受験前日にノー勉はヤバイ?前日におすすめな勉強・やってはいけないことを解説

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こんにちは!四谷学院の奥野です。

大学受験の前日は、「緊張と不安で心が落ち着かない」という方も多いでしょう。

しかし、この受験前の一日は大切で、過ごし方を間違えると本番で実力を発揮できない可能性があります。特に、追い込みと称した詰め込み勉強は、逆効果になる可能性が高いため注意が必要です。

では、受験前日にはどのような勉強が効果的で、どのようなことを避けるべきなのでしょうか。

この記事では、受験前日におすすめの勉強法、受験前日にやってはいけないことを解説します。万全の状態で試験に臨むためにも、ぜひ参考にしてみてください。

受験前日は勉強を休むべき?受験日前日の過ごし方


受験前日はゆっくり休んだほうがよいという意見もあります。しかし、完全にノー勉で一日を終えるのもよくありません。重要なのは、適度な勉強と休息です。

ここでは、受験前日をどのように過ごすべきか、おすすめのスケジュールについて解説します。

受験前日の朝は、試験当日と同じ時間に起床するようにしましょう。

受験勉強をしていると夜型の生活になりがちですが、いきなり試験当日に早起きをすると、生活リズムの変化に体が追いつかず、試験で実力を発揮できない可能性があります。

当日の緊張感を和らげるためにも、前日も早起きをするなどして、体内時計を調整しておきましょう。

また、朝食はしっかりと摂るようにしましょう。
脳を活性化させるためには、栄養バランスの取れた食事が欠かせません。ご飯やパンなどの主食に、たんぱく質を含むおかずをプラスした食事が理想です。

午前

午前中は試験に向けて準備を行いましょう。持ち物リストを作成し、必要なものがそろっているか確認します。

また、交通経路や試験会場までの移動手段、当日の服装も再確認しておくことが大切です。不足しているものがあれば、早めに買い物に行くようにしましょう。

昼ごはん

炭水化物を多く摂ると眠気を引き起こす原因となるため、昼ごはんは軽めにしておきましょう。
何も食べずに勉強すると、空腹で集中力が下がってしまう可能性があります。

緊張で食欲がない場合は軽いもので構わないので、エネルギー補給をして午後の勉強に備えましょう。

午後

午後は、この後に説明するおすすめの勉強法に合わせて勉強を行いましょう。
また、遠方から受験しに来ている場合は、事前に試験会場を下見しておくと安心です。

会場の雰囲気や道順を把握しておけば、受験前の不安感を軽減でき、リラックスした状態で勉強に取り組めます。

夕方

夜に塾や予備校などに行く場合は、おにぎりやサンドウィッチなどで軽めに食事をしておきましょう。事前に栄養補給をしておくことで、その後の勉強で集中力を維持できます。

塾や予備校に行く前は炭水化物で小腹を満たしておき、帰宅してから消化のよいおかずを摂るようにするとよいでしょう。

気合いを入れるためにとんかつやステーキ、お寿司などを食べたい気持ちもあるかもしれませんが、胃もたれしたりお腹を壊したりする可能性があるものは避けましょう。

夜は明日に備えて早めに就寝することが大切です。睡眠時間は7時間ほど確保できれば理想ですが、緊張で眠れない場合もあるかもしれません。

その際は、熱すぎないお風呂に浸かったり、ホットミルクなど温かい飲み物を飲んだりしてリラックスしましょう。

寝られないからといってスマートフォンを見るのは、夜更かしにつながるのでNGです。心地よい環境で安眠できるよう工夫しましょう。

ホテル泊の場合はどうすればいい?
ホテル泊の場合、自宅とは異なる環境で過ごすことになるので、リラックスを最優先しましょう。見知らぬ土地では緊張しやすいため、好きな音楽を聴いたり、本を読んだりして自宅にいるような気持ちで過ごすのがおすすめです。また、緊張から眠れないという可能性も考慮して、自宅から枕を持参しておくと安心感が増します。

受験前日におすすめな勉強

受験前日には、今までやってきたことの復習をするのがおすすめです。

もっとも、次の日に疲れを残すようなハードな勉強は避けなければなりません。以下のような軽めの内容にとどめておきましょう。

暗記した内容をおさらいする

受験前日には、公式や単語などパッと見て確認できる暗記モノの復習をしましょう。暗記モノの復習なら頭をあまり使わなくて済むため、次の日に疲労が残りません。

ただし、新しい単語などに手を出すのは避けてください。広く浅く、今まで覚えたことを軽く確認する程度にしておきましょう。

ノートや参考書を見直す

今まで勉強に使っていたノートや参考書を見直すのもおすすめです。受験前日のために、わからなかった問題・間違えた問題をまとめたノートを作っておくのもよいでしょう。

このようにして作ったノートは、今までの努力の結晶ともいえます。さらっと見直して、「できる」という自信につなげましょう。

過去問を解き直す

次の日に受ける大学の過去問を解き直すのも、おすすめの過ごし方です。

解けなかった問題や間違えた問題に再チャレンジする・解法が頭に浮かぶかどうかを確認するなど、気になる部分をざっと復習しておきましょう。

ただし、この日のためにわざわざ過去問を残しておくのはNGです。解けないとパニックになってしまい、逆効果になる可能性もあります。

受験前日にやってはいけないこと


次に挙げるのは、受験前日に避けるべき勉強です。以下のような勉強はメンタルや体調に悪影響をおよぼすおそれがあるため、絶対にやめてください。

新しい問題集や参考書に手を出す

受験前日に新しい問題集や参考書に手を出すのは、絶対にやってはいけないことです。

新しい知識を詰め込むのは、容易なことではありません。覚えられないとストレスがたまり、焦りも出てくるでしょう。また、解けない問題・わからない問題があると、不安やパニックから自信を失ってしまいます。

そもそも、試験前日にちょっと勉強したくらいで知識は定着しません。試験前日は新しいことではなく復習に力を注ぎ、次の日にしっかり実力が発揮できるように備えましょう。

難しい問題ばかり解く

受験前日に難しい問題ばかり解くのもおすすめできません。

難問は解くのに時間がかかるわりに得られるものは少なく、うまく解けないと自信喪失につながります。場合によっては、「解くだけで精いっぱいで答え合わせができなかった……」ということになるかもしれません。

難問に時間をかけるなら、そのまま復習に充てるほうが効率的なうえ、メンタル面への悪影響も避けられます。

徹夜で勉強をする

受験前日に徹夜で勉強するのは、非常にリスクが高いので避けましょう。

一夜漬けでは知識が定着せず、逆に疲労してしまうため、試験当日のパフォーマンスに悪影響をおよぼす可能性があります。また、睡眠不足は集中力や判断力を低下させ、問題解決能力にも影響を与えます。

前述したとおり、受験前日は軽い復習や確認にとどめ、しっかりと睡眠を取ることが重要です。心身ともにリフレッシュした状態で試験に臨みましょう。

過度な運動

受験前日には、過度な運動をしないようにしましょう。ストレッチや軽い運動は身体がほぐれ、リラックス効果がありますが、激しい運動や長時間の運動は体力を消耗させてしまいます。疲労感が残ると、試験当日の集中力低下につながるため注意が必要です。

適度な運動で心身のバランスを保ちつつ、体調管理に努めましょう。

普段と違う行動

緊張や不安から、普段とは異なる行動を取りたくなることもあるかもしれません。しかし、受験前日は基本的に普段どおりの生活を心がけることが重要です。

いつもと違うルーティンは脳にストレスがかかり、不安感が増してしまう可能性があります。

普段どおりに食事をする、睡眠時間を守るなど生活リズムを崩さないようにし、自分にとって心地よい環境を維持するよう努めましょう。

いよいよ本番!最終日の朝起きたらやるべきこと


受験で本領を発揮するには、緊張せず、心を落ち着けた状態で試験に臨むことが大切です。受験当日の朝は、時間に余裕を持って起床しましょう。

頭にエネルギーを補給するために、朝食は糖質の多いおにぎりやパンなどを選ぶのがおすすめです。

試験会場に着いたら、リラックスを最優先に考えましょう。新たに問題を解くよりも、これまで勉強してきたことを振り返る時間にあてるのが得策です。

もし緊張して勉強に身が入らない場合は、あえて勉強しないという選択肢もあります。無理せず自分のペースで心を整え、リラックスして試験時間を待ちましょう。

個別指導なら受験前日にも利用可能!合格サポートは四谷学院におまかせを

受験生にとって、大学受験は最も大切なイベントといえます。その受験前日をどのように過ごすかは、合否にも影響を与えかねない重要なポイントです。

もちろん、緊張をほぐすためにいつもどおり勉強するのも方法の一つでしょう。

四谷学院の個別指導なら、授業の曜日・時間帯が選べるので受験前日の利用も可能です。授業時間以外は、自習室で最後の仕上げをすることもできます。

また四谷学院の特長は、ほかの予備校にはない「ダブル教育」による授業です。理解力を高める「科目別能力別授業」と、解答力を強化する「55段階個別指導」を組み合わせたダブル教育なら、効果的かつ効率的に学習が進められます。

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失敗しない予備校選びは相談会・説明会参加が重要!

受験を成功させるためには、自分に合った適切な予備校を慎重に選ぶことが重要です。そのためには、口コミや公式ホームページの情報だけでなく、実際に相談会や説明会に参加し、学習環境や指導方針、サポート体制を直接確認することが大切です。

また、複数の予備校を訪れて比較検討するのもおすすめです。各校の特徴や強みを理解することで、自分の学習スタイルや目標に最も適した予備校を見極められるようになります。

受験に向けた最適な学習環境を見つけるためにも、積極的に相談会や説明会に参加してみましょう。

大学受験予備校「説明会」の参加の仕方と確認ポイント

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