大学受験においても、特に医学部医学科入試では高い学力が求められます。しかし、国公立大学の医学部と私立大学の医学部では、受験科目も出題傾向も全く異なります。国公立大学であれば、共通テストと二次試験、両方の対策が必要です。
今回は、国公立医学部、私立医学部のそれぞれの入試の特徴と対策について解説します。
国公立医学部
国公立医学部受験は、大学受験において最もハードな戦いとされています。
文系科目・理系科目を問わず、全てにわたっての十全な学力はもちろんですが、「なにがなんでも 医学部に行きたい!」という強い熱意が必要です。この2つが「医学部合格」という狭き門を突破するための絶対条件となります。
もしもあなたが「医学部はやや難し目の理系学部」といった認識を持っているのであれば、それは「甘い」と言わざるを得ないでしょう。それでは、選抜試験を受ける地点にすらたどり着けません。
求められる学力
国公立医系入試で合否を分けるのは、2つのポイントがあります。
(1) 共通テストで確実に高得点をとることができる基礎学力
(2) 出題者の意図に的確に反応できる読解力・表現力
医学部対策としては、この2つの両方をクリアすることで初めて合格が見えてくると四谷学院では考えています。
そこで、科目別能力別授業で「理解力」を伸ばし、55段階個別指導で「解答力」をつける学習システムを準備しました。さらに、これらに加えて、55段階個別指導では「医系演習」を行い、全国の医系大学入試における出題を概観することができます。
国公立医系合格に向けて、共通テスト対策・二次試験対策の両方を効率よく行う必要があります。中でも、医学部受験生にとっておろそかになりがちなのが、共通テストで必要となる国語・社会です。これらについては効率的に得点力を完成させていく必要があります。
私立医学部
国公立医学部入試と同様に、私立医学部においても、合格を勝ち取るためには2つの条件があります。
1つ目は言うまでもなく、英語・数学・ 理科 2 科目における「学力」です。
ただし、ここで言う「学力」とはパズル的な難問をテクニカルに解くための技術ではありません。基礎理論の深い理解に支えられた思考力、そしてそれを答案化する解答力です。
2つ目の条件とは、実は「国語力」です。
ほとんどの私立大学の医学部では、小論文と面接が課されています。それは、医学のありように対する深い関心と、それを表現する能力を求めているからに他なりません。
私立医学部という難関を突破する二つの条件をクリアするために、四谷学院では「入試小論文対策」において、基礎的な文章表現力を養成した上で、感染症などの必須テーマ、および近年のトピックを網羅しています。
学力についても、科目別能力別授業で養成された理解力をもとに、55段階個別指導、そして「私立医系英語演習」「医系 物理・化学・生物演習」で答案作成能力を伸ばしていき、実戦力養成します。
難問に対する確かな対応能力を身につけるためのトータルなサポートによって、医学部合格は初めて現実となるのです。