こんにちは!四谷学院の奥野です。
筑波大学は、茨城県つくば市にある国立大学です。1872年に創立された師範学校をルーツとし、1973年に総合大学として開学しました。
この記事では、筑波大学入試で問われる能力や難易度、偏差値、入試概要をはじめ、合格するための効率的な勉強法をご紹介します。筑波大学の受験を考えている方、勉強しているのに成績が伸び悩んでいる方は、ぜひチェックしてください。
※本記事に記載されている情報は2024年3月15日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。
目次
筑波大学の概要
筑波大学は、人文・文化学群、社会・国際学群、人間学群、生命環境学群、理工学群、情報学群、医学群、体育専門学群、芸術専門学群、総合学域群の10学群を擁する総合大学です。
キャンパスは茨城県つくば市(筑波キャンパス)と東京都文京区(東京キャンパス文京校舎)の2ヵ所にあり、学群生の授業や研究は筑波キャンパスで行われています。
筑波キャンパスは、南北5km・東西1kmにわたる敷地面積を誇り、自然豊かな環境でキャンパスライフを過ごせます。
設立年:1973年
学生数:9,635名(2023年5月1日時点)
所在地:
・筑波キャンパス
〒305-8577 茨城県つくば市天王台1-1-1
・東京キャンパス文京校舎
〒112-0012 東京都文京区大塚3-29-1
筑波大学の学群別偏差値と難易度(レベル)
Benesseの「マナビジョン」によると、筑波大学の偏差値は59~70、大学入学共通テストの得点率は70~88%となっています(2024年3月15日時点)。
以下は、学群ごとの偏差値です。
学群 | 偏差値 |
人文・文化学群 | 64~69 |
社会・国際学群 | 66~69 |
人間学群 | 65~70 |
生命環境学群 | 60~65 |
理工学群 | 61~66 |
情報学群 | 63~64 |
医学群 | 医学類(70) 看護学類(59) 医療科学類(60) |
体育専門学群 | 63 |
芸術専門学群 | 59~64 |
総合学域群(総合選抜)文系 | 65 |
総合学域群(総合選抜)理系Ⅰ | 62 |
総合学域群(総合選抜)理系Ⅱ | 61 |
総合学域群(総合選抜)理系Ⅲ | 61 |
参照:筑波大学/偏差値・入試難易度【2023年度入試・2022年進研模試情報最新】|マナビジョン|Benesseの大学受験・進学情報
筑波大学は偏差値70の学群もあり、大学入学共通テストの得点率も最高で88%あることから、難易度の高い大学といえます。競争率も高いため、入試では小さなミスを抑え、最大限に得点を積み上げられるようにしましょう。
筑波大学と近い偏差値・難易度(レベル)の大学
ここでは、筑波大学と近い偏差値・難易度(レベル)の大学をいくつかご紹介します。
■偏差値の近い大学「人文学部」
東北大学 文学部(偏差値64)
千葉大学 文学部(偏差値63~66)
中央大学 文学部(偏差値63~72)
■偏差値の近い大学「理工学部」
神戸大学 理学部(偏差値61~69)
千葉大学 理学部(偏差値60~66)
東京理科大学 創域理工学部(偏差値59~64)
■偏差値の近い大学「医学部医学科」
群馬大学 医学部医学科(偏差値68)
新潟大学 医学部医学科(偏差値69)
日本医科大学 医学部医学科(偏差値70~71)
筑波大学入試の特徴
筑波大学は国立大学のため、大学入学共通テストのあと個別学力検査等を受ける「一般選抜」が基本的な選抜方法です。
そのほか、推薦入試をはじめ、さまざまな選抜方法が設けられています。2024年度の入学者選抜要項から、おもな選抜方法をご紹介します。
一般選抜(前期日程・後期日程)
出願時に選択した学類・専門学群ごとに選抜する「学類・専門学群選抜」と、2年次から学類・専門学群に所属する総合学域群を対象とした「総合選抜」の2方式で実施されます。
1.学類・専門学群選抜
前期日程と後期日程があり、併願可能です。ただし、学類によっては前期日程のみや後期日程もしくは総合選抜のみの募集となるため、要項をよく確認しましょう。
2.総合選抜
2021年4月から学生を受け入れた総合学域群を対象とした選抜方式です。総合学域群は出願時に「文系」「理系I」「理系Ⅱ」「理系Ⅲ」の学類を選択します。
1年次に幅広い領域の授業を受けながら学びたい専門分野を探し、2年次以降に所属する学類・専門学群は本人の志望と成績などによって決まります。
総合選抜は前期日程での実施となるため、前期日程での学類・専門学群選抜との併願はできません。
推薦入試(学校推薦型選抜)
出身学校長の推薦に基づき、書類審査・小論文・面接・適性試験及び実技検査等で合格者を決定する選抜方法です。人間学群心理学類のみ、大学入学共通テストが課されます。
また、生命環境学群生物資源学類を対象とした「専門高校・総合学科特別入試」や、医学群医学類を対象とした「医学類地域枠推薦※」の枠も設けられています。
※医学部の「地域枠」とは、特定に地域における医療従事者不足を解消するために、奨学金の付与や卒業後に地域医療に従事することを定めたうえで、専用の枠を用意する仕組みとなります。
募集条件は国との協議で定められるため、年度によっては枠がないケースもあります。
総合型選抜
総合型選抜は、次の3種類が実施されています。
1.アドミッションセンター(AC)入試
一部の学群・学類を対象とした自己推薦型の選抜方法です。ペーパーテストや学校推薦型選抜とは異なる観点で評価が行われ、問題解決能力が重視されます。
第1次選考は、自己推薦書や志願理由書を中心とした書類選考で、第2次選考は第1次選考合格者を対象に行われ、面接・口述試験のほか、提出書類の内容を含めて総合的に合否が判定されます。
2.研究型人材入試
科学研究コンクールなどで一定の成績を収め、将来研究者を目指している方を対象とした、医学群医学類の選抜方法です。
第1次選考は研究レポートで、第2次選考は第1次選考合格者に対し、適性試験および面接・口述試験を実施します。
第2次選考合格者は、大学入学共通テストの指定教科・科目の受験において、規定の点数を得れば最終合格者となります。
3.国際科学オリンピック特別入試
国際科学オリンピックの出場者や選考会で一定の成績を収めた方を対象とした、理工学群(物理学類・化学類)、情報学群(情報科学類・情報メディア創成学類)の選抜方法です。選考は、提出資料と個別面接で総合的に行います。
なお、選抜方法によって対象の学類が限定されている場合や、出願資格が必要な場合があるため、詳細は大学公式ホームページの「入試情報」をご確認ください。
筑波大学の入試科目別の出題範囲とその対策
筑波大学の合格を勝ち取るためには、試験問題の特徴や傾向を把握しておきましょう。
ここでは、筑波大学の個別学力検査(一般選抜)の特徴を、科目ごとにご紹介します。なお、総合選抜と学類・専門学群選抜の試験問題は同一です。
英語の対策と勉強法
英語の試験時間は120分です。大問3つで構成されており、読解2題、英作文1題で、読解のほうがやや高い難易度となっています。
読解では長文を素早く読み取る力が必要なうえ、内容説明記述が半数以上を占めます。
解答を指示字数内に収めるのが難しいため、普段から記述式問題のトレーニングをしておきましょう。自由英作文は、予備校や学校の先生に何度も添削してもらうのがおすすめです。
数学の対策と勉強方法
数学の試験時間は120分です。大問6つで構成されており、文系・理系の区分や学類によって、大問を選択する方式となっています。難易度はやや低め~標準です。
数学Ⅱ・数学Bの範囲に出題が集中する傾向にあり、理系の場合は数学Ⅲの範囲が多く出題されるので、重点的に対策しておきましょう。
国語の対策と勉強法
国語の試験時間は120分(医学群看護学科類のみは90分)です。
大問4つで構成されており、問1・2は現代文(評論文)、問3は古文、問4は漢文が出題されます(医学群看護学科類のみ問1・2を選択)。
現代文では内容説明の出題が多い傾向にあるため、先生にチェックしてもらうなどして記述力を身につけましょう。
簡潔な説明をするには、語彙力も身につけておくとベターです。古文・漢文は基礎知識を固めながら、記述対策を行いましょう。
地理・歴史・公民の対策と勉強法
地理・歴史・公民の試験時間は120分で、大問4つで構成されています。
いずれも指定語句を用いて説明を行う論述問題のため、深い理解と演習が必要です。
過去問などを活用して、アウトプットを重ねましょう。
理科の対策と勉強法
理科の試験時間は、1科目の場合60分、2科目の場合120分です。
物理・化学は大問3つ、生物は大問4つで構成されています。標準的な理解を問う出題が中心のため、小さなミスをしないことが重要です。
どの科目も論述や記述、計算問題が出題されるので、知識の応用も求められます。差がつきやすいのは論述問題なので、過去問などで慣れておきましょう。
筑波大学試験の概要
ここからは、筑波大学の入試概要を解説します。
出願資格について
筑波大学が定めている出願資格は、次のいずれかに該当し、かつ大学入学共通テストの各募集区分が指定する教科・科目を受験した方です。
なお、3つ目の「6つの要件」については、入学者選抜要項に詳しく記載されているので、自分が当てはまるかどうか確認してみてください。
- 高等学校又は中等教育学校を卒業した者及び入学年の3月卒業見込みの者
- 通常の課程による12年の学校教育を修了した者及び入学年の3月修了見込みの者
- 学校教育法施行規則(昭和22年文部省令第11号)第150条の規定により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者で、6つの要件のいずれかに該当するもの及び入学年の3月31日までにこれに該当する見込みのもの
入試日と出願の受付期限
筑波大学の一般選抜(前期日程・後期日程)の試験日と出願期間をご紹介します。筑波大学では、web出願後、指定書類の郵送をもって出願完了です。
なお、以下は2024年度の情報なので、最新の情報やその他の選抜方法については、大学公式ホームページの「入試情報」をご確認ください。
web出願期間 | 郵送受付期間 | 試験日程 | |
前期日程 総合選抜、学類・専門学群選抜 | 2024年1月15日(月)0時~2月2日(金)9時 | 2024年1月22日(月)~2月2日(金) | 第1段階選抜結果発表:2024年2月9日(金)
入学試験日:2月25日(日)~26日(月) (26日は学類・専門学群選抜における、医学群及び体育専門学群のみ) |
後期日程 | 第1段階選抜結果発表:2024年2月9日(金)
入学試験日:3月12日(火) |
参照:令和6年度(2024年度)入学者選抜要項 筑波大学(PDF)
入試科目や合格要件
筑波大学の学群・学類ごとの試験科目や配点を見てみましょう。
ここでは、2024年度の一般選抜(前期日程)における試験科目などについて、一部学群・学類を抜粋して解説します。
総合学域群(総合選抜)
<文系>
大学入学共通テストの利用教科・科目名 | 配点 | |
国語 | 「国語」 | 200 |
地歴・公民 | 「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」「現代社会」「倫理」「政治・経済」「倫理,政治・経済」から2科目 | 200 |
数学 | 「数学Ⅰ・数学A」+「数学Ⅱ・数学B」「簿記・会計」「情報関係基礎」から1科目 | 200 |
理科 | 「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」から2科目または「物理」「化学」「生物」「地学」から1科目 | 100 |
外国語 | 「英語(リスニング含む)」「ドイツ語」「フランス語」「中国語」「韓国語」から1科目 | 200 |
個別学力検査等の利用教科・科目名 | 配点 | |
国語 | 「現代文B・古典B」 | 500 |
地歴・公民 数学 (1教科事前選択) | 「世界史B」「日本史B」「地理B」から1科目 「倫理」 「数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学B」 | 500 |
外国語 (事前選択) | 「英語」「ドイツ語」「フランス語」「中国語」から1科目 | 500 |
<理系I>
大学入学共通テストの利用教科・科目名 | 配点 | |
国語 | 「国語」 | 200 |
地歴・公民 | 「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」「現代社会」「倫理」「政治・経済」「倫理,政治・経済」から1科目 | 100 |
数学 | 「数学Ⅰ・数学A」+「数学Ⅱ・数学B」「簿記・会計」「情報関係基礎」から1科目 | 200 |
理科 | 「物理」「化学」「生物」「地学」から2科目 | 200 |
外国語 | 「英語(リスニング含む)」「ドイツ語」「フランス語」「中国語」「韓国語」から1科目 | 200 |
個別学力検査等の利用教科・科目名 | 配点 | |
数学 | 「数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学B」 | 500 |
理科 | 「物理基礎・物理」+「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」「地学基礎・地学」から1科目 | 500 |
外国語 (事前選択) | 「英語」「ドイツ語」「フランス語」「中国語」から1科目 | 500 |
人文・文化学群
<人文学類>
大学入学共通テストの利用教科・科目名 | 配点 | |
国語 | 「国語」 | 200 |
地歴・公民 | 「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」「現代社会」「倫理」「政治・経済」「倫理,政治・経済」から2科目 | 200 |
数学 | 「数学Ⅰ・数学A」+「数学Ⅱ・数学B」「簿記・会計」「情報関係基礎」から1科目 | 200 |
理科 | 「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」から2科目または「物理」「化学」「生物」「地学」から1科目 | 100 |
外国語 | 「英語(リスニング含む)」「ドイツ語」「フランス語」「中国語」「韓国語」から1科目 | 200 |
個別学力検査等の利用教科・科目名 | 配点 | |
国語 | 「現代文B・古典B」 | 600 |
地歴・公民 (1教科選択) | 「世界史B」「日本史B」「地理B」から1科目 「倫理」 | 600 |
外国語 (事前選択) | 「英語」「ドイツ語」「フランス語」「中国語」から1科目 | 600 |
理工学群
<数学類>
大学入学共通テストの利用教科・科目名 | 配点 | |
国語 | 「国語」 | 200 |
地歴・公民 | 「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」「現代社会」「倫理」「政治・経済」「倫理,政治・経済」から1科目 | 100 |
数学 | 「数学Ⅰ・数学A」+「数学Ⅱ・数学B」「簿記・会計」「情報関係基礎」から1科目 | 200 |
理科 | 「物理」「化学」「生物」「地学」から2科目 | 200 |
外国語 | 「英語(リスニング含む)」「ドイツ語」「フランス語」「中国語」「韓国語」から1科目 | 200 |
個別学力検査等の利用教科・科目名 | 配点 | |
数学 | 「数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学B」 | 500 |
理科 | 「物理基礎・物理」+「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」「地学基礎・地学」から1科目 | 500 |
外国語 (事前選択) | 「英語」「ドイツ語」「フランス語」「中国語」から1科目 | 500 |
医学群
<医学類>
大学入学共通テストの利用教科・科目名 | 配点 | |
国語 | 「国語」 | 200 |
地歴・公民 | 「世界史B」「日本史B」「地理B」「現代社会」「倫理」「政治・経済」「倫理,政治・経済」から1科目 | 100 |
数学 | 「数学Ⅰ・数学A」+「数学Ⅱ・数学B」 | 200 |
理科 | 「物理」「化学」「生物」から2科目 | 200 |
外国語 | 「英語(リスニング含む)」「ドイツ語」「フランス語」「中国語」「韓国語」から1科目 | 200 |
個別学力検査等の利用教科・科目名 | 配点 | |
数学 | 「数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学B」 | 300 |
理科 | 「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」から2科目 | 300 |
外国語 | 「英語」 | 300 |
その他
| 適性試験(1) 筆記試験により、適応力や学習意欲、人間性等を評価
適性試験(2) 個別面接により、医学を志向する動機、修学の継続力、適性、感性、社会的適応力等総合的な人間性について評価 | 適性試験(1):300 適性試験(2):200 |
参照:令和6年度(2024年度)入学者選抜要項 筑波大学(PDF)
出願者数や合格者数のデータ
筑波大学の2024年度個別学食検査(前期日程)における入試結果は、以下のとおりです。
学群 | 学類 | 出願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 |
総合選抜 | 文系 | 474 | 455 | 133 | 3.4 |
理系Ⅰ | 509 | 495 | 155 | 3.2 | |
理系Ⅱ | 165 | 158 | 43 | 3.7 | |
理系Ⅲ | 241 | 317 | 235 | 1.3 | |
人文・文化学群 | 人文学類 | 158 | 151 | 48 | 3.1 |
比較文化学類 | 98 | 94 | 41 | 2.3 | |
日本語・日本文化学類 | – | – | – | – | |
社会・国際学群 | 社会学類 | 184 | 174 | 43 | 4 |
国際総合学類 | 105 | 99 | 38 | 2.6 | |
人間学群 | 教育学類 | 58 | 57 | 23 | 2.5 |
心理学類 | 104 | 88 | 29 | 3 | |
障害科学類 | 65 | 63 | 17 | 3.7 | |
生命環境学群 | 生物学類 | 52 | 51 | 14 | 3.6 |
生物資源学類 | 138 | 136 | 52 | 2.6 | |
地球学類 | 77 | 77 | 22 | 3.5 | |
理工学群 | 数学類 | 56 | 55 | 22 | 2.5 |
物理学類 | 60 | 59 | 20 | 3.0 | |
化学類 | 42 | 41 | 14 | 2.9 | |
応用理工学類 | 127 | 122 | 49 | 2.5 | |
工学システム学類 | 135 | 132 | 56 | 2.4 | |
社会工学類 | 214 | 210 | 60 | 3.5 | |
情報学群 | 情報科学類 | 144 | 139 | 44 | 3.2 |
情報メディア創成学類 | 76 | 72 | 23 | 3.1 | |
知識情報・図書館学類 | – | – | – | – | |
医学群 | 医学類 | 180 | 122 | 48 | 2.5 |
医学類地域枠(全国) | 18 | 18 | 2 | 9 | |
医学類地域枠(茨城) | 56 | 48 | 8 | 6 | |
看護学類 | 71 | 68 | 40 | 1.7 | |
医療科学類 | 47 | 47 | 15 | 3.1 | |
体育専門学群 | 465 | 427 | 149 | 2.9 | |
芸術専門学群 | 192 | 186 | 52 | 3.6 |
参照:令和6年度入学試験実施結果(個別学力検査等前期日程)(PDF)
筑波大学の受験料と学費目安
筑波大学の検定料は、17,000円です。入学料は282,000円で、年間の授業料は535,800円(2024年度)となっています。
筑波大学卒業後の進路
大学公式ホームページの「先輩たちの進路状況」によると、2022年度卒業生2,194人のうち、進学者が968人、就職者が891人、研修医が134人となっています。
就職者の業界上位は、サービスが304人、ソフトウェア・通信が183人、メーカーが135人で、就職率は100%です。
筑波大学が気になった人はオープンキャンパスや入試説明会へ
筑波大学への進学を検討している場合は、ぜひオープンキャンパスや入試説明会に参加しましょう。
筑波大学のオープンキャンパスでは、学類ごとにオンライン説明会や対面説明会、個別相談などが例年企画されています。
参加には一部をのぞき、事前の申し込みが必要です。大学公式ホームページの「大学入試情報サイト」からオープンキャンパスの最新情報を確認しましょう。
筑波大学に合格するための勉強方法
筑波大学を志望している方にとって、最も気になるのは「どのような勉強をすれば合格できるか」ということでしょう。ここでは、筑波大学に合格するための効率のよい勉強方法やポイントをご紹介します。
筑波大学に入るにはどのような対策をすればいい?
学群によっては旧帝大と同レベルの難易度を誇るだけあって、筑波大学の入試は全体的にレベルが高いです。
入試では、「◯◯を説明しなさい」という問題や自由英作文などが多く、どの科目においても文章力が必要になります。知識の応用・活用力を身につけて、アウトプットを習慣づけましょう。
自分の志望する学群・学類で重視される科目は、特に重点的に対策する必要があります。苦手な科目がある場合は、早い段階から対策を行いましょう。
受験期の過ごし方と勉強のコツ
日までに実力が身につくよう、短期的なスケジュールとは別に長期的なスケジュールも立てておくとよいでしょう。
以下を参考にして、季節ごとにやるべきことを考えてみてください。
春(4~5月):春は基礎を徹底する期間です。基礎を疎かにすると応用ができないので、焦らずしっかりと基礎を学習しましょう。苦手分野も早めに把握すると、以降の勉強を効率的に進められます。
夏(6~8月):特に夏休みは、集中して学習に取り組める期間です。秋以降に苦手分野を残さないように、春の学習で出てきた苦手分野や疑問点をここで解決しておきましょう。
秋(9~11月):大学入学共通テスト対策を行いましょう。できるだけミスなく解ききる訓練をしておくことが重要です。
冬(12月~):最後の仕上げと個別学力検査対策に集中する期間です。過去問や難易度の高い問題演習を行い、筑波大学の出題傾向や時間配分に慣れておきましょう。
筑波大学を目指すなら予備校を使って入試対策をしよう
受験勉強は自力でも行えますが、厳しい戦いになってしまいます。合格を目指すには、塾や予備校を使って入試対策をするのがおすすめです。
ただし、予備校に通って授業を聞いているだけでは、実践力が身につかないケースが多々あります。特に、集団授業の場合は「理解したつもり」になっているだけの可能性があるので要注意です。
筑波大学に合格するためには、自分に何が足りないのかを見極め、知識の定着と実践力を養っていく必要があります。
予備校の注意点・落とし穴については以下の記事もぜひご覧ください。
予備校に通っているのに成績が伸びない理由は?なぜか模試A判定がでない4つの理由
四谷学院のカリキュラムのご案内
四谷学院の「ダブル教育」は、予備校にありがちな集団授業の弱点をカバーできます。「ダブル教育」の柱は、以下の2つです。
科目別能力別授業
科目別能力別授業は、科目と能力の2つでクラス分けを行うシステムです。
一般的な予備校で導入されている、総合得点や志望校だけでクラス分けを行うシステムでは、自分の学習レベルに合わない科目が出てきてしまいます。
科目別能力別授業であれば、どの科目も自分の学習レベルに合った授業を受けられるので、効率よく学習が進められます。
毎月レベルアップが可能なため、理解が進んだのに授業が物足りないということもありません。
55段階個別指導
集団授業を受けていると、「わかったつもり」になってしまいがちですが、入試のために重要なのは、知識を定着させて自分で使えるようにすることです。
55段階個別指導では、過去の入試問題を分析して作られた記述式テストを活用して「知識のアウトプット」を徹底的に行い、知識の定着と応用力の養成を実現させます。
プロ講師による採点や解説が即時行われるので、疑問点をその場で解決できるのがポイントです。自身では把握しにくい苦手分野の発見にも役立ちます。
筑波大学合格のためには早めに基本を押さえることが大切!
【筑波大学の入試概要】
- 積極的に学問に取り組める人材を求めている
- 難易度は高く、旧帝大と同レベルの学群・学類もある
【筑波大学の入試データまとめ】
- 偏差値が70の学群もあり、大学入学共通テストの得点率も最高で88%
- 前期日程における実質倍率は0.9~5.8倍と、学群・学類によって大きな差がある
【勉強方法まとめ】
- どの科目においても記述や論述などの問題があるので、文章力を身につけておく
- 過去問を使って、出題形式や時間配分に慣れておく
筑波大学は、国立大学のなかでも難易度の高い名門大学です。合格を目指す方は、四谷学院への入学をご検討ください。
難易度の高い大学だからこそ、効率的な学習が重要になるため、四谷学院のダブル教育を活用し、効率よく成績を向上させましょう。気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。
※本記事でご紹介した情報は2024年3月15日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。
失敗しない予備校選びは説明会・相談会参加が重要!
予備校選びは合否に直結するといっても過言ではありません。インターネット上で口コミを調べたり、予備校のパンフレットを見たりするだけでは、得られる情報に限界があります。
自分に合った予備校を選ぶには、説明会・相談会に参加して実際に確かめるのが一番です。
以下の記事では、予備校の説明会について詳しく解説しています。説明会の参加に不安や疑問がある方は、ぜひチェックしてください。
また、四谷学院の個別相談会はこちらからお申し込みいただけます。大学受験を検討している方は、ぜひ一度、四谷学院の個別相談会へお越しください。