武蔵大学の偏差値や難易度、入試科目別の受験対策とおすすめの勉強法を解説

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こんにちは!四谷学院の奥野です。

武蔵大学は、東京都練馬区に本部を構える、文系の私立大学です。

経済学部・人文学部・社会学部・国際教養学部の4学部を擁し、世界での活躍を見据えた、特色あふれるグローバル教育に取り組んでいます。

「ゼミの武蔵」とも呼ばれ、約400種類のゼミを主体とした少人数教育を実施していることが特徴です。

この記事では、武蔵大学の入試の特徴や難易度、倍率などをご紹介します。

合格するための効率的な勉強方法もお伝えするので、武蔵大学の受験を考えている方、勉強しているのに成績が伸び悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

※本記事に記載されている情報は2024年7月19日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。

 

武蔵大学の概要

武蔵大学は、明治の末から昭和初期に活躍し「鉄道王」と呼ばれた実業家・根津嘉一郎(初代)が、1922年に創立した旧制武蔵高等学校をルーツとしています。

旧制武蔵高等学校時代の「人間形成を根幹に、明日の新しい日本を担う、優れた人材を育てる」という理想から、「建学の三理想」という教育の原点となる建学の理念を掲げています。

武蔵大学 建学の三理想
1.東西文化融合のわが民族理想を遂行し得べき人物
2.世界に雄飛するにたえる人物
3.自ら調べ自ら考える力ある人物

引用:武蔵大学 建学の理念と教育の基本目標 | 武蔵大学

また、この理念に基づき、武蔵大学では自立や対話から得た知を実践として社会に還元し、実践から得られた体験を知に還元する「知と実践の融合」の精神を持って、人材育成を行ってきました。

現在では、新たに未来への変革に向けて、以下のビジョンを策定しています。

リベラルアーツ&サイエンス教育によって総合知・専門知・他者と協働する力・実践力をバランスよく身につけ、身近な場所での知的探究と実践にたゆまず取り組み、世界に雄飛して人的交流、組織的・地域的・地球的な課題の解決に貢献しうるグローバルリーダーの養成

引用:武蔵大学 建学の理念と教育の基本目標 | 武蔵大学

このような教育理念や目標をもとに、武蔵大学で掲げている全学の「アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)」は、以下のとおりです。

  1. 本学での学修に必要な学力を有している人(知識・技能・思考力・判断力・表現力・発信力)
  2. 幅広い知識、専門的な知識、深い教養、課題解決力を身につけようとする意欲がある人(知識・教養・技能)
  3. 基礎的な論理的思考力・判断力、さらに課題発見・解決に必要とされる十分な知識を身につけようとする意欲がある人(思考力・判断力)
  4. グローバルな思考力および異文化を理解するために必要な外国語能力を身につける意欲がある人(外国語運用能力・発信力・異文化理解)
  5. 多様な人々の人権を尊重し、他者と協働して社会に貢献しようとする意欲がある人(対話力・協働性)
  6. ゼミナール等で主体的に課題を発見し、探究した内容を広く社会に発信・表現する意欲がある人(主体性・発信力・表現力)

引用:武蔵大学 アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針) | 武蔵大学

学部・学科、入試形態別のアドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)についての詳細は、大学公式ホームページのアドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)をご確認ください。

なお、武蔵大学はワンキャンパスの大学です。

すべての学年が4年間学ぶ江古田キャンパスは、緑豊かな環境のなか、最新の設備が整っています。都心からのアクセスも良好で、充実した大学生活を送れるでしょう。

大学名:武蔵大学
設立年:1949年
学生数:4,996名(2024年5月1日時点)
所在地:
・江古田キャンパス
〒176-8534
東京都練馬区豊玉上1-26-1

公式ホームページ:武蔵大学
X(旧Twitter):@musashiuniv
Facebook:MusashiUniversity
Instagram:musashi_university
YouTubeチャンネル:武蔵大学 Musashi University

 

武蔵大学の学部別偏差値と難易度(レベル)

Benesseの「マナビジョン」によると、武蔵大学の偏差値は59~70です。大学入学共通テストの得点率は68~78%となっています(2024年7月19日時点)。

学部別の偏差値は以下のとおりです。

学部偏差値
経済学部61~70
人文学部59~67
社会学部64~70
国際教養学部61~67

参照:武蔵大学/偏差値・入試難易度【2024年度入試・2023年進研模試情報最新】|マナビジョン|Benesseの大学受験・進学情報

偏差値を見ると、武蔵大学は標準~やや難レベルといえます。合格を勝ち取るには、確実に得点を積み上げる必要があるでしょう。

 

武蔵大学と近い偏差値・難易度(レベル)の大学

ここでは、武蔵大学と近い偏差値・難易度(レベル)の大学をいくつかご紹介します。

■偏差値の近い大学「経済学部」
法政大学 経済学部(偏差値65~69)
成蹊大学 経済学部(偏差値61~67)
國學院大學 経済学部(偏差値64~66)

■偏差値の近い大学「人文学部」
南山大学 人文学部(偏差値58~68)
甲南大学 文学部(偏差値56~68)
福岡大学 人文学部(偏差値51~67)

■偏差値の近い大学「社会学部」
明治学院大学 社会学部(偏差値59~68)
関西大学 社会学部(偏差値65~71)
立命館大学 産業社会学部(偏差値63~69)

■偏差値の近い大学「国際教養学部」
明治学院大学 国際学部(偏差値63~65)
獨協大学 国際教養学部(偏差値60~66)
名古屋外国語大学 現代国際学部(偏差値56~69)

 

武蔵大学の入試の特徴

武蔵大学には、一般選抜をはじめ、さまざまな入試方式があります。おもな入試方式は以下のとおりです。

 

一般選抜:一般方式

一般方式は大学独自の学力試験による入試で、「全学部統一型」「全学部統一グローバル型」「個別学部併願型」の3つがあります。

「全学部統一型」は、同一の試験で全学部の選抜を行う方式です。
すべての学部・学科・専攻(4学部9学科2専攻)に出願できます。

「全学部統一グローバル型」は、指定されている英語資格・検定試験のスコアを得点化したうえで、外国語以外の試験を受験し、合計点で合否判定を行います。
こちらもすべての学部・学科・専攻(4学部9学科2専攻)で出願できます。

ただし、「全学部統一型」と「全学部統一グローバル型」の併願は不可なので、ご注意ください。

「個別学部併願型」は、学部ごとに試験を行う方式です。
試験日が2日あり、併願可能な学部・学科・専攻が指定されています。詳細は募集要項などでご確認ください。

 

一般選抜:大学入学共通テスト方式

大学入学共通テストの成績のみで合否判定を行う方式で、前期日程・後期日程があります。
いずれも、すべての学部・学科・専攻に出願可能です。

 

総合型選抜:AO入試

武蔵大学のAO入試は専願ではないため、ほかの大学との併願が可能です。

ただし、特別入試や国際教養学部の総合型選抜との併願はできません。
全学部で実施されており、「課外活動重視型」や「語学力・文化理解力重視方式」など、多彩な方法で選抜が実施されます。

 

その他の入試方式

上記の入試方式以外に、国際教養学部の総合型選抜IB(国際バカロレア)入試、学校推薦型選抜指定校制推薦入学、帰国生徒対象入試、社会人入試、外国人学生特別入試などが実施されています。

受験を考えている場合は、該当する入試方式の募集要項などで詳細をご確認ください。
募集要項は、武蔵大学公式ホームページからダウンロードが可能です。

 

武蔵大学の入試科目別の出題範囲とその対策

武蔵大学合格を目指すには、入試科目別に出題範囲や傾向をつかみ、対策をすることが大切です。

武蔵大学では、大学公式ホームページに「入試の傾向と対策、サンプル問題」というページがあり、入試科目すべての出題傾向や対策について、出題者が詳細にまとめた内容を公開しています。受験する方は必ず確認しましょう。

また、武蔵大学では、一般選抜・一般方式の合格者の得点率がかなり高くなっています。
合格には7~8割を超える得点が必要なので、傾向をつかんでしっかりと準備しましょう。

ここでは、武蔵大学が公開している一般選抜・一般方式の試験問題の特徴を、一部抜粋してご紹介します。

なお、一般選抜・一般方式の試験は全教科マークシート方式で、試験時間は60分です。

 

英語の対策と勉強法

英語は大問が5問で、次のような構成になっています。全体的に問題数は抑えてあり、余裕を持って解答できる量といえるでしょう。

  1. 穴埋め問題
  2. 英文完成問題
  3. 比較的短い英文の読解問題
  4. 長文読解問題
  5. 長文読解問題

いずれも、基本的な内容をしっかり理解していれば解答できる内容です。

重要表現や文法などは例文を活用して身につけておきましょう。
英文読解と文法の問題集を1冊ずつ用意し、徹底的に反復練習するのがおすすめです。

長文問題は、話の流れを大まかにつかむことを意識しましょう。わからない単語が出てきたときにも、前後の流れからある程度内容を推測できるようになります。
多くの文章を読んで、長文に慣れることが大切です。

 

国語の対策と勉強法

国語は大問3問で、構成は以下のとおりです。

  1. 現代文(論説文、漢字に関する設問を含む)
  2. 現代文(論説、随想、エッセイなど)
  3. 古典(物語、日記、説話など)

2問目と3問目は選択問題のため、実質2問に解答することになります。
もし3問とも解答した場合は、2問目と3問目で得点の高いほうが判定に採用されます。

国語では、文章の論理を正しくとらえる力が求められます。
対策としておすすめなのは、日頃から論説や小説、新聞などで幅広い分野の読書体験を積むことです。

これにより、読解力や漢字などの総合的な国語力が養えます。

国語力は受験のためだけでなく、大学入学後も勉学の基本となることを認識して学習を進めましょう。

 

政治・経済の対策と勉強法

政治・経済は大問3問で、小問の数は40問程度となっており、政治・経済・社会の範囲からまんべんなく出題されます。内容は基礎的なレベルです。

各分野を関連付けながら、苦手な分野を作らないように学習を進めましょう。
時事問題が出されることも多いため、普段からニュースに触れておくことをおすすめします。

 

世界史の対策と勉強法

学習指導要領の改訂により「世界史探究」になりますが、例年どおりの難易度であれば、教科書の内容を押さえておくことで解答できるでしょう。

グローバル化が進むなか、特定のエリアに偏らず、世界規模で歴史や宗教、思想などを理解することが不可欠になっています。

また、細かな資料を読み解く力も必要です。全体の流れを意識しながら、知識を身につけていきましょう。

 

日本史の対策と勉強法

学習指導要領の改訂により「日本史探究」になりますが、例年の試験内容は基本的なものが中心で、大問は3問、うち1問は近・現代史という構成です。
第二次大戦後も含めて、流れを押さえておくとよいでしょう。

テーマ史や史料を読み解くタイプの問題も出されるので、用語の暗記のみに頼らず、内容を理解することに重きを置いてください。

 

武蔵大学の入試の概要


ここからは、武蔵大学の入試概要を解説します。

 

出願資格について

武蔵大学の出願資格は、入試方式ごとに細かく定められています。例えば、一般選抜・一般方式(全学部統一型)の出願資格は、以下のとおりです。

  1. 高等学校(特別支援学校の高等部を含む。以下同じ。)又は中等教育学校を卒業した者(入学年の3月までに卒業見込みの者を含む)。
  2. 通常の課程による12年の学校教育を修了した者(入学年の3月までに修了見込みの者を含む)。
  3. 高等学校を卒業したものと同等以上の学力があると認められる者(入学年の3月31日までにこれに該当する見込みの者を含む)。

参照:武蔵大学 一般方式 全学部統一型 | 武蔵大学

なお、上記3に該当する場合や、ほかの入試方式で受験する場合には、詳細を最新の大学試験要綱でご確認ください。

 

入試日と出願の受付期限

武蔵大学の入試日と出願期間は、入試方式によって異なります。ここでは、2025年度の一般選抜・一般方式についてご紹介します。

入試方式入試日出願期間
全学部統一型/全学部統一グローバル型2025年2月2日(日)2025年1月5日(日)~1月24日(金)(消印有効)
個別学部併願型経済学部経済学科2025年2月7日(金)
経営学科2025年2月4日(火)
金融学科
人文学部英語英米文化学科
ヨーロッパ文化学科2025年2月7日(金)
日本・東アジア文化学科
社会学部社会学科
メディア社会学科2025年2月4日(火)
国際教養学部国際教養学科経済経営学専攻(数学重視型)
国際教養学科経済経営学専攻(語学重視型)2025年2月7日(金)
国際教養学科グローバルスタディーズ専攻2025年2月4日(火)/2025年2月7日(金)

参照:武蔵大学 2025年度入学者対象入試ガイド(PDF)

ほかの入試方式や最新情報については、大学公式ホームページの入試情報をご確認ください。

 

武蔵大学の入試科目や配点

武蔵大学は文系のみの私立大学なので、受験に必要な教科・科目は限られています。
ここでは、一般選抜・一般方式(全学部統一型)における入試科目や配点をご紹介します。

全学部統一型は、すべての学部・学科において同じ試験内容・配点で選抜を実施する方式で、どの学部・学科の組み合わせでも併願できます。

なお、試験内容は同じですが、国際教養学部国際教養学科グローバルスタディーズ専攻では、外国語(英語)の配点がほかの学部・学科より高くなっています。

また、国際教養学科経済経営学専攻では、1教科(数学基礎)が追加され、3教科での受験が必要です。

一般選抜の詳細や、ほかの入試方式についての詳細および最新情報は、大学公式ホームページの入試情報をご確認ください。なお、以下はすべて2024年7月19日現在のものです。

【全学部統一型(経済・人文・社会学部)】

教科科目・選択範囲配点
外国語英語コミュニケーションⅠ、英語コミュニケーションⅡ、英語コミュニケーションⅢ、論理・表現Ⅰ、論理・表現Ⅱ、論理・表現Ⅲ各100点
※3教科のうち2教科を選択し、合計得点で合否判定
※3教科を受験した場合は、高得点の2教科を合否判定に使用
選択世界史探究、日本史探究、政治・経済、数学の4科目から1科目を選択

※数学出題範囲(数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B「数列」、数学C「ベクトル」)

国語現代の国語、言語文化(漢文を除く)
※古文は選択問題で、現代文のみでも受験可能
合計200点

【全学部統一型(国際教養学部国際教養学科経済経営学専攻)】

教科科目・選択範囲配点
外国語英語コミュニケーションⅠ、英語コミュニケーションⅡ、英語コミュニケーションⅢ、論理・表現Ⅰ、論理・表現Ⅱ、論理・表現Ⅲ100点
選択世界史探究、日本史探究、政治・経済、数学の4科目から1科目を選択

※数学出題範囲(数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B「数列」、数学C「ベクトル」)

各100点

※選択・国語の2教科から1教科を選択

※2教科を受験した場合は、高得点の教科を合否判定に使用

国語現代の国語、言語文化(漢文を除く)

※古文は選択問題で、現代文のみでも受験可能

数学基礎数学Ⅰ(数と式、二次関数、データの分析)、数学A(場合の数と確率、数学と人間の活動)、数学Ⅱ(いろいろな式、図形と方程式、指数関数・対数関数、微分・積分の考え)、数学B(数列、統計的な推測)

※選択科目で数学を受験した場合でも数学基礎は必須

※2025年度入試においては、旧教育課程履修者に配慮し、統計的な推測からの出題はなし

100点

※基準点に満たない場合は不合格とすることがある

合計300点

【全学部統一型(国際教養学部国際教養学科グローバルスタディーズ専攻)】

教科科目・選択範囲配点
外国語英語コミュニケーションⅠ、英語コミュニケーションⅡ、英語コミュニケーションⅢ、論理・表現Ⅰ、論理・表現Ⅱ、論理・表現Ⅲ150点
選択世界史探究、日本史探究、政治・経済、数学の4科目から1科目を選択

※数学出題範囲(数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B「数列」、数学C「ベクトル」)

各100点

※選択・国語の2教科から1教科を選択

※2教科を受験した場合は、高得点の教科を合否判定に使用

国語現代の国語、言語文化(漢文を除く)

※古文は選択問題で、現代文のみでも受験可能

合計250点

参照:武蔵大学 2025年度入学者対象入試ガイド(PDF)

 

出願者数や合格者数のデータ

武蔵大学の出願者数や合格者数は以下のとおりです。なお、ここで取り上げるのは2024年度一般選抜・一般方式(全学部統一型、全学部統一グローバル型、個別学部併願型)の結果を合計したものです。

学部出願者数受験者数合格者数実質倍率
経済学部5,7095,5381,1824.7
人文学部3,6383,5221,2572.8
社会学部3,6233,4948674.0
国際教養学部1,3581,2073773.2

参照:武蔵大学 2024年度 入試結果 | 武蔵大学

 

武蔵大学の受験料と学費目安

武蔵大学の一般選抜における入学検定料は以下のとおりです。

受験料には、複数学部の受験で割引制度が設けられており、複数学部・学科・専攻の併願や、大学入学共通テストとの同時出願もしやすくなっています。

<武蔵大学の入学検定料>

一般方式・全学部統一型/全学部統一グローバル型1学部につき35,000円
【2学部以上を出願する場合の割引制度】2学部目以降1学部につき10,000円
一般方式・個別学部併願型1学部・専攻につき35,000円
【他学部の学科・専攻を併願する場合の割引制度】同一試験日の他学部・学科・専攻を併願する場合、2学部目以降1学部につき10,000円
大学入学共通テスト方式・前期日程1学科・専攻につき15,000円
【一般方式と同時に出願する場合の割引制度】1学科・専攻につき7,500円
大学入学共通テスト方式・後期日程1学科・専攻につき15,000円

参照:武蔵大学 2025年度入学者対象入試ガイド(PDF)

なお、併願・同時出願による割引制度は、1度のWeb出願で完了した場合に限り、適用されます。

また、入学金と初年度の授業料等納付金は以下のとおりです。こちらは2024年度新入生のデータとなるため、最新の情報は大学公式ホームページでご確認ください。

<武蔵大学の初年度学費の目安>

学部入学金初年度の授業料等納付金
(学費・委託徴収諸会費の合計)
春学期秋学期
経済学部・人文学部240,000円589,100円560,000円
社会学部599,100円570,000円
国際教養学部689,100円660,000円

参照:武蔵大学 授業料(学部・大学院) | 武蔵大学

社会学部グローバル・データサイエンスコースは上記に加え、指導料として年間60,000円がかかります。

さらに、教職課程費、学芸員課程費、国際教養学部経済経営学専攻のロンドン大学とのパラレル・ディグリー・プログラム(PDP)履修費は別途必要です。

 

武蔵大学卒業後の進路

大学公式ホームページで公開されている就職情報によると、武蔵大学における2023年度卒業生の就職率は98%です。

公務員・教職を除き、48%が従業員1,000人以上の規模の企業に就職しています。

また、武蔵大学では、3年次全員が行う個別面談や内定者や卒業生との交流会など、独自のキャリア支援を行っていることが特徴です。

就職者のうち進路に納得している割合は97%に達していることからも、キャリア支援の手厚さが見てとれるでしょう。

なお、2021~2023年度の学部別のおもな就職先は、以下のとおりです。


経済学部:通信・IT、その他サービス、金融、商社、製造など
人文学部:その他サービス、通信・IT、製造、金融、商社など
社会学部:通信・IT、その他サービス、製造、マスコミ、商社など

 

武蔵大学が気になった人はオープンキャンパスや入試説明会へ

武蔵大学への進学を検討している方は、大学への理解を深めるために、ぜひオープンキャンパスや入試説明会に参加しましょう。

2024年のオープンキャンパスは、6月16日(日)、7月27日(土)、8月3日(土)、8月4日(日)、11月16日(土)(※ミニオープンキャンパス)の開催で、キャンパスツアーや模擬授業、個別相談など、多様なイベントが企画されています。

詳しくは、大学公式ホームページのオープンキャンパスをチェックしてみてください。なお、武蔵大学のオープンキャンパスは予約制で、申込人数制限があります。

そのほか、武蔵大学ではWeb個別相談や、関東地区における学外進学相談会も実施しています。入試や学校生活について知りたいことがある場合には、ぜひ活用してください。

 

武蔵大学に合格するための勉強法


ここからは、武蔵大学に合格するための勉強法をご紹介します。

 

武蔵大学に入るにはどのような対策をすればいい?

武蔵大学は、一般選抜・一般方式で実施される全学部統一型など、わかりやすい入試制度となっています。

また、入試科目は2~3科目で受験できることから、絞り込んだ学習が可能です。得意分野を活かして、効率的に学習を進められるでしょう。

先ほどもご紹介したように、大学公式ホームページに「入試の傾向と対策、サンプル問題」が公開されています。出題の構成や内容、ねらいを確認しながら、受験勉強を進めることができるでしょう。

しかし、多くの方が傾向をつかみながら十分な準備をして受験に臨むため、合格最低点が高くなることも少なくありません。

学科によっては、8割を超える得点率となっており、1つのミスが合否を分けることになります。

そのため、合格を勝ち取るには、出題傾向を押さえつつ基礎を徹底し、ミスなく解き切ることが重要です。

苦手部分を潰し、出題形式に慣れるために、過去問のやり込みは必ず行いましょう。

武蔵大学では、大学公式ホームページから過去問の郵送を依頼できるので、ぜひ有効活用してください。

 

受験期の過ごし方と勉強のコツ

受験期となる1年間は特に重要です。この時期をどのように過ごすかで、合否の確率は変わってくるでしょう。

しかし、がむしゃらに勉強するだけでは効果は上がりません。以下を目安に年間を通じた長期的なスケジュールを立てるようにし、計画的に受験勉強に取り組んでください。

  • 春(4~5月):徹底して基礎を身につけましょう。教科書の内容を中心に学習し、早い時期に苦手分野の洗い出しをします。暗記ものは単語集や用語集を活用し、できるだけ早く取りかかるのがおすすめです。新学期のタイミングを活かして、スタートダッシュを成功させましょう。
  • 夏(6~8月):苦手分野を徹底して克服しましょう。長期休暇中は、まとまった学習時間が取りやすくなるので、ぜひ成績アップを狙ってください。時間を上手に使えない方は、短い間隔でスケジュールを組むと、モチベーションを保ちやすくなります。「週に問題集を○ページ進める」など、具体的な計画を立て、自分に合った方法で進めましょう。
  • 秋(9~11月):基礎固めをしながら、入試レベルを想定した参考書や問題集を使って応用力を磨きましょう。この時期までに入試範囲の勉強を、一通り終わらせておくのがおすすめです。また、大学入学共通テストの受験を予定しているなら、その対策も始めるとよいでしょう。模試に取り組むのも効果的です。
  • 冬(12月~):過去問を活用しながら、演習を積みましょう。その際には、時間配分にも注意して取り組んでください。また、不安な箇所が出てきた場合には、迷わず基礎を見直してください。インプット・アウトプットをバランスよく行うように心がけ、入試直前期に焦らないことも大切です。

 

武蔵大学を目指すなら予備校を使って入試対策をしよう

1人で受験勉強に取り組む場合、継続する意志と情報収集力がないと、かなり厳しい戦いになりがちです。

しかし「予備校にさえ通っていれば安心」ともいえません。予備校の授業は集団授業が多いためです。

大手予備校の場合は、一度に多くの生徒が同じ授業を受けることが日常的です。講師の授業を受け身で聞いていると、集団のなかでわかった気になってしまい、知識がしっかり定着しないおそれがあります。

さらに、集団授業では苦手分野が取り残されるリスクもあります。
集団授業でわからなかったところは、あとから自分で講師に聞きに行くなどの積極性がないと、思うような学習の効果は出ないかもしれません。

 

四谷学院のカリキュラムのご案内

予備校の授業に起こりがちな欠点をカバーしてくれるのが、四谷学院の「ダブル教育」です。ダブル教育で取り入れている「2つのポイント」をチェックしてみましょう。

 

科目別能力別授業

大抵の予備校では、志望校や入塾テストの総合得点でクラス分けします。そのため、苦手な科目は授業についていけなかったり、得意科目の授業が物足りなかったりする「科目ごとのレベルの不一致」が起こりがちです。

四谷学院の科目別能力別授業は、科目と能力の2つでクラス分けを行います。
つまり、科目ごとに自分のレベルに合った授業を受けられるので、無理なく理解が進み、効率的に成績向上を目指せます。

 

55段階個別指導

科目別能力別授業で得た理解を、解答力につなげるのが55段階個別指導です。

55段階個別指導では、過去の入試問題を徹底分析して作られた55テストを受験し、理解に穴があるところ、考え方が不完全なところ、表現が不適切なところを段階的にチェックします。

そして、解答力が身についているかを確認しながら級を進めます。

中学レベルから東大レベルまでの55段階を、スモールステップで無駄なく学べるよう体系化して指導しているので、着実に解答力を伸ばせるのです。

 

武蔵大学に合格するには丁寧に解く力が重要!

【武蔵大学の入試概要】

  • 一般選抜がメインの入試方式で、一般方式(全学部統一型、全学部統一グローバル型、個別学部併願型)や大学入学共通テスト方式がある
  • 難易度は標準~やや難

【武蔵大学の入試データまとめ】

  • 一般選抜・一般方式の実質倍率は2.8~4.7倍(2024年度)

【勉強方法まとめ】

  • 一般選抜・一般方式は全教科マークシート。基本的な知識中心に、教科書や用語集を丁寧に学習するのがおすすめ
  • 問題数はさほど多くないが、試験時間が全教科60分なので時間配分の練習もしておく

武蔵大学の難易度は標準からやや難レベルですが、大学公式ホームページに出題の傾向や対策が公開されているため、合格最低点が高く、ハイレベルな戦いになりやすいでしょう。

基礎を徹底したうえで、いかにミスを少なくして問題を解くかが重要です。

そこでおすすめなのが、四谷学院の「ダブル教育」です。科目別能力別授業と55段階個別指導により、自分の学習レベルに合った授業で、効率的な成績向上が望めます。気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。

※本記事でご紹介した情報は2024年7月19日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。

 

失敗しない予備校選びは説明会・相談会参加が重要!

予備校選びは、合否に大きく影響する重要なポイントです。評判のよい予備校を探そうと、インターネットで口コミを調べたり、パンフレットを見たりする方も多いでしょう。

しかし、それだけでは得られる情報に限りがあります。自分に合った予備校を選ぶには、説明会に参加し、ご自身の目で確かめるのがおすすめです。

以下の記事では、予備校の説明会について疑問や不安がある方に向けて、詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

大学受験予備校「説明会」の参加の仕方と確認ポイント

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