大学合格のための必要な学力。どんな問題にも対応できるような骨太な学力を身につけることは合格のために必要な力と言えるでしょう。しかし、実はそれだけではないんです。もう1つはあなたの志望大学の入試において合格答案を書ける力です。
今回は、東京大学の受験について、その「合格答案」を書けるようになるために必要な力を、理系と文系で分けて解説していきます。
【参考】東大に本気で合格したいあなたへ
東大の進振り(進学選択)
東京大学は、ほかの大学と異なり、「文科一類」「理科三類」というように科類で受験をします。これは、 「進振り」と呼ばれる制度で、東京大学以外にもいくつかの大学で採用されているものですが、入試時は学部学科までを決めず、入学以降に学部学科を決定します。
東京大学の場合は、1年生と2年生の途中までの成績をもとに進学先の学部を選択することができます。おおよその進学先は以下のようになっています。
入学科類と主な進学選択(進振り)
科類各科類 | 学部 |
文科一類 | 法学部 |
教養学部 | |
文科二類 | 経済学部 |
教養学部 | |
文科三類 | 文学部 |
教育学部 | |
教養学部 |
科類各科類 | 学部 |
理科一類 | 工学部 |
理学部 | |
薬学部 | |
農学部 | |
医学部(健康総合科学科) | |
教養学部 | |
理科二類 | 農学部 |
薬学部 | |
理学部 | |
工学部 | |
医学部(医学科、健康総合科学科) | |
教養学部 | |
理科三類 | 医学部(医学科) |
東大文系学部
東大は言うまでもなく文系の最難関大学です。この難関を通過するために要求される条件を整理してみましょう。
① 完全な基礎事項の理解
② 冷静かつ的確な読解力
③ 思考を正確に表現できる論述力
これらの3 点を挙げることができるでしょう。
東大文系の入試においては、単純に知識の量が競われるのではありません。最も重要なポイントをしっかりと把握して様々な状況に対して適切な判断を下すことのできる 理解力、そしてそれを制限時間内にわかりやすく答案にまとめることのできる解答力が要求されます。
東大文系の受験対策に必要なもの
大学受験予備校や塾における東大文系の受験対策においては、大人数に対して一方向に知識が伝達されるだけの授業では不十分です。なぜなら、東大の入試問題に対応できるだけの理解力・解答力、いずれをも育成することができないためです。
死角のない基礎力の完成、そのうえで十分な量の実践演習を、講師と真剣に対峙して磨き上げていく必要があります。
四谷学院の特別選抜クラスは少数精鋭、講師と生徒が真剣に対峙します。
55段階個別指導では基礎力を完成させ、その上で「東大英語演習」を始めとする各科目の実戦演習を行っていきます。十全な解答力を養成する四谷学院の万全なシステムでこそ、最難関を突破できる本物の学力を磨くことができます。
東大理系学部
東大の数学の入試問題は、ただ難しいだけではありません。過度に技巧的になることなく、背後に理論的な背景があります。そのため、受験生には深い思考力が要求されています。まさに「美しい問題」と言えるのではないでしょうか。
これは数学だけのお話ではありません。他の科目についても同様です。例えば物理においても、いわゆる「問題のための問題」になることなく、物理現象の根本的な理解が常に求められます。
東大の理系学部の入試問題すべてにおいて見られるのは「本質を捉えているかどうか」を問う一貫した姿勢です。
東大理系の受験対策に必要なもの
東大理系の入試対策としては、基礎理論の理解を基盤とした、科目全体にわたる汎用的な理解力が第一に重視されるといえるでしょう。
例えば、ライプニッツの表記法“ dy/dx”が意味するものや、運動量保存則の本質など。多くの受験生が「当たり前」として見過ごしてきたものの背後に、いかに豊かな知が集積されるかをつかんだとき、大きな飛躍への第一歩を踏み出したことになるんです。
東大のその他の科目 傾向と分析
東京大学の入試の科目ごと、学部ごとの入試対策について、詳しい記事がありますので、ぜひご覧ください。
四谷学院では、東大合格に不可欠な「原理の理解」を徹底して鍛え、「いつでも使える武器」に成長させます。
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