こんにちは、受験コンサルタントの田中です。
がんばっているように見えるのに成績が上がらない生徒さんは一定数います。やる気もあるし、勉強もしている。それなのに、思うように成績は上がらないのには必ず理由があります。
成績が延びずに悩んでいる高校生・高卒生のあなたへ、先輩からのアドバイスとともに学習の見直しポイントを解説します。
勉強量は足りてる、では質は?
受験生の中には「昨日は12時間勉強した!」とか、「3時間しか寝ていないから眠い!」等、勉強時間の多さをアピールする人もいますよね。でもそれって、本当に成績につながっていますか?やみくもに勉強量だけ重ねても成績は上がりません。
勉強することで不安の解消になることはあっても、しょせんは自己満足。「あんなに勉強したのになぜ模試でE判定なの!?」とがっかりしてしまうことも。
勉強量は気になるところですが「量より質だ」という考え方もあります。しかし、受験においては、「勉強の量も質も、両方必要」ということです。勉強の質を高めつつ、一定の量をこなすことで、受験に太刀打ちできるようになります。
要領よく勉強をしよう!
必要な勉強量については、こちらの記事でも取り上げました。おおよその目安になるかと思います。
では、「勉強の質」についてはどうか?限られた時間で要領よく勉強するには、いくつかのポイントがあります。
「集中すること」「正しい勉強方法」「受験戦略」
(1)集中すること
ダラダラと机に向かっている1時間と、ぎゅっと集中して問題を解いている10分間で比べると、質が高い勉強ができているのは「10分間」の方です。この10分間を連続して1時間できれば、試験本番でも集中力を保って臨むことができます。
自分が集中できていないな、という自覚がある場合には、10分の集中勉強から始めてみましょう。
集中力についてはこちらの記事でも解説していますので、「集中」が自分の課題だと感じた方は参照してみてくださいね。
→勉強に集中できない原因&集中力を高める方法8選
正しい勉強方法でやる
正しい勉強方法は色々あるかと思いますが、最も大切なのは「ムダをなくす」ということです。勉強には、こんなにたくさんムダが潜んでいるんです。
・予習しないで授業を受けるムダ
・授業や模試の後に復習をしないムダ
・基礎がないのに応用問題に取り組むムダ
・分からないものを一人で考えるムダ
・疑問を放置するムダ
現役生は浪人生に比べて圧倒的に勉強時間が足りません。それを補うための方法が「正しい勉強法を身につける」ということ。現役時代に正しい勉強法ができなかった浪人生は、時間の量と質の両方を味方につけて、志望校合格を目指しましょう。
正しい勉強法についてはこちらの記事も参考にしてください。志望校に合格した先輩からのアドバイスもたくさん掲載されています。
難関大に合格した先輩たちのオススメの勉強法
受験戦略を立てる
「たくさん勉強時間を積み重ねればいい」
「一生懸命やればいい」
…残念ですが、大学受験は、そんなに甘くありません。
まず1つには、いわゆる学力テストである一般選抜で受験するか、指定校推薦(指定校制)、総合型選抜(SO入試)で合格を目指すのかなど、どの入試制度を利用するかによって、受験対策の仕方や方針が変わってきます。
一般選抜にすると決まったとしても、何科目で入試を受けるのか、共通テスト利用入試は受けるのか。
試験の種類も、共通テスト、私立大の一般選抜、国公立大学の二次試験、それぞれに出題傾向がありますから、対策も変わってきます。
出題形式は、マークシート式なのか、記述式なのか。記述の場合20文字なのか200文字なのか…など。過去問対策は必須ですが、取り組むべきタイミングも重要でしょう。考えるべきことは山ほどあります。
こうした受験対策のための情報は膨大なので、志望校だけ決めて、さあ集めよう!としてもどこから着手していいかわからず、しかも、あいまいな情報も多くあります。情報集めばかりにばかり時間を使ってしまうと勉強時間が足りなくなってしまうし、本当に頭の痛い問題です。こうした受験情報をきちんと把握して戦略を練っていかないと、せっかく学力は十分なのに志望校には不合格…最悪の事態もありえるのです。
プロの力を借りる
情報戦略については、プロの力を借りることをお勧めします。試験当日は、生徒本人が頑張るしかありません。そのための日々の勉強は一人で進めていきます。しかし、情報集めであれば、本人以外がやれるのです。高校の進路担当の先生や塾や予備校の受験コンサルタントの力を借りて、チームで受験に対抗していきましょう。
四谷学院の入学説明会・個別相談会では、あなたが第一志望に合格するための戦略をその場で伝授しています。
気になることは遠慮なく質問してください。「思うように成績が伸びない」「志望校が決まらない」「合格できるか不安だ」などなど、今困っていることを聞かせてください。何をどう勉強すべきか、分かりやすくお伝えします!