こんにちは!四谷学院の奥野です。
「YCU」という愛称で親しまれている横浜市立大学は、1882年創設の横浜商法学校を起源とし、1949年に新制大学として設立された歴史があります。
創設当時の横浜は日本における第一の貿易港であり、国際商業都市として栄えていました。その流れを汲み、横浜市立大学は英語教育に力を入れていることでも有名です。高い就職率や立地のよさなども影響し、人気が高い大学でもあります。
この記事では、横浜市立大学に合格するためにチェックしておきたい入試の特徴や難易度、倍率などをご紹介します。記事の後半では効率のよい勉強法についてもご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
※本記事に記載されている情報は2024年4月15日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。
目次
横浜市立大学の概要
横浜市立大学には、国際教養学部・国際商学部・理学部・データサイエンス学部・医学部の5学部があります。キャンパスは5つあり、すべて横浜市内に展開しています。
大学の理念は「横浜から世界へ羽ばたく」人材の育成です。おもに教育・研究・医療分野をリードし、地域社会に知的・医療資源を還元することを目指しています。
設立年:1928年
学生数:4,232名(2023年5月1日現在)
所在地:
- 金沢八景キャンパス
〒236-0027 横浜市金沢区瀬戸22-2 - 福浦キャンパス・附属病院
〒236-0004 横浜市金沢区福浦3-9 - 鶴見キャンパス
〒230-0045 横浜市鶴見区末広町1-7-29 - 舞岡キャンパス(木原生物学研究所)
〒244-0813 横浜市戸塚区舞岡町641-12 - みなとみらいサテライトキャンパス
〒220-8107 横浜市西区みなとみらい二丁目2番1号 横浜ランドマークタワー7階
公式ホームページ:YCU 横浜市立大学
Facebook:YokohamaCityUniv
X(旧Twitter):@YCU_koho
Instagram:yokohama_city_university
YouTubeチャンネル:横浜市立大学 | Yokohama City University
横浜市立大学の学部別偏差値と難易度(レベル)
Benesseの「マナビジョン」によると、横浜市立大学の偏差値は55~71、大学入学共通テストの得点率は68~88%となっています(2024年4月15日時点)。
各学部の偏差値は以下のとおりです。
学部 | 偏差値 |
国際教養学部 | 59~63 |
国際商学部 | 58~63 |
理学部 | 57~59 |
データサイエンス学部 | 60~61 |
医学部 | 55~71 |
参照:横浜市立大学/偏差値・入試難易度【2023年度入試・2022年進研模試情報最新】|マナビジョン|Benesseの大学受験・進学情報
横浜市立大学は医学部医学科の偏差値が70を超えることから、学部によっては難度が高いといえます。
また、競争率の高い学部もあるため、入試ではミスを抑えて確実に得点を積み上げる必要があるでしょう。
横浜市立大学と近い偏差値・難易度(レベル)の大学
H4:横浜市立大学と近い偏差値・難易度(レベル)の大学
ここでは、横浜市立大学と近い偏差値・難易度(レベル)の大学をいくつか紹介します。
■偏差値の近い大学「国際教養学部」
千葉大学 国際教養学部(偏差値64)
中京大学 国際学部(偏差値54~61)
東洋大学 国際学部(偏差値54~63)
■偏差値の近い大学「理学部」
埼玉大学 理学部(偏差値57~60)
広島大学 理学部(偏差値56~64)
学習院大学 理学部(偏差値57~60)
■偏差値の近い大学「データサイエンス学部」
滋賀大学 データサイエンス学部(偏差値55~59)
名古屋市立大学 データサイエンス学部(偏差値59)
中央大学 理工学部(ビジネスデータサイエンス学科)(偏差値61~63)
■偏差値の近い大学「医学部医学科」
神戸大学 医学部医学科(偏差値71)
岡山大学 医学部医学科(偏差値70)
昭和大学 医学部医学科(偏差値69)
横浜市立大学の入試の特徴
横浜市立大学のおもな入試は、ほかの国公立大学と同じく、大学入学共通テストと個別学力検査を合わせた「一般選抜」です。
一般選抜(前期日程・後期日程)
一般選抜には前期日程と後期日程があり、後期日程は理学部とデータサイエンス学部のみ実施されます。いずれも、大学入学共通テストと個別学力検査によって合否が判定されます。
また、国際教養学部・国際商学部・理学部の前期日程には、A方式とB方式があります。試験の概要は以下のとおりです。
- A方式:大学入学共通テスト 5(6)教科7(8)科目+個別学力検査
- B方式:大学入学共通テスト 3教科3(5)科目+個別学力検査
その他の学部・学科の試験概要は以下のとおりです。
- 理学部(後期日程):大学入学共通テスト 5教科7科目+個別学力検査
- データサイエンス学部:大学入学共通テスト 4(5)教科6(7)科目+個別学力検査
- 医学部(医学科):5教科7科目+個別学力検査
- 医学部(看護学科):5教科6(7)科目+個別学力検査
個別学力検査の科目や内容は、学部・学科・日程によって異なります。
例えば、国際教養学部・国際商学部の個別学力検査の内容は、外国語と小論文です。
また、理学部の前期日程では筆記試験が実施されますが、後期日程では面接のみです。
医学部(医学科)では筆記試験に加え、小論文と面接が課されます。
最新の募集要項については、大学公式ホームページの一般選抜をご確認ください。
特別選抜
横浜市立大学では、一般選抜のほかにも、特別選抜として以下のように多様な選抜方法が用意されています。
- 指定校制学校推薦型選抜
- 公募制学校推薦型選抜
- 特別公募制学校推薦型選抜
- 総合型選抜
- 海外帰国生特別選抜
- 国際バカロレア特別選抜
- 科学オリンピック特別選抜
- 外国人留学生特別選抜
- 社会人特別選抜
横浜市立大学の入試科目別の出題範囲とその対策
横浜市立大学の合格を目指すなら、入試問題の出題範囲や特徴を把握しておきましょう。以下に、一般選抜における個別学力検査の特徴や傾向をご紹介します。
英語の対策と勉強法
試験時間は90分(国際商学部は60分)、大問2~3つで構成されています。記述式の問題が多く、読解能力はもちろん、英作文能力も問われます。
教科書での基礎学習に加え、過去問演習などを繰り返し、英文を正確に読み取る力や論点を把握して日本語で説明する力をつけておきましょう。
また、普段から英字新聞や学術書などを読み、実際に使用されている英語に触れておくことをおすすめします。
数学の対策と勉強法
試験時間は120分、大問3~4つで構成されています。難易度は標準~やや難しいレベルです。
特徴的な問題が出されることもありますが、基礎的な問題が中心のため、教科書の章末問題や過去問演習を丁寧に行っておくとよいでしょう。
理科の対策と勉強法
理科の試験時間は2科目で180分です。科目ごとに詳細を見ていきましょう。
物理:大問3つで構成されており、おもに力学と電磁気学、波動、熱力学を中心に出題されます。
教科書を中心に基本的な知識を身につけておくのはもちろん、その意味や考え方を説明する力もつけておくとよいでしょう。
計算力も求められるので、問題集で重点的に対策しましょう。
化学:大問3つの構成で、例年、理論分野や有機化合物の構造決定の出題が多い傾向にあります。記述・論述問題が多いのが特徴で、難度はやや高めです。
教科書に記載されている基礎的な概念を十分に理解したうえで、自分の考えを的確に記述する練習をしておくとよいでしょう。
生物:大問3つで構成されており、難易度は標準~少し難しいレベルです。
論述形式の問題が多く出される傾向にあるため、ある程度解くスピードが求められます。
実験結果の考察など、応用力が求められる問題も出されています。
過去問演習で慣れておくことはもちろん、日頃から実験方法などに疑問を持ち、さまざまな視点を持っておきましょう。
小論文の対策と勉強法
試験時間は60分で、大問は1つです。文系学部の小論文では、課題文を読み、筆者の考えと自身の考えを論じます。
理系学部の小論文は、与えられたテーマに沿って1000字以内で自身の考えを論じる内容です。
小論文では、知識だけでなく問題意識なども問われます。日頃から時事問題や読書を通じて、柔軟な考え方と意見を育んでおきましょう。
なお、看護学科は小論文ではなく「論文」で、試験時間120分、大問2つの出題です。
2023年度試験では、医療や介護をテーマに対象理解、人権の尊重、倫理観、社会的課題、問題意識、表現力、論理的思考などを問う内容が出題されています。
横浜市立大学の入試の概要
ここからは、横浜市立大学の入試概要を解説します。
出願資格について
横浜市立大学では、一般選抜の出願資格を以下のように定めています。
YCU横浜市立大学 2024(令和6)年度 学生募集要項(PDF)
YCU横浜市立大学 2024(令和6)年度 学生募集要項 医学部医学科(PDF)
入試日と出願の受付期限
入試日と出願期間は選抜方法によって異なるため、ここでは2024年度の一般選抜についてご紹介します。
選抜方法等 | 出願期間 | 入試日 |
大学入学共通テスト | 2023年9月25(月)~10月5日(木)消印有効 | 2024年1月13日(土)、14日(日) |
一般選抜(前期日程) | インターネット登録期間: 2024年1月15日(月)~2月2日(金)15:00 出願書類提出期間: | 2024年2月25日(日)、26日(月) |
一般選抜(後期日程) | 2024年3月12日(火) |
参照:
YCU横浜市立大学 2024(令和6)年度 学生募集要項(PDF)
YCU横浜市立大学 2024(令和6)年度 学生募集要項 医学部医学科(PDF)
その他の選抜方法や最新の募集要項については、大学公式ホームページの入試情報をご確認ください。
入試科目や合格要件
続いて、横浜市立大学の試験科目や配点を見てみましょう。横浜市立大学の試験科目や配点は、学部や学科によって異なります。詳細は最新の募集要項でご確認ください。
ここでは、一般選抜の前期日程における試験科目について、一部学部・学科を抜粋してご紹介します。
その他の学部や選抜方法については、大学公式ホームページの入試情報をご確認ください。
なお、以下のデータは2024年4月15日現在のものです。
【国際教養学部】の教科・科目・配点
<大学入学共通テストの教科・科目・配点>
・A方式 5(6)教科7(8)科目
教科 | 科目 | 科目数 | 配点 |
国語 | 「国語」(古文・漢文含む) | 1 | 200 |
地歴 公民 | 「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」「現代社会」「倫理」「政治・経済」「倫理,政治・経済」 | 2 ※同一名称を含む科目の組み合わせで2科目を選択解答することはできない | 200(100×2科目) |
数学 | 「数学Ⅰ・数学A」 | 1 | 200(100×2科目) |
「数学Ⅱ・数学B」「簿記・会計」「情報関係基礎」 | 1 ※「簿記・会計」「情報関係基礎」は、指定された者のみ選択できる | ||
理科 | 「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」「物理」「化学」「生物」「地学」 | 1(2) ※「基礎を付した科目」から2科目選択または「基礎を付していない科目」から1科目選択 | 100 (50×2科目)または100×1科目) |
外国語 | 「英語」(リスニングを含む) | 1 | 300 |
合計 | 1,000 |
・理科で「基礎を付していない科目」を2科目受験した場合は第1解答科目の成績を採用
・理科で「基礎を付した科目」2科目に加え「基礎を付していない科目」1科目の合計3科目を受験した場合は、「基礎を付した科目」2科目の合計点と「基礎を付していない科目」1科目の得点のうち高得点の成績を採用
(注)大学入学共通テスト配点換算方法
外国語(英語):[リーディング(100点満点)×2.4倍]+[リスニング(100点満点)×0.6倍]=300点
・B方式 3教科3科目
教科 | 科目 | 科目数 | 配点 |
国語 | 「国語」(古文・漢文含む) | 2 | (200) |
地歴 公民 | 「世界史B」「日本史B」「地理B」「倫理,政治・経済」から1科目 | (200) | |
数学 | 「数学Ⅰ・数学A」「数学Ⅱ・数学B」「簿記・会計」「情報関係基礎」から1科目 ※「簿記・会計」「情報関係基礎」は、指定された者のみ選択できる | (200) | |
外国語 | 「英語」(リスニングを含む) | 1 | 300 |
合計 | 700 |
・外国語に加えて、国語、地歴・公民、数学のうち2教科を受験する
・国語、地歴・公民、数学の3教科を受験した場合は、高得点の2教科の成績を採用
・数学で2科目を受験した場合は、高得点の1科目の成績を採用の対象とする
・地歴・公民で2科目を受験した場合は、第1解答科目の成績を採用の対象とする
(注)大学入学共通テスト配点換算方法
地歴・公民:100点満点×2倍=200点
数学:100点満点×2倍=200点
外国語(英語):[リーディング(100点満点)×2.4倍]+[リスニング(100点満点)×0.6倍]=300点
<個別学力検査の教科・科目・配点(A方式・B方式共通)>
教科 | 科目・内容 | 配点 |
外国語 | 「コミュニケーション英語Ⅰ・コミュニケーション英語Ⅱ・コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ」 | 300 |
小論文 | 人文科学・社会科学分野に関する課題を提示し、問題意識、理解力、表現力、論理的思考力などを総合的に評価する | 200 |
合計 | 500 |
【医学部医学科】の教科・科目・配点
<大学入学共通テストの教科・科目・配点>
5教科7科目
教科 | 科目 | 科目数 | 配点 |
国語 | 「国語」(古文・漢文含む) | 1 | 200 |
地歴 公民 | 「世界史B」「日本史B」「地理B」「現代社会」「倫理」「政治・経済」「倫理,政治・経済」 | 1 ※地歴・公民で2科目受験した場合は第1解答科目の成績を採用。なお、同一名称を含む科目の組み合わせで2科目を選択解答することはできない | 100 |
数学 | 「数学Ⅰ・数学A」と「数学Ⅱ・数学B」 | 2 | 200(100×2科目) |
理科 | 「物理」「化学」「生物」 | 2 | 200(100×2科目) |
外国語 | 「英語」(リスニングを含む) | 1 | 300 |
合計 | 1,000 |
(注)大学入学共通テスト配点換算方法
外国語(英語):[リーディング(100点満点)×2.4倍]+[リスニング(100点満点)×0.6倍]=300点
<個別学力検査の教科・科目・配点>
教科 | 科目・内容 | 配点 |
数学 | 「数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学B」 | 400 |
理科 | 「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」から2科目選択 | 600(300×2科目) |
外国語 | 「コミュニケーション英語Ⅰ・コミュニケーション英語Ⅱ・コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ」 | 400 |
小論文 | 与えられたテーマについて1,000字程度で論述。論理的思考力や記述力などを評価 | – |
面接 | 医学を志す動機、医学・医療に対する適性、意欲、社会的適応力などを総合的に評価 | – |
合計 | 1,400 |
出願者数や合格者数のデータ
横浜市立大学の出願者数や合格者数は、以下のとおりです。なお、ここでご紹介するのは、2024年度の一般選抜(前期日程)におけるデータです。
学部 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 | |
国際教養学部 | 408 | 322 | 192 | 1.7 | |
国際商学部 | 799 | 713 | 233 | 3.1 | |
理学部 | 410 | 354 | 73 | 4.8 | |
データサイエンス学部 | 120 | 104 | 50 | 2.1 | |
医学部 | 医学科 | 250 | 198 | 78 | 2.5 |
看護学科 | 149 | 135 | 58 | 2.3 |
横浜市立大学の受験料と学費目安
横浜市立大学の入学検定料は22,000円、入学金は282,000円です。初年度のみ施設設備費50,000円(医学部医学科は200,000円)が必要です。
ただし、横浜市内在住者(入学の日の1年以上前から引き続き、本人またはその扶養義務者が横浜市内に住民票上の住所を有する場合)は、入学金と施設設備費が割引になります。そのほか、諸会費などがかかります。
年間の授業料は557,400円(医学部医学科のみ573,000円)です。
横浜市立大学卒業後の進路
横浜市立大学の卒業生の進路は、学部や学科により異なります。
大学公式ホームページで公開されている2023年3月卒業生のデータによると、以下のようになっています。
- 国際教養学部 就職率97.5%(公務員・教員・特殊法人・情報通信業・マスコミなど)
- 国際商学部 就職率99.5%(情報通信業・マスコミ、広告・コンサルティング・専門サービス業など)
- 理学部 就職率100%(情報通信業・マスコミ・製造業など)
- データサイエンス学部 就職率100%(情報通信業・マスコミ・広告・コンサルティング・専門サービス業など)
卒業後の進路について詳しく知りたい場合は、大学公式ホームページの卒業後の進路データをご確認ください。
横浜市立大学が気になった人はオープンキャンパスや入試説明会へ
横浜市立大学への進学を検討している方は、オープンキャンパスや入試説明会に参加しましょう。
2024年は、オンラインや対面でのオープンキャンパスや、説明会の開催が予定されています。入試に関する説明を受けられるほか、在学生による相談会や模擬講義なども実施されるため、大学の雰囲気を肌で感じられる貴重な機会です。
オープンキャンパスや説明会に関する情報は、大学公式ホームページのイベント情報をチェックしてみてください。
横浜市立大学に合格するための勉強方法
ここからは、横浜市立大学に合格するための勉強方法をご紹介します。
横浜市立大学に入るにはどのような対策をすればいい?
横浜市立大学の入試問題は、標準~少し難しめの問題で構成されています。
基礎知識を応用する力が重要になるため、問題集や過去問などで演習を行い、実践力をつけておきましょう。
また、記述式の問題や小論文などの「書く力」が重要視される傾向にあります。
予備校の講師や学校の先生に文章を添削してもらい、自分の伝えたいことをわかりやすく簡潔に伝える練習をしましょう。
受験期の過ごし方と勉強のコツ
受験期を効率よく過ごすためには、無計画に勉強を進めないよう、長期的なスケジュールを立てて取り組むことが重要です。以下に、年間を通しての勉強のコツをご紹介します。
- 春(4~5月):春は基礎を徹底して身につける期間です。暗記ものに早めに着手するほか、教科書を中心に丁寧に学習し、基礎をしっかり固めておきましょう。
- 夏(6~8月):受験期で最も重要な期間です。夏休みで約1ヵ月集中して学習に取り組めるこの期間中に、苦手分野を克服しましょう。「週に問題集を○ページ進める」など短いスパンの目標を立てることが、夏を乗り切るコツです。
- 秋(9~11月):大学入学共通テスト対策を始めましょう。過去問演習に取り組み、間違えた問題があれば「なぜ間違えたのか」「次はどうするか」などを丁寧に振り返ることが大切です。
- 冬(12月~):冬は個別学力検査対策に集中する期間です。横浜市立大学では特徴的な問題も出されるので、過去問で慣れておく必要があります。頻出問題を押さえ、難易度の高い問題でも得点できるように演習を繰り返し行いましょう。
横浜市立大学を目指すなら予備校を使って入試対策をしよう
受験勉強は独学でも可能ですが、強い意思と情報収集力が必要です。とはいえ「自分は予備校に通っているから」と安心するのは要注意です。
特に多くの予備校が採用している志望校別の集団授業では、「講師の話を聞くだけ」という一方通行に陥りやすい傾向があります。
大人数による集団授業の場合、授業の内容を理解できないまま「わかったつもり」になってしまい、知識が身についていないケースも多々あります。
志望校の合格を目指すのであれば、主体的に学習に取り組む姿勢が重要です。
四谷学院のカリキュラムのご案内
多くの予備校で陥りがちな「授業の一方通行」を打破するために有効なのが、四谷学院の「ダブル教育」です。
知識を身につけ、実践する力を養うことができ、効率よく成績の向上が目指せます。
以下で、ダブル教育の2つの柱を詳しく見ていきましょう。
科目別能力別授業
一般的な予備校の集団授業では、志望校や学力に応じてクラス分けを行います。そのため、苦手科目では授業内容を「理解できない」という状況に陥り、一方で得意科目は簡単すぎて授業が物足りなくなりがちです。
その点、四谷学院の科目別能力別授業では、科目と能力の2つでクラス分けを行います。どの科目も自分に合ったレベルの授業が受けられるため理解が深まり、効率よく成績向上が目指せます。
55段階個別指導
科目別能力別授業で理解力を深めたら、55段階個別指導で、入試に必要な解答力を身につけます。
55段階個別指導では、受験に必要な知識・テクニックを、テスト形式で段階を追って学習します。
理解に穴がある部分や考え方が不完全な部分などを、プロの講師がマンツーマンで指導するため、解答力が徹底的に鍛えられます。
1つの級をクリアするごとに達成感が味わえるため、自然と学習意欲が引き出され、学力を飛躍的に伸ばすことが可能です。
横浜市立大学に合格するには丁寧に解く力が重要!
【横浜市立大の入試概要】
- 大学入学共通テストと個別学力検査の成績によって合否判定
- 一般選抜は、学部によってA方式とB方式から選べる
- 難易度は標準~やや高め
【横浜市立大の入試データまとめ】
- 一般選抜(前期日程)における倍率は1.7~4.8倍
- 学部や学科によって大きな差がある
【勉強方法まとめ】
- 小論文や記述式の問題など、書く力が重視される傾向にあるので、日頃から文章を書くこと、考えを簡潔にまとめることに慣れておくのがおすすめ
- スピードが求められる科目があるため、制限時間を設けて過去問演習に取り組み、時間配分の練習をしておく
横浜市立大学に合格するためには、知識の応用力が重要です。四谷学院の「ダブル教育」で、効率よく知識を定着させ、知識を活用して解答できる力を身につけましょう。
勉強法次第で、学習効率は大きく変わります。成績に伸び悩んでいる方は、ぜひ四谷学院の授業を体験してみてください。
※本記事でご紹介した情報は2024年4月15日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。
失敗しない予備校選びは説明会参加が重要!
予備校選びは合否に直結するといっても過言ではありません。インターネットで口コミを調べたりパンフレットを見たりするだけでは、得られる情報に限界があります。
自分に合った予備校を選ぶには、説明会に参加して、ご自身の目で確かめるのが一番です。
予備校の説明会について疑問や不安がある方のために、以下の記事では予備校の説明会について詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。