成成明学獨國武で英検利用ができる大学・学部について解説

この記事は約6分で読めます。


こんにちは!四谷学院の奥野です。

関東の有名私立大学群である成成明学獨國武の受験を考えているのであれば、英検の取得をおすすめします。学部や学科によっては、受験を有利に進められるでしょう。

本記事では、成成明学獨國武の入学試験で、英検を利用できる大学・学部・入試方式をご紹介します。

成成明学獨國武とは

成成明学獨國武(せいせいめいがくどっこくむ)とは、関東の6つの私立大学をまとめた名称です。具体的には、以下の大学が含まれます。

  • 成蹊大学
  • 成城大学
  • 明治学院大学
  • 獨協大学
  • 國學院大學
  • 武蔵大学

これらの大学は、中堅私大群の日東駒専(日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学)と、難関私大群のMARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)の間に位置する難度として知られています。

なお、成成明学獨國武のうち、成蹊大学・成城大学・明治学院大学をまとめて「成成明学」と呼ぶこともあります。成成明学について、詳しくはこちらの記事もご覧ください。

関連記事
成成明学とは?各大学の特徴や難易度を解説

英語外部検定利用入試とは


英語外部検定利用入試とは、実用英語技能検定(英検)やTOEFL、TOEICなどの英語検定試験の成績を、大学入試の合否判定に利用する入試方式のことです。利用できる検定試験には、上記3つのほかに以下のようなものがあります。

  • GTEC
  • GTEC CBT
  • TEAP
  • TEAP CBT
  • IELTS
  • ケンブリッジ英検

英語外部検定利用入試では、検定試験の成績やスコアを出願資格にしたり、大学独自の個別試験における英語の得点に換算・加点したりすることが一般的です。

成成明学獨國武で英検利用できる大学・学部

ここからは、成成明学獨國武で英検が利用できる大学・学部・入試方式について、一部を抜粋してご紹介します。なお、詳細や最新の情報については、各大学の公式ホームページをご確認ください。

成蹊大学(2教科型グローバル教育プログラム統一入試)

成蹊大学では、一般選抜の独自入試「2教科型グローバル教育プログラム統一入試(G方式)」において英検が利用できます。

この入試方式の対象となる学部・学科は、経済学部現代経済学科、経営学部総合経営学科、法学部法律学科、法学部政治学科、文学部英語英米文学科、文学部国際文化学科です。

大学独自の個別試験に加えて、50点配点の活動報告書と、同じく50点配点の英語外部検定試験の得点を組み合わせて合否を判定します。英検の場合、得点加算されるのはCSEスコア1,825点以上です。

このほかにも、総合型選抜(AOマルデス入試)では、出願資格に英検が含まれる場合があります。

より詳しい情報については、大学公式ホームページの成蹊を受験するをご確認ください。

成城大学(総合型選抜)

成城大学では、総合型選抜で英検が利用できます。対象となる学部・学科は、経済学部、文芸学部(英文学科、ヨーロッパ文化学科)、社会イノベーション学部です。

経済学部と文芸学部では英検2級が、社会イノベーション学部ではCSEスコア1,728点以上(級・合否は問わない)が出願資格となっています。

また、2026年度試験からは、文芸学部と社会イノベーション学部で「大学入学共通テスト利用選抜(B方式)」と「国公立大学併願型大学入学共通テスト利用選抜(N方式)」で、英検の利用が可能になります。

詳しくは、大学公式ホームページの学生募集要項をご確認ください。

明治学院大学(英語外部検定試験利用型)

明治学院大学では、一般選抜の一般入学試験において「英語外部検定試験利用型」の全学部日程・A日程で英検が利用できます。

全学部日程の場合は、英検2級以上の合格またはCSEスコア1,980点以上で外国語(英語)の試験が免除になり、A日程の場合は、CSEスコアに応じて「外国語(英語)」試験の得点に換算する仕組みです。

また、自己推薦AO入学試験では、出願資格に英検が含まれる場合があります。

より詳しく知りたい方は、大学公式ホームページの入試要項をご確認ください。

獨協大学(外検+)

獨協大学では、一般選抜の一般入試「外検+(プラス)」において、英検が利用できます。「外検+」は、外部検定試験資格を持っていれば、一般入試「学科別」という入試方式で出願した学科と同一学科に限り、プラス0円で併願ができるオプション制度です。

対象となるのは全学部・学科です。学科によって基準は異なりますが、英検の場合、最低でもCSEスコアが1,980点以上必要になります。

このほか、「共通テスト利用入試 英語資格」では全学部で英検の利用が可能です。また、総合型選抜・学校推薦型選抜・その他の選抜では、出願資格に英検が含まれる場合があります。

詳細は、大学公式ホームページの入試情報・過去問題をご確認ください。

國學院大學(英語外部試験利用型など)

國學院大學では、一般選抜のA日程(全学部統一)の「英語外部試験利用型」で、英検を利用できます。対象は全学部で、大学独自の英語試験は課されません。出願資格となる英語のスコアは、学部・学科によって異なります。

また、一般選抜のB日程では「外国語」を試験科目に含むすべての学科において、英検のスコアの利用が可能です。スコアを提出したうえで大学独自の外国語試験を受験した場合は、どちらか高いほうの得点を合否の判定に利用します。

このほかに、総合型選抜・学校推薦型選抜では出願資格に英検が含まれる場合があります。

詳細は、大学公式ホームページの入試情報をご確認ください。

武蔵大学(全学部統一グローバル型)

武蔵大学では、一般選抜の一般方式「全学部統一グローバル型」で英検を利用できます。

対象はすべての学部・学科で、指定する英語資格・検定試験のスコアによって得点が換算され、大学独自の試験との合計点で合否を判定する仕組みです。英検の場合は準2級以上で、最低でもCSEスコア1,950点以上が必要になります(受検した級が不合格の場合でも出願可能)。

このほかにも、総合型選抜では出願資格に英検が含まれる場合があります。

詳細は、大学公式ホームページの入試情報をご確認ください。

まとめ

成成明学獨國武の入試では、学部・学科や入試方式によって英検が利用でき、受験を有利に進めることが可能です。成成明学獨國武への進学を希望している方は、英検の取得を検討するとよいでしょう。

失敗しない予備校選びは説明会・相談会参加が重要!

第一志望校に合格するためには、学力を身につけつつ、受験に関する情報も正確に入手しなくてはなりません。だからこそ、受験のプロが在籍する予備校が頼りになります。志望校合格をつかむためにも、予備校を活用しましょう。

予備校を選ぶ際は、パンフレットやインターネット上の情報に頼るだけではなく、複数の予備校の説明会・相談会に参加することが大切です。実際に自分の目で見て、学習環境や指導方針、サポート体制などを確認・比較するとよいでしょう。

以下の記事では、予備校の説明会・相談会に参加する方法やチェックしたいポイントをまとめています。ぜひ、予備校を訪れる前に参考にしてみてください。

大学受験予備校「説明会」の参加の仕方と確認ポイント

タイトルとURLをコピーしました