こんにちは、四谷学院の受験コンサルタントの田中です。
通信制高校を選択した場合、そもそも「学校に通うことへの不安」を持っているケースが多くあります。しかし、しばらく過ごしている中で「やっぱり大学に行きたい!」という気持ちがわいてくる高校生も少なくありません。
そうした気持ちがあるにもかかわらず、「通信制高校からの大学進学は厳しい」という情報から、大学受験をあきらめてしまったり、あるいは頑張ろうと思ってもその方法がわからないで悩んでしまったりしている人もいます。
今回は、通信制高校から大学合格を可能にするための方法をお伝えします。高校生ご本人、そして保護者の方にもぜひ参考にしていただければと思います。
勉強への不安
通信制高校に通っている高校生の中には、勉強に不安を抱えている人がいます。そのため、大学に行きたいと思っても「何から手を付けていいかわからない」「塾に行っても授業についていけないかもしれない」という学力面の心配で、なかなか大学受験への一歩を踏み出せない人もいることでしょう。
その場合には、「中学の勉強」からやり直すのが一番の近道です。
「でもさすがにbe動詞からやり直す気にはなれないな」
「そんな基礎から始めるなんて、恥ずかしい」
と感じるかもしれません。
でも、「基礎からやり直す」のは学びの中では「当たり前」なんです。
どんなに立派な家を建てようとしても、その土台となる地面が不安定では家は建ちません。グラグラして崩れてしまいます。勉強も同じ、まずは中学の内容をしっかり復習して、大学受験の土台を作りましょう。
四谷学院では、すべての入学者が英語はbe動詞からやり直します。勉強にブランクがある人ばかりでなく、東大や医学部を目指す高校生も、進学校に通っている高校生も同じです。それだけ「基本が大切」と考えているからです。
先生への恐怖心
受験コンサルタントの私は、四谷学院の講師の先生からこんな話を聞きました。通信制高校に通っている女の子の話です。
その講師と話をした後、「先生が話せる人で良かった」と泣き始めてしまったそうです。その子は先生に対して恐怖心を持っていました。以前、別の塾で先生に質問したときに叱られてしまったことがあるそうで、その辛い経験から、勉強して分からないことがあっても今まで先生に質問することができなかったんです。
四谷学院に通い始めてから、初めて勇気を出して「先生!これを教えてください」と声をかけてくれました。そのあと、よほど緊張していたんでしょう、泣き始めてしまいました。
講師はこんな風に言葉をかけたそうです。
「これまで簡単な質問をして怒られたのは、その先生が答えられなかっただけだよ。基本的なことこそ、『なんでそうなるのか』を考えたことがない先生がいる。そこを突かれて、わからないことを隠すために怒ったんだろう。君は、そういうところに気づいて疑問に感じられている時点で素晴らしいし、私は、ちゃんと答えられるよ。これまでのことは、出会った先生が悪かっただけだから何も心配せずに、頑張ろうね。」
先生とは生徒の学びを促す存在でなければいけません。先生への恐怖心から勉強への意欲をなくしてしまうのであれば、はっきり言って「先生」として失格です。
四谷学院では、「基本的なこと」とは「大切なこと」ということを繰り返し伝えています。だから、基本・基礎を学ぶ中で出てきた疑問はそのままにしてはいけない!と先生たちがみんな知っています。だからこそ、生徒のみんなの質問にしっかり向き合って答えてあげたいと考えています。
塾や予備校で生き生きと学ぼう
通信制高校でも、もちろん充実した学習は可能です。一人で勉強するのが少し難しいと感じるならば、塾や予備校を活用するとよいでしょう。良い先生との出会いによって、勉強への苦手意識が払拭され、また、基本から学び直すことで自分に自信をもつこともできます。そうした日々の中で、将来への選択肢をどんどん広げていくことができるでしょう。
四谷学院では、通信制高校からの大学受験コースを用意しています。通信制高校ならではのメリットを生かして、大学受験を目指して学んでいくことができます。
詳しくは「通信制高校からの大学受験コース」特設ページをご覧ください。