2025年度共通テストから「情報」が新しく追加!傾向と対策を知ろう

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こんにちは!四谷学院の奥野です。

2025年度の大学入学共通テスト(以降、共通テスト)より、「情報」科目が新たに追加されることになりました。

この記事では、共通テストに採用される科目「情報」の概要と構成・配点を紹介し、記事の後半では、共通テストにおける「情報」の対策も解説します。

2025年度以降の共通テストに向けて、「情報」の対策を始めたい方はぜひ記事を参考にしてください。

2025年度共通テストより「情報」が科目に追加される


2025年度共通テストより、「情報」が科目として新たに追加される予定です。

近年では、AIやIoTの進化、ビッグデータの活用による技術革新が進んでいます。
こうしたなか、高等学校の新学習指導要領でも、情報技術を適切かつ効果的に活用する力を育むために「情報Ⅰ」が必履修科目として追加されました。

また大学でも、文系・理系問わずすべての学生が身につけるべき教養科目として「数理・データサイエンス・AI」のモデルカリキュラムが策定されています。

こうした背景から、これからの時代は、情報にかかわる資質・能力が大学教育を受けるうえで必要な基礎的能力であると、とらえられる可能性があります。

そこで、新学習指導要領のもとで学習した生徒が初めて大学受験をする、2025年度入学者選抜に合わせて「情報」科目が導入されることになりました。

なお2022年1月には、国立大学協会が『2024年度以降の国立大学の入学者選抜制度-国立大学協会の基本方針-』を発表しました。

この資料では、国立大学の受験では共通テストで原則「情報Ⅰ」を課すと記されています。

一方で、公立・私立大学では大学の方針によって異なり、一部大学のみでの実施となると考えられます。

2025年度共通テストの「情報」の構成と配点

独立行政法人 大学入試センター(以降、大学入試センター)による『令和7年度大学入学共通テスト 試作問題「情報」の概要』では、以下の構成で「情報Ⅰ」の試作問題を作成しています。

引用:独立行政法人 大学入試センター 令和7年度大学入学共通テスト 試作問題「情報」の概要

情報科目では、プログラミングに関する知識を必要とする問題が出されます。

プログラミング言語の問題について

共通テストの「情報」では、日本語に対応した共通テスト手順記述標準言語(DNCL)を使ったプログラミングの問題も出されます。

DNCLは、2002年の大学入試センター試験(以降、センター試験)から、情報系科目の問題文で使われてきたプログラミング言語です。

それ以前は既存のプログラミング言語が使われていましたが、それまで受験生が取り組んできた言語によっては、センター試験で有利・不利が生じる懸念がありました。
そのため、すべての受験生にとって不公平が生じないよう、大学入試センター側で用意した言語がDNCLです。

大学入試センターの資料「共通テスト手順記述標準言語 (DNCL) の説明」では、DNCLのプログラムについて詳細に説明されています。

しかし、問題文のなかで簡潔に解説されていることもあるため、この資料の内容を暗記する必要はないでしょう。
とはいえ、試験時間内で効率よく問題を解き進めるために、試験前に一度はこの資料に目を通しておくほうがよいかもしれません。

共通テスト「情報」の対策


共通テストの「情報」で高得点を狙うためには、以下の対策をしておく必要があります。

試作問題で出題傾向を知ろう

これから始まる「情報」には、過去問がありません。
そのため、出題傾向を把握できるように、まずは大学入試センターが公開している試作問題を解くことをおすすめします。

実際に問題を解くと、具体的な対策につながる以下のことが見えてくるはずです。

  • どのような問題が出るのか?
  • どこを間違えたのか?
  • 現段階で自分がわからないところはどこか? など

プログラミングの練習は必須

上記で示した試作問題の配点を見ると、「情報」のなかでも「コンピュータとプログラミング」の配点が高いことがわかります。
そのため、プログラミングの対策は欠かせません。

内容的には、学校で学んだプログラミングの知識があれば解ける問題が多い、と考えられています。

ただし、まったく対策せずに共通テストに臨むと、時間が足りずすべて解ききれないかもしれません。
授業でひととおりのプログラミングを学んでいても、復習をしておいたほうがよいでしょう。

文系でも数学の対策は大事

共通テストの「情報」では、「数学Ⅰ」や「数学A」レベルの計算力が問われる内容も出されます。
そのため「情報」が出題科目になっている大学や学部を受験する場合は、文系学部の志望であっても、数学の対策をしっかりと行っておくことが大切です。

計算力が必要な問題では、スピードも求められます。「数学Ⅰ」「数学A」の知識を身につけるとともに、練習問題などを通じてスピーディーに解く力も磨いておきましょう。

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四谷学院では、クラス授業(映像授業)と55段階個別指導(演習教材)を組み合わせたダブル教育で、共通テスト「情報」の対策をしています。

映像授業は復習しやすいうえ、四谷学院の演習教材はスマートフォンでも学習できるため、学習場所も選びません。

共通テストの「情報」は対策方法がまだよくわかっていない科目であるため、不安になる人も多いでしょう。しかし、四谷学院のダブル教育であれば、共通テスト本番に向けた準備もしっかり行えます。

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