こんにちは、四谷学院です。
今回は、国公立大学入試の英語で出題されることの多い自由英作文にどう取り組めばよいかについて、ひとつのアプローチを紹介したいと思います。
動画でもご覧いただけます。
基本姿勢は英借文
英作文は「英借文」であるという話は有名かもしれません。
英作文をできるようになるためには、定型の表現を丸暗記して蓄積することが近道です。問題を解くときにはゼロから英文を組み立てるのではなく、蓄積させた表現を「借りて」一部を設問に合わせてその表現を応用することで対応します。
自由英作文に向けた戦略
英借文を前提として、自由英作文に向けた具体的なアプローチ方法を2ステップでご紹介します。
ステップ1
まず英借文の使える英文の表現を蓄積する段階では、特に10 wordsを少し超える長さの英文を書けるようになることを意識しましょう。
自由英作文というとできるだけミスをしないように簡単な表現を使うことが大事ですが、それでも10 wordsを下回るような表現ばかりでは内容が薄くなりやすいものです。
従属接続詞(ifやbecauseなど)を使った複文や関係代名詞を使った文を意識すると簡単に10 wordsを超えるので意識して書いてみるようにしましょう。
ステップ2
10 wordsを超える英文が書けるようになると、自由英作文を組み立てることも楽になります。
例えば80 wordsの自由英作文に取り組むときには、おおよそ7~8文で構成しよう、と意識しましょう。
段落の構成は「導入・主張(トピック)」→「主文・理由(サポート)」→「結論・まとめ(コンクルージョン)」が一般的な組み立て方になるでしょう。
書きやすい英語表現を蓄積させつつ、10 wordsの1文でどれくらいの内容が表せるのかの感覚をつかめていれば、3つの段落構成のそれぞれを何文ずつで構成すればよいかもわかりやすくなります。
英作文のお題を把握したら、上記の段落構成に従って内容とそれぞれのパートを何文ずつで構成するのかざっくりと草稿を作り、自分の英語表現で書けるような内容に微調整しながら実際に英文を書いていきます。
【大学受験二次試験対策】自由英作文へのアプローチ「まとめ」
大学入試で課される自由英作文は一般的に50~100 wordsです。いきなり80 wordsの英文を指定されてもどれくらい書けばよいのかイメージがつかみづらいのではないでしょうか。
そんな時は今回の方法で、10 wordsの感覚をつかみ構成するように意識してみましょう。