こんにちは、四谷学院の受験コンサルタント、田中です。
もう志望大学や学部は決まりましたか?しっかり志望校や学部を決めて、これから本気で頑張りたい!と考えている高校1年生2年生に向けて、今回は「大学・学部選びの基準」について考えていきます。
悩んでいる方はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
選び方(1)将来やりたい仕事につながる学部を選ぶ
最もシンプルな考え方として、将来やりたい仕事や就きたい職業から逆算して、大学を選ぶことができます。でも…「将来どういう仕事がしたいか」なんて、大学以上にイメージしづらいかもしれません。やりたいことは何となくあるけれど、学部選択につながらない。そういうケースでは、知らないから学部が決められないとなっていることが多くあります。
つまり、志望校・志望学部が決まらない原因の1つは「情報不足」ということです。
学部・学科を知る
同じ名前の学部でも勉強できる内容が違うこともよくあります。学部や学科の名前だけ見て決めつけることは、実は結構危険です。
例えば、将来学校の先生になりたい!と考えたときに「教育学部一択だ!」と考えるのは安易です。実際は、教育学部以外でも中高の教員免許を取得することができるからです。知っていましたか?
他にも、情報について学びたい!と考えたときに「え?情報って理系でしょ?」とあきらめてしまうのはまだ早い!理学部や工学部にある情報系学科は確かに理系になりますが、文理融合型の情報系学科もありますよ。
つまり、学部学科を知ることで、学部学科の選択肢が一挙に広がっていくということです。
あわせてチェック!
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大学に行ってから決めることもできる
やりたいことが明確に決まらない場合、大学進学時には決めないということも可能です。「つぶしがきく学部」なんて言い方も聞いたことがあると思いますが、そういう意味ではありません!こうした将来への不安を抱える学生のために、実際に大学で学んでみてから進む道を決められるという制度を用意している大学もあるんです。
例えば旧帝大の一つである北海道大学には「総合入試文系・理系」という入試があります。
入学後に全員が総合教育部に所属して、1年間教養科目や基礎科目をしっかり学び、2年次にそれぞれの学部へ進学していきます。
選び方(2)環境で選ぶ
こういうのも立派な動機の一つですね。イメージする力はパワーの源になります。いろいろな目標・夢を否定せず「こういうのもあり!」と柔軟に考えてみてくださいね。
注意:学部割れ
「都心でおしゃれなキャンパスライフを送りたい」という気持ちを持っているならば、青山学院大学なんてぴったりですよね。
【青山学院大学 青山キャンパス】
※大学サイトより引用
ここで注意が必要です!
青山学院大学の理工学部や社会情報学部、地域社会強制学部やコミュニティ人間科学部も神奈川県の相模原キャンパスで授業を行います。
【青山学院大学相模原キャンパス】
※大学サイトより引用
また、東京農業大学の場合、名前に「東京」と入っているので、東京都内にキャンパスがあるとイメージする人が多いと思います。実際、都内の世田谷区にキャンパスがあります。が!!生物産業学部は北海道のキャンパスですし、農学部は神奈川県の厚木です!
【東京農業大学 北海道オホーツクキャンパス】
【東京農業大学 厚木キャンパス】
※大学サイトより引用
このように学部によってキャンパスが異なることを「学部割れ」と言います。名前だけで誤解する受験生が多いので、必ず自分が通いたいキャンパスまでチェックしておきましょう。
注意2「学年割れ」
もう1つ注意点です。年次でキャンパスが変わる大学もあるんです。
例えば、MARCHの1つである明治大学。多くの文系学部が1・2年次に杉並区の和泉キャンパスで学びます。そして、3・4年次は千代田区の駿河台キャンパスに移動することになります。
もしも、1・2年生で単位を落としていると、3年生になってもその授業のためだけに前のキャンパスに通わないといけないということもあるんです。
※大学サイトより引用
まとめ【志望校の決め方】選び方のポイントやよくある失敗例も!後悔しない志望校選びをしよう!
環境が人を育てる、と言います。大学生活は、社会に出る直前の自分を形成していく大事な時期です。だからこそ大学選びは妥協せずにしっかり調べ、「ここに行きたい!」という志望校を見つけましょう。
四谷学院では、進路指導や入試情報の提供なども行っています。説明会でも詳しく説明しているので、まずはお気軽にご参加ください。オンラインでも実施しています。