【ゼロから始める大学受験】世界史の勉強法と学習のコツ5箇条とは?これから世界史の学習を始める方は必見です。

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こんにちは、四谷学院 世界史担当の加藤です。今回は、これから大学受験に向けて世界史を学習する方々に、勉強の仕方を解説していきます。

世界史学習の5箇条をおさえて勉強を進めていきましょう。

その1. まずは歴史の流れやその時代の状況を理解

世界史の学習において重要なことは、各時代・地域の「歴史の流れやその時代の状況」を理解してから細かい内容・語句を覚えていくことです。「歴史の流れやその時代の状況」とは、物語でいうところのストーリーやその背景にあたります。この「歴史の流れやその時代の状況」を理解しようとせず、一問一答形式の問題集などで細かい内容・語句を覚えることだけに執着してしまうとなかなか成績は上がりません。

例えば、『竹取物語』について、「なよ竹のかぐや姫」や「竹取の翁(おきな)」、「火鼠(ねずみ)の皮衣」といった語句だけを覚えていても、肝心のストーリーや時代背景を理解していなければ、『竹取物語』というお話を理解できているとは到底言えないですよね。世界史も同じなのです。まずはマンガからでもいいので、「歴史の流れやその時代の状況」をつかんでから細部を覚えるようにしましょう。

歴史はマンガで学ぶ
歴史マンガは楽しみながら、各時代・地域の「歴史の流れやその時代の状況」を理解して覚え込むのにぴったりです。読めば、世界史が好きになること間違いなしです!

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日本史もあります

その2.「タテとヨコのつながり」を意識する

世界史では「タテとヨコのつながり」を理解することも重要です。「タテのつながり」とは、地域ごとの歴史を指します。各分野を学習するときは、どの分野の続きなのかを確認しながら学習しましょう。「ヨコのつながり」とは、同時代の地域ごとのつながりを指します。同時代の他の地域ではどのようなことが起こっていたのか?他の地域とのつながりはどうだったのか?ということを普段から意識して学習できるとよいでしょう。
資料集等には「〇世紀の世界」という項目があります。それも確認しておくとよいでしょう。

その3.アウトプットを行う

授業などを通じて、知識をインプットした後には、アウトプットすることが重要です。学校や塾・予備校で授業があったその日のうちに復習ができるといいですが、その際に学習した内容を誰かに説明してみるといいでしょう。誰もいなければ壁に向かってでもかまいません。学習した内容を説明できれば、しっかりと理解できている証ですし、その逆も然りです。その後は、問題演習に取り組んでみましょう。空欄補充等の問題でリード文がある場合には、リード文も読んでみるといいでしょう。リード文は各時代・地域の「歴史の流れやその時代の状況」をまとめたものであることが多く、それを読むだけで復習になるからです。また、1.でも説明した通り、一問一答形式の問題集などで細かい内容・語句を覚えることだけに執着してしまうと、なかなか成績が上がらないので注意しましょう。

良質な演習を増やすべし!
四谷学院では「55段階演習教材」である『世界史の55マスター』と『世界史の55段階チェック集』によって効率よくアウトプットすることができます。「55段階演習教材」に取り組み終わったら、より実践的な問題に取り組むこともできます。

その4.「軸」となる教材をつくる

問題演習や過去問演習をするなかで、間違えたり、知らなかった内容が出てきたりすることがあります。そのようなときには「軸」となる教材に書き込んでおけるとよいでしょう。「軸」となる教材とは、これまで学習した内容をまとめたもので、それさえ確認すればすべて復習できるというものです。

「軸」となる教材はノートでも、プリントでも、用語集でもなんでもかまいません。自分が使いやすいと思ったものを「軸」となる教材にし、適宜、復習できるようにしておきましょう。

その5.定期的に復習する

世界史では、定期的に復習することが肝心です。というのも、繰り返し取り組むことによって、徐々に記憶が強固なものになっていくからです。例えば、1週間前に見たスーパーのチラシに掲載されていたタマゴの値段を覚えている方はあまりいませんよね。これは脳が重要ではない情報だと認識しているからです。脳が認知した情報は短期記憶として一時的に保管されますが、重要ではないと脳が判断した情報は記憶から薄れていってしまいます。
一方、繰り返し取り組み、何度も何度も触れることで脳が重要な情報だと認識するようになると、長期記憶として長期的に記憶が保管されます。一度覚えたことでもしばらく触れないと記憶から抜け落ちてしまいます。
復習に終わりはありません。入試当日まで定期的に復習を続けるようにしましょう。

【ゼロから始める大学受験】世界史の勉強法と学習のコツ5箇条~まとめ

今回は受験世界史の勉強法について5つのポイントを解説しました。

四谷学院では、大学受験のプロである「受験コンサルタント」の先生が受験に向けた学習計画をチェックしてくれます。正しい勉強方法で学習を進めないと、どんなに頑張っても結果には結びつきません。
正しい学習習慣を確立して、受験を乗り切りましょう。

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