【MARCH】化学対策 MARCHの出題傾向を徹底比較!出題傾向は?難易度は?

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こんにちは、四谷学院化学担当の山中です。
このページでは、MARCH入試「化学」について、傾向と対策をお話していきます。特にMARCHを第一志望にしている人は多いかと思いますから、それぞれの大学・学部の出題の特徴を踏まえ、しっかりと対策していきましょう。

【参考記事】
憧れる人も多いMARCH!各大学の特徴や難易度、偏差値の高い学部について解説!

明治大学

試験概要

試験時間は入試方式によって異なりますが、60分~80分となっています。
大問4問構成でマークシート方式が一般的となっています。一部、反応式や有効数字を指定した記述の問題も見られます。理論分野・無機分野・有機分野からバランスよく出題されています。

出題傾向と対策

計算量が多く、確実な知識が必要となるため、化合物の性質を中心に整理しましょう。基本的・標準的な内容がほとんどであるため、教科書の基礎的な内容をしっかりと理解し、問題集などでしっかりと演習を積んでおきましょう。いつでもぱっと思い出して使えるレベルにするため、基礎を反復しましょう。

特に、無機は周期表を中心に金属元素や非金属元素の性質や反応などの知識を問う問題も多く出題されています。教科書などを使って知識の整理をしておきましょう。有機も同様、官能基を中心に反応や性質について問われやすい傾向にあります。高分子化合物のたんぱく質や糖、合成高分子についてもしっかり演習をしておきましょう。

青山学院大学

試験概要

試験時間は入試方式によって異なりますが、60分~80分です。
大問3問構成で、マークシート式がメインではありますが、一部化学反応式や計算問題の答えを書かせる記述式の問題も見られます。理論分野・無機分野・有機分野からバランスよく出題されています。

出題傾向と対策

全体として標準的な問題が多くなっていますが、計算量が多いため確実に解くことができる問題から取り組んでいくことが大切です。標準的な問題集をしっかり使用して、本質を理解するようにしましょう。
理論と無機は融合問題になっていることがほとんどです。
教科書に記載されている沈殿反応、気体の発生反応、酸化還元反応は自分ですらすら書けるように整理しておけると、限られた時間で確実に解答できるようになります。
有機は、元素分析と構造決定がほぼ毎年出題されています。必ず対策をしておきましょう。

立教大学

試験概要

数学科/化学科or生命理学科によって出題数や内容が異なります。どちらも問題数が多く、標準~やや難しいレベルの問題が出題されています。マーク式と記述式が混在しており、語句や数値の選択、文の正誤を判断させるものがあります。

出題傾向と対策

問題数が多いのですばやい処理が求められます。どの分野でも踏み込んだ内容が出題されることもあるため、手をつけやすい問題を優先して処理して難しい問題にあとでしっかり対処できるよう戦略を立てることも必要です。
有機分野は、見慣れない構造式を使った問題もあるため、そういった問題にも冷静に対処するために、異性体についても練習を積んでおきましょう。
また、実験の手順や器具について問う問題も出題が多いため、主な実験については手法や手順、実験上の注意点はまとめておきましょう。

中央大学

試験概要

試験時間は90分~100分。試験方式によって異なります。一般方式・英語外部検定試験利用方式では、マークシート方式と記述式の各2題構成となっており、共通テスト併用方式では、6題中3題選択し、全問記述式となっています。記述は化学式や構造式、計算結果を記述する内容です。

出題傾向と対策

計算問題が数多く出題されるため、正確さとスピードが求められます。
どの試験方式でも、理論分野では混合気体の反応と分圧、熱化学、酸塩基、酸化還元、化学平衡が頻出です。
有機は、近年では長めのリード文を読んでその内容を把握して解くタイプの問題も多くなり、総合的な知識が必要になってきています。
エステルの構造決定に関する内容がよく出題されています。リード文が長い傾向があるため、そういった問題にも慣れて読解力を養っていきましょう。
無機分野に関しては、単独の大問としてはあまり出題されませんが、金属イオンの性質と沈殿生成反応は頻出です。単体や無機化合物の性質は体系的に理解しておきましょう。

法政大学

試験概要

試験時間は75分です。
計算問題と空所補充問題が多く出題され、理由や根拠を説明させる論述問題も出題されています。理論分野・無機分野・有機分野からバランスよく出題されています。

出題傾向と対策

理論分野ではやや難しい内容の出題もあります。細かい知識を問うてくる問題もあるため、綿密な学習が必要です。
論述問題に向けての対策としては、30~50字程度で述べるトレーニングを積んでおきましょう。用語の暗記ではなく、なぜそうなるのか、という部分を日々の学習で突き詰めていくといいでしょう。
理論は、毎年さまざまな分野から出題されている(コロイド、溶解度積、化学平衡、電池、気体の法則、蒸気圧など)ので、幅広く演習をして苦手分野を作らないことが大切です。
有機は、構造決定に加え、高分子や合成樹脂など細かな知識も求めてくるため、手薄になってしまうところがないようにしましょう。
また、燃料電池や銅の排水基準など、環境問題と関連付けた問題も出題されています。
普段から図説資料集などで参考扱いの部分も含め、現象を理解しておけるとよいでしょう。

まとめ【MARCH】化学対策 MARCHの出題傾向を徹底比較!出題傾向は?難易度は?

MARCHの化学では、やや難しい問題も出題されます。しかし、合格するためにはやはり基礎力の徹底が求められています。そのためには、本質の理解が欠かせません。限られた時間の中で効率よく勉強してくためには、プロの先生の力を活用できるとよいでしょう。

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