四谷学院はやめたほうがいい?予備校の特徴や口コミ・評判を解説

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四谷学院はやめたほうがいい?予備校の特徴や口コミ・評判を解説

予備校や塾は一般的に、大学合格などの目標を達成するために利用するところです。

自分に合った予備校を選ぶことが大切ですが、数多くの予備校からどこを選べばよいか、迷ってしまう人もいるでしょう。

インターネット上には、私たち四谷学院への批判的な口コミも掲載されています。

この記事では、そのような口コミのご意見や疑惑に対して公式に回答します。

四谷学院とはどのような予備校なのか

四谷学院は、50年以上の実績を誇る大学受験予備校です。

四谷学院では、「科目別能力別授業」でわかる状態を作り、「55段階個別指導」で解ける状態を作る「ダブル教育」を行っています。

科目別能力別授業では、科目ごとに生徒のレベルをチェックしたうえで、クラスを編成します。

例えば同じ国語でも、得意な現代文は選抜クラス、苦手な古文は基礎クラスというように受講ができるため、無理と無駄のない理解力アップにつながります。

さらに重要なのは、問題を自力で解ける力をつけることです。

55段階個別指導では、過去の入試問題を徹底的に分析して作成した55テストにより、解答力を確認します。

講師と1対1で指導が行われるため、間違った問題やわからない部分も詳しく説明してもらうことが可能です。

科目別能力別授業と55段階個別指導を組み合わせたダブル教育なら、限られた時間で効率よく学力を伸ばすことができるでしょう。

また、四谷学院には受験のプロフェッショナルである受験コンサルタントが在籍しています。

受験コンサルタントは、受験に関する情報や蓄積してきたビッグデータを駆使し、進路指導や学習計画の立て方など、生徒の疑問や不安に対して的確にアドバイスをします。

ちなみに、予備校というと大学生のチューターやフェローが在籍しているイメージがあるかもしれませんが、四谷学院の講師や受験コンサルタントはすべてプロです。アルバイトの大学生は在籍していません。

四谷学院に関するさまざまな疑惑にズバッと回答!


インターネット上には、私たちに対する批判的なご意見や疑問の声も見受けられます。ここでは、それらのご意見や疑問に答えていきましょう。

Q1.市販の教材と比べて内容が薄いと感じましたが、どのように考えていますか?

入試を突破するには、学習項目を徹底的に厳選したカリキュラムが必要です。

四谷学院のテキストは、入試に必要な項目を基礎から一つひとつ学べる内容で、重要なポイントを効率よく勉強できる無駄のない構成です。

1ページにびっしりと情報が詰め込まれた市販の教材と比べると、一見内容が薄いように感じられるかもしれませんが、必要な内容が効率よく学べるようにコンパクトに設計がされています。
実際、多くの生徒がしっかりと合格実績を積んでいます。

  • 京都薬科大学 薬学部 合格 MKさん
    僕は、四谷学院のテキストのみを使って勉強していたのですが、できない問題があった時でも、テキストに戻れば必要なことはだいたい載っていて、公式や定理を効率よく調べるのにとても役立ちました。自習時間のほとんどを復習に使っていたため、それを効率よく徹底的にこなせたことが、合格できた大きな要因の1つだと考えています。
  • 東京工業大学 生命理工学院 合格 ETさん
    55段階のテキスト、物理の55マスターがすごく良かったんです。理論をやさしく、詳しく説明してくれていて。学校の教科書とは違って、読めばわかるんです。だから、自分で進められるし、問題の解き方も含めて、これ1冊で必要な知識は全て入っているので、テキストをやり終える頃には、しっかり理解できていたし、問題も解けるようになっていました。

Q2.難関校を目指していますが、四谷学院の授業は基礎から始めるとのことで、物足りないのではないかと不安です。

難関校に合格できるのは、難しい問題を解ける人ではなく、基礎を自在に使いこなせる人です。

「基礎はもう大丈夫」という方に限って、思わぬところに穴があることも少なくありません。

特に難関校を目指している場合、応用問題対策ばかりに気を取られ、基礎がおろそかになっていることもあります。

難関校対策で大切なのは、まず基礎をしっかり固めて、大学入学共通テストでの高得点を目指し、大学別の入試問題を解くための土台を作っていくことです。

やるべきことはたくさんあるので、「物足りない」と思っている時間はありません。

四谷学院の授業は、問題の答えが合っていたからOKではなく、考え方や理屈まできちんと理解し、自分で使いこなせるところまでを意識して実施しています。

そのため、なかには「もっと早く=問題の数を多くこなしたい」という気持ちから、ペースが遅いと感じる方がいるかもしれません。

しかし、「合格には、一つひとつの問題の考え方をじっくり理解することが大事」ということをぜひお伝えしたいと思います。
実際に、難関校に合格された方ほど、基礎の大切さを体験記で語っています。

  • 京都大学 工学部 合格 SIさん
    55段階は、さすがに「こんな簡単なところからやるのか…」と困惑したものの、そのような問題でも間違えることがちらほらあり…基本事項も油断してはいけないなと思い直し、一つひとつ進めていきました。55段階で勉強するうちにどんどん成績が伸び、志望校を入学時に考えていた大学から京大に引き上げることに。京大模試の偏差値10以上アップして合格することができました。
  • 東京工業大学 物質理工学院 合格 MKさん
    合格をゴールとして、そこと自分が今いる位置のギャップを埋めていく。55段階はギャップを知って埋めることができ、さらに+αをもらってゴールを追い越せた感じです。1聞いたら3戻ってくる感じで教えてもらえましたから。55段階が一通り終わった頃、模試の成績が良くなったのは、全部が「やったこと」に変わったからだと思います。東工大模試でもB判定がとれました。

Q3.講師の質にばらつきがないか心配です。

四谷学院の科目別能力別授業および55段階個別指導は、大学生のアルバイト講師ではなく、すべて厳しい審査をクリアした、受験に精通しているプロ講師が行っています。

さらに、四谷学院では年に2回、受講生に対して受講満足度調査を実施しています。

調査結果は講師にフィードバックし、講師陣は常にクオリティの向上に努めているので、校舎による講師のレベル差もありません。

2023年2学期末のアンケートにおいて、四谷学院の受講満足度は92.8%でした。

「理解度に合わせた授業がわかりやすい」と、多くの生徒が講師の指導力を高く評価しています。

  • 東大(理Ⅰ) 合格 TYさん
    四谷学院の先生は新たな知識を教えてくださるだけでなく、問題の解き方やとらえ方などを教えてくれるため、より効率的に問題を解くことができるようになりました。
  • 東大(理Ⅰ) 合格 KHさん
    テキストは最難関レベルの問題が網羅的に配置されているし、授業では原理原則から本質的な内容を学ぶことができたので、予習復習をしっかり行うことで、難問に対しても屈することなく、基礎知識を利用して解けるようになりました。

Q4.個別指導とありますが、実際は集団授業もあると書かれています。どうなのでしょうか?

四谷学院では、科目別能力別授業(集団授業)と55段階個別指導の2つを組み合わせたダブル教育を行っています。

個別指導による学習システムが最強であることは確かです。しかし、個別指導には、ほかの生徒との関わりがなく、切磋琢磨できないなどのデメリットがあります。

ダブル教育は、集団授業と個別指導をあわせた、良いとこ取りのシステムなのです。

なお、四谷学院では、ダブル教育(予備校コース)と完全個別指導コースの併用受講も可能です。

もちろん、指導時間は「完全個別指導」のほうが長く・濃くなります。

そのため、苦手科目の克服や小論文対策、志望校に特化した対策を行いたい場合などには、完全個別指導も上手に活用していただければと思います。

  • 京都大学 工学部 合格 AMさん
    数学を個別指導で対策しました。他の生徒もいる中で何度も同じ質問をすることは気が引けてできなかったのですが、個別指導では納得いくまで教えてもらうことができ、本当に良かったです。数学では、見ただけではどの分野でどのように考えたら解けるのかが分からない問題に対処することが必要になる場合があります。そのため、この分野を見たらとりあえずこう考える、というような体系的な取り組み方を教えてもらえたことが、二次試験を解く上で非常に役立ちました。
  • 広島大学 医学部 合格 TWさん
    個別指導では、1人のために授業が行われるため、その特殊な問題だけを対策することができます。僕が通っていた広島校には広島大学のプロがいて、広島大学の特殊な問題に対応するための対策をすることができました。現役の時は6割ほどしかとれませんでしたが、直前期には8割ほど取れるようになっていました。
  • 同志社大学 文学部 合格 AKさん
    直前期に数学と日本史の個別指導を受講しました。大事な時期に過去問を一対一で見てもらえることで、解答のちょっとしたミスをしっかり見つけてもらえたり、改善点を教えてもらえたので、思考過程がはっきりし洗練された解答を書けるようになりました。

ダブル教育については、テキストだけではその仕組みやメリットを伝えきれない部分があります。そのため、ぜひ個別相談会に足を運んでいただければと思います。

Q5.自習室があると書かれていますが、談笑する人たちがいると聞きました。集中できるか不安です。

四谷学院の自習室には、長時間の勉強に最適な環境を整えた「指定席自習室」と、通常教室を活用した「自由席自習室」の2種類があります。

いずれの自習室も私語は厳禁となっています。

  • 京都大学 経済学部 合格 DFさん
    使いやすい自習室のおかげで、勉強を習慣化できました。非常に居心地が良く、無駄なところにストレスを感じることなく勉強に集中できたのはありがたかったです。
  • 慶應義塾大学 法学部 合格 KKさん
    一番感謝したいのが自習室の環境です。他の予備校のように席取りで急ぐ必要はなく、夏も冬も快適で、周りに多くの同志がいる環境は、集中するのに最適でした。

Q6.志望校合格についての具体的な指導が足りないという口コミがありますが、どのような指導を行っていますか?

四谷学院では、第一志望合格のため、9月と10月の模試結果が出るまでは生徒の成績と志望校に焦点を当て、いかにその差を埋めるかの指導を行っています。

どの大学に合格できるかという具体的な指導は、それらの模試の結果をもとに、11月、12月の出願校決定面談で行っています。

さらに、合格の可能性を広げるために出願プランの作成についてもアドバイスし、万全の体制で入試に臨めるようサポートしているのが四谷学院の特徴です。

  • 九州大学 医学部医学科 合格 SHさん
    受験コンサルタントの先生は非常に優しく、親身になって相談に乗ってくださいました。成績の分析を細かく丁寧にしてくださったので、自分に足りないところをすぐに把握でき、とても感謝しています。
  • 早稲田大学 商学部 合格 AYさん
    受験コンサルタントの先生に明確な学習プランを提示してもらえたので、やるべきことに集中できました。成績が振るわず落ち込んでいるときもいつも声をかけてくれて、気持ちを前向きに切り替えることができました。

Q7.55段階個別指導で思ったより成績が伸びないという口コミがあります。何か気をつけるべきことはありますか?

55段階個別指導は、段階別の55テストと直後の個別指導を繰り返すことで、確実な解答力を身につけていくプログラムです。

成績が伸びない場合、55テスト前後の予習や復習、講師への質問など、学習カリキュラムを正しく活用しきれていない可能性が考えられます。

四谷学院では、受験のプロである受験コンサルタントが、55段階個別指導のデータや現在の学習到達度をもとに改善できるポイントを分析し、個別に学習アドバイスを行っています。

学習の成果がなかなか表れないときや、勉強の進め方がわからないときは、受験コンサルタントとすぐに面談をしましょう。

  • 東京大学 文科二類 合格 YSさん
    基礎からやり直そうと意気込んで臨んだものの、実際に受けてみるとはじめはあまりにも簡単で、正直このままで大丈夫なのかと不安に感じました。でも、その心配は杞憂に終わりました。55段階の先生方は簡単な問題でも、そこまで教えるか!というくらいその背景知識や用法、類題などをとことん教えてくださり、この積み重ねが結果につながったと思います。
  • 京都大学 経済学部 合格 FGさん
    基礎の抜けにしっかりと向き合って対処することが、応用問題に取り組むために不可欠なのだと、55段階を通して痛感しました。先生との対話を通じて、今までわかっているつもりだったことも理解が不十分だったということに気づき、穴を埋めることができました。英語は文法を1からやり直したことで、英文を読むときにこれまで見えなかった部分も見えるようになり、京大レベルの問題にも対応できるようになりました。

Q8.四谷学院の月謝が高いと聞きます。実際はどうなのでしょうか?

月謝については、さまざまなご意見が見受けられます。

  • 高い
  • 夏期講習、冬期講習、直前講習などが別料金になり、費用がかかる
  • 安価ではないが、適正価格だと感じた
  • 0.5単位から選べるので、費用を調整しやすい

大学受験のために予備校や塾に1年間通う場合、平均して100万円程度の費用がかかるとされていますが、なかには安さを売りにしている予備校もあります。
そのような予備校と比べると、四谷学院の学費は高いと感じる方もいるでしょう。

しかし、安さが売りの予備校では「ただ講義を受けるだけで終わってしまい、成績が伸びない」「志望校別の対策がなく、受験対策ができない」といったケースもあります。

四谷学院の学費は、週に受講する単位数や通うコースによっても変わるため一概にはいえませんが、ほかの大手予備校と比較してみても、年間にかかる費用は安い方だと言えます。

四谷学院のコース別の学費・料金についてはこちらのページをご確認ください。

高校卒業生コースの学費・料金はこちら
高校3年生コースの学費・料金はこちら
高校2年生・1年生コースの学費・料金はこちら

四谷学院とほかの個別指導塾の違い


最後に、四谷学院とほかの予備校もしくは塾との違いを紹介します。

講師と受験コンサルタントによるダブルサポート

四谷学院には授業を担当する各科目の講師と、進路・学習サポートを担当する受験コンサルタントが在籍し、学習面の指導から進路相談、受験対策まできめ細やかにサポートします。

あえて合格実績を掲載しない

四谷学院の公式ホームページには、あえて合格実績として合格者数を掲載していません。

なぜなら、予備校の実績を示す数字としてふさわしくないと考えているからです。

各予備校が合格実績として発表している東大の合格者数を合計すると、実際の合格者数を上回ります。

これには、短期間の受講や予備校の併用、もしくは予備校の模試や無料体験授業を受けただけで、その予備校の生徒としてカウントしていることなどが関係しており、このような合格実績の示し方は問題だと指摘されています。

四谷学院では、合格者数の代わりに生徒本人による顔写真付きの合格体験記を掲載しているのでぜひご覧ください。
生徒本人のリアルな体験談を掲載することで、四谷学院の実績を判断してもらいたいと考えています。

ダブル教育システム

科目別能力別授業と55段階個別指導によるダブル教育は、四谷学院独自のシステムです。現時点の能力を細かくレベル分けしたうえで、最適なカリキュラムが組まれるため、受験までの限られた時間を有効に使えます。

また、四谷学院の授業に関して、生徒からは「目の前の学習に取り組んでいるうちに、いつの間にか成績が上がった」という声がよく聞かれます。志望校合格に向けてしっかりと頑張りたい人だけではなく「何から手をつけてよいかわからない」という人も、気軽にご相談ください。

まとめ

四谷学院の特徴は、科目別能力別授業と55段階個別指導のダブル教育にあります。

科目別能力別授業では、「科目ごとに」自分の学力に合わせたクラス授業を受けることができます。
これにより、苦手な科目・得意な科目それぞれのレベルに合わせた無理と無駄のない理解力アップにつながります。

また、55段階個別指導では過去の入試問題を徹底的に分析して作られた55テストを実施し、理解に穴がある部分について個別指導を行います。

四谷学院では、答えが合っているからOKという考え方はしておらず、基礎をしっかりと理解することが大切だと考えています。

生徒のレベルに合わせて最適なカリキュラムが組まれるため、基礎から受験勉強を始めたい人も、志望校がはっきりしている人も、それぞれに合わせた学習が可能です。

また、クラス授業は大人数がいるクラスで行うわけではないため質問がしやすく、アットホームな雰囲気のなかで学習に集中できる環境が整っています。

このほかに、受験コンサルタントによる個別の進路相談や志望校対策、進路指導ガイダンスなど、総合的なサポート体制も整っています。予備校選びで迷っている方は、ぜひ一度四谷学院にご相談ください。

失敗しない予備校選びは相談会・説明会参加が重要!

予備校選びは、合否に大きな影響を与えます。そのため、口コミやホームページの情報だけで選ぶのではなく、説明会に参加して実際の学習環境や雰囲気を確認しましょう。

説明会では、指導方針やサポートの質、講師の質などを自分の目で確認することが大切です。また、最初から1校に絞らず、複数の予備校を訪れて比較検討することをおすすめします。

大学受験予備校「説明会」の参加の仕方と確認ポイント

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