【2023年最新】MARCH(マーチ)の現代文 記述対策 | 大学入試国語

この記事は約14分で読めます。

こんにちは、四谷学院の受験コンサルタントの田中です。
現代文の問題で「マーク式はできるけれど、記述式はできない」という受験生も多いのではないでしょうか。共通テストはマーク式ですが、MARCHの場合には記述式で出題されます。そのため、記述式の問題対策が必須となります。

今回は、MARCHの現代文の入試問題について、高3生と先生との会話をもとに、記述問題の対策について解説していきます。

★MARCHの対策シリーズ★
▶MARCHの「英語」対策
▶MARCHの「日本史」対策
▶MARCHの「世界史」対策
▶MARCHの「現代文」対策 →この記事です
▶MARCHの「古文」対策
▶MARCHの「理工系 数学」対策

MARCH現代文の「記述問題」の出題傾向とは

先生。記述解答を作るのって、どうすればよいのかわからなくって。
先生
先生
じゃあ、MARCHの記述ってどんな問題が出るか、知ってるかい?
だいたい50字くらいで、本文の内容を説明すればいいんじゃないですか?
先生
先生
大雑把に言えばそんな感じかもしれないけど…。
よしわかった!
MARCH現代文の「記述問題」ここ数年分を、一緒に詳しく確認してみようか。
やったー!お願いしますっ!
先生
先生
では、さっき字数のことにふれていたけど、実際はどうなのか、調べてみよう。
明治大学経営学部→ 25字以内
立教大学文系学部→ 25~35字
法政大学法・文・経営・人間環境・グローバル教養学部→ 20~30字

はい。え~っと…。あ、けっこうバラつきがあるんですね。明治大の経営学部では、25字以内というのが出題されていますね。
先生
先生
そうだね。
そうか、さっきだいたい50字くらいなんて言ったけど、もっと少ないこともあるんですね。
だけど先生、字数を確認していったい何になるんですか?
先生
先生
いい質問だね。
20字とか30字って、実際に解答を作成してみるとわかるんだけど、いくつも要素を盛り込むことはできないんだ。主要な内容を、せいぜい1つか2つ。ということは、本文のそこかしこから要素を引っぱってくる…、ではなくて、指定箇所周辺から解答を構成していくことになる。
絶対とは言えないが、それでも、実際にほとんどの場合これで解答を作成できてしまう。
おお、なるほど。なんだか少しハードルが下がった気がします。
じゃあ先生、まずは20~30字くらいの解答をつくる練習から始めたいです。
先生
先生
よし、わかった。
では、ここに傍線で指定された部分があるとしよう。答案を作るためには本文のどのあたりを読めば良いと思う?
それはわかります。まずは指定箇所の前後ですよね。
先生
先生
実はその前に確認するべき場所があるんだ。
えっ?どこですか?
先生
先生
もちろん前後も大事なんだけど、まずは「指定された部分」を確認するんだよ。
指定された部分…。そうかあ、今まであまり確認していなかったかも。
先生
先生
ここだけで十分に情報が得られることも、決して少なくないんだ。その意味では、指定箇所が長ければそれだけヒントが詰まっている可能性が高いということになる。
へ~、そんなこと考えたことなかった。

先生
先生
また、指定されている部分というのは、特徴的な表現や抽象的な表現を含むことが多い。実はこの場合、それが詳しく説明されている部分があれば、解答要素になる確率がとても高い。
なるほど~。
先生
先生
そのうえで、前後に目線を広げる。目安としてまずは、指定されている部分の前後1文ずつを確認してみよう。
指定された部分と、さらに前後1文ずつ…。
先生
先生
その通り。まずはその内容を吟味しよう。
さらに、その範囲のなかに指示語や接続語が登場することも、よくある。そのように、明らかなつながりがある部分を丁寧に拾うことで、確実に解答要素を抽出できる。
おおっ!
先生
先生
しかもこれは、MARCHに限らず、多くの大学入試問題で応用できる。
おおっおおっ!
先生
先生
それでもまだ字数に余裕があれば、あるいは問われている内容に対して不足だと考えられれば、指定された部分にまつわる説明を、本文全体から探していくことになる。けれど、20~30字という設定でそこまで広がっていくことは、あまりない。
だからまずは、ここまで一緒に確認した方法で記述解答をつくる練習をしてみよう。
わかりました!
先生
先生
それができるようになったら、次は50字を超えていくような記述、あるいは本文全体から解答要素を抽出する記述も一緒に考えてみよう。
手順がわかって、何だかできそうな気がしてきました。
  

四谷学院でMARCH対策!

四谷学院では、個別相談会を実施中です。あなたがMARCHに合格するための戦略をお話しします。お気軽にお越しください。

タイトルとURLをコピーしました