「高3になったら本気出す!」では間に合わない!? 勉強の悩みの根本は「時間」だった。

この記事は約5分で読めます。


こんにちは、受験コンサルタントの田中です。

「高校3年生になったら本気出す!」
そう考えている高校2年生のあなた、それでは受験に間に合わないかもしれません。
部活や学校行事で何かと忙しい高校2年生。受験生モードになるのは難しいですよね。しかし、今からでもできて受験につながる勉強、ちゃんとできていますか?

今回は、高校2年生の勉強に関するお悩みのうち「時間」にスポットを当てて、受験生となる高校3年生につながる勉強方法についてお伝えします!

高校2年生の悩み「勉強時間が少ない」

高校3年生になったら部活も終わりますから、「1日10時間以上勉強するぞ!」と思っているならばそれは甘いと言えるでしょう。今、1日数時間しか勉強してないのに、ある日から突然1日10時間勉強できるようにはなりません。昨日より今日、今日より明日というように、少しずつ勉強時間を伸ばしていく必要があります

勉強時間を確保し、時間を有効活用するために、今からできることは3つあります。

勉強時間が確保できない

放課後には部活があるから家に帰るとヘトヘトにつかれている。勉強は定期試験の前くらいしかやれない…という人も多いかもしれませんね。そんな人こそ学校の授業の時間を集中する」ということが最も効率的です、授業の時間は、居眠りや内職をしている人も多いかもしれませんが、非常にもったいないことです。授業で教えてもらったことをそこでしっかり理解できていれば、自宅での復習の時間がちょっぴりで済みますよ。授業中、集中していれば、自宅学習ではインプットは不要、アウトプットつまり演習問題を中心に取り組むことができますので、時短につながります。

苦手科目を克服できない

勉強していて分からないことがあると、そこで集中力もぷっつりと切れてしまいます。それに「わかんない…」とモチベーションも下がってくるでしょう。苦手意識が強くなると、その科目自体が嫌いになってしまうこともあるんです。
それが受験学年になってから生じてしまうと怖ろしいことになりますよね。ですから、高校2年生のうちに苦手科目、苦手分野をなくしておくことが非常に重要です。今後効率よく勉強を進めていけるように、今のうちに少し時間をかけて苦手克服を行っていきましょう。

定期試験か受験勉強か

指定校推薦や総合型選抜など、いわゆる内申点(評定平均)が受験に必要な場合、定期試験の成績は非常に大事です。そうでない人にとっては、定期テストの成績が悪くても大学受験には関係ないから勉強しなくていいという考えもあります。しかし、本当に、定期試験は受験に関係ないかのでしょうか?そんなことはありません!!

学校の授業で習ったことから入試は出題されています。ですから、定期試験対策は受験勉強にもつながっています。特に高校2年生では、授業ではまだ新しいことをどんどん教わっていく時期です。受験対策を始める前段階が整っているといないとでは雲泥の差が出ますから、定期テスト対策もしっかりと行いましょう。

高校2年生の悩み「勉強を計画どおりに進められない」

こんな話を聞いたことはありませんか?
「夏休みに、朝早く起きて毎日規則正しく勉強しようと計画を立てました。徹夜で計画づくりを頑張り、次の日から昼夜逆転していまいました」
笑い話のようですが、実際に毎年のように聞く話です。計画を立てることに夢中になってしまい、本末転倒してしまっています。

やる気のある受験生ほど、空回りが多いのかもしれませんね。肩の力を抜いて、ムリ・ムダ・ムラをなくしましょう。

計画がタイトすぎる

学習計画がずれ込んでしまう場合の多くは、計画に余裕がないことが原因です。何時から何時まで、毎日細かく計画を入れすぎていて、一度ずれると修正がききません。そのため、計画通りにいかない部分ばかりが目立ち、モチベーション低下にもつながります。

計画を立てる時には「目的」を明確にすること、そうすれば、ずれても修正ができます。そして「予備日」を設けること。そうすれば時間が足りなくても、そのあとの計画に影響が出にくくなります。

やることが明確でない

計画の中に「英語」「数学」だけ書くだけでは不十分です。具体的に書いていきましょう。例えば、「明日の予習」なのか「今日の復習」なのか。目的がはっきりしている方が重要です。

短期計画のみ/長期計画のみ

短期計画だけだと、急に定期試験対策や模試の復習が入ってきたり、調整がしにくくなってしまいます。逆に長期計画だけだと「今日やるべきこと」がよくわかりません。何となくで勉強してしまい、計画としては杜撰になってしまいます。
そこで短期・長期、2種類の計画を立てることをお勧めします。まずは1週間のスケジュールを立ててみましょう。今夜寝る時には「今日も計画通りいった!」と思えることが継続につながります。それとは別に長期計画も見ておきましょう。年間のスケジュールを確認し、この辺で模試がある、定期テストの前の2週間はちょっと学校の勉強に力を入れよう…等、週スケジュールを立てる上での参考にすることができます。
短期と長期、両方の視野を持つことが大切です。

まとめ

今回は高校2年生の勉強に関する悩みを「時間」というキーワードで見てきました。
まだ志望校が決まらないという人でも、あるいはすでに決まっている人でも、「本当に合格できるんだろうか?」という不安は、多かれ少なかれ、誰でも持っています。こうした不安を解消するためには、勉強するしかありません。
しかし、ただただ勉強をしているだけでは、不安はゼロにはならないと思います。高校3年生になればこの不安やプレッシャーはさらに大きくなるでしょう。この不安をうまく付き合っていくやり方を高校2年生のうちに身につけておきたいものです。

四谷学院では、高校2年生の勉強の悩みが解消できる個別相談会を実施しています。今、あなたにピッタリな受験戦略を受験コンサルタントが無料で提案します。

タイトルとURLをコピーしました