東京女子大学の偏差値や難易度、入試科目別の受験対策とおすすめの勉強法を解説

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こんにちは!四谷学院の奥野です。

東京女子大学は、東京都杉並区に本部を構える、私立の女子大学で、私立女子大御三家の1つです。

キリスト教の精神に基づくリベラルアーツ教育に取り組み、専門性と幅広い教養、課題解決能力を備えた人材を育成しています。

この記事では、東京女子大学に合格するために確認しておきたい入試の特徴や、難易度などをご紹介します。

合格に向けた効率的な勉強方法も解説しているので、東京女子大学の受験を考えている方、勉強しているのに成績が伸び悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

※本記事に記載されている情報は2024年7月29日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。

 

東京女子大学の概要

東京女子大学は、キリスト教を教育の根本方針として「女性に高度の教養を授け、専門の学術を教授研究し、真理と平和を愛し人類の福祉に貢献する人物を養成する」ことを理念・目的として掲げているミッション・スクールです。

北米プロテスタント6教派の援助のもと、新渡戸稲造を初代学長に迎え、1918年に創立されました。2018年には創立100周年を迎えています。

東京女子大学では「人間としていかに生きるか」に挑戦する知性を養うため、リベラルアーツ教育を主軸に据えていることが特徴です。

リベラルアーツ教育とは、幅広い分野を横断して教養を身につけながら、現代社会のさまざまな問題に向き合う人間力や自信、実行力を培う教育方法です。

東京女子大学では、文理合わせて幅広い学問領域を学べる環境と、演習形式の少人数授業で、自ら学び考える力を養います。

学部は現代教養学部のみで、初年次から学科・専攻に所属しますが、専攻以外の領域も広く学べるカリキュラムが組まれています。

2025年度からは6学科に再編されることで、さらに充実した環境で学びを深められるでしょう。

東京女子大学のアドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)は、学科ごとに定められています。例えば、国際英語学科のアドミッション・ポリシーは以下のとおりです。

国際英語学科 アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)
本学科は、ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)及びカリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)に定める教育を受けるために高等学校の教育課程の内容を幅広く修得し、次に掲げる知識・技能、能力、目的意識・意欲を備えた女性を求めます。

  1. 英語の基礎的運用能力と自分の考えを英語で表現する力を身につけている。
  2. 日本語の的確な理解力や表現力を身につけている。
  3. 歴史や現代社会についての基礎的な知識や数学的な思考力を身につけている。
  4. 知識や情報をもとにして、筋道を立てて考え、その結果を説明することができる。
  5. 国際的共通語としての英語とその言語文化の広がりに興味を持ち、英語の実践的かつ高度な運用能力を活かして世界に向けて発信し、社会に貢献したいという意欲がある。

引用:東京女子大学 教育方針 | 現代教養学部 | 東京女子大学

ほかの学科のアドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)については、大学公式ホームページの教育方針をご確認ください。

大学名:東京女子大学
設立年:1918年
学生数:3,845名(2024年5月1日時点)
所在地:
〒167-8585
東京都杉並区善福寺2-6-1

公式ホームページ:東京女子大学
X(旧Twitter):@twcuPR
Instagram:twcu_pr
YouTubeチャンネル:東京女子大学|Tokyo Woman’s Christian University

 

東京女子大学の学部別偏差値と難易度(レベル)

Benesseの「マナビジョン」によると、東京女子大学(現代教養学部)の偏差値は53~67です。大学入学共通テストの得点率は62~75%となっています(2024年7月29日現在)。

参照:東京女子大学/偏差値・入試難易度【2024年度入試・2023年進研模試情報最新】|マナビジョン|Benesseの大学受験・進学情報

これらの数値を見ると、東京女子大学の難易度は、標準からやや難レベルといえるでしょう。合格を勝ち取るには、着実に実力を伸ばしていく必要があります。

 

東京女子大学と近い偏差値・難易度(レベル)の大学

ここでは、東京女子大学と近い偏差値・難易度(レベル)の大学をいくつかご紹介します。

■偏差値の近い大学「現代教養学部(国際社会学科)」
日本女子大学 国際文化学部(偏差値60~67)
成城大学 経済学部(偏差値61~66)
明治学院大学 国際学部(偏差値63~65)

 

東京女子大学の入試の特徴

東京女子大学は、さまざまな入試方式を用意しています。

大きく分けると、「一般選抜」と「総合型選抜・学校推薦型選抜・その他選抜」で、一般選抜だけでも「型」が6種類あります。

受験を考える場合は、選抜内容や教科・科目を十分に確認してください。

ここでは入試方式の一部をご紹介します。

 

一般選抜

一般選抜には、以下の6つの型があります。異なる入試方式および一部の方式を除いて同一入試方式内でも併願が可能で、最大6回の受験機会があります。

【個別学力試験型】
大学独自の個別学力試験(3教科)を受験する方式です。

出題形式は全教科記述式で、英語と国語のみマークシートが併用されます(情報数理科学科の英語はマークシートのみ)。異なる試験日であれば併願が可能です。

【英語外部検定試験利用型】
英語の個別学力試験の代わりに、出願条件を満たす英語外部検定試験のスコアを提出し、個別学力試験型と同じ試験問題を2教科受験する方式です。

人文学科(英語圏文化専攻)および国際社会学科のみ、英語外部検定試験のスコアを大学独自の基準に換算し、合否判定を行います。

同一試験日の異なる学科・専攻(情報数理科学科を除き最大4つまで)の併願、および試験日の異なる学科・専攻の併願、個別学力試験型との併願が可能です。

個別学力試験型と併願する場合には、外国語の受験が必要になります(英語外部検定試験利用型の合否判定に、外国語の得点は使用されません)。

【大学入学共通テスト3教科型】
大学入学共通テストのうち、3教科で合否判定を行う方式です。
大学独自の個別学力試験はありません。
指定教科・科目を受験していれば、最大9つの学科・専攻に出願できます。大学入学共通テスト5科目型との併願も可能です。

【大学入学共通テスト5科目型】
大学入学共通テストのうち、5科目で合否判定を行う方式です。
大学独自の個別学力試験はありません。

指定教科・科目を満たしていれば、最大9つの学科・専攻の併願、および大学入学共通テスト3教科型との併願ができます。

なお、大学入学共通テスト5科目型は全学科全専攻で「国語」「外国語(英語)」「数学※」の受験が必須です。

また、大学入学共通テスト3教科型と異なり、大学入学共通テスト受験後の出願が可能です。そのため、国公立大学との併願もしやすいでしょう。

※学科によって利用科目が異なります。詳しくは東京女子大学の試験概要をご確認ください。

【Global Citizenship Program Link型】
1年間の英語圏への留学を必修とする「Global Citizenship Program」の履修を希望する方向けの方式です。

出願条件として、2023年2月以降に受験した以下の英語外部検定試験の基準を満たしている必要があります。

実用英語技能検定(英検)[2級以上]※12124点以上
TEAP(RL,W,S)※2267点以上
TEAP CBT※2510点以上

※1 各級の合格・不合格ではなく、CSE2.0 のスコアが基準となります。従来型・S-CBT・S-Interview いずれも対象とします。
※2 同一試験日のスコアのみ有効とします(複数日のスコアの合算は不可とします)。

大学入学共通テスト(3教科)と英語スピーキングテスト(BCT-S)、小論文、面接(※情報数理科学科のみ)で合否判定を行います。
1学科(専攻)のみの出願で、型内での併願はできません。

【3月期】
大学入学共通テストと大学独自の個別試験で、合否を判定する方式です。1学科(専攻)のみ出願可能で、3月期内での併願はできません。

 

総合型選抜(知のかけはし入学試験)

「知のかけはし入学試験」は、意欲や個性、学力、資質を総合的に評価する入試方式です。出願書類、英語資格・検定試験の成績、講義の要旨、小論文、グループディスカッション、面接、基礎学力検査(情報数理科学科のみ)で合否を判定します。

ほかの入試方式については、大学公式ホームページの学部入試情報でご確認ください。

 

東京女子大学の入試科目別の出題範囲とその対策

東京女子大学の試験問題は、ほかの大学では見られない独自の問題が多いといわれています。そのため、入試対策として試験問題の特徴や傾向をつかんでおくことが大切です。

ここでは、一般選抜(個別学力試験型)の試験問題の特徴を、科目を絞ってご紹介します。

 

国語の対策と勉強法

試験時間は90分で大問は3問、記述式とマークシートの併用です。大問3問のうち2問は現代文、1問は古文となっています。

現代文では、長文を正確に読解する能力や言語の運用能力が、古文では基礎知識や心情を読み取る力、表現力などが問われます。

空所補充問題では記述解答が求められる部分もあるため、的確な表現ができるよう演習を重ねるとよいでしょう。

 

英語の対策と勉強法

英語の試験時間は90分で、大問は5問、記述式とマークシートの併用です。問題文はすべて英語で、長文読解や空所補充問題、英作文などが出されます。

読解問題の内容や使われている単語などは標準レベルといわれていますが、量がやや多めで、特徴的な問題が混在している場合もあります。

しっかりと語彙力をつけて日頃から演習問題を多く解き、正確に解答する力をつけておきましょう。普段から英語に触れておくことも大切です。

 

東京女子大学入試の概要


ここからは、東京女子大学の入試の概要を解説します。

 

出願資格について

東京女子大学の出願資格は、入試方式ごとに定められています。一般選抜での出願資格は、以下のとおりです。

一般選抜 出願資格
下記のいずれかに該当する女子とします。

  1. 高等学校もしくは中等教育学校を卒業した者および入学年の3月卒業見込みの者
  2. 通常の課程による12年の学校教育を修了した者および入学年の3月修了見込みの者
  3. 学校教育法施行規則第150条の規定により高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者および入学年の3月31日までにこれに該当する見込みの者

参照:東京女子大学 2024年度 一般選抜 入学試験要項

なお、上記の3に該当する場合や、一般選抜以外の入試方式については、最新の入学試験要項をご確認ください。

 

出願の受付期限

入試日と出願期間は入試方式によって異なるため、ここでは2025年度における一般選抜の日程をご紹介します。

入試方式出願期間入試日
個別学力試験型・英語外部検定試験利用型人文学科 英語圏文化専攻・歴史文化専攻、経済経営学科、心理学科Web出願登録期間:2025年1月3日(金)~1月19日(日)(23:00まで)

 

必要書類提出期限:2025年1月19日(日)(消印有効)※

2025年2月3日(月)
人文学科 哲学専攻・日本文学文化専攻、国際社会学科、社会コミュニケーション学科、情報数理科学科2025年2月4日(火)
大学入学共通テスト3教科型Web出願登録期間:2025年1月3日(金)~1月17日(金)(23:00まで)

 

必要書類提出期限:2025年1月17日(金)(消印有効)※

大学入学共通テスト:2025年1月18日(土)・19日(日)
大学入学共通テスト5科目型Web出願登録期間:2025年1月3日(金)~1月23日(木)(23:00まで)

 

必要書類提出期限:2025年1月23日(木)(消印有効)※

大学入学共通テスト:2025年1月18日(土)・19日(日)
Global Citizenship Program Link型Web出願登録期間:2025年1月3日(金)~1月23日(木)(23:00まで)

 

必要書類提出期限:2025年1月23日(木)(消印有効)※

大学入学共通テスト:2025年1月18日(土)・19日(日)

 

個別試験:2025年2月11日(火)

3月期Web出願登録期間:2025年2月17日(月)~2月27日(木)(23:00まで)

 

必要書類提出期限:2025年2月27日(木)(消印有効)※

大学入学共通テスト:2025年1月18日(土)・19日(日)

 

個別試験:2025年3月7日(金)(人文学科 哲学専攻・日本文学文化専攻、国際社会学科、情報数理科学科のみ実施)

※日本国外からの出願はすべて当日必着

参照:東京女子大学 大学案内2025【抜粋p.93】(PDF)

東京女子大学の一般選抜はWeb出願のみで、期間内に出願登録と入学検定料の支払い、必要書類の提出が必要です。

複数の入試方式にまとめて出願する場合は、最も早い期限までに手続きを済ませなければならないため、注意しましょう。

一般選抜以外の入試方式の詳細については、大学公式ホームページの学部入試情報や最新の入学試験要項をご確認ください。

 

東京女子大学の入試科目や配点

ここからは、東京女子大学の入試科目や配点を、一部抜粋してご紹介します。

今回取り上げるのは、一般選抜(個別学力試験型)の内容です。ほかの型や一般選抜以外の入試方式の詳細は、それぞれの入学試験要項をご覧ください。

なお、以下のデータはすべて2025年度試験のものです(2024年7月29日現在)。

 

人文学科、国際社会学科、経済経営学科、心理学科、社会コミュニケーション学科の教科・科目・配点

教科科目・選択範囲配点試験時間
国語現代の国語、言語文化(漢文を除く)、論理国語、文学国語、国語表現、古典探究(漢文を除く)150点90分
外国語英語コミュニケーションⅠ、英語コミュニケーションⅡ、英語コミュニケーションⅢ、論理・表現Ⅰ、論理・表現Ⅱ、論理・表現Ⅲ150点90分
地理歴史

数学

①日本史探究
②世界史探究
③数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A(全範囲)、数学B(「数列」)、数学C(「ベクトル」)
①②③から1つ選択
100点60分
合計400点

 

情報数理科学科の教科・科目・配点

教科科目・選択範囲配点試験時間
数学ア数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A(全範囲)、数学B(「数列」)、数学C(「ベクトル」)150点90分
外国語英語コミュニケーションⅠ、英語コミュニケーションⅡ、英語コミュニケーションⅢ、論理・表現Ⅰ、論理・表現Ⅱ、論理・表現Ⅲ100点60分
数学イ

理科

①数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A(全範囲)、数学B(「数列」)、数学C(「ベクトル」、「平面上の曲線と複素数平面」)

②物理基礎、物理

③化学基礎、化学

①②③から1つ選択

100点60分
合計350点

参照:東京女子大学 大学案内2025【抜粋p.93】(PDF)

 

出願者数や合格者数のデータ

東京女子大学の出願者数や合格者数は以下のとおりです。なお、ここで紹介するのは2024年度の一般選抜(個別学力試験型)の結果です。

学部出願者数受験者数合格者数実質倍率
現代教養学部2,3742,2471,1641.9

参照:東京女子大学 2024年度入学試験結果(PDF)

 

東京女子大学の受験料と学費目安

東京女子大学の一般選抜における入学検定料は、以下のとおりです。個別学力試験型および英語外部検定試験利用型は、2学科(専攻)目以降の併願に割引制度が設けられています。

入試方式受験料
個別学力試験型・英語外部検定試験利用型1学科(専攻)35,000円

2学科(専攻)目以降1学科(専攻)につき10,000円

大学入学共通テスト3教科型1学科(専攻)15,000円
大学入学共通テスト5科目型1学科(専攻)15,000円
Global Citizenship Program Link型35,000円
3月期15,000円

参照:東京女子大学 学部入試 入学検定料一覧 | 学部入試情報 | 受験生の方 | 東京女子大学

また、入学金と1年次の学費は以下のとおりです。なお、以下は2025年度分で、金額は毎年変更されます。

学科入学金学費その他納入金
人文学科200,000円1,141,500円
国際社会学科1,141,500円
経済経営学科1,161,500円
心理学科1,206,500円
社会コミュニケーション学科1,161,500円
情報数理科学科1,271,500円

※学費その他納入金には、授業料および教育充実費(前期・後期分)のほか、実習料や実験実習料、教育後援会費、学会費を含む

参照:東京女子大学 2025年度 学費その他納入金 | 学部入試情報 | 受験生の方 | 東京女子大学

 

東京女子大学卒業後の進路

東京女子大学では、例年約9割の学生が卒業後に就職を希望しています。大学公式ホームページに公開されているデータによると、2024年3月卒業生の就職希望者の就職率は99.4%でした。

就職先の業種の上位は、情報通信業や金融・保険業、サービス業、製造業で、幅広い業種での就職実績があります。また、約7割の学生が関東地方で就職しています。

また東京女子大学では、個別進路相談やセミナー、ワークショップなどさまざまな就職支援プログラムを実施していることが、高い就職率につながっていると考えられます。

内定先への満足度は、5段階評価で4以上という学生が89.7%に達しています。

 

東京女子大学が気になった人はオープンキャンパスや入試説明会へ

東京女子大学への進学を検討している方は、オープンキャンパスや入試説明会に参加するのがおすすめです。

東京女子大学では、年数回の来校型オープンキャンパスを開催しています。

2024年度の開催予定は、2024年7月7日(日)、8月3日(土)・8月4日(日)、2025年3月22(土)で、各日キャンパスツアーや模擬授業、個別の入試相談などが予定されています。参加は申し込み制で、オンラインで申し込み可能です。

また、全国各地で実施される合同進学相談会にも多数参加しているので、大学について詳しく知りたい方や、受験について相談したい方は活用するとよいでしょう。

そのほか、高校生向けに、オンラインで受講可能な公開講座なども開催されています。
地方在住でオープンキャンパスへの参加が難しい方も、大学の授業の雰囲気を体験できます。

 

東京女子大学に合格するための勉強法


ここからは、東京女子大学に合格するための勉強方法をご紹介します。

 

東京女子大学に入るにはどのような対策をすればいい?

東京女子大学の入試方式は、個別学力試験型などの選択肢が多く、一見複雑に感じられるかもしれません。

学科・専攻により受験科目が異なるため、事前に志望学科・専攻の試験内容をしっかり確認して、受験勉強を進めてください。

大学独自の個別学力検査は全教科記述式(一部マークシート併用)となっています。設問の主旨に合った解答ができているかどうかなどを、自分で検証できるようにしておきましょう。

また、東京女子大学の入試問題の傾向は、例年大きな変化はありません。

受験する方々は過去問などを利用して、自分が志望する学科で必要な学習内容や、出題の傾向をつかみ、絞り込んで勉強してから入試に臨みます。

そのため、たった1つのミスが合否を分ける結果になることもあるでしょう。

合格を勝ち取るには、基礎を徹底するのはもちろんのこと、当日にどれだけミスなく問題を解き切るかが問われます。

 

受験期の過ごし方と勉強のコツ

合否の確率は、受験期をどのように過ごすかによって変わります。

しかし、やみくもに勉強するのは効果的ではないので、入試までの長期的なスケジュールを立てて、受験勉強に取り組んでください。スケジュールの立て方は、以下を目安にするとよいでしょう。

  • 春(4~5月):基礎を徹底して身につける時期です。教科書の内容を丁寧に学習しながら、苦手な分野をピックアップしておきましょう。暗記ものは単語集や用語集を用意し、1日でも早く取り組むのがおすすめです。また、この時期から少しずつ勉強時間を延ばし、受験勉強を習慣づけるようにしましょう。
  • 夏(6~8月):高3の夏をどう使うかで、受験の結果は大きく変わります。長期休暇中はまとまった時間が取れるので、復習を進めながら、苦手分野の克服に徹底的に取り組みましょう。時間があると、かえってだらだらして勉強が進まないということもあるかもしれません。「週に○ページ、問題集を進める」など、短期のスケジュールを組むと、モチベーションを保ちやすくなります。
  • 秋(9~11月):基礎を確実にしながら、応用力を磨いていく時期です。入試レベルを想定した参考書や問題集を使って、実践力を鍛えましょう。夏に十分な勉強ができなかった場合には、秋のうちに遅れを取り戻します。また、秋になったら大学入学共通テストの対策も始めてください。
  • 冬(12月~):過去問を繰り返し解き、演習を重ねる時期です。個別学力試験の対策として、解答スピードや時間配分にも気を付けましょう。集中してミスなく問題を解くようにし、最後の仕上げをします。また、体調管理にも十分に注意してください。

 

東京女子大学を目指すなら予備校を使って入試対策をしよう

独学で受験勉強を進めるのは、継続する強い意志と情報収集力がないと、かなり厳しい戦いになるでしょう。そのため、入試対策には予備校を利用するのがおすすめです。

しかし「予備校に通っていれば安心」というわけではありません。

その理由は、多くの予備校で見られる集団授業にあります。大手予備校ともなれば、一度に多くの生徒が同じ授業を受けることは珍しくありません。

講師の授業を受け身で聞くのみで、わかった気になってしまうと、思ったように知識が定着しないおそれがあります。

さらに、集団授業では、苦手分野が取り残されるリスクもあります。

授業でわからなかったところは、自分で講師に質問に行くなどして積極的に取り組まないと、学習の効果があまり出なくなってしまうでしょう。

 

四谷学院のカリキュラムのご案内

予備校の授業に起こりがちな欠点をカバーしてくれるのが、四谷学院の「ダブル教育」です。

ダブル教育で取り入れている2つのポイントである、「科目別能力別授業」「55段階個別指導」をチェックしてみましょう。

 

科目別能力別授業

大抵の予備校では、志望校や入塾テストの総合得点でクラス分けして授業を行います。

そのため、苦手科目の授業についていけなかったり、逆に得意科目の授業が物足りなかったりする「科目ごとのレベルの不一致」が起こりがちです。

四谷学院の科目別能力別授業は、科目と能力の2つでクラス分けします。つまり、科目ごとに自分に合ったレベルの授業が受けられるため、無理なく理解が進み、効率的に成績向上を目指せます。

 

55段階個別指導

科目別能力別授業で得た理解を、解答力につなげるのが55段階個別指導です。

55段階個別指導では、過去の入試問題を徹底分析して作られた55テストを受験し、理解に穴があるところ、考え方が不完全なところ、表現が不適切なところを段階的にチェックします。

解答力が確実に身についているかを確認しながら、中学レベルから東大レベルまでの55段階を、スモールステップで無駄なく学べるよう体系化して指導しています。

55テストは記述式で、終了後にその場で採点して解説を受けられるので、効率的に苦手部分の克服が可能です。

 

東京女子大学に合格するには丁寧に解く力が重要!

【東京女子大学の入試概要】

  • 一般選抜が中心で、個別学力試験型や、大学入学共通テスト3教科型など、多くの入試方式がある
  • 難易度は標準~やや難

【東京女子大学の入試データまとめ】

  • 2024年度入試における一般選抜(個別学力試験型)の実質倍率は1.9倍

【勉強方法まとめ】

  • 教科書や問題集を中心に学習し、基本的な知識を十分に身につけつつ、特徴的な記述式問題にも対応できるよう、演習も積んでおくのがおすすめ
  • 問題数がやや多い科目もあるので、時間配分の練習をしておく

東京女子大学の難易度は標準からやや難レベルですが、特徴的な問題も見られることから、ハイレベルな戦いになりやすい大学です。

基礎を徹底するのはもちろんのこと、いかにミスを少なく問題を解くかが重要になります。

そこでおすすめなのが、四谷学院の「ダブル教育」です。自分の学習レベルに合った授業で、効率的な成績向上が望めます。気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。

※本記事でご紹介した情報は2024年7月29日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。

 

失敗しない予備校選びは説明会・相談会参加が重要!

予備校選びは、合否に大きく影響する重要なポイントです。評判のよい予備校を探そうと、インターネットで口コミを調べたり、パンフレットを見たりする方も多いでしょう。

しかし、それだけでは得られる情報に限りがあります。自分に合った予備校を選ぶには、説明会に参加し、ご自身の目で確かめるのがおすすめです。

以下の記事では、予備校の説明会について、疑問や不安がある方に向けて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

大学受験予備校「説明会」の参加の仕方と確認ポイント

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