大学受験で合格を勝ち取るためには、本人のがんばりだけではなく家族のサポートも必要です。
しかしながら、親の言動がかえって受験生のストレスになっているケースも少なくありません。
大学受験目前の子どもに対して、親はどのように接するべきなのでしょうか。受験生の親がやってしまいがちなNG行動とともに、あるべき姿を探っていきましょう。
目次
受験生のストレスになる親の行動
何気なくやってしまう親の行動が、受験生の大きなストレスになっている場合があります。まず、受験生の親が絶対に避けるべきNG行動を見ていきましょう。
子どものペースを乱す
よくあるのが、「勉強しなさい」といって子どものペースを乱してしまうパターンです。
たしかに声かけが必要な子もいますが、多くの子どもは親のこの一言で勉強に対するモチベーションが大きく下がってしまいます。
勝手に参考書を買ってくるのもいけません。模試を無理に勧めたり、自分で収集した出所が明らかでない情報を子どもに伝えたりするのもNGです。
子どもには子どものペースがあります。そして、受験生として何をすべきなのかも十分理解しているはずです。親の過干渉は受験のストレスになるだけなので、絶対に避けましょう。
他人と比較する
友だちや兄弟、親戚などと比較するのも、避けるべきことの一つです。
親としては鼓舞しているつもりかもしれませんが、受験生にとって他者との比較はストレスになるだけで良いことは何もありません。場合によっては、自信喪失や信頼関係の破壊につながるおそれもあります。
そもそも、お子さんとまったく同じ条件・環境の受験生は一人としていません。他者との比較は無意味であることに気付き、余計なストレスをかけないようにしましょう。
子どもの不安をあおる
受験生本人の前で、不安をあおるようなネガティブワード(「無理」「どこにも入れない」「落ちる」など)を言うのも避けるべきです。
親以上に子どもは不安を感じています。そのような状況下で親が不安を口にしてしまうと、子どもの「居場所」を奪うことになりかねません。
親は、子どもの不安を受け止められる数少ない存在です。不安があってもぐっとこらえ、居場所を確保してあげてください。
受験生の心の支えとなる親の行動
それでは、大学受験を控えた子どもに対して親はどのように接するべきなのでしょうか。ここからは、親だからこそできる行動・やらなければならない行動を解説します。
最低限の情報収集
親の過干渉はストレス要因の一つですが、親が受験について知らないことが多すぎるのも、受験を控えた子どもにとっては大きなストレスです。
共通テストの日程や前期・後期日程の違いなど、最低限の情報は親自身で収集しておくべきでしょう。
なお、情報は信頼できるサイトから収集してください。大学受験に関する情報は、文部科学省や大学のホームページに掲載されています。塾や予備校では保護者向けの説明会や面談を実施しているところもあるので、そういったシステムを利用するのも有用です。
生活面でのサポート
生活面のサポートは、親だからこそできることといえます。
子どもの好みや体調に合わせて栄養バランスの良い食事を用意できるのは、親だけです。風邪をひかないように室温を調節するのも、さりげないサポートといえるでしょう。
また、規則正しい生活ができるように配慮するのも大切なことです。何日も続けて夜遅くまで勉強している場合は、無理をしないように注意をうながしてください。
本人の意見を尊重して見守る
大学受験は、結果を出すのも進学するのも受験生自身です。親とはいえ、他人があれこれ口をはさむのは良くありません。本人の意見を受け止め、尊重して見守ることがとても大切です。
ときには不安を訴えてくることもあるでしょう。泣き言をいうこともあるかもしれません。そのようなときは気持ちをやさしく受け止め、ねぎらいや励ましの言葉をかけてあげてください。
親が心の支えとなれば、子どもは安心して受験に臨めます。
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