多くの人にとって初めての「試験本番」となる大学入学共通テスト。模試で体感していた以上の緊張感やプレッシャーを背負って2日間を戦い抜いた受験生は、気力も体力も使い果たした状態…という人も少なくないでしょう。
しかし、共通テストはゴールではありません。
私立大学の一般入試は、早いところでは共通テストの翌日から実施されます。
国公立大学の二次試験までも、約40日しかありません。
次の戦いはすぐそこまで迫ってきているのです。
四谷学院では、共通テスト翌日の月曜日に「自己採点報告会」を実施します。
自分が第一志望に合格する確率を引き上げる重要な工程のため、今回はこちらを詳しくお話していきます。
こちらの大学入学共通テスト特集ページでは、各科目の速報や総評をまとめています。
新学習指導要領に対応した2025年度以降の変更点などの記事もあるので、まだ受験学年でない方も早めに準備をするための参考になりますよ。
目次
自己採点報告会の概要
四谷学院では、「データネット」を活用して自己採点結果の集計を行います。
自己採点の結果を全国の受験生と照らし合わせ、出願を検討している大学の判定(合格可能性)を確認できます。
共通テスト受験者の8割ほどのデータが毎年集約されているため、高い精度で出願校を判断することが可能です。
【持ち物】筆記用具・自己採点の点数がわかるもの
【データ返却日】その週の木曜日以降を予定
なぜ自己採点報告会が第一志望の合格確率を上げるのか
自己採点報告会で各大学の志望校判定を確認することは、第一志望の大学に合格するために必須と言って良いでしょう。
国公立志望者の共通テスト活用法
国公立を目指す受験生にとっては、共通テストの得点が「出願先を決定する」最大の要素です。
しかし、予想以上に得点できた人もそうでない人も、とりあえずそのまま本命に出願する…というのは危険、というよりももったいないことをしている可能性があります。
大学によって科目ごとの配点は異なるため、得点状況によっては目標偏差値と志望校判定が逆転することも珍しくありません。
たとえば「今第一志望としている大学がC判定」だったけど、「本当は行きたいのに偏差値が高くてあきらめたはずの大学がB判定」で勝負できそう…というケースですね。
四谷学院では、このように目標を上方修正して逆転合格を果たす受験生がよくいます。共通テストまで努力を積み重ね、情報も最大限活用した完璧な逆転劇と言えます。
また、ほかの受験生と比較した立ち位置を確認することも非常に重要です。
データネットでは、ABC…といった判定だけでなく、その判定基準との得点差も確認できます。
たとえば同じB判定でも、Aに近いのかCに近いのかで大きく違いますよね。同じアルファベットの中でも合格可能性は最大20%ほど異なるため、正確に立ち位置を把握しなければいけません。
四谷学院ではただデータを返却するだけでなく、これまで一緒に戦ってきた合格のプロである受験コンサルタントが、一緒に分析してくれるので本当に心強いですよ。
自分がほかの受験生よりも二次試験のスタートラインが前なのか後ろなのか、どれくらいの得点が必要なのか…明確にした上でラストスパートに臨みましょう!
私立志望者の共通テスト活用法
共通テストは基本的に求められるハードルが高くなるため、この形式で第一志望の合格をつかむ受験生は多くありません。
大半の人がいわゆる一般入試で勝負をしていくことになり、そうなると『共通テストと第一志望の合格に何の関連性が?』と思うかもしれませんね。
しかし、私立志望の受験生にとっては、「共通テスト利用で安全校を確保できそうか」が第一志望に合格するためのプロセスとして重要なのです。
考えてみてください。万が一体調不良や実力が発揮できず一般入試が全滅になってしまった…というときに、「それでも通える大学がある」のと、「どこも行くところがない」のでは、どちらが良いでしょうか?
一般入試で安全校を押さえるといっても、合格発表日は大体が第一志望の試験日の数日前。ピリピリし始めた頃に『怖くて結果を見ることができない』という受験生も毎年多いです。
早い時期に結果がわかる共通テスト利用での安全校確保がどれだけ大事か、イメージできたかと思います。
特に初めての受験を迎える現役生は、『自分はもう絶対大学生になれるんだ!』という安心を早めに得ておきましょう。
今までの努力が初めて「合格」という目に見える形として表れるので、安全校だと思っていても間違いなく自信を持てるようになりますよ。
また、試験後に共通テスト利用で出願できる大学も少なくありません。データを分析した上で合格を確保し、第一志望に集中して挑戦できる環境をつくっておきましょう!
後からネットで見れば…には落とし穴がある!
昔から、インターネット上で志望校判定を出せるシステムが存在します。
後から気になった大学の判定も出せるので、非常に便利なサービスですね。
ただ、「ネットで判定を見るから自己採点報告会に参加しない」は絶対にやめましょう。
データの信ぴょう性
ネット上には複数の判定サービスがあります。
ここで重要になるのが、「どれだけ信頼できるデータか」ということです。
四谷学院で活用しているデータネットの参加率が共通テスト受験者全体の8割ほど、あるサービスが6割のデータを基にしている場合、どちらの方が高い精度で判定を出せるでしょうか?
10万人近くの差があると考えると、やはり多い方が信頼できますよね。
だからこそ、四谷学院では最大規模のデータネットを使用しているのです。
最後まで一緒に戦おう!
「受験は孤独な戦いだ」とよく言われます。共通テストのプレッシャーで実際にそう感じた人もいるかもしれません。
しかし、この受験生生活を振り返ってみてください。
クラス授業の先生・55段階の先生・受験コンサルタント・受付の先生たちがあなたの近くにいたはずです。
自信を失ってしまった人も、ともに過ごしてきた先生の顔を見るだけでほっとしますよ。
四谷学院では、ラストスパートをがんばるあなたを絶対に独りにはさせません。
一緒に努力し、一緒に戦い、最後に一緒に笑いましょう!