大阪大学の受験対策!阪大受験の難易度や偏差値、合格に向けての勉強法を解説

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こんにちは!四谷学院の奥野です。

大阪大学は、大阪府豊中市、吹田市、箕面市、東京都千代田区にキャンパスとオフィスを置く国立大学法人です。

緒方洪庵が1838年に設立した「適塾」を前身とし、1931年に日本で6番目の帝国大学として設立されました。

現在は、文学部・人間科学部・外国語学部・法学部・経済学部・理学部・医学部・歯学部・薬学部・工学部・基礎工学部の11学部23学科を擁しています。

この記事では、大阪大学の入試の特徴のほか、偏差値や難易度、倍率、合格するための効率的な勉強方法をご紹介します。

大阪大学の受験を考えており、合格のために何をすべきかわからない方は、ぜひ参考にしてください。

※本記事に記載されている情報は2024年11月22日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。

大阪大学の概要

大阪大学では、基本理念として以下の11点が掲げられています。

1.世界水準の研究の遂行
2.高度な教育の推進
3.社会への貢献
4.学問の独立性と市民性
5.基礎的研究の尊重
6.実学の重視
7.総合性の強化
8.改革の伝統の継承
9.人権の擁護
10.対話の促進
11.自律性の堅持
参照:大阪大学 大阪大学憲章 - 大阪大学

また、大阪大学では、以下のようにアドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針)が定められています。

【学部】アドミッション・ポリシー

大阪大学は、教育目標に定める人材を育成するため、高等学校等における学修を通して、確かな基礎学力及び主体的に学ぶ態度を有し、自ら課題を発見し探求しようとする意欲に溢れる人を受け入れます。
このような学生を適正に選抜するために、多様な観点からの評価を行います。

引用:大阪大学 各学部・研究科のアドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針) - 大阪大学

なお、大阪大学では学部ごとでもアドミッション・ポリシーが定められています。詳細は、大学公式ホームページの各学部・研究科のアドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針)をご確認ください。

大阪大学には、1年生全員と2年生以上の主に文系学部の学生が通う豊中キャンパス、2年生以上の主に理系学部の学生が通う吹田キャンパス、2年生以上の外国語学部の学生が通う箕面キャンパスがあり、そのほか、首都圏における活動拠点として東京オフィスがあります。

大学名:大阪大学

設立年:1931年

学生数(学部学生):15,059人(2024年5月1日時点)

所在地:

・豊中キャンパス

〒560-0043 大阪府豊中市待兼山

・吹田キャンパス

〒565-0871 大阪府吹田市山田丘

〒567-0047 大阪府茨木市美穂ヶ丘

・箕面キャンパス

〒562-0035 大阪府箕面市船場東3-5-10

・東京オフィス

〒100-0013 東京都千代田区霞が関1-4-1 日土地ビル10階

公式ホームページ:大阪大学

YouTubeチャンネル:大阪大学公式Youtubeチャンネル

大阪大学の学部別偏差値と難易度(レベル)

Benesseの大学受験・進学情報「マナビジョン」のデータによると、大阪大学の偏差値は59~73、大学入学共通テストの得点率は70~90%となっています(2024年11月22日時点)。

学部ごとの偏差値は以下のとおりです。

学部偏差値
文学部70
人間科学部69
外国語学部59~67
法学部69~70
経済学部69
理学部64~65
医学部60~73
歯学部64
薬学部67
工学部65
基礎工学部64~66

参照:大阪大学/偏差値・入試難易度【2024年度入試・2023年進研模試情報最新】|マナビジョン|Benesseの大学受験・進学情報

大阪大学と近い偏差値・難易度(レベル)の大学

ここでは、大阪大学と近い偏差値・難易度(レベル)の大学を、一部の学部に絞ってご紹介します。

■偏差値の近い大学「文学部」

神戸大学 文学部(偏差値65~72)
筑波大学 人文・文化学群(偏差値66~69)
同志社大学 文学部(偏差値68~71)

■偏差値の近い大学「理学部」

名古屋大学 理学部(偏差値64)
筑波大学 理工学群(偏差値61~66)
中央大学 理工学部(偏差値59~65)

大阪大学の入試選抜の特徴

大阪大学の選抜方法は、大学入学共通テストと大学の個別学力検査を受ける一般選抜がスタンダードです。

そのほか、総合型選抜・学校推薦型選抜、特別入試(帰国生徒特別入試、学部英語コース特別入試、国際科学特別入試など)と、多様な選抜方法が実施されています。

一般選抜

大学入学共通テストと大学の個別学力検査を総合して、合否判定する選抜方法です。さらに、医学部医学科・歯学部・薬学部では面接が行われ、薬学部では小論文も課されます。

詳細は、最新の入学者選抜要項をご確認ください。

総合型選抜・学校推薦型選抜

各学部のアドミッション・ポリシーに基づき、高校の成績や志望理由書、大学入学共通テストの結果、口頭試問、面接、自由研究、海外留学の実績などを活用して、多面的・総合的に選抜が行われます。

 総合型選抜は、文学部・人間科学部・外国語学部・法学部・経済学部・理学部で実施され、学校推薦型選抜は、医学部・歯学部・薬学部・工学部・基礎工学部で実施されます。

特別入試

大阪大学では、海外で教育を受けた方や留学生の方向けに、帰国生徒特別入試や私費外国人留学生特別入試が実施されています。

また、英語のみで受講・卒業できる学部英語コースの入学試験である学部英語コース特別入試や、理学部国際科学特別プログラム(International Undergraduate Program in Science)の入学試験である国際科学特別入試も実施されています。

各選抜方法の詳細は、最新の入学者選抜要項をご確認ください。

大阪大学の入試科目別の出題範囲とその対策

大阪大学に合格するためには、試験問題の特徴や傾向をつかむ必要があります。ここでは、一般選抜の試験問題の特徴を、大学が公開している資料をもとに科目を抜粋してご紹介します。

国語の対策と勉強法

【文学部】
文学部では現代文・古文・漢文が出題され、大問は4問、試験時間は120分です。現代文は評論、小説または随筆から出題され、特に小説の難度が高いのが特徴です。

試験時間に対して文量が多く、記述問題も多いため、日頃から長文を読む習慣をつけ、時間配分を意識して問題演習をしておく必要があります。

また「どのような表現効果があるか説明しなさい」など、自分の考えを述べさせる問題も特徴です。対策として、自分の考えを簡潔に論述する記述力を高めることが重要です。

【文学部以外】
文学部以外の国語では、現代文と古文が出題され、大問は3問、試験時間は90分です。

難度は文学部ほど高くありませんが、字数制限が課されることがあります。字数制限内での記述を訓練する必要があるでしょう。

数学の対策と勉強法

【理系数学】
理系数学では数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A(図形の性質、場合の数と確率)、数学B(数列)、数学C(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面)から大問5問が出され、試験時間は150分です。

融合問題と証明問題が多く出され、高い計算力と論理的思考力が要求されます。解法の丸暗記ではなく本質的な理解を心がけつつ、問題集や赤本、模試などの解答例を参考に記述力を高めましょう。

【文系数学】
文系数学では数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A(図形の性質、場合の数と確率)、数学B(数列)、数学C(ベクトル)から大問3問が出され、試験時間は90分です。

微分積分法が頻出傾向にありますが、基本的にはさまざまな分野から幅広く出題されるため、苦手分野を作らず、知識に穴がないよう対策しましょう。

英語の対策と勉強法

英語では英文和訳、長文読解、和文英訳・自由英作文が出されます。加えて、外国語学部ではリスニングが課され、英語の総合力を問う形になっています。

大問は4問(外国語学部はリスニング含めて5問)で、試験時間は外国語学部が120分、文学部が105分、そのほかの学部が90分です。

全体的に難度は高めで、抽象的で読み取るのが難しい長文問題や、社会的な内容に意見を述べる英作文などが出されます。外国語学部ではリスニングも実施され、例年ハイレベルな傾向です。

まずは、単語や最低限の文法事項をしっかりと身につけましょう。英文を読む機会を増やし、伝えたいことを英語で表せるように考える習慣をつけることが大切です。

大阪大学試験の概要


それでは、大阪大学試験の概要を見ていきましょう。
※記事に記載のデータは、2024年11月22日現在のものです。

出願資格について

大阪大学への出願資格があるのは、次のいずれかに該当し、学部が定める大学入学共通テストの受験を要する教科・科目を受験した方です。

①高等学校又は中等教育学校を卒業した者及び入学年の3月までに卒業見込みの者
②特別支援学校の高等部又は高等専門学校の3年次を修了した者及び入学年の3月までに修了見込みの者
③学校教育法施行規則(昭和22年文部省令第11号)第150条の規定により高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者のうち次の各項目のいずれかに該当するもの及び入学年の3月31日までにこれに該当する見込みのもの

ア 外国において学校教育における12年の課程を修了した者及び入学年の3月31日までに修了見込みの者、又はこれに準ずる者で文部科学大臣の指定したもの

イ 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程を有するものとして認定した在外教育施設の当該課程を修了した者及び入学年の3月31日までに修了見込みの者

ウ 専修学校の高等課程(修業年限が3年以上であることその他の文部科学大臣が定める基準を満たすものに限る。)で文部科学大臣が別に指定するものを文部科学大臣が定める日以後に修了した者及び入学年の3月31日までに修了見込みの者

エ 文部科学大臣の指定した者(昭和23年5月31日文部省告示第47号)

オ 高等学校卒業程度認定試験規則による高等学校卒業程度認定試験に合格した者(旧大学入学資格検定に合格した者を含む。)及び入学年の3月31日までに合格見込みの者で、入学年の3月31日までに18歳に達するもの

カ 本学において、個別の入学資格審査により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認めた者で、入学年の3月31日までに18歳に達するもの

参照:大阪大学 令和7年度入試【令和7年4月入学】 - 大阪大学

なお、上記の③に該当する方は、個別の入学資格審査が行われます。詳しくは、最新の入学者選抜要項をご確認ください。

入試日と出願の受付期限

入試日と出願期間は、選抜方法によって異なります。ここでは、2025年度試験の一般選抜の前期日程をご紹介します。

区分出願期間大学入学共通テスト実施日個別学力検査等実施日
一般選抜2025年1月27日(月)~2月5日(水)2025年1月18日(土)~19日(日)2025年2月25日(火)
※医学部医学科の面接、歯学部の面接、薬学部の面接・小論文は2025年2月26日(水)

参照:大阪大学 令和7年度入試【令和7年4月入学】 - 大阪大学

なお、大阪大学では、インターネット出願が導入されています。詳細は「ネット出願」サイトの利用案内・出願手続開始をご確認ください。

大阪大学の入試科目や配点

ここからは、大阪大学の入試科目や配点について、一部の学部を抜粋してご紹介します。そのほかの学部については、最新の募集要項などでご確認ください。

今回は、2025年度試験における一般選抜の内容を取り上げます。なお、以下のデータはすべて2024年11月22日現在のものです。

<文学部>

教科・科目名(大学入学共通テスト)配点
国語『国語』50
地歴公民『地理総合,地理探究』『歴史総合,日本史探究』『歴史総合,世界史探究』『公共,倫理』『公共,政治・経済』から2科目選択60(30×2)
理科『物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎』40
数学『数学Ⅰ,数学A』
『数学Ⅱ,数学B,数学C』
50
外国語『英語(リスニングを含む)』『ドイツ語』『フランス語』『中国語』『韓国語』から1科目選択50
情報『情報Ⅰ』10
合計260
教科・科目名(個別学力検査)配点
国語現代の国語、言語文化150
地歴または数学「地理総合,地理探究」「歴史総合,日本史探究」「歴史総合,世界史探究」から1科目

または

「数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A(図形の性質、場合の数と確率)、数学B(数列)、数学C(ベクトル)」

100
外国語英語コミュニケーションⅠ、Ⅱ、Ⅲ、論理・表現Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ150
合計400

<経済学部>

教科・科目名(大学入学共通テスト)A配点B配点C配点
国語『国語』1201465
地歴公民(理科1科目の場合)『地理総合,地理探究』『歴史総合,日本史探究』『歴史総合,世界史探究』『公共,倫理』『公共,政治・経済』から2科目選択

(理科2科目の場合)『地理総合,地理探究』『歴史総合,日本史探究』『歴史総合,世界史探究』『公共,倫理』『公共,政治・経済』から1科目選択

150
(50×3)
15
(5×3)
90
(30×3)
理科(地歴公民2科目の場合)『物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎』

または『物理』『化学』『生物』『地学』から1科目選択

(地歴公民1科目の場合)『物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎』と、『物理』『化学』『生物』『地学』から1科目選択

または『物理』『化学』『生物』『地学』から2科目選択

150
(50×3)
15
(5×3)
90
(30×3)
数学『数学Ⅰ,数学A』

『数学Ⅱ,数学B,数学C』

1201465
外国語『英語(リスニングを含む)』1201465
情報『情報Ⅰ』30315
合計54060300
教科・科目名(個別学力検査)A配点B配点C配点
国語現代の国語、言語文化20180100
数学数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A(図形の性質、場合の数と確率)、数学B(数列)、数学C(ベクトル)20180100
外国語英語コミュニケーションⅠ、Ⅱ、Ⅲ、論理・表現Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ20180100
合計60540300

<理学部 物理学科>

教科・科目名(大学入学共通テスト)配点
国語『国語』100
地歴公民『地理総合,地理探究』『歴史総合,日本史探究』『歴史総合,世界史探究』『公共,倫理』『公共,政治・経済』から1科目選択50
理科『物理』『化学』『生物』『地学』から2科目選択50
数学『数学Ⅰ,数学A』
『数学Ⅱ,数学B,数学C』
50
外国語『英語(リスニングを含む)』『ドイツ語』『フランス語』『中国語』『韓国語』から1科目選択50
情報『情報Ⅰ』10
合計310
教科・科目名(個別学力検査)配点
数学数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A(図形の性質、場合の数と確率)、数学B(数列)、数学C(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面)250
理科「物理基礎、物理」と、「化学基礎、化学」「生物基礎、生物」から1科目250
外国語英語コミュニケーションⅠ、Ⅱ、Ⅲ、論理・表現Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ200
合計700

参照:大阪大学 令和7年度入試【令和7年4月入学】 - 大阪大学

出願者数や合格者数のデータ

大阪大学の出願者数や合格者数は以下のとおりです。なお、ここで取り上げるのは、2024年度試験における一般選抜(前期日程)の結果です。

学部出願者数受験者数合格者数実質倍率
文学部3783541352.6
人間科学部2612531152.2
外国語学部1,2961,0905711.90
法学部5415162352.2
経済学部5865531982.8
理学部6576352502.5
医学部5785262392.2
歯学部126116502.3
薬学部161147742.0
工学部1,7861,7157492.3
基礎工学部8267803902.0

参照:大阪大学 過去の入学者選抜実施状況 - 大阪大学

大阪大学の受験料と学費目安

大阪大学の検定料は17,000円、大学入学共通テストの検定料は18,000円(3教科以上受験の場合)です。

また、大阪大学の入学料は282,000円、年間の授業料は535,800円です。

大阪大学卒業後の進路

大阪大学の2023年度学部卒業生の進路は、進学者が47.9%、就職者が40.3%でした。

就職者のうち9割以上が企業等へ就職していますが、公務員や教員として就職した方もいます。

大阪大学ではさまざまなキャリア支援が行われており、中でも特徴的な活動の一つが、就職内定や大学院への進学が決まった在学中の学生が、後輩学生へ就職活動の支援をする「キャリアサポーター」です。

後輩は先輩から、就職活動のアドバイスを受けられます。

また、キャリアサポーターのメンバーはさまざまな業界の内定者と在学中に知り合い、情報交換をすることが可能です。

大阪大学が気になった人はオープンキャンパスや入試説明会へ

大阪大学では、学部別でさまざまなオープンキャンパスのイベントが実施されています。2024年度は、以下の日程で実施されました。

学部日程
文学部2024年8月7日(水)
人間科学部2024年6月8日(土)
外国語学部2024年7月6日(土)

2024年8月11日(日・祝)

法学部2024年8月9日(金)
経済学部2024年8月20日(火)
理学部2024年8月7日(水)
医学部医学科:2024年8月13日(火)

保健学科:2024年8月9日(金)

歯学部2024年8月14日(水)
薬学部2024年5月3日(金・祝)
工学部2024年8月9日(金)
基礎工学部2024年8月9日(金)

大阪大学のオープンキャンパスでは、キャンパス内見学や模擬講義、学部説明、研究室訪問、大学院生による研究発表、在学生との交流など、学部ごとにさまざまなプログラムが用意されています。

2024年度は、学部ごとのオープンキャンパスのほか、図書館内ツアーや学寮見学会、2025大阪・関西万博関連のイベントも実施されました。

また、大学まで足を運ぶのが難しい学生向けに、オンライン型オープンキャンパスのイベントも用意されています。

大阪大学のオープンキャンパスは、多くのプログラムが予約制のため、事前にチェックしておきましょう。

大阪大学に合格するための勉強方法

ここからは、大阪大学に合格するために、どのような勉強をすればよいか解説します。

大阪大学に入るにはどのような対策をすればいい?

大阪大学の偏差値は大阪大学の偏差値は59~73、大学入学共通テストの得点率は70~90%で、難易度はやや難~難レベルといえます。

大阪大学の入試は一般選抜がメインで、大学入学共通テストと個別学力検査の総合点で合否が判定されます。

志望する学部・学科で必要な科目や出題範囲を確認し、出題傾向に合った対策を行いましょう。

大阪大学に合格するには、単なる表面的な知識ではなく、本質的な理解が求められます。

基礎力を固め、わからない部分はくり返し先生に質問するなど、本質の理解に到達するための対策が重要です。

また、大阪大学の入試問題では論述形式のものが多く、採点者に適切に伝わる記述力が要求されます。

しかし、記述力を一人で身につけることは、なかなか難しいのが実情です。解答を先生に添削してもらう必要があるでしょう。

受験期の過ごし方と勉強のコツ

大阪大学に合格するために、高校3年の受験期は一刻も無駄にできません。1年間のスケジュールをしっかりと立てて、計画的に勉強を進めましょう。

  • 春(4~5月):基礎力を徹底的に磨きましょう。教科書を十分に理解し、わからない部分については積極的に先生に質問することが大切です。また、苦手な科目を洗い出しつつ、単語や文法など時間がかかる暗記ものは、早めに取りかかります。
  • 夏(6~8月):夏のうちに、苦手を克服しましょう。ここで苦手をつぶしておけば、秋からの本格的な演習にスムーズに入ることができます。特にまとまった時間が取れる夏休みは、苦手克服のラストチャンスです。時間を無駄にしてしまわないよう、週単位など短期的な計画を立てて学習しましょう。
  • 秋(9月~11月):問題演習に取り組み、応用力と記述力を身につけます。夏までに固めた基礎力をもとに、どんどんアウトプットしていきましょう。模試を活用することで本番形式の演習に慣れることができ、どこに力を入れて学習すればよいかの指針にもなります。記述力を高めるためには、解答を先生に添削してもらうことが有効です。
  • 冬(12月~):過去問を繰り返し解き、入試本番で力を発揮できるように準備します。基礎的な事項であっても間違えた問題があれば、その都度解説を読んでしっかり理解し、本番で解けるようにしましょう。過去問や予想問題は、時間配分を考えながら取り組むことが大切です。

大阪大学を目指すなら予備校を使って入試対策をしよう

受験勉強を独学で進めるか、それとも予備校に通うべきか、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

独学での受験勉強は、モチベーションの維持やスケジュール管理が難しく、かなり強い意志を持っていないと続かない可能性があるでしょう。

また、受験に関する情報を自分で集めなくてはならず、手間がかかります。

効率よく入試対策をするなら、受験のことをよく知るプロの指導を受けられる予備校を活用することをおすすめします。

しかし、予備校に通っているだけで「もう大丈夫」と安心してはいけません。

生徒数が多く、集団で授業を行うような大手の予備校では、講師の授業を聞いているだけでわかった気になり、知識が定着しないことがあります。

また、授業レベルが自分の学力に合っていないこともあるかもしれません。

授業についていけず、不明点を質問したいと思っても、大人数のクラスで授業の進行を止めてしまうのはためらわれるでしょう。

四谷学院のカリキュラムのご案内

四谷学院は、大人数ではない授業スタイルで、一人ひとりのレベルに合ったカリキュラムを提供しています。

四谷学院独自の「ダブル教育」では、「科目別能力別授業」と「55段階個別指導」の2つを組み合わせ、大阪大学合格に必要な基礎力と記述力を身につけることが可能です。

科目別能力別授業

科目別能力別授業は、科目別に自分の能力に合ったレベルの授業が受けられるシステムです。

一般的な予備校の授業では、志望校別や入塾テストの総得点などでクラス分けが行われるため、自分に合ったレベルの授業が受けられない可能性があります。

これは、多くの人が科目ごとに得手不得手があるためです。例えば、国語なら「現代文は得意だけど、古文と漢文は苦手」という場合もあるでしょう。

その点、四谷学院では、科目ごとに能力別のクラス分けを行います。

したがって、すべての科目について自分のレベルに合った授業を受けることができ、授業の効果が高まります。

毎月レベル診断テストを実施しているため、実力が高まれば、より上位のクラスに変更することも可能です。学期途中でも、学力の伸びに応じて最適な授業が受けられます。

55段階個別指導

55段階個別指導は、受験に必要な知識やテクニックを55段階に分け、ステップを踏んで学んでいくシステムです。

1つの級を学ぶごとにテストを受け、解答力が身についたかどうか確認します。答案はプロ講師がその場で添削し、1対1で解説するのが特徴です。

大阪大学の入試では論述問題が多く出されますが、55段階個別指導で学ぶことにより「自分の考えが採点者にきちんと伝わる高い記述力」を身につけることができます。

科目別能力別授業と55段階個別指導からなるダブル教育では、一人ひとりの勉強の進み具合に合わせてスケジュールが組まれます。基礎力と記述力を無理なく高めながら、大阪大学合格に必要な学力を身につけましょう。

大阪大学に合格するには記述力が重要!

【大阪大学の入試概要】

  • 大学入学共通テストと個別学力検査を受ける一般選抜が中心
  • 難易度はやや難~難レベル
  • 学部により大学入学共通テストと個別学力検査の配点比率が大きく異なる
  • 個別学力検査の難度が高い

【大阪大学の入試データまとめ】

  • 2024年度一般選抜(前期日程)の実質倍率は9倍~2.8倍

【勉強方法まとめ】

  • 合格するためには十分な基礎力と記述力が必要
  • 過去問や問題集の解答解説を参考に、採点者に伝わる記述を心がける
  • 学校や予備校の講師に積極的に添削を依頼する
  • スケジュールをしっかりと管理しながら勉強を進めることが大切
  • 授業が自分のレベルに合っており、質問しやすい予備校を選ぶ

大阪大学の入試は難度が高く、ハイレベルな戦いになりやすいため、基礎を徹底したうえで、いかにミスを少なくして問題を解くかが重要になります。

そこでおすすめなのが、四谷学院の「ダブル教育」です。自分の学習レベルに合った授業で、効率的な成績向上が望めます。気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。

※本記事でご紹介した情報は2024年11月22日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。

失敗しない予備校選びは説明会・相談会参加が重要!

大阪大学への合格を目指すなら、予備校選びも重要なポイントです。

予備校は長い時間を過ごす場所となるため、できれば説明会・相談会へ実際に参加したうえで選ぶことをおすすめします。説明会・相談会では、パンフレットやホームページを見るだけではわからない、実際の授業の様子や校舎の雰囲気を感じることが可能です。

以下の記事では、予備校の説明会・相談会に参加するうえでチェックしたいポイントをまとめています。ぜひ参考にしてください。

予備校の入学説明会って何をやるの?どうやって参加する?

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