こんにちは、四谷学院の山中です。
生物が好きで、大学でも生物系の学問や研究をしたいという生徒から、
「生物系の大学・学部ってどこがありますか?」
という質問をよく受けます。
サイトや情報誌では、生物系の大学・学部・学科の一覧を見ることができますね。
では、その数ある大学・学部・学科の中から、どのように自分が行きたいところを選べばよいのか?
この記事では、生物を学びたいけど大学を悩んでいる人に向けて「行きたい大学の選び方」についてお伝えします。
生物学の学部・学科といえばこれ!
大学を決める前に、学部・学科を絞ります。
もしも、「生物学の中でもこれをやりたい!」と分野まで決まっている人は、それを軸に学部・学科を探していけばOKですね。
でも、具体的なやりたい分野は決まっておらず、「なんとなく生物に関することを学びたい」と考えている人が多いのではないでしょうか?
そこで、生物学の学部・学科といえばこれ!という大枠から紹介します。
大きく3種類あります
生物系の学部・学科といえば、大きく分けて以下の3種類があります。
②農学部
③その他(別の学問領域と融合している学部・学科)
①理学部生物学科と②農学部
理学部と農学部の違いは大学によって多少異なります。
必ずしもそう言い切れるわけではないですが、一般に、理学部は「基礎研究」のイメージです。すでに分かっている現象や事柄について、そのメカニズムを解明するための研究をしたり、生物のもつしくみを詳しく調べたり、高校生物をより深く解明していくような内容が多く見られます。
一方、農学部は現在の生活や社会に身近なテーマを扱い、未来に向けてその研究を生かして新しいシステムを取り入れたり、暮らしを豊かにしたりといった側面が強いと言えるでしょう。
すでに分かっていることについて深掘りし、そのメカニズムを解明して根拠づけていく研究に興味があるならば、理学部をまずは調べてみましょう。
それよりも、より身近でこれまでの知識や研究結果を応用して現在・未来に取り入れていこうとする研究に興味があるのであれば、まずは農学部を調べてみるといいでしょう。
③その他(別の学問領域と融合している学部・学科)
例えば以下のような学科があります。
・生物学と経営学が融合した学科(例:神戸大学農学部食料環境システム学科食料環境経済学コースなど)
・生物学と数学が融合した学科(例:九州大学理学部生物学科など)
・生物学と物理学が融合した学科(例:東京大学理学部物理学科など)
自分の興味関心のある他学科のテーマなども踏まえて、「こういう勉強がしてみたいな」とわかると、学部学科選びがスムーズにいきます。
今回「こんな学科があるよ」とご紹介したことを、少しでも役に立てていただければと思います。
四谷学院では 「学部学科がわかる本」 を配布しています。
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