信州大学の受験対策!難易度や合格に向けての勉強法を解説

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「大学の地域貢献度調査 2019」で総合1位に輝いた信州大学は、2020年度の調査の結果「大学の地域貢献度調査2021」で全国総合2位にランクインしました。

また、世界の水問題の解決に向けて研究開発を行う、国家的研究プロジェクトの拠点の一つとして採択されており、今後もさまざまな業界から注目されることが予想されます。

この記事では、信州大学の入試問題の特徴や難易度、倍率、合格につながる効果的な勉強方法などをご紹介します。

受験を検討している方は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。
※本記事に記載されている情報は2023年6月5日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。

 

信州大学の入試問題で問われる能力

まずは、信州大学が求める人材(学生像)、入試の特徴、難易度を見ていきましょう。

 

信州大学はどんな人材(学生)を望んでいるのか

信州大学では、求める学生像として以下のアドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)を記載しています。

信州大学は、かけがえのない自然を愛し、人類文化・思想の多様性を受容し、豊かなコミュニケーション能力を持つ教養人であり、自ら具体的な課題を見出しその解決に 果敢に挑戦する精神と高度の専門知識・能力を備えた個性を育てることを教育に関する目標にしています。 信州大学は、この教育に関する目標に基づき、信州大学「学位授与の方針」で定めた知識・能力等を信州大学「教育課程編成・実施の方針」で定める教育内容・方法等 により卒業までに身につけるため、これらの教育に必要な高等学校修了段階の学力を有する人を求めています。
引用:信州大学 入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

また、アドミッション・ポリシー内に「大学入学までに履修すべき教科・科目」も掲載しており、信州大学が理想とする学生の人格面だけでなく、学力も非常に大事にしていることがわかるでしょう。

さらに、各学部もアドミッション・ポリシーを掲げています。希望する学部が求める学生像を詳しく知りたい方は、信州大学の入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)をご確認ください。

 

信州大学入試の特徴

信州大学では、以下のように多彩な入試方式を採用しています。

・一般選抜(前期・後期日程)
・総合型選抜Ⅰ・Ⅱ
・学校推薦型選抜Ⅰ・Ⅱ
・帰国子女入試
・社会人入試
・私費外国人留学生入試

ここでは、信州大学のおもな入試方法として、一般選抜と総合型選抜、学校推薦型選抜の3つをご紹介します。

一般選抜方式

全学部で採用されており、最も受験者数が多い方式です。信州大学では、前期・後期の各日程で入学者を募集する分離分割方式で一般選抜を実施しています。

学内併願する場合は、前期日程と後期日程の学部・学科から1つずつ選び、2つの学部もしくは、同一学部内の2つの学科に出願可能です。

総合型選抜方式

受験生が自己推薦により応募する方式です。
学校側は、面接や小論文などを通して受験生の意欲・適性などを測り、選抜を行います。

信州大学では、大学入学共通テストを行わない「総合型選抜I」と、大学入学共通テストを行う「総合型選抜Ⅱ」があります。
総合型選抜Ⅰの対象となるのは工学部で、総合型選抜Ⅱの対象となるのは理学部理学科地球学コースのみです。

学校推薦型選抜方式

以下のような学校の長からの推薦により、行われる入試方式です。

・高等学校
・中等教育学校
・特別支援学校の高等部
・日本の高等学校課程と同等の課程を持つものとして、文部科学大臣が認めた在外教育施設

総合型選抜方式と同様に、大学入学共通テストを行わない「学校推薦型選抜Ⅰ」と、大学入学共通テストを行う「学校推薦型選抜Ⅱ」があります。

この方式を採用している学部・学科は非常にたくさんあるため、詳しく知りたい方は最新の募集要項を確認するとよいでしょう。

また、各入試方法の詳しい日程などは、信州大学の入試情報をご確認ください。

 

各科目の試験問題の特徴

信州大学の入試対策をするには、試験問題の特徴や出題傾向をつかんでおくことが必要です。

ここでは、一般選抜の前期日程において、多くの学部・学科で出題される英語、数学、国語、理科(物理・化学・生物・地学)のそれぞれの傾向を解説します。

 

英語

大問数は学部によって異なり、2~4題です。試験時間は90分で、記述式と選択式の問題があります。どの学部も長文読解が出題されます。
なかには、自分の考えをまとめるなど英文の作成を求められる問題もあるため、対策が必要です。
問題集を繰り返し解いてある程度記述式の問題に慣れてきたら、時間内に問題を解く練習もしておくとよいでしょう。

 

国語

国語も学部によって大問数が異なりますが、いずれも試験時間は90分です。教育学部は大問が5題で、大問1は漢字、大問2・3は現代文、大問4は古文、大問5は漢文の問題で構成されています。

経法学部は大問が3つで、すべて近代以降の文章をもとに出題されます。
大問数が少ないものの、問題文の文章量が多く、解答では指定の文字数以内で説明しなければなりません。

時間内に論術問題を解けるよう、問題集を使って練習しておく必要があるでしょう。

 

数学

大問数は最大7題で、学部・学科によって異なります。試験時間も学部・学科によって変わり、最も長い場合で150分です。

経法学部や医学部保健学科では、ベクトルや微分積分などのさまざまな分野が融合された問題が多く出されます。
これに対し、工学部や理学部では、応用力や解法に対する習熟度を見る問題も多めです。学部・学科によって内容が大きく異なるため、自分が受ける学部・学科に合った分野を対策しましょう。

 

物理

大問は4題で、記述式の問題で構成されています。試験時間は学部・学科によって異なり、最長180分です。

力学、波動、電磁気、熱力学と、幅広いカテゴリから出題される傾向にあります。
そのため、問題集や過去問を使って、各分野の対策をする必要があるでしょう。

 

化学

大問は4題で、選択式や記述式、穴埋め問題などから構成されています。物理と同じく、学部・学科によって試験時間が大きく異なります。

化学実験に使う器具の扱い方や基本用語といった基礎的な内容のほか、化学反応式の記述や化学平衡、電気分解など多彩な分野から出題されることが特徴です。

各分野で基礎的な内容が問われるため、教科書レベルの基礎知識を身に付けたうえで、応用問題の練習もしておきましょう。

 

生物

生物も、同じく大問4題です。数十文字での解答が必要な記述式の問題が多く、そのほかには穴埋め問題などが出されます。試験時間は、学部・学科によって異なります。

ヒトを含む、生物に関する基礎知識や構造、酸素に関する知識など基礎的な問題が中心となるため、まずは教科書レベルの知識を確実に身に付けることが必要です。

ただし、上記のとおり論述問題も多くあります。単純に用語を覚えるだけでなく、それらを説明できるだけの理解も必要です。

信州大学では、入試情報ポータルサイトで各学部の過去問題や出題意図を公開しています。入試に向けて具体的な対策を模索中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

信州大学入試の難易度

信州大学は、準難関の国公立大学群である「5S大学」に分類される学校です。

ただし、大学入試の難易度や偏差値は、選択する学部学科や入試方式によっても大きく変わります。みんなの大学情報の「信州大学の偏差値 【2023年度最新版】」によると、医学部医学科の偏差値は65となっています。

信州大学を目指すなら、実際に選択する入試方式や学科から、ボーダーラインとなる偏差値や得点率などの調査を行いましょう。

 

信州大学の入試概要


ここからは、信州大学の入試概要について解説していきます。

 

出願資格について

信州大学の一般選抜では、次のいずれかに該当し、さらに志望の学部・学科などが指定する大学入学共通テストの教科、科目を受けた方に出願資格があるとされています。

なお、この出願資格は、2023年度の学生募集要項をもとにしたものです。

注意事項などの詳細や最新情報、ほかの入試方式の受験資格について知りたい方は、ぜひ信州大学の入試情報ポータルサイトを確認してください。

(1)高等学校(中等教育学校及び特別支援学校の高等部を含みます。以下この学生募集要項において単に「高等学校」といいます。)を卒業した方又は令和5年3月卒業見込みの方
(2)通常の課程による12年の学校教育を修了した方又は令和5年3月修了見込みの方
(3)学校教育法施行規則(昭和22年文部省令第11号)第150条第1号から第5号の2までの規定により高等学校卒業者と同等以上の学力があると認められる方又は令和5年3月31日までにこれに該当する見込みの方
(4)学校教育法施行規則(昭和22年文部省令第11号)第150条第7号の規定により,本学において,個別の入学資格審査により高等学校卒業者と同等以上の学力があると認められる方又は令和5年3月31日までにこれに該当する見込みの方で,令和5年3月31日までに18歳に達する方
引用:信州大学 令和5年度学生募集要項(一般選抜)

 

試験科目や合格要件

信州大学の試験科目や配点は、選択するコースや学科によって大きく異なります。
ここでは、各学部における一般選抜(前期日程)での個別試験の科目をご紹介します。
細かな学科やコースの情報、選択条件などは、最新の入学者選抜要項を確認してください。

なお、以下のデータはすべて2023/6/5現在のものです。

 

人文学部(人文学科)
教科科目配点
その他総合問題400
調査書50

 

教育学部(現代教育コース)
教科科目配点
国語「国総」「国表」「現文A」「現文B」「古A」「古B」※1300
数学「数Ⅰ」「数Ⅱ」「数Ⅲ」「数A」「数B」※1
外国語「コミュⅠ」「コミュⅡ」「英表Ⅰ」※1
その他面接(口頭試問含む)50
調査書(面接の参考資料として活用)

※1 国語、数学、外国語から1教科選択。

 

教育学部(野外教育コース)
教科科目配点
その他実技検査(運動)300
面接(口頭試問含む)50
調査書(面接の参考資料として活用)

 

教育学部(国語教育コース)
教科科目配点
国語「国総」「国表」「現文A」「現文B」「古A」「古B」300
その他面接(口頭試問含む)50
調査書(面接の参考資料として活用)

 

教育学部(英語教育コース)
教科科目配点
外国語「コミュⅠ」「コミュⅡ」「英表Ⅰ」300
その他面接(口頭試問含む)50
調査書(面接の参考資料として活用)

 

教育学部(社会科教育コース)
教科科目配点
国語「国総」「国表」「現文A」「現文B」「古A」「古B」※2150
外国語「コミュⅠ」「コミュⅡ」「英表Ⅰ」※2
地歴「世B」「日B」「地理B」から1科目選択75
公民「現社」「倫」「政経」から1科目選択75
その他面接(口頭試問含む)50
調査書(面接の参考資料として活用)

※2 国語、外国語から1教科選択。

 

教育学部(数学教育コース)
教科科目配点
数学「数Ⅰ」「数Ⅱ」「数Ⅲ」「数A」「数B」300
その他面接(口頭試問含む)50
調査書(面接の参考資料として活用)

 

教育学部(理科教育コース)
教科科目配点
数学①「数Ⅰ」「数Ⅱ」「数Ⅲ」「数A」「数B」
②「数Ⅰ」「数Ⅱ」「数A」「数B」※3
300
理科「物基・物」「化基・化」「生基・生」「地学基・地学」※3
その他面接(口頭試問含む)50
調査書(面接の参考資料として活用)

※3 数学および理科は、数学①を選択するか、数②+理科4科目の合計5科目の中から2科目を選択

 

教育学部(音楽教育コース)
教科科目配点
その他実技検査(音楽)300
面接(口頭試問含む)50
調査書(面接の参考資料として活用)

 

教育学部(図画工作・美術教育コース)
教科科目配点
その他実技検査(美術)

または

小論文

300
調査書及びその他出願書類50

 

教育学部(保健体育コース)
教科科目配点
その他実技検査(運動)300
面接(口頭試問を含む)50
調査書(面接の参考資料として活用)

 

教育学部(ものづくり・技術教育コース)
教科科目配点
数学①「数Ⅰ」「数Ⅱ」「数Ⅲ」「数A」「数B」

②「数Ⅰ」「数Ⅱ」「数A」「数B」※4

300
理科「物基・物」「化基・化」「生基・生」「地学基・地学」※4
その他面接(口頭試問含む)50
調査書(面接の参考資料として活用)

※4 数学および理科は、数学①を選択するか、数②+理科4科目の合計5科目の中から2科目を選択

 

教育学部(家庭科教育コース・特別支援教育コース・心理支援教育コース)
教科科目配点
国語「国総」「国表」「現文A」「現文B」「古A」「古B」※5300
数学「数Ⅰ」「数Ⅱ」「数Ⅲ」「数A」「数B」※5
外国語「コミュⅠ」「コミュⅡ」「英表Ⅰ」※5
その他面接(口頭試問含む)50
調査書(面接の参考資料として活用)

※5 国語、数学、外国語の3教科の中から1教科を選択。

 

経法学部(応用経済学科、総合法律学科)
教科科目配点
国語「現国」「言文」「論国」「文国」「国表」※8200
数学「数Ⅰ」「数Ⅱ」「数A」「数B」※8
外国語「コミュⅠ」「コミュⅡ」「コミュⅢ」「英表Ⅰ」「英表Ⅱ」※8
その他調査書50

※8 国語、数学、外国語の3教科の中から1教科を選択。

 

理学部(数学科)
教科科目配点
数学「数Ⅰ」「数Ⅱ」「数Ⅲ」「数A」「数B」600
その他調査書

 

理学部(理学科 物理学コース)
教科科目配点
理科「物基・物」400
その他調査書

 

理学部(理学科 化学コース)
教科科目配点
理科「化基・化」400
その他調査書

 

理学部(理学科 地球学コース)
教科科目配点
その他面接(口頭試問)300
調査書(面接の参考資料として活用)

 

理学部(理学科 生物学コース)
教科科目配点
理科「生基・生」400
その他調査書

 

理学部(理学科 物質循環学コース)
教科科目配点
その他総合問題900
調査書

 

医学部(医学科)
教科科目配点
数学「数Ⅰ」「数Ⅱ」「数Ⅲ」「数A」「数B」150
理科「物基・物」「化基・化」「生基・生」から2科目選択150
外国語「コミュⅠ」「コミュⅡ」「コミュⅢ」「英表Ⅰ」「英表Ⅱ」150
その他

 

面接150
調査書(面接の参考資料として活用)

 

医学部 保険学科(看護学専攻・検査技術科学専攻・理学療法学専攻・作業療法学専攻)
教科科目配点
数学「数Ⅰ」「数Ⅱ」「数A」「数B」200
外国語「コミュⅠ」「コミュⅡ」「コミュⅢ」「英表Ⅰ」「英表Ⅱ」200
その他

 

調査書50

 

工学部(物質化学科)
教科科目配点
数学「数Ⅰ」「数Ⅱ」「数Ⅲ」「数A」「数B」「数C」250
理科「物基・物」「化基・化」から1科目選択250
その他調査書40

 

工学部(電子情報システム工学科、水環境・土木工学科、機械システム工学科、建築学科)
教科科目配点
数学「数Ⅰ」「数Ⅱ」「数Ⅲ」「数A」「数B」250
理科「物基」「物」250
その他調査書40

 

農学部(農学生命科学科)
教科科目配点
理科「物基・物」「化基・化」「生基・生」から2科目選択400
その他調査書50

 

繊維学部(先進繊維・感性工学科、機械・ロボット学科、化学・材料学科、応用生物科学科)
教科科目配点
理科「物基・物」「化基・化」「生基・生」から1科目選択200
その他調査書25

出典:信州大学 令和5年度入学者選抜要項

出願者数や合格者数のデータ

信州大学の学科別の出願者数・合格者数は、以下のとおりです。なお、ここでは、2023年度の一般選抜における前期日程のデータをご紹介しています。

学部学科・専攻出願者数合格者数
人文学部人文学科402168
教育学部現代教育コース1614
野外教育コース96
国語教育コース4412
英語教育コース3711
社会科教育コース2614
数学教育コース3419
理科教育コース1916
音楽教育コース148
図画工作・美術教育コース106
保健体育コース197
ものづくり・技術教育コース86
家庭科教育コース1511
特別支援教育コース2813
心理支援教育コース197
経法学部応用経済学科17463
総合法律学科14470
理学部数学科5926
理学科(物理学コース)4722
理学科(化学コース)3218
理学科(地球学コース)1913
理学科(生物学コース)9117
理学科(物質循環学コース)3614
医学部医学科380100
保健学科(看護学専攻)12854
保健学科(検査技術科学専攻)12229
保健学科(理学療法学専攻)4615
保健学科(作業療法学専攻)3913
工学部物質化学科12879
電子情報システム工学科237109
水環境・土木工学科11240
機械システム工学科8865
建築学科13346
農学部農学生命科学科(生命機能科学コース)5623
農学生命科学科(動物資源生命科学コース)5927
農学生命科学科(植物資源科学コース)5427
農学生命科学科(森林・環境共生学コース)4625
繊維学部先進繊維・感性工学科9233
機械・ロボット学科7729
化学・材料学科8161
応用生物科学科8727

出典:令和5年度信州大学入学者選抜の状況 (入試区分別)

信州大学に合格するための勉強方法


ここからは、信州大学に合格するための学習方法をご紹介します。

 

信州大学に入るには、何をすればいい?

信州大学は先述のとおり、準難関の5S大学に分類されている国公立大学です。一般選抜では、大学入学共通テストの結果も重要となるため、幅広い科目の基礎力から応用力までをバランスよく身に付ける必要があります。

各科目の出題傾向は、学科や入試方式によっても変わります。

したがって、信州大学の受験対策を始めるときには、志望学部・学科の入試情報を確認したうえで、自分の現状に合った勉強の優先順位を決めていくことが大切です。

そして、ある程度の基礎力が身に付いたら、出題傾向に沿って出やすい分野を入念に対策していきましょう。

受験学科によっては、試験時間が長時間になります。

そのため、受験対策として、過去問を使い「与えられた時間をどのように使っていくか?」といった時間配分のトレーニングも行うとよいでしょう。

 

受験期の過ごし方

信州大学に合格するには、受験本番までに身に付けた基礎力と応用力を、与えられた時間のなかで発揮することが大切です。

そのためには、長期的な見通しを立てて自身の課題と向き合う必要があります。

特に受験本番まで1年をきっている場合は、大事な時間を無駄にしないためにも、「それぞれの時期をどう過ごすか?」を明確にし、以下のように具体的な学習計画を立てる必要があるでしょう。

・春(4~6月):基礎力を徹底的に身に付ける期間です。秋以降に行う実践問題で苦戦しないためにも、春のうちに基本的な知識を理解しておく必要があります。また、これまでなかなか机に向かえなかった方は、この時期から少しずつ長時間の勉強に慣れていきましょう。

・夏(7~9月):苦手科目の克服や、秋以降の成績アップにつながる大事な時期です。この時期の学習ポイントは、「問題集を1日10ページ解く」というようなハードルが高くない目標を立て、それを毎日クリアしながら勉強継続への自信を付けることです。苦手科目が特にない方は、英語の英文解釈や数学の解法暗記などに取り組み、応用問題に対する基礎力を身に付けていきましょう。

・秋(10~12月):秋になったら、大学入学共通テスト対策や応用問題といった、試験本番を視野に入れた勉強にシフトしていきます。この時期の学習におすすめなのは、1~2ヵ月で終えられる厚みの問題集を1冊買い、それを繰り返し解くことで完成度を高める方法です。すでに応用力が身に付いている人は、信州大学の過去問を解きながら出題傾向を詳しく分析してもよいでしょう。

・冬(1月~):年が明けたら、過去問を使って、限られた時間を効率よく使う練習を繰り返し行います。そうすることで、各科目の問題を解くペースなどもつかめるようになります。また、何度もミスをしてしまうポイントがある場合は、問題集に戻ってそのカテゴリの復習を行ってみてもよいでしょう。

 

予備校で勉強する場合の注意点

多くの受験生は予備校に対して「強い意志が求められる独学と異なり、教室に毎日通いさえすれば大学に合格できる」といったポジティブなイメージを抱いているかもしれません。

しかし、一般的な予備校の授業は、たくさんの生徒が先生の話に耳を傾ける「集団授業」です。

そのため、授業を聞いただけで復習などをせずに終わった場合は、知識の定着が難しい傾向にあります。

苦手分野が多い生徒の場合、予備校では授業についていけなくなることも考えられます。

そのため、予備校で高い効果を得るには、苦手分野や授業のわからない点を先生に聞きに行くといった積極的な学習姿勢が求められることでしょう。

 

四谷学院のカリキュラムのご案内

予備校で生じやすい問題の解決には、四谷学院の「ダブル教育システム」がおすすめです。ダブル教育システムには、以下の特徴があります。

 

科目別能力別授業

予備校のクラス分けは、テストの総合得点で行われるのが一般的です。
一方で、四谷学院の科目別能力別授業では、能力と科目という2つの基準でクラス分けを行います。

このシステムによって、四谷学院の生徒は、自分の能力に合った授業を受けられます。

四谷学院では自分に合ったクラスに入れるため、苦手科目の多い生徒が授業についていけずに取り残されたり、成績優秀な生徒が得意科目の授業で時間を持て余したりすることもありません。

 

55段階個別指導

一般的な予備校のデメリットは、科目別能力別授業で解消できるでしょう。

しかし、知識の有無よりも知識の活用が重視される受験では、科目別能力別授業だけだと対策としてやや不十分です。

そこで四谷学院では、学生の応用力や実践力を向上させるために、マンツーマンで丁寧な指導を行う「55段階個別指導」を導入しています。55段階個別指導では、演習問題を繰り返し行うことで、応用力の向上が期待できます。

 

まとめ:信州大学入試は丁寧に解く力が重要!

【信州大学の入試概要】
・学力はもちろんのこと、豊かな人間性や広い視野を持ち、チャレンジ精神旺盛な人材を求めている
・おもな入試方式は、一般選抜、総合型選抜、学校推薦型選抜
・入試難易度は、標準~やや難関

【信州大学の入試データまとめ】
・一般選抜(前期日程)の倍率は、0.8~5.9倍(学部・学科、入試方式によって大きな差がある)

【勉強方法まとめ】
・幅広い科目において、基礎力と応用力をバランスよく身に付ける対策が必要
・学科によっては1科目150分という試験時間になることもあるため、時間配分のトレーニングも大切

信州大学は、国公立大学のなかで準難関レベルの学校です。

この大学を目指すためには、基礎知識をきちんと理解したうえで、応用問題に活かせるだけの力が求められます。

合格を目指すなら、四谷学院の「ダブル教育システム」で学習を進めるのがおすすめです。

信州大学の受験に向けて対策を希望される方は、ぜひ四谷学院にお問い合わせください。

※本記事でご紹介した情報は2023年6月5日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。

 

失敗しない予備校選びは説明会参加が重要!

予備校選びは大学受験の合否に直結するといっても過言ではありません。インターネットの口コミや予備校のパンフレットだけでは、得られる情報に限りがあります。

自分に合った予備校を選ぶには、実際に説明会に足を運び、自身の目で確かめるのが一番です。

以下の記事では、予備校の入学説明会について詳しく解説しています。ぜひ一度目を通して、予備校の説明会に参加する際に感じがちな疑問や不安を解消してみてください。

予備校の入学説明会って何をやるの?どうやって参加する?
入学前に説明会を行っている塾・予備校がほとんどです。 これからあなたが長い時間を過ごす場所になりますから、 「ここで目標に向かってがんばれそうか?」 「自分の力を100%引き出してくれそうか?」 説明会に参加して、ご自身の目で確かめるのが一番です。 この記事では、予備校の説明会に参加するときに感じがちな、あなたの疑問や不安を解消します。

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