大阪大学の受験対策!阪大受験の難易度や偏差値、合格に向けての勉強法を解説

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「阪大受験の難易度はどのくらい?」「阪大入試に合格するための勉強法は?」と思う人は多いでしょう。阪大(大阪大学)受験は、高い基礎力と記述力とが要求されます。この記事では、阪大の入試問題で問われる能力、阪大試験の概要、入試の難易度や偏差値、および阪大に合格するための勉強方法について解説します。

※本記事に記載されている情報は2022年8月29日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。

阪大(大阪大学)の入試問題で問われる能力


阪大(大阪大学)の入試問題ではどのような能力が問われるのでしょうか?阪大が望んでいる人材や入試問題の特徴、各科目の試験問題の特徴、入試の難易度などを見ていきましょう。

阪大はどのような人材(学生)を望んでいるのか

大阪大学では、「知の創造、継承及び実践」を使命として掲げ、「地域に生き世界に伸びる」をモットーとして、世界水準の高度な教育研究を推進し、次代の社会を支え人類の理想の実現をはかる有能な人材を、社会に輩出することを目的としています。

この目標を実現するために大阪大学では、
・高度な専門性と深い学識
・教養
・デザイン力
・国際性
を身に付けた、知識基盤社会のリーダーとなるべき人材の育成に取り組んでいます。

参照:大阪大学HP 大阪大学の教育目標

そのような人材を育成するため、大阪大学では、高等学校などにおける学修を通してたしかな基礎学力及び主体的に学ぶ態度を身につけ、自ら課題を発見し探求しようとする意欲に溢れる人材を求めています。

そのような学生を適正に選抜するため、大阪大学では多様な選抜方法が実施されています。

参照:https://www.osaka-u.ac.jp/ja/admissions/faculty/admission_policy

阪大入試の特徴

阪大入試の特徴は、大学入学共通テストと個別学力検査の配点比率が、学部により大きく異なることです。

多くの学部で共通テストと個別学力検査では、個別学力検査の配点を高く設定しており、だいたい1.6倍~3倍程度の差があります。

一方で、法学部や人間科学部では大学入学共通テストと個別学力検査の得点比率が1:1となっています。このことは、幅広い基礎学力を重視する方針を示しているといえるでしょう。

また経済学部では、配点比率を3タイプ設定してあり、共通テストと個別学力検査の比率を9:1、もしくは1:9で判定したのち、1:1の比率で残りを判定する、という変則的なものになっています。

したがって、阪大を受験する場合には、志望学部の受験教科や科目だけでなく、大学入学共通テストの配点を含め、全体の配点比率がどの程度になっているかを確認し、受験対策を立てることをおすすめします。

各科目の試験問題の特徴

個別学力検査で実施される各教科の試験問題の特徴を見ていきましょう。

国語

【文学部】文学部では現代文、古文、漢文が出題され、大問は4問、試験時間は120分です。現代文は評論、小説または随筆から出題され、特に小説の難易度が高いのが特徴です。試験時間のわりに文量が多く、短編小説や随筆の全文が問題文となることもあります。
また、「表現上の特徴と思われる点を説明せよ」など、自分の考えを述べさせることも阪大文学部の特徴です。対策には、自分の考えを簡潔に論述する記述力を高めることが重要です。

【文学部以外】
文学部以外の国語は、現代文と古文が出題され大問は3問、試験時間は90分です。出題される問題は比較的オーソドックスで、難易度は文学部ほど高くありませんが、字数制限が課されることがあります。字数制限のなかでの記述を訓練する必要があるでしょう。

数学

【理系数学】
阪大の理系数学は数ⅠA、数ⅡB、数Ⅲから5題が出題され、試験時間は150分です。融合問題と証明問題が多く出題され、高度な計算力と論理的思考力が要求されます。絶対に計算ミスをしない、という気持ちで、細心の注意を払って解き進めましょう。

【文系数学】
文系数学は数ⅠA、数ⅡBから3題が主題され、試験時間は90分です。理系数学とは違い、難易度はそれほど高くありません。ただし、阪大の文系数学は幅広い分野から出題されることが特徴です。苦手分野を作らず、知識に穴がないよう対策を取りましょう。

英語

阪大の英語は英文和訳、長文読解、和文英訳・自由英作文、それに外国語学部ではリスニングが課され、英語の総合力を問う形になっています。大問は4問で、試験時間は外国語学部が120分、文学部で105分、その他の学部は90分です。

阪大の合否は英語が左右する、といわれるほど、試験時間に対して問題の量が多く、英語で差が開いてしまうと他の教科で挽回が難しくなります。外国語学部ではリスニングも実施され、他学部用とは比較にならないレベルの問題になります。

いずれの学部も試験時間が厳しく、難易度が高いですが、まずは単語や最低限な文法事項をしっかりと身に付けてください。

阪大入試の難易度・偏差値

Benesseの大学受験・進学情報「マナビジョン」のデータでは、大阪大学の入試の偏差値は61~80、共通テスト得点率は70~87%となっています。以下は、学部別の偏差値データです。

学部偏差値
77
外国語65~73
77
経済77
人間科77
67~68
67~68
基礎工66~69
61~80
66
71

出典:Benesseの大学受験・進学情報「マナビジョン」

阪大試験の概要


では、出願資格や試験教科・科目、出願者数と合格者数など、阪大試験の概要を見ていきましょう。
※記事に記載のデータは、2022年8月29日現在のものです。

出願資格について

阪大の出願資格は次のとおりです。
1.高等学校又は中等教育学校を卒業した者及び入学年3月までに卒業見込みの者
2.特別支援学校の高等部又は高等専門学校の3年次を修了した者及び入学年3月までに修了見込みの者
3.学校教育法施行規則(昭和22年文部省令第11号)第150条の規定により高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者及び入学年3月31日までにこれに該当する見込みのもの

上記3番には、6項目の補足があります。詳細は最新の募集要項などでご確認ください。

試験科目や合格要件

ここからは、阪大の試験教科・科目について、一部の学部について紹介します。その他の学部については、最新の募集要項などでご確認ください。

文学部

試験区分教科科目配点
大学入学共通テスト国語国語50
地歴・公民世B、日B、地理B、「倫、政・経」から2科目60
理科物基、化基、生基、地基から2科目40
数学数Ⅰ・A、数Ⅱ・B50
外国語英(リスニング含む)、独、仏、中、韓から1科目50
合計5教科8科目または6教科8科目250
個別学力試験国語国語総合(古文・漢文含む)150
地歴・数学世B、日B、地理B、数(数Ⅰ・A、数Ⅱ・B)から1科目100
外国語英(コⅠ、コⅡ、コⅢ、英表Ⅰ、英表Ⅱ)、独、仏から1科目150
合計400
総合計650

経済学部

試験区分教科科目配点A配点B配点C
大学入学共通テスト国語国語1201468
地歴世B、日B、地理Bから1科目60632
公民倫、政・経60632
理科物基、化基、生基、地基から2科目60632
数学数Ⅰ・Aは必須

数Ⅱ・B、簿、情報から1科目

1201468
外国語英(リスニング含む)、独、仏から1科目1201468
合計5~6教科7~8科目54060300
個別学力試験国語国語総合20180100
数学数Ⅰ・A、数Ⅱ・B20180100
外国語英(コⅠ、コⅡ、コⅢ、英表Ⅰ、英表Ⅱ)、独、仏から1科目20180100
合計60540300
総合計600600600

理学部

試験区分教科科目配点
大学入学共通テスト国語国語100
地歴・公民世B、日B、地理B、倫、政・経から1科目50
理科物、化、生、地から2科目50
数学数Ⅰ・A必須

数Ⅱ・B、簿、情報から1科目

50
外国語英(リスニング含む)、独、仏、中、韓から1科目50
合計5教科7科目300
個別学力試験

 

 

 

数学数Ⅰ・A、数Ⅱ・B、数Ⅲ250
理科数学科・化学科・生物科学科生物科学コース:物基・物、化基・化、生基・生から2科目
物理学科:物基・物が必須、化基・化、生基・生から1科目
生物科学科生命理学コース:物基・物と化基・化の2科目
250
外国語英(コⅠ、コⅡ、コⅢ、英表Ⅰ、英表Ⅱ)200
合計700
総合計1,000

出願者数や合格者数のデータ

大阪大学の出願者数や合格者数は以下のとおりです。なお、ここで取り上げるのは、2022年度の一般選抜(前期日程)の結果です。

学部募集人数出願者数受験者数合格者数実質倍率
1353733501372.6
人間科1153022681172.3
外国語5051,2701,2436002.1
2255535272372.2
経済1986516072023.0
2226636482502.6
2396125642522.2
48120110552.0
65184154712.2
7361,9211,8477832.4
基礎工3908528143982.0

参照:大阪大学HP 入試結果一覧

阪大に合格するための勉強方法


阪大に合格するためにはどのような勉強をすれば良いでしょうか。阪大に入るためにすべきこと、受験期の過ごし方、独学で勉強する場合および予備校で勉強する場合の勉強法について見ていきましょう。

阪大に入るには、何をすればいい?

阪大に入るためには上で解説したとおり、高い基礎力と記述力とを身に付けることが必要となるでしょう。基礎力は、まず教科書の理解からはじまりますが、それだけでは十分ではありません。阪大入試に合格するにはただ表面的な知識ではなく、本質的な理解が要求されます。わからないことをくり返し先生に質問するなど、本質の理解に到達するための対策が重要です。

また、阪大入試問題は論述形式が多くなっています。論述問題では、採点官に適切に伝わる記述力が要求されます。記述力は、一人で身に付けることはなかなか難しいのが実情です。解答を先生に添削してもらうことが必要となるでしょう。

受験期の過ごし方

阪大に合格するには、高校3年の受験期は一刻もムダにできません。スケジュールをしっかりと立てて、勉強を進めましょう。

1学期と夏休み(4月~8月)

1学期と夏休みの期間では、基礎力を徹底的に磨きましょう。教科書を十分に理解するのはもちろんのこと、わからないことは積極的に先生に質問することが大切です。また、苦手な科目を作らずに、穴のない知識を身に付けることも必要となるでしょう。苦手克服対策に最後のチャンスとなる夏休みは、ムダに過ごしてしまわないよう気を付けましょう。

2学期(9月~11月)

2学期は応用力と記述力を身に付ける期間です。この時期には模試も多く行われるので、模試には積極的に参加し問題の解き方に慣れましょう。また、記述力を高めるためには解答を先生に添削してもらうことが有効です。

3学期(12月~3月)

題を解く際には、時間を測ることも大切です。時間配分など入試のテクニックについても身に付ける必要があるでしょう。

独学で勉強する場合

独学で勉強する場合に重要なのは、スケジュール管理です。スケジュールはしっかり立て、進み具合を確認しながら勉強を進めましょう。また、自分のレベルがどのくらいかわかりにくいのも独学の特徴です。模試などは積極的に受ける必要があるでしょう。

阪大合格に必要な基礎力と記述力は、先生と直接やり取りすることによって大きく高まります。学校の先生とは、質問や添削指導を快く受けてもらえるような関係を築くことを心がけましょう。

予備校で勉強する場合

予備校に通っていると、それだけで「もう大丈夫」と安心してしまいがちです。しかし、予備校の大教室で授業を受けるだけでは、阪大合格には十分ではありません。

まず注意しなければならないのは、予備校の授業レベルが自分に合っているかどうかです。授業レベルが自分の能力より高すぎても低すぎても、授業の効果は低くなります。もし、授業レベルが自分に合っていないと感じたら、クラス替えなどもお願いしてみましょう。

また、先生への質問が十分できるか、添削指導が受けられるかも、予備校で勉強する際のポイントです。これらが十分でない場合には、予備校を変える必要も出てくるかもしれません。

四谷学院は、大人数の授業スタイルではなく、一人ひとりのレベルに合ったカリキュラムを提供しています。また、独自の「ダブル教育」により理解力と解答力を強化し、合格に必要な力が効率的に身に付きます。

四谷学院のカリキュラムのご案内

四谷学院の「科目別能力別授業」と「55段階個別指導」のダブル教育では、阪大合格に必要な基礎力と記述力を身に付けることができます。

科目別能力別授業

科目別能力別授業は、自分の能力にあったレベルの授業を受けるためのシステムです。上で解説したように、授業のレベルが自分より高すぎても低すぎても、授業の効果は低くなります。

一般的な予備校の授業では、志望校別や出身高校別、全教科を通しての能力別、教科別の能力別などでクラス分けを行います。このなかでは、最後の「教科別の能力別」が最も細かいクラス分けとなりますが、自分に合ったレベルの授業がこれで受けられるかといえば、そうとは限りません。

多くの人は、同じ教科のなかでも得手不得手があるでしょう。例えば国語なら、「現代文は得意だけど古文と漢文は苦手」という場合もあります。教科ごとの能力別では、科目の得手不得手には対応することができません。

四谷学院は、科目ごとに能力別のクラス分けを行います。したがって、すべての科目について自分のレベルに合った授業を受けることができ、授業の効果が高まります。実力が上がれば、より上位のクラスに変更することも可能。毎月のレベル診断テストを実施しており、学期途中でも学力の伸びに応じて最適な授業が受けられます。

また、四谷学院の授業は多くの予備校などのように、大教室で大人数を集めて行うものではありません。納得がいくまで質問し、阪大合格に必要な「本質の理解までに至る高い基礎力」を身に付けてください。

55段階個別指導

55段階個別指導では、プロの講師が55段階にわたって個別指導をします。基礎レベルから難関大合格レベルまでが55段階にスケジュール化され、実力が無理なく高まるようになっています。

個別指導なので、テストの答案は講師がその場で添削します。ここで、阪大入試で多く出題される論述問題に対する、「自分の考えが採点官にきちんと伝わる高い記述力」を身に付けることができます。

科目別能力別授業と55段階個別指導のダブル教育では、一人ひとりの勉強の進み具合に合わせてスケジュールが組まれます。基礎力と記述力を無理なく高めながら、阪大合格に必要な学力を身に付けましょう。

まとめ

阪大の入試問題で問われる能力

  • 阪大は、高い基礎学力と主体的な学ぶ態度を身に付けた人材を求めている。
  • 阪大入試は学部により大学入学共通テストと個別学力検査の配点比率が大きく異なる。
  • 阪大入試は個別学力検査の難易度が高い。

阪大試験の概要

  • 出願資格は高校卒業以上またはそれと同等の学力があると認められる者。
  • 偏差値は61~80。
  • 実質倍率は、一般選抜で2.0倍~3.0倍(2022年度入試)。

阪大に合格するための勉強方法

  • 阪大に合格するためには高い基礎力と記述力とか必要。
  • 受験期は、スケジュールをしっかりと管理しながら勉強を進めることが大切。
  • 独学で勉強する場合には先生との関係を築くことがポイント。
  • 予備校の授業は自分のレベルに合っているかをよく確認する。
  • 四谷学院のダブル教育は阪大に合格できる学力が無理なく身に付く。

大阪大学は難易度が高く、ハイレベルな戦いになりやすい大学です。基礎を徹底したうえで、いかにミスを少なくして問題を解くかが重要になってきます。そこでおすすめなのが、四谷学院の「ダブル教育システム」。

自分の学習レベルに合った授業で、効率的な成績向上が望めます。気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。

※本記事でご紹介した情報は2022年8月29日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。

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