受験で失敗しないために!本番に弱い人の傾向と対策

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大学受験前には、だれでも気弱になってしまうものです。特に「本番に弱い」という自覚がある人は、試験を間近に控えて大きな不安を抱えているのではないでしょうか。

実は、本番に弱い人には「ある傾向」があります。しかし、傾向がわかれば対策を講じることもできるはずです。いったいどうすれば本番に強くなれるのでしょうか。

今回は、本番に弱い受験生のために、前向きな気持ちで試験を乗り切るための「秘訣」を伝授します。

本番に弱い人の傾向


最初に、本番に弱い人の傾向を知っておきましょう。

真面目すぎる

本番に弱い人は、自分のミスを許せない完璧主義な人が多いといわれています。

受験生であれば、完璧を求めすぎて解けない問題に時間をかけてしまうタイプでしょう。結果として時間が足りなくなり、解ける問題を取りこぼすのもこのタイプかもしれません。

また、完璧主義の人は、解けない問題が出てきたときに自分を責めすぎてしまうこともあるようです。試験の最中にこのような状態になると、平常心を失って実力を発揮できなくなるため、結果を出すのが難しくなります。

過去の失敗を引きずっている

過去の失敗を引きずるのも、本番に弱い人の特徴といえるでしょう。

本番の入試が近づいているのに、過去の模試の結果や共通テストでのミス、他大学の入試での失敗などが頭をよぎり、合格できないときのことばかり考えてしまうのです。

失敗に対する恐怖が過剰になると、受かる確率がよほど高くない限り「受験したくない」と考えるようになり、最悪の場合、受験自体をやめてしまうことになりかねません。

目標点が高すぎる

目標点が高すぎるのも、本番に弱い人にありがちなことです。

もちろん、目標点を高くするのは悪いことではありません。しかし、目標点を高くし過ぎるとプレッシャーが大きくなるため、本来取れるべき点数すら取れなくなってしまいます。

自己評価が低すぎる

本番に弱い人は、自己評価が低い傾向もあります。

「自己評価が低い人」とは、すなわち「自分に厳しい人」です。ほんの小さなミスでも自分を厳しく責めてしまうため、自信を持つことができません。そして、自信がないためにミスを引きずることになり、不安を抱えたまま本番の入試を受けることになります。

本番に強くなる方法


それでは、本番に強くなって志望校に合格するためには、どのようなことを心がければよいのでしょうか。ここからは、本番に強くなる4つの方法を見ていきましょう。

少しルーズになる

真面目すぎる人や完璧主義の人は、少しルーズになりましょう。

完璧を求めすぎると、小さなミスが気になってネガティブな気持ちになったり、得点できる問題を取りこぼしたりすることがあります。また、少しルーズなほうが、想定外の問題が出題されたときでも柔軟に対応できるでしょう。

すべての問題を完璧に解かなくても、合格には手が届きます。「できる限りのことをやればいい」くらいの気持ちで試験に臨みましょう。

失敗や心配を、自分を励ます言葉に言い換える

失敗に対する恐怖や心配がある場合は、それを自分自身に対する励ましの言葉に言い換えて緊張や不安をやわらげましょう。

例えば「この問題、すごく難しい」と感じたら、「自分だけじゃない。ほかの人も難しいと思っている」と言い換えるだけで気持ちが楽になってきます。

「すごく緊張する……」という場合は、「本番だから緊張するのが当たり前。緊張しないほうがおかしい」と開き直ってしまいましょう。

「模試の判定が悪かったけれど、大丈夫かなぁ」などの不安がある場合は、「あの頃の自分と今の自分は違う」と自分を励ましてください。

このように、ネガティブな気持ちに対する解釈をほんの少し変えるだけで、かなり気持ちが落ち着いてくるはずです。

高得点を求めない

高得点を求めること・目標点を高く設定することもやめましょう。

大学入試では、多少のミスがあっても合格最低点を上回る点数を取れば合格できます。たとえ解けない問題があっても、ほかでフォローすれば大丈夫です。

目標点を高くしても、合格最低点は変わりません。少しハードルを下げて、自分自身を追い詰め過ぎないようにしましょう。

前向きな言葉をつぶやく

気持ちを上向かせるために、前向きな言葉をつぶやいてみましょう。

難しいことを考える必要はありません。「大丈夫」「がんばれる」「調子いい」などポジティブな言葉を繰り返しつぶやくだけで、だんだんやる気が高まってきます。

ただし、否定形の言葉はできるだけ避けなければなりません。例えば「落ちない」とつぶやいてしまうと、逆に落ちたときのことを想像してしまいがちなので、「受かる!大丈夫!」などの肯定的な言葉を使うようにしましょう。

本番はみんな弱気になるもの!前向きな気持ちで受験を乗り切ろう!

今回は、本番に弱い人の傾向と対策を紹介しました。しかし実際のところ、本番で弱気にならない受験生はほとんどいません。みんな、程度の差はあれ緊張するものです。ならば、前向きな気持ちで試験に臨む人のほうが合格しやすくなるはずです。

試験開始直前、あるいは試験中に弱気になってしまったら、今回紹介した方法を試してみてください。弱気を振り払ったら、あとは本番の数時間を乗り切るだけです。

大学受験で失敗しないためには、ネガティブな気持ちに振り回されないようにすることも必要となってきます。メンタル面をうまくコントロールして、納得のいく結果を手にしましょう。

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