社会で活躍する先輩への
インタビュー

大学病院 眼科医師

さん

2019 年3 月に岡山大学医学部医学科を卒業後、2019年4 月~ 2021 年3 月に県内の病院にて初期研修。「見え る」ことの大切さを実感し、眼科医の道へと進む。2021年4 月より大学病院の眼科にて勤務し、検査や診察、手術の補佐を行っている。

眼球の精巧さに惹かれて眼科医に

――赤塚さんが医師を志した理由を聞かせてください。小中学生の頃から医者は将来の夢の候補の一つでした。高校2年生の文理選択をきっかけに具体的になりたい職業を考える中で、人のために働く仕事がしたいなと思ったのですが、それならやっぱり医者だな、と医学部を目指すことにしました。当時は得意分野が国語や社会で、物理や数学は苦手だったのですが、医学部を目指すのであればやるしかない! と覚悟を決めて取り組むようになりました。

――現在病院では何科を担当されているのですか?眼科で、検査や診察を行っています。大学病院の眼科なので町のクリニックではできない手術を行ったり、疾患をお持ちの患者さんの対応をしたりすることになります。自分自身はまだ医師として働き始めたばかりということもあって、手術では補佐を行っていますが、例えば白内障だった患者さんから、手術の前と後で見え方が変わったと報告を受けるときなど嬉しい気持ちになります。眼科医は目の見え方に関わるため、失敗ができないという怖さはありますが、早く一人前になってよりたくさんの患者さんを診察できるようになりたいと思っています。

――なぜ眼科を選択されたのですか?研修医時代はいろいろな科を回ることになりますが、その中でも「目が見える」というのは生活の上で大切なことだと感じたので、眼科を選ぶことにしました。もともと、大学5・6年生の頃から眼科は学問分野として興味深いと感じていたのも理由の一つです。

―― どういったところが学問分野として興味深いと思われましたか?小さい眼球の中にいろいろな構造物が入っているところです。眼球はとても小さいですが、その中で様々な機能を持って重要な役割を果たしているのが精巧な感じがして、魅力的だと感じるようになりました。

医学部はテストも多く休みは短い
それでも自由に過ごせた大学時代

―― 次に、どのような大学生活を過ごされていたかも教えてください。医学部は他の理系学部のように一つのことを研究して極めるというカリキュラムではなく、医学全般を学んで医師国家試験合格を目指すという感じなので、大学に入ってからも勉強して覚えなければならないことが多岐にわたっていて大変ではありました。また、他学部のように学期末にテスト期間が設けられていて、そこで全授業の試験があるというカリキュラムではなく、授業ごとに試験があるため、試験の回数も多かったように思います。また、休みも他学部より短かったのですが、その中でも空手部で部活動にも取り組みつつ、旅行などの息抜きをしながらバランス良く自由に過ごしていました。

―― 部活も学業も上手に両立されていたのですね。ちなみに医師国家試験もやはり大変でしたか?国家試験は合格率が9割ほどでほとんどの人が合格するからこそ、自分も絶対に合格しなければというプレッシャーはありました。ただ、勉強するのは医学に関する分野で自分の興味がある内容がほとんどなので頑張れましたね。逆に、大学受験は自分が興味のない科目も学習しなければならないので気持ち的には大学受験の方が大変でした(笑)。

受験勉強を通して自分と向き合うことは
大きく成長できるきっかけになった

――大学受験はたくさんの科目をこなす必要がありますものね。赤塚さんの大学受験時代の思い出を教えてください。同じ医学部を目指す友達と問題を教え合ったり、模試の成績を比べたりして切磋琢磨していました。正直勉強をしたくないという気持ちもあったので、友達がいて、質問や相談がしやすい勉強環境があったのは良かったなと思います。また、模試などで点数が取れなかったり、わからない問題が多かったりするとモチベーションが落ちて勉強したくなくなるので、スタートダッシュを大切にしました。問題が解けるという達成感を得ながら勉強を進めるのは勉強のモチベーションの維持にとても大切だなと思います。

――たしかに、わからない→できない→やる気がなくなるというサイクルに陥ってしまうことはよくありますよね。そんな状況から見事脱却されたということですが、赤塚さんにとって大学受験はどういった意味があったと思いますか。もちろん、志望校に合格することも大切ではありますが、勉強しつつ自分と向き合うことで、大きく成長できるきっかけになったと思います。計画を立てて物事に取り組む方法や、モチベーションの保ち方などは大学受験を通して学べたと思っています。また、自分は「追いつめられるとやる気をなくす」タイプだということにも大学受験を通して気づけたので、そうならないようにしっかり事前準備をして、そもそも追いつめられないようにコントロールすることを学びました。研修医時代も、知識はまだまだだったので教科書を読んで準備をして臨んでいましたが、それは大学受験を通して自分の性格を知れたからこそだと思います。

メッセージ Message

僕もそうでしたが、受験勉強はつらくてやりたくないこともあるかと思います。しかし、たった数年努力して大学に合格すれば、その後の人生が変わってくるので頑張ってください。大学生活は時間も自由もあり、楽しくて一番思い通りにできる期間です!

国内旅行を通して日本の広さと多様性に毎回驚かされています!

旅行が好きです。特に国内旅行が好きで、ペーパードライバーなので電車に乗って各地に足を運んできました。地域それぞれの雰囲気を満喫し、また日本にこんな所や美味しいものがあったのかと日本の広さと多様性に毎回驚いています。行きたい所はまだまだありますし、コロナが落ち着いたら運転の練習をしてそろそろ車でも旅行してみたいです。

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