医学部医学科受験対策!医学部医学科の難易度や合格のための勉強法を解説

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「医学部医学科の難易度はどれくらい?」
「合格のための勉強法はどうしたら良い?」
と思う人は多いでしょう。

医学部医学科は、特に国立大学は人気があり、難易度が非常に高くなっています。医学部医学科に合格するためには、弱点のない基礎力と、応用力、記述力、実戦力とを身に着けることが必要でしょう。

この記事では、医学部医学科の概要、医学部医学科の入試について、医学部医学科の平均偏差値と難易度、および医学部医学科に入るためにはどうすれば良いかについて解説します。

※本記事に記載されている情報は2019年2月8日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。

 

医学部医学科とは

医学部医学科とはどのようなものなのでしょうか?まず初めに、国立大学と私立大学では何が変わるのか、医学部医学科の男女比、および医学部医学科の大学院について見ていきましょう。

 

国立大学と私立大学ではなにが変わるの?

国立大学と私立大学の医学部医学科は、合格するのが難しいのは国立大学だといえます。国立大学のほうが私立大学と比べ、偏差値が全体として高いですし、総合的な基礎学力が求められるからです。国立大学が人気となるのは、学費が安いことが大きな理由でしょう。

 

国立大学の方が合格するのが難しい

この記事の下で、私立大学と国立大学の偏差値をまとめてあります。それを見ればわかる通り、国立大学の偏差値の方が私立大学より全体として高くなっています。国立大学医学部医学科の偏差値は、東京医科歯科大学後期日程の71を初めとして東京大学前期日程は69などとなっています。それに対して私立大学の偏差値は、慶應義塾大学の67が最高です。

また、国立大学の医学部医学科はセンター試験で85~90%以上を取らなければなりません。試験科目数が少ない私立大学と比べると、総合的な学力の高さが要求されます。「合格するのが難しいのは国立大学」とはっきり言うことができるでしょう。

ただし、私立大学の医学部医学科も倍率としてみた場合、20倍を超える大学が多数あります。私立大学の医学部医学科に入学するのが易しいわけではありません。

 

国立大学が人気なのは学費が安いから

以上のように医学部医学科は国立大学の方が人気なのは、「学費が安いから」だといえるでしょう。国立大学の学費は学部に関係なく、平成28年度現在で授業料が年間53万5,800円、入学金は28万2,000円となっています。医学部医学科へ6年間通ったとして、入学金と授業料とを合計しても、349万6,800円となります。

それに対し、私立大学の医学部医学科の学費は6年間で、

・国際医療福祉大学 …1,850万円
・順天堂大学 …2,080万円
・慶應義塾大学 …2,200万円

などが最も安く、最も高い大学では、

・川崎医科大学 …4,550万円
・金沢医科大学 …3,950万円
・福岡大学 …3,773万円

などとなり、国立大学の5倍~13倍となっています。

 

医学部医学科の男女比

医学部医学科の男女比を見てみましょう。HUFFPOSTの調査によれば、データが公表されている76大学の医学部医学科の2018年度における合格者数の男女比は、次の表の通りとなっています。ただし「男女比」とは、男性の人数を1とした場合の女性人数の比率を示します。

順位大学名男女比
1島根大学1.64
2福井大学1.50
3大分大学1.44
4杏林大学1.34
5自治医科大学1.29
6弘前大学1.24
7神戸大学1.15
8金沢大学1.13
9関西医科大学1.08
10群馬大学1.08
11愛媛大学1.05
12琉球大学1.04
13浜松医科大学1.04
14東京慈恵会医科大学1.02
15鹿児島大学1.02
16東京医科歯科大学1.01
17埼玉医科大学1.00
18獨協医科大学1.00
19東邦大学0.99
20和歌山県立医科大学0.98
21大阪大学0.98
22北里大学0.96
23長崎大学0.96
24川崎医科大学0.94
25香川大学0.94
26宮崎大学0.93
27岡山大学0.93
28秋田大学0.93
29兵庫医科大学0.92
30東海大学0.90
31徳島大学0.89
32札幌医科大学0.88
33鳥取大学0.88
34大阪医科大学0.87
35東北大学0.87
36国際医療福祉大学0.85
37京都大学0.85
38山形大学0.85
39日本医科大学0.84
40奈良県立医科大学0.82
41佐賀大学0.82
42福岡大学0.81
43高知大学0.81
44愛知医科大学0.80
45金沢医科大学0.80
46九州大学0.79
47筑波大学0.79
48旭川医科大学0.79
49久留米大学0.78
50熊本大学0.77
51産業医科大学0.76
52藤田保健衛生大学0.76
53岩手医科大学0.76
54三重大学0.75
55信州大学0.74
56横浜市立大学0.71
57京都府立医科大学0.70
58山口大学0.69
59名古屋大学0.69
60昭和大学0.68
61大阪市立大学0.67
62東北医科薬科大学0.66
63滋賀医科大学0.66
64千葉大学0.66
65名古屋市立大学0.64
66広島大学0.64
67順天堂大学0.62
68防衛医科大学校0.56
69北海道大学0.56
70慶應義塾大学0.55
71新潟大学0.50
72岐阜大学0.48
73日本大学0.45
74山梨大学0.42
75聖マリアンナ医科大学0.39
76東京医科大学0.33

出典:https://www.huffingtonpost.jp/2018/08/10/igakubu-data_a_23499881/

この表を見ると、男女比が最も高かったのは島根大学の1.64で、76大学のうち18大学で男女比は1以上、すなわち女性の方が男性より多くなっています。女子の点数を一律して減点していたとニュースでも大きく取り上げられた東京医科大学は、76大学中最下位の0.33でした。

 

医学部医学科の大学院について

医学部医学科へ進んだ場合、多くの人は医師になるでしょう。しかし、さらに大学院で博士号を取得し、研究の道へ進む選択肢もあります。

医師は、医学部医学科で6年間学んで単位を取得し、国家試験に合格することによってなることができます。それに対して「医学博士」は、大学院の博士課程に入学して単位を取得し、論文審査に通過することにより取得できます。

博士号を取得することにより、製薬会社などの企業への就職や転職が有利になります。また、医師の道を選ぶ場合も、専門医資格を持っていることで独立開業がしやすくなることがあります。

 

医学部医学科の入試について

医学部医学科の入試について、国立大学の入試の特徴および私立大学の入試の特徴を見ていきましょう。

 

国立大学の入試の特徴

 

AO入試と推薦入試

国立大学のAO入試と推薦入試は基本的に、

  • センター試験
  • 面接・小論文による2次試験

によって選考が行われます。4.3以上の評定平均値が必要とされ、学校長の推薦が必要です。ただし、倍率は3~4倍程度とそれほど高くありませんし、センター試験の合格者平均点も80~90%程度と一般入試より低いため、評定平均値が該当する人は検討の価値があるでしょう。面接・小論文は大学ごとに出題傾向が大きく異なり、難易度が高い場合もありますので、しっかりとした対策が重要です。

AO・推薦入試の出願要件
国立大学のAO・推薦入試では出願要件として、
・学年の制限
・地域の指定
・自治体奨学金を受給し卒業後にその自治体で勤務が必要
などの制限が設けられていることがあります。奨学金を受給すれば、奨学金だけで大学を卒業することができますが、卒業後の選択肢が狭まることが欠点です。

学年についての制限
学年については「現役のみ」とする大学が多数ですが、地域枠や自治体奨学金の指定がある大学では「3浪まで」など緩やかになることもあります。評定平均値は、現役の場合なら3年の1学期までで算出されますが、浪人なら3年の最後までで算出されます。したがって、現役では、評定平均値が4.3に達せずにAO・推薦入試を受けられなかった場合でも、その後に評定平均値を上げられれば、1浪して翌年に受けられるようになることもあります。

 

一般とセンター入試

国立大学の一般入試では、センター試験と個別学力試験の2回の試験によって合否が判定されます。センター試験と個別学力試験の配点比率は、多くの医学部医学科で「1:1」となっていますが、京都大学のように「250:1000」と個別試験を重視する大学や、香川大学のように「900:400」とセンター試験を重視する大学もあります。

センター試験
国立大学の医学部医学科に合格するためには、センター試験で、前期日程なら85~90%を、後期日程なら90%以上を取ることが必要とされます。センター試験で90%を取るためには、基礎を徹底的に固めることにより、
・大きな弱点となる不得意科目を作らないこと
・満点を取れる得意科目を作ること
が重要となるでしょう。大きな弱点となる科目があると、それが足を引っ張ることで90%に届くことが難しくなります。また逆に、満点を取れる科目があれば、余剰の点数を弱点の科目にまわすことができます。

個別学力試験
前期日程の個別学力試験の試験科目は、数学・英語・理科2科目となるのが一般的です。ただし、東京大学や名古屋大学、京都大学はこれに国語を加えた5科目となりますし、秋田大学や鳥取大学のように英語と数学のみで受験できるところもあります。個別学力試験の出題傾向は大学ごとに大きく異なりますので、大学の出題傾向をよく把握して、それに合わせた対策を取ることが重要でしょう。

 

私立大学の入試の特徴

 

AO入試と推薦入試

私立大学のAO入試は、金沢医科大学と獨協医科大学において実施されています。また、多くの大学が実施する推薦入試は詳細な出願要件があり、他校との併願も認めていませんので、よく確認のうえ出願しましょう。

私立大学のAO入試
金沢医科大学のAO入試では、
・1次試験 …書類選考
・2次試験 …適性検査・面接試験
により合否が判定されます。26歳以下の高校卒業以上の人が対象となりますが、卒業後に地域医療や金沢医科大学での診療、国際医療援助活動などに携わることが条件となっています。

獨協医科大学のAO入試では、
・1次試験 …適性検査
・2次試験 …面接・小論文
によって合否の判定が行われます。公募と栃木県地域枠があり、それぞれに詳細な出願資格・要件が設けられています。

私立大学の推薦入試
多くの私立大学が実施する推薦入学では、出願要件として、
・評定平均値
・年齢
・出身高校や居住地域
などの制限が設けられています。評定平均値の基準は多くの私立大学で3.7~4.0で、国立大学のAO・推薦で必要な4.3より低めです。年齢に関しては、ほとんどの大学で1浪までが認められています。

一般的な私立大学の推薦入試は全国のすべての地域から公募をしますが、聖マリアンナ医科大学や獨協医科大学などは、指定校からの推薦しか受けていませんし、川崎医科大学や岩手医科大学などは、出身地域の制限があります。推薦入試は基本的に「大学が求める人材を募集するもの」となりますので、出願要件をよく把握し、十分な検討のうえ出願しましょう。

 

一般入試とセンター利用入試

私立大学の入試方法として、各大学が独自の試験を行う一般入試と、センター試験の結果を利用するセンター利用試験とがあります。

私立大学の一般入試
私立大学の一般入試は、
・1次試験 …筆記試験
・2次試験 …面接・小論文
の2回の試験により合否を判定するのが一般的です。科目は英語、数学、理科2科目が一般的で、解答方法はマークシート式、記述式、併用式など大学によってさまざまです。

2次試験の面接では、
・学生1人の個人面接
・複数の学生によるグループ面接
・複数の学生が特定のテーマについて話し合うグループ討論
などの形式があります。また、小論文については、
・テーマだけが決められて自由に記述するテーマ型
・課題文を読んでそれについて論じる課題文型
・語句などの意味を答えさせる国語型
などのパターンがあります。

センター利用試験
私立大学のセンター利用試験では、
・1次試験 …センター試験
・2次試験 …小論文・面接など
の2回の試験で合否が判定されます。近年は、センター利用試験を採用する私立大学が増えています。

センター試験の科目は、国立大学とは異なりすべての教科を必要とせず、英語と数学、理科のみなどで受験することができる場合もあります。2次試験については、各大学でそれぞれ特徴がありますので、出題傾向に合わせた対策が必要となるでしょう。

ここまでをまとめると……

【国立大学の入試の特徴】
・AO・推薦入試は4.3以上の評定平均値と学校長の推薦が必要
・学年、地域、奨学金や卒業後の勤務地などの制限が設けられることがある
・一般入試ではセンター試験と個別学力試験の配点比率が1:1となる大学が多い
・センター試験の得点率は85~90%以上が必要
・個別学力試験の出題傾向は大学によって大きく異なる

【私立大学の入試の特徴】
・AO・推薦入試では多くの出願資格・要件が設けられることが一般的
・評定平均点は国立大学よりは低めの3.7~4.0
・一般入試の1次試験の試験科目は、英語、数学、理科2科目が一般的
・2次試験の面接や小論文にはさまざまな形式がある
・センター利用試験の試験科目は、数学、英語、理科のみなどの大学もある

 

医学部医学科の平均偏差値と難易度

医学部医学科の、国立大学と私立大学の偏差値と難易度のランキングを見ていきましょう。

 

国立大学の医学部医学科の偏差値と難易度

難易度大学名偏差値
1東京医科歯科大学 医学部 医学科(後期)71
2千葉大学 医学部 医学科(後期)70
3東京大学 理科三類(前期)69
4京都大学 医学部 医学科(前期)69
5名古屋大学 医学部 医学科(後期)69
6東京医科歯科大学 医学部 医学科(前期)68
7大阪大学 医学部 医学科(前期)68
8神戸大学 医学部 医学科(前期)68
9広島大学 医学部 医学科(後期)68
10筑波大学 医学部 医学科(前期)67
11千葉大学 医学部 医学科(前期)67
12名古屋大学 医学部 医学科(前期)67
13福井大学 医学部 医学科(後期)67
14岐阜大学 医学部 医学科(後期)67
15浜松医科大学 医学部 医学科(後期)67
16三重大学 医学部 医学科(後期)67
17奈良県立医科大学 医学部 医学科(後期)67
18山口大学 医学部 医学科(後期)67
19佐賀大学 医学部 医学科(後期)67
20鹿児島大学 医学部 医学科(後期)67
21北海道大学 医学部 医学科(前期)66
22東北大学 医学部 医学科(前期)66
23横浜市立大学 医学部 医学科(前期)66
24滋賀医科大学 医学部 医学科(前期)66
25京都府立医科大学 医学部 医学科(前期)66
26大阪市立大学 医学部 医学科(前期)66
27島根大学 医学部 医学科(前期)66
28岡山大学 医学部 医学科(前期)66
29愛媛大学 医学部 医学科(前期)66
30高知大学 医学部 医学科(前期)66
31九州大学 医学部 医学科(前期)66
32秋田大学 医学部 医学科(後期)66
33山形大学 医学部 医学科(後期)66
34富山大学 医学部 医学科(後期)66
35山梨大学 医学部 医学科(後期)66
36鳥取大学 医学部 医学科(後期)66
37愛媛大学 医学部 医学科(前期)後期)66
38宮崎大学 医学部 医学科(後期)66
39琉球大学 医学部 医学科(後期)66
40札幌医科大学 医学部 医学科(前期)65
41新潟大学 医学部 医学科(前期)65
42富山大学 医学部 医学科(前期)65
43金沢大学 医薬保健学部 医学類(前期)65
44福井大学 医学部 医学科(前期)65
45信州大学 医学部 医学科(前期)65
46群馬大学 医学部 医学科(前期)65
47名古屋市立大学 医学部 医学科(前期)65
48三重大学 医学部 医学科(前期)65
49鳥取大学 医学部 医学科(前期)65
50広島大学 医学部 医学科(前期)65
51山口大学 医学部 医学科(前期)65
52香川大学 医学部 医学科(前期)65
53長崎大学 医学部 医学科(前期)65
54鹿児島大学 医学部 医学科(前期)65
55旭川医科大学 医学部 医学科(後期)65
56福井県立医科大学 医学部 医学科(後期)65
57香川大学 医学部 医学科(後期)65
58弘前大学 医学部 医学科(前期)64
59秋田大学 医学部 医学科(前期)64
60山形大学 医学部 医学科(前期)64
61岐阜大学 医学部 医学科(前期)64
62浜松医科大学 医学部 医学科(前期)64
63奈良県立医科大学 医学部 医学科(前期)64
64和歌山県立医科大学 医学部 医学科(前期)64
65徳島大学 医学部 医学科(前期)64
66佐賀大学 医学部 医学科(前期)64
67熊本大学 医学部 医学科(前期)64
68大分大学 医学部 医学科(前期)64
69琉球大学 医学部 医学科(前期)64
70旭川医科大学 医学部 医学科(前期)63
71福島県立医科大学 医学部 医学科(前期)63
72宮崎大学 医学部 医学科(前期)63

 

私立大学の医学部医学科の偏差値と難易度

難易度大学名偏差値
1慶應義塾大学 医学部 医学科67
2大阪医科大学 医学部 医学科67
3東京慈恵会医科大学 医学部 医学科67
4帝京大学 医学部 医学科66
5関西医科大学 医学部 医学科66
6久留米大学 医学部 医学科66
7順天堂大学 医学部 医学科66
8東邦大学 医学部 医学科66
9川崎科大学 医学部 医学科65
10東京医科大学 医学部 医学科65
11日本医科大学 医学部 医学科65
12兵庫医科大学 医学部 医学科65
13国際医療福祉大学 医学部 医学科64
14獨協医科大学 医学部 医学科64
15杏林大学 医学部 医学科64
16近畿大学 医学部 医学科64
17東京女子医科大学 医学部 医学科64
18日本大学 医学部 医学科64
19福岡大学 医学部 医学科64
20埼玉医科大学 医学部 医学科63
21自治医科大学 医学部 医学科63
22岩手医科大学 医学部 医学科63
23金沢医科大学 医学部 医学科63
24昭和大学 医学部 医学科63
25聖マリアンナ医科大学 医学部 医学科63
26東北医科薬科大学 医学部 医学科63
27藤田保険衛生大学 医学部 医学科63
28北里大学 医学部 医学科63
29愛知医科大学 医学部 医学科62

 

医学部医学科に入るためにはどうすれば良いの?

医学部医学科に入るためにはどうしたら良いのでしょうか?最後に、試験までのスケジュール、独学で勉強する場合、予備校で勉強する場合、および四谷学院のカリキュラムの特徴を見ていきましょう。

 

試験までのスケジュール

国立大学と私立大学のそれぞれについて、医学部医学科の試験までのスケジュールは大まかには次の表の通りです。ただし、詳細については各大学に確認しましょう。

国立大学私立大学
一般入試AO・推薦入試一般入試AO・推薦入試
8月AO出願AO出願
9月AO入試審査
10月センター試験出願
11月推薦出願推薦出願
12月出願推薦入試
1月センター試験 本試験
2月前期2次試験入試
3月後期2次試験

 

独学で勉強する場合

医学部医学科に合格するためには、国立大学であれ私立大学であれ、高い学力を身に着ける必要があります。高い学力とは具体的には、「基礎力」「応用力」「記述力」「実戦力」の4つです。
これらを独学で身に着けるためにはどうしたら良いかを見てみましょう。

 

1.基礎力

どのような入試であれ、まずは基礎力が重要です。国立大学の医学部医学科を受験するのであれば、センター試験で85~90%以上の高得点を取らなくてはなりません。そのためには苦手科目は徹底的に克服し、取りこぼしがないようにすることが大切です。

ただし、弱点は、自分自身では見えにくいものです。自分の弱点を自分自身で厳しく客観視することができる、分析的な目を持つことが必要でしょう。

国立大学の2次試験や私立大学の難関校では、難問が出題されることがままあります。難問は、たとえば数学や物理の場合なら、公式を単に暗記していても解くことができず、数学や物理の本質的な内容にまで理解を深めることが要求されます。

本質にまで至る基礎を身に着けるためには、公式などは自分で導いでみるのがいいでしょう。また、先生にわからないところをくり返し質問することも、理解を深めるために有効です。独学で勉強する場合には、学校の先生に個人的な質問の時間を取ってもらうことがおすすめです。

 

2.応用力

身に付けた基礎は入試に応用できなければ意味がありません。問題をくり返し解くことにより、基礎を問題の解答として展開できる応用力を身に着けましょう。

独学で勉強する場合には、自分のレベルがどのくらいなのかが分かりにくいのが弱点です。模試などを積極的に利用して、自分のレベルを常に把握するとともに、入試の雰囲気にも慣れていきましょう。

 

3.記述力

国立大学難関校の2次試験や私立大学の難関校では、論述問題も数多く出題されます。論述問題の解答は、採点官に伝わりやすい日本語で簡潔に記述しなくてはなりません。

ただし、論述問題の記述力は、自分1人ではなかなか身に着けることができません。独学の場合には学校の先生に、論述問題の添削をお願いしましょう。

 

4.実戦力

国立大学の2次試験や私立大学の試験では、大学により出題傾向がさまざまです。それぞれの大学の出題傾向に合わせて対策を取らなくてはなりません。

独学で勉強する場合には、過去問題の演習に力を入れましょう。過去問題を解きながらその大学の出題傾向のクセを読み取り、問題を処理する方法を体で覚えていくことが大切です。

 

予備校で勉強する場合

予備校で勉強する場合に気を付けなくてはならないことは、「予備校に通っている」というだけで安心してしまうことがあることです。しかし、予備校に通っているからといって、かならずしも医学部医学科に合格できるだけの高度な学力が身に着くとは限りません。

まず確認しなければならないことは、予備校の授業レベルが自分の能力に合っているかどうかです。授業の理解は、授業レベルと自分の能力がぴったりと合っている時に最も効果的に進みます。授業レベルが高すぎるなどの場合は、クラス替えを申し出ることも必要かもしれません。

また、授業の雰囲気が、先生に気軽に質問できるものかどうかも確認が必要でしょう。大人数の授業で先生に質問しにくい場合は、個別指導を受けることもおすすめです。

 

四谷学院のカリキュラムの特徴

四谷学院のカリキュラムでは、以下の2つを強みとしています。

・科目別能力別授業
・55段階個別指導

四谷学院の「ダブル教育」は、医学部医学科に合格するために必要な基礎力、応用力、記述力、実戦力を無理なく身に付けることができます。

 

科目別能力別授業

科目別能力別授業では、「本質にまでいたる基礎力」を身に着けることができます。

四谷学院のクラス授業は、多くの大手予備校が採用している志望校別のクラス分けではなく、科目ごとに、能力別のクラス分けをします。たとえば「国語」で、「現代文は得意だけれど古文と漢文は苦手」などという場合には、現代文は選抜コースで、古文と漢文は標準コースで、などのように異なったクラスで授業を実施。それにより、授業のレベルと自分の能力とがぴったり合い、基礎力が効果的に高まります。

また、四谷学院のクラス授業は人数が適切で、高校のクラスのようにアットホームな雰囲気です。そのために、講師にいつでも質問することができ、理解がさらに深まります。

 

55段階個別指導

55段階個別指導は、授業で身に付けた基礎力の土台の上に、さらにその弱点をなくし、応用力、記述力、および実戦力を効果的に身に付けられます。

55段階個別指導では、基礎レベルから医学部医学科合格レベルまでの55段階で個別指導を進めていきます。毎回の指導では小テストが行われます。問題にくり返し取り組むことにより応用力が高まります。採点がその場でされますので、自分の学力レベルを常に把握することが可能。

個別指導ですので、講師に対してはいくらでも質問することができます。また、小テストはすぐに講師が添削しますので、弱点があればすぐに指摘してくれます。それにより、授業で身に付けた基礎の理解がさらに深まり、弱点がなくなります。

個別指導の添削は、論述問題の場合に特に有効です。解答の記述が採点官に伝わりやすいものかどうか、講師がその場で判断し、アドバイスを行うからです。

個別指導の講師は、各大学の出題傾向を詳細に把握しています。そのため、各大学の入試問題でどのように問題を処理すればいいかについて、実践を通しながら身に付きます。

四谷学院のダブル教育により、毎年多くの生徒が医学部医学科の難関校に合格しています。合格者の喜びの声も、学院に多数届いています。

 

まとめ

 

【医学部医学科とは】

  • 国立大学の方が私立大学と比べて学費が安いため人気が高い
  • 医学部医学科の男女比は男子が多いところが大多数
  • 大学院で博士号を取得すれば企業への就職・転職や独立開業にメリットがある

 

【医学部医学科の入試について】

  • 国立大学のセンター試験では85%~90%の高得点が必要
  • 国立大学の2次試験や私立大学の試験では出題傾向に合わせた対策を
  • AO・推薦入試は出願要件に制限が多いため十分な確認と検討が必要

 

【医学部医学科に入るためにはどうすれば良いの?】

  • 独学で勉強する場合には、基礎力、応用力、記述力、実戦力を身に着ける
  • 予備校で勉強する場合には授業レベルが自分の能力に合っているかどうか要確認
  • 四谷学院のダブル授業は医学部医学科に入学できる学力が無理なく身に着く

医学部医学科に合格したいと思った場合、四谷学院のダブル教育は自信を持っておすすめできます。四谷学院に資料請求し、個別相談会に参加してみてはいかがでしょうか?四谷学院の学習効果の高さとアットホームな雰囲気が、実感していただけると思います。

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※本記事でご紹介した情報は2019年2月8日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。

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