出願校決定!そのとき親がなすべき3つのこと。

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こんにちは、四谷学院の片野です。

志望校そして出願校を決めるとき、「受験生の親」は何をすべきでしょうか?
意外と悩まれる方が多いんです。
今回は、その疑問にお答えします。

自分で出願校を決められるのが理想

「出願校は自分で決めたい」
そう考える高校生が多くなっています。もちろん、費用などはご家族の方への協力が欠かせません。

一般的には、以下のような流れで出願校を決めます

ケース1 生徒主導型

1、生徒が受験プランを考える。
2、そのプランをもとに、高校・予備校で面談をする。
3、ある程度、決まったプランを保護者に伝え、費用などを含めて相談する。

ケース2 家族相談型

1、生徒が受験プランを考える。
2、そのプランで問題ないかを家庭で相談する。
3、高校・予備校で面談をする。
4、面談時に、修正した方が良い点があると指摘されれば、再度、家庭で相談する。

このような流れで進めていきます。
あくまでも、生徒自身が受験プランを組むということを意識されるとよいでしょう。
家族と意見が合わないときにでも、「最終的には自分で決めた」と生徒が思えることが大切です。

「誰かに決めてもらった」「押し付けられた」と思いながらでは、100%の力が出せません。

保護者も受験プランをチェックする

「ご家庭で相談と言われても、どんな点に注意して確認して良いのだろうか?」
そんな不安もあるでしょう。

受験プランの主なチェックポイントは4つです。

  • 出願校数に問題はないか
  • 安全校から目標校まで、満遍なく組み込まれているか
  • 受験日程に無理はないか
  • 立地に問題はないか(合格した場合、通えるか?)

出願校数については、人それぞれでかなり異なるものです。
一般的には、下記のような受験校数が目安となります。

国立大学が第一希望の場合

平均8~10校を受験します。
内訳は下記の通りです。

 国立大学前期1校・後期1校
 私立大学目標校1~2校
 私立大学実力相応校1~2校
 私立大学安全校1~2校
 私立大学センター利用2~3校

私立大学が第一希望の場合

平均8校程度を受験します。
内訳は下記の通りです。

 目標校2~3校
 実力相応校2~3校
 安全校2~3校
 センター利用2~3校

目標校を決める

「目標は必要ですか?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
たとえば模試の成績を見ても、合格の可能性はかなり低いのであれば、

「どうせ受けてもムダだ」「必要ない」

と感じられるのかも知れませんね。

しかし、目標校を含めた受験プランをオススメしています。

目標校は生徒の第一志望校です。
この1年間、その大学に合格できるようにと勉強を続けてきています。
生徒のモチベーションを保つためにも、「ぜひ受験してほしい」と思います。

また、模試は11月ころに受験する模試が最後となりますが、受験が行われるのは、2月頃。
つまり「3ヶ月もあるんです」。
この期間にも、現役生の学力はグングン伸びていきます。

受験すること自体を諦めてしまっては、合格の可能性はゼロになってしまいます。
受験日を迎えるその日まで諦めずにやり切ってこそ、生徒が成長できる受験になるのです。

ぜひ、ご本人と前向きにご相談いただけると、ありがたいです。

大学受験は、基本的に生徒本人が決めていくものです。
しかし、受験の費用をご負担いただく保護者の方にもご納得いただく受験プランを組む必要があります。

「こんなにたくさん受験する必要があるの?」
「こんなに日程がつまっていて大丈夫?」
「一人暮らししたいなんて、急に言われても・・・」

なんてことが起こらないように、ご家庭でもしっかりとお話合いいただく必要があります。

出願校決定の面談に参加する

出願校面談を行っている立場から言わせていただくと、
「保護者の方もご遠慮なくいらしてください!」

面談に保護者の方が同伴する生徒は、全体の3割程度です。しかし、保護者の方ならではのご心配ごとも多いのではないでしょうか?大学受験は費用もかかりますし、受験校が多いと日程の把握も大変です。ぜひ、ご一緒にいらしていただき、ご心配ごとは解消しておいてください。

生徒本人は、思春期であまり話したがらないかもしれません。保護者の方からも一言、
「そろそろ出願校決めるころじゃないの?大丈夫?」
とお声掛けいただけると、ご相談しやすくなります。

四谷学院では、保護者の方の疑問にも受験コンサルタントがお答えしています。
もちろんどこの大学を受けるのかは、ご家庭のご判断で最終決定いただくことですが、何かご心配な点がありましたら、ご遠慮なくご相談ください。

合格者本人とともに保護者の方の体験記を公開中しています。

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