2020年度から小学校でプログラミング教育がスタート!大学受験はどう変わる?

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2020年度からは、いよいよ小学校でのプログラミング教育がスタートします。大学入試でも、2020年度(2021年1月~)からは今までのセンター入試に変わって「大学入学共通テスト」が始まりますが、プログラミングは大学受験にどう影響するのでしょうか?

こちらでは、プログラミング教育導入の背景や、小学校や中学校、高校のプログラミング教育はどう行われるのか、さらに、大学受験がどう変わるのかについて解説します!

 

小学校でプログラミング教育が必修になる!その狙いとは?

『プログラミングは現代の読み書きそろばん』。これは、2018年5月に開催された「未来投資会議」での、安倍首相の発言です。

この発言からもわかるように、これからは、AIやビッグデータなどのIT、情報処理の素養が必要とされるシーンがさらに増えてくることが予想されます。

2020年度から導入される小学校でのプログラミング教育は、その第一歩として行われるもので、小学生の段階で論理的なプログラミング的思考を持てるようにするのが狙いです。

とはいえ、小学校でコーディングなど高度な内容を教えるわけではなく、パソコンに触れて基礎操作を学んだり、実際にプログラミングを体験したりすることなどが目標とされています。つまり、プログラミングを学ぶというよりは「この部分を動かすためには、どうしたらいいのか?」というプログラミング的思考(論理的思考)を育てるために行われるものなのです。

 

高校では、2022年度からプログラミングを含む「情報Ⅰ」が共通必履修科目に!

小学校で始めるプログラミング教育は、中学校・高校でも続きます。

2021年度からは、中学校の技術分野において今までよりもさらに実践的なプログラミングの技術や知識を学びますが、その中にはプログラミングのミスや欠陥を見つける「デバッグ」作業も含まれています。

高校では、2022年度から共通必履修科目としてプログラミングを含む「情報Ⅰ」が新設され、さらに高度なプログラミングに関する授業がスタート。「情報Ⅰ」は、プログラミングや情報セキュリティを含むネットワーク、データベースの基礎などを学び、情報化社会に対応できる能力を身につけるのが目標とされています。

 

大学入学共通テストにも「情報Ⅰ」の導入が予定されている!

2020年度から始まる「大学入学共通テスト」では、大学入学段階で思考力・判断力・表現力が今までより重視されるようになりますが、それにプラスして、プログラミングなどの情報科目の導入が検討されています

具体的には、2024年度(2025年1月~)からは、「情報I」が出題教科として導入される見通しです(決定事項ではありません)。

また、同時に「CBT(Computer Based Testing)」と呼ばれるコンピューターを使った受験方式の導入も検討されています。

 

プログラミング以外の科目がなくなるわけではない!各科目の基礎固めも重要

小学校でスタートするプログラミング教育は、中学校、高校と進むにつれて高度な内容を学んでいくことになります。

小学校では論理的に考える「プログラミング的思考」やパソコンの基本操作方法などを学びますが、中学校からは学ぶ内容もより本格化し、「デバッグ」にもトライすることになりそうです。

高校では、新たに共通必履修科目として「情報Ⅰ」が新設され、高校生全員がプログラミングに関する知識などを学ぶことになります。

そのような流れを考えると、大学受験にプログラミングなどに関する教科「情報Ⅰ」の導入が検討されるのは自然の流れといえそうですね。

けれども、だからといって大学受験のほかの科目がなくなるわけではありません。プログラミングは学校や個人でしっかり学びつつ、ほかの受験科目については、四谷学院でしっかり基礎固めをするのがおすすめです!

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