにかく早めにスタートすることが重要だと思います。
「正しい勉強法」を知ることが重要!
総合偏差値61.1→70.1
世界史の偏差値51.7→61.4 早稲田大学国際教養学部 さん
世界史は正直、自分で覚える科目だと思っていました。それがある授業をきっかけに考え方が180度変わって、「勉強法」も教えてもらわないとわからないんだ!と実感しました。世界史は高3の6月から11月で偏差値が約10アップしました。
スキマ時間をフル活用する!
総合点608点→823点 京都大学法学部 さん
部活と受験勉強を両立するときに一番大事なのは、スキマ時間を有効活用することだと思います。私は通学電車の中で英単語を覚えたり、リスニングをやるようにしていました。1回は短い時間でも、積み重なると大きな差がつきます。
自然と勉強する環境に身を置く!
総合偏差値59.3→80.4 慶應義塾大学商学部 さん
家ではだらけてしまうという人は、学校や塾の自習室をフル活用することをお勧めします。自然と勉強する環境に身を置くことで勉強の習慣が身につきますし、勉強モードと休憩モードの切り替えもしやすくなるはずです。勉強は、何よりも時間の使い方・管理が大切だと思います。
志望校の配点と合格ラインを確認し、
勉強の時間配分を考える!
総合点546点→740点 東京工業大学生命理工学院 くん
僕は先生にもアドバイスをもらいつつ、まずは各科目の配点と合格ラインを調べました。東工大は数学の配点が高いので、数学を優先的に勉強し、とにかく早く基礎を固めることを目指しました。基礎の抜けが思ったよりも多かったので、最初に決めたペースで勉強が進まない科目もありましたが、そういった科目は計画を立て直して、もう一度合格までの最短ルートを組みました。周りの友達でも僕のようにうまく進まない科目がある人もいて、みんなで遅れを取り戻すために必死に食らいついて頑張ったので、それもすごく刺激になりました。
合格した先輩のペース配分を参考にする!
総合点722点→817点 一橋大学経済学部 くん
過去に一橋大学に合格した人が何をどれくらいのペースで進めていたかを塾で教えてもらい、ペース配分の参考にしました。その目標ペースに従って勉強を続け、高3の最後の方で一橋A判定が出たときは嬉しかったです。