こんにちは。四谷学院の奥野です。
シリーズで大学入試の推薦入試ついて解説しています。今回は第5回。だいたい推薦入試とはどういうものがあるのかは分かってきたのではないでしょうか。
今回は、そんな推薦入試のメリットについて説明していきます。
推薦入試のメリット1
まず推薦入試のメリットの1つ目は、「受験のチャンスを増やせる」ということです。
推薦入試自体は受けられる数は少ないです。
たとえば、学校推薦型選抜「指定校制」は、専願制となっていて、原則一つの大学にしか出願できないようになっています。ですが、万一、校内選抜で漏れてしまったとしても、一般入試で合格する可能性も残っています。
つまり、一般入試というチャンスが残るということです。最初から一般入試だけ目指すよりも1回チャンスを増やすことができます。
推薦入試のメリット2
2つ目のメリットは「進路を早い段階で決められる」ということです。
学校推薦型選抜でも総合型選抜でも、一般入試よりも早い時期に出願や入試が始まります。ということは、それだけ合格発表の時期も早いということ。周りの受験生が一般入試に向けて追い込みをかける時期に「もう合格している」という可能性があるということです。受験生でいる期間が非常に短くなりますね。
ただし、油断は禁物です。推薦で合格した場合には、大学入学までに課題を課されることがあります。
勉強から解放されるわけではないので、ご注意ください。
推薦入試のメリット3
3つ目は「競争率がやや低め」ということです。
一般入試と推薦入試を単純に数字だけで比べた際に、一般入試の競争率(倍率)よりも推薦入試の競争率の方がやや低い傾向があります。
ただし、あくまで単純な数字だけでの比較です。
「推薦入試=受かりやすい、入試が簡単」と安易に考えるのは大間違いです。
推薦入試はそれだけ出願までのハードルが高く、出願者自体が一般入試と比べれば圧倒的に少ないということなのです。
推薦入試のメリット4
推薦入試の最大のメリットは、学力以外の面も重視してもらえるということです。
純粋に勉強面、各科目の点数などで合否が決まる一般入試とは違い、推薦入試は面接や志望理由書、小論文などで選考が行われ、勉強以外の実績や意欲、人間性などが重視される入試です。総合型選抜(旧AO入試)ではアドミッションポリシーも重要です。学力にちょっと不安がある人でもチャンスがあるということです。
まとめー推薦入試について知ろう!(5)推薦入試を受験する4つのメリット
今回は推薦入試のメリット・デメリットを紹介しました。
「進路を早い段階で決められる」
「競争率がやや低め」
「学力以外の面も重視してもらえる」
今まで推薦入試は検討していなかったけど、一度考えてみる価値があるかも、と思っていただけたかもしれません。
「結構メリットあるな!よし、推薦入試を受けよう!」と安易に飛びつこうとしたそこのあなた!ご注意ください!
推薦入試にはメリットはありますが、デメリットも同じくらい多いのです。
次回は推薦入試のデメリットについてお話ししていきます。
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