大学受験当日は、予想しないトラブルが起きることも考えられるので、さまざまなシーンを想定した準備が必要です。
この記事では、前日でやるべき勉強も含め、当日に実力を発揮できる過ごし方について解説します。
目次
大学受験の前日に必ずやっておくこと
受験の前日に必要な準備と、トラブルに備えた準備は、次のものが挙げられます。
持ち物と服を準備する
最初にやることは、受験に必要な道具や当日に着る服の準備です。
筆記用具や受験票、時計、参考書などの必須道具から、当日の昼食や防寒着まで、すべて前日に揃えておきましょう。昼食を当日に買うことも可能ですが、ほかの受験生がお店に殺到して売り切れる可能性があるからです。
また、試験会場は寒いことも多いので、上着やカイロなどの防寒対策を充実させておくと安心です。
会場の下見
前日までに受験会場の下見をしておくと、電車の乗り換えや駅からの道順を頭に入れることができます。
「当日、ほかの受験生について行く」というやり方もありますが、道に迷う可能性もあるので避けたほうが無難です。
もし大学内の建物に入れる場合、トイレの場所も確認しておくとより安心です。
トラブル発生時の対応
当日に考えられるトラブルに備えておくと、いざというときに冷静に対処できます。
考えられるトラブルの対処法をいくつか紹介します。
<電車の遅延>
試験会場に連絡→駅で遅延証明書を受け取る→会場に到着したら遅延証明書を見せる
<受験票を忘れた>
家に戻る時間がない場合はそのまま試験会場へ行く→忘れたことを報告→仮の受験票を発行してもらう
<体調不良>
受験できないほど重い症状が起きたら、受験する大学、または通っている高校に連絡して相談する
このように、対処法をあらかじめ調べておくと、急なトラブルでも慌てずに済みます。
雪が降る場合の備え
大学が多い東京や大阪などの都市部は、めったに雪が降らない地域です。
受験当日に雪が降った場合、電車の遅延や運休といった交通機関の乱れが高確率で発生します。
駅に人が殺到して電車に乗れなくなると、バスやタクシーも行列になります。
地方からホテルに泊まる方は、最低でも前日入りすることと、会場近く(徒歩圏内)のホテルを押さえておくと安心です。
都市部に住んでいる場合でも、雪の予報が出ているときは、会場に近いホテルに泊まってもいいかもしれません。
また、雪の中でも歩ける靴を用意しておくなど、雪に備えた服装の準備も必要です。
さらに、電車の運休などで当日会場に行けない場合に備えて、大学側の緊急連絡先も控えておくといいでしょう。
受験本番に向けた前日の過ごし方【最後の最後まで粘るべき】
受験前日に勉強するか否かという疑問があるかもしれませんが、「最後の最後まで粘るべき」だと考えています。つまり、前日も勉強をしましょう、ということです。
前日は新しいことをやるのではなく、これまでの復習や見直しといった要点を絞った勉強が効果的です。前日に新しい勉強をはじめても、内容が分からないと不安になるだけなのでおすすめしません。
苦手な分野を問題集やノートで見直す、模試などで間違えた問題の復習、暗記科目の重要項目の見直しなどが前日の勉強としてはおすすめです。
前日は本番に実力を発揮できる過ごし方や準備を意識しよう
受験前日は、必要な持ち物を用意することに加えて、会場の下見や急なトラブルのシミュレーション、雪対策などをおこなっておくと安心です。
ちなみに、以下の記事もぜひチェックしてみてください。
受験に必要な持ち物リストをまとめていますので、前日の準備に役立つはずです。
大学受験に必要な持ち物リスト&あると便利な持ち物まとめ
万全の準備で受験に挑んで、合格を勝ち取りましょう。