こんにちは、四谷学院の地理担当、本田です。
今日は早稲田大学教育学部の地理について紹介していきます。私立大学最難関の早稲田大学では、地理も非常に難しい問題が出題されますが、早大入試の地理の特徴を踏まえることで、しっかりと対策ができるようになります。
目次
早稲田大学教育学部 地理の出題分野
世界地誌の対策が必須です。近年は系統地理を含む全範囲から出題されるようになっていますが、世界地誌中心という構図は変わっていません。日本地誌、地形図の出題は基本的にないため、併願先の大学でも出題されないようであればここの対策は削っても問題ないでしょう。
早稲田大学教育学部 地理の合格ライン
合格ラインが6割くらいですので、地理も6~7割を目指すことが現実的です。1~2割くらいはきわめて難易度が高い問題で、他の受験生も取れないので気にしなくてよい問題です。一部の難問に惑わされず、基本から標準問題を確実に得点することが重要です。このレベルでは取りこぼしが致命的となるため、まずは基本事項の徹底をしましょう。
地名に関しては全て覚える
リード文での地名は空欄となっている場合が多く、地名を選ばせる・書かせる問題が必ず出ます。教科書や資料集に載っている地名は全て覚えましょう。当然名称を覚えるだけでなく、どういう山脈なのか、どういう都市なのかという特徴もおさえましょう。
また、場所を把握することも必要です。知らない地名が出てきたら、その都度地図帳で位置を確認しましょう。近年は問題に地図が使用されることはほとんどなくなっているため、頭の中でどれだけ正確に位置を把握できているかが重要です。場所を覚える際に経線・緯線も確認し、地理的認識の精度を高めましょう。
統計は基本知識
統計問題も出題されますが、そのほとんどが基本問題といえます。共通テストレベルの統計知識で対応できるので、基本事項の確認を徹底しましょう。
まれに難問が出題されますが、その場合も時間をかけて考えれば解けるはずです。ただし、統計問題に時間をかけすぎて、取るべき問題で失点しないよう、時間配分には気を付けましょう。
歴史・時事に関する知識で差がつく
差がつく問題として、世界史で重要な地名や用語、時事問題が出題されることがあります。どこまで把握すればよいかが難しいですが、最低限『データブック オブ・ザ・ワールド』に載っている地勢・略史・現況・経済に関しては確認しておきましょう。また、普段から新聞を読み、特に国際情勢に関しては掘り下げることも重要です。現在起こっている世界的な問題に関心があるかが聞かれるので、環境問題・災害・民族問題の分野の徹底も必要です。世界遺産の知識が聞かれることがあるので、世界遺産を調べてみて、聞いたことがあるものだけでも位置と概要を調べておくことも有効です。
まとめ:早稲田大学教育学部 地理の入試対策
繰り返しになりますが、最難関だからといって難しい知識ばかり覚えようという意識ではなく、「解ける問題を確実に解く」ことが合格への近道です。全て解けるようにではなく、しっかりと合格点を取る、という姿勢で対策をしていきましょう。
早稲田入試 各科目の勉強法も紹介
早稲田大学の入試は、問題数が多く試験時間が長い傾向にあり、しかも学部によって入試内容も異なります。早稲田合格のためには出題傾向をしっかり分析して効率よく対策をしていく必要があります。
早稲田大学の地理以外にも科目ごと、学部ごとの入試対策について、詳しい記事がありますので、ぜひご覧ください。
四谷学院では、早稲田大学教育学部の地理対策もばっちり!
「冬期講習 地理総まとめゼミ」:私大でよく聞かれる地名や用語、時事問題の確認ができます。
「冬期講習 地理図表・統計ゼミ」:私大で出題される統計問題の解き方・コツを伝えます。
さらに、「55段階チェック集」では、覚えた知識を使えるかどうか、大量の演習で確認していきます。
早稲田大学教育学部の合格に向けて効率的に対策ができます。志望校である早稲田大学教育学部の特徴をおさえて、効率的に勉強をしていきましょう。