やる気が出ない受験生がやる気モードになったスイッチは?三日坊主タイプでも大丈夫<四谷くん奮闘記⑥>

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四谷くんは都内のとある学校に通う高校生。四谷学院に入学して、進路指導を担当する受験コンサルタントの先生にアドバイスをもらいながら、一緒に成績アップ&大学合格を目指します!

「やる気を出す」ことより、「行動」に目を向けよう

四谷くん
四谷くん
定期テストが近づいているのに、全然やる気が出ません… 今回こそ良い成績を取りたいとは思っているし、勉強しないといけないのもわかっているんですが、ついスマホや他のことが気になってしまって。
学校の勉強や部活だけでも忙しいのに、そこに受験勉強を両立させて合格した先輩たちってすごいですよね。
色んなことに挑戦して最後までやり切っている。僕にできるかなぁ。
悩んでしまっているみたいだね。でも、四谷くんの周りも、やる気に満ちあふれた「熱血」タイプばかりかといえば、実際はそうじゃない人も多いはずだよ。
先生
先生
四谷くん
四谷くん
確かにそうですね。じゃあ僕と何が違うんでしょう。意外とみんな家や塾では「熱血」モードに変わるんですかね?
忘れないで欲しいのは、成績を上げるには「やる気を出すのが得意か」よりも、「どれだけ行動したのか」が重要ということ。
志望校に合格した人が「全員やる気を出すのが上手だったか」といえば、それはわからない。
ただ「全員がしっかりと勉強に取り組んでいたか」は、間違いなくYESだよ。
やる気が出ないことに引っかかってしまうよりも、行動を起こしやすくなるように工夫していこう!
先生
先生

勉強する「一歩手前」にスイッチをつくる

日常生活の中で、いきなり「よし!勉強がんばるぞ!」と気合いを入れるのはなかなか大変だよね。それこそ、やる気に満ちあふれていないとなかなか難しい。
だから、勉強するよりも前の行動にスイッチをつくっておくのがおすすめだよ。
先生
先生
そろそろ机に向かって勉強しないとな… でも腰が重くてなかなかスタートできない!こんな経験はないかな?
そういうときは、今まで過ごしていたプライベートタイムから、自然と勉強へ移れるよう決まりごとを設定しておくと良いよ。
机に向かって教材を開くよりもハードルが低い作業がベストだね。何か思いつくかな?
先生
先生
四谷くん
四谷くん
やっぱりスマホの電源を切るのが一番効果はありそうだと思います。いつも気が散っちゃう原因になるから、これさえできれば自然と「じゃあ勉強するか」ってなるかも。
あとはゲームやマンガをちゃんと棚に片づける。目に入ったら気がひかれてしまうものを片づけるだけでも、集中できそうな気がします。
考えてみてわかったと思うけど、「普段の自分の生活」から、いかに「勉強するモード」へ移っていくかが大事なんだ。
その移行をスムーズにしてくれるのが、「勉強する前にはスマホの電源を切る」といった‟ルーティン”を決めること。「スマホの電源を切る」ことが「勉強する」ためのスイッチになるんだね。
「この行動をした後は、自然と勉強するんだ」という流れが固まってくればバッチリ!
先生
先生
「勉強がとにかく大好きで、四六時中問題を解いています!」という人だったら別だけど、そういうタイプばかりじゃないよね。
勉強モードにいきなり切り替えるのが苦手な場合は、「普段の自分の生活」にあるものを遠ざけていくことから始めよう
家族に「これから勉強始めるからちょっと静かにしてね」と声をかけるのも、行動に移すためのスイッチとしておすすめだよ。
先生
先生

学習ルーティンをくり返すことが、学習習慣の定着につながる

四谷くん
四谷くん
ルーティンといえば、スポーツ選手がよくやっていますよね。お決まりの動きをしてからプレーすると、目の前の場面に集中できるって聞いたことがあります。
ただ、昔から『学習習慣を身につけるように!』って先生たちに言われてきたけど、全然続かないんですよね…
その気持ちはよくわかるよ。『○○するように!』と言われても、その方法を教えてもらえないと、「どうすれば良いんだろう」「本当にこのやり方でうまくいくのかな?」と不安になってしまうよね。
これまで、四谷くんはどういうふうに勉強してきたのかな?
先生
先生
四谷くん
四谷くん
勉強した方が良いのはわかっているけど、気乗りしない日が1日できると「もういいや」って投げやりになって諦めてしまうことが多くて。飽きやすい三日坊主タイプなんですよ。
『毎日必ず机に向かうだけでも、勉強する時間は自然と増えてくる』なんて言われて、実際にやってみたこともあるけど、結局長続きしませんでした。
これだと、ルーティンを作っても本当にうまくいくのかなぁ。
じゃあどうすれば勉強を続けられるようになるのか、一緒に考えてみよう!
先生
先生

人間はそもそも全員「飽きやすい」

まず、自分が飽きやすいタイプなんだ…と決めつけてしまうのはもったいないよ。事実ではないことでも、自分で思い込んでしまうと、次第にその通りになっていきやすいからさ。
どんなにお気に入りの映画やゲームだって、頻繁に何回もくり返していると、いずれは飽きてしまうよね。
人間の脳は、一度経験したことのあるものからはあまり強い刺激を受けられない。つまり慣れてしまって、より新しいものを求める傾向にあるんだ。
先生
先生
四谷くん
四谷くん
確かに、好きなことでもずっと続けていると飽きちゃいますね。
でもそうなると、苦手意識のある勉強を継続していくのって、やっぱりかなり難しいことなのかも。

切り替えるスイッチを1つにしない

そこでおすすめなのが、勉強モードに切り替えるためのスイッチを複数用意すること。
意識を切り替えるスイッチが毎回同じものだと、脳が次第に慣れてしまって、「やるぞ!」という気持ちが湧いてきづらくなる。
だからこそ「机に向かう」のように、勉強するときには必ず通過する行動にスイッチを置いてしまうと、わかりやすいけどすぐに飽きてしまうんだ。
先生
先生
だから勉強よりも「一歩手前」にスイッチをつくるようにしておけば、様々な行動を勉強する引き金にできるから、モードを切り替えるための刺激が損なわれないよ。
先生
先生

「ルーティン」が「習慣」に変わる!

「人間の行動は、8割以上が無意識レベルで行われる」と言われているんだ。
そこで大事になるのが「習慣」、つまりほぼ無意識に行うような動作をどうコントロールするか。
先生
先生
意識的にルーティンを活用して学習を続けていると、ある時から毎日勉強をするのが当たり前になってくる。これが「学習習慣が身につく」ということだね。
『学習習慣を身につけなさい!』と言うのは、いきなり『毎日自然と勉強できるようになりなさい!』と言っているようなものなんだ。もちろんかなり難しい。
「習慣」というのは、言われたら身につくものではなく、行動を続けていたら自然と身についているものだよ。
まずはルーティンを決めて、少しずつ行動を起こせるようにしていこう!
先生
先生
四谷くん
四谷くん
もしスマホを触るのと同じくらい自然と勉強ができるようになったら…勉強時間も絶対増えますね!
スポーツ選手がオリジナルのルーティンをやっているのってなんだか‟カッコいい”イメージがあるから、自分専用のルーティンを見つけるのが楽しみです!

【本日の四字熟語】

暗中模索 あんちゅうもさく

見通しが立たないまま、あれこれと考えて解決策を色々と試すこと。

自分が成し遂げたことのないものについて、計画や見通しを立てるのは非常に難しいことです。
これから初めて「第一志望に合格する」という経験をしようとしているあなたが、どうしたら良いのか大学受験について迷ってしまうことが多いのは当然なんですね。
四谷学院では、多くの先輩たちと共に合格をつかんできた受験コンサルタントが、‟大学合格のプロ”として道筋を一緒に考えてくれます!
一人で暗中模索せず、先生と一緒に目標へと突き進みましょう!

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