大学の受験日が近づくと、否が応でも気持ちが高ぶってきます。とりわけ受験前日は、不安や緊張で落ち着かなくなってしまうものです。
しかし、受験前日の過ごし方を間違えてしまうと、当日に実力を発揮できなくなります。特に「試験前日に仕上げの勉強をしておこう」と思っている人は、要注意。やり方を間違えると、試験会場へ行く気すらなくしてしまうかもしれません。
それでは、受験前日にはどのような勉強をすべきなのでしょうか。おすすめな勉強・避けるべき勉強をそれぞれ見ていきましょう。
目次
受験前日におすすめな勉強
受験前日には、今までやってきたことの復習をするのがおすすめです。もっとも、次の日に疲れを残すようなハードな勉強は避けなければなりません。以下のような軽めの内容にとどめておきましょう。
暗記した内容をおさらいする
公式や単語など、パッと見て確認できる暗記モノの復習をしましょう。暗記モノの復習ならば頭をあまり使わなくて済むため、次の日に疲労が残りません。
ただし、新しい単語などに手を出すのは避けてください。広く浅く、今まで覚えたことを軽く確認する程度にしておきましょう。
ノートや参考書を見直す
今まで勉強に使っていたノートや参考書を見直すのもおすすめです。受験前日のために、わからなかった問題・間違えた問題をまとめたノートを作っておくのもよいでしょう。
このようにして作ったノートは、今までの努力の結晶ともいえます。さらっと見直して、「できる」という自信につなげましょう。
過去問を解き直す
次の日に受ける大学の過去問を解き直すのも、おすすめの過ごし方です。
解けなかった問題や間違えた問題に再チャレンジする・解法が頭に浮かぶかどうかを確認するなど、気になる部分をざっと復習しておきましょう。
ただし、この日のためにわざわざ過去問を残しておくのはNGです。解けないとパニックになります。
受験前日にやるべきではない勉強
次は、受験前日に避けるべき勉強です。以下のような勉強はメンタルや体調に悪影響をおよぼすおそれがあるため、絶対にやめてください。
新しい問題集や参考書に手を出す
受験前日に新しい問題集や参考書に手を出すのは、絶対にやってはいけないことです。
新しい知識を詰め込むのは、容易なことではありません。覚えられずにストレスがたまり、焦りも出てくるでしょう。また、解けない問題・わからない問題があると、不安やパニックから自信を失ってしまいます。
そもそも、試験前日にちょっと勉強したくらいで知識は定着しません。試験前日は新しいことではなく復習に力を注ぎ、次の日にしっかり実力が発揮できるように備えましょう。
難しい問題ばかり解く
受験前日に難しい問題ばかり解くのもおすすめできません。
難問は解くのに時間がかかるわりに得られるものは少なく、うまく解けないと自信喪失につながります。また場合によっては、「解くだけで精いっぱいで答え合わせができなかった……」ということになるかもしれません。
それならば、難問にかける時間をそのまま復習に充てるほうが効率的ですし、メンタル面への悪影響も避けられます。
がんばりすぎる
受験前日にがんばりすぎるのも良くありません。
ギリギリまで勉強したい気持ちはわかりますが、寝る直前まで頭を使っていると寝付きが悪くなります。また、眠れないからといって夜遅くまで勉強してしまうと、試験当日に「寝不足で実力が発揮できなかった……」ということになりかねません。
受験前日は時間を決めて早めに勉強を切り上げ、しっかり睡眠時間を確保しましょう。
なお、緊張や不安で眠れない場合は、無理に寝なくても良いので体を休ませることを意識してください。目を閉じて横になるだけでも、次の日のツラさがだいぶ変わるはずです。
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