共通テストの英語の時間が足りない!そんな人に知ってほしい英語リーディングの傾向と対策について

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こんにちは、四谷学院英語担当の田川です。

2021年度入試から始まった大学入学共通テスト(以下、共通テスト)。長文づくしのテストに時間制限の面で苦戦している生徒さんも多く、「どうしたら早く読めるようになりますか?」という質問をたびたび受けます。

今回は、共通テストを解くにあたって、スピードアップのポイントをお伝えできればと思います。

英語リーディング 出題の特徴

共通テストの英語リーディングは、読解に焦点を当てた出題になっている点が特徴です。センター試験では読解だけでなく、発音や語彙、文法、整序、会話文などから幅広く出題されていましたが、共通テストでは読解問題のみが出されます。

また、共通テストは一部の英文を理解できれば解答できるような設問ではなく、横断的に複数の情報を読み取って答えを導き出す設問が見られます。
そのため、ある程度英語に慣れていないと、解答にかなり時間を要してしまうでしょう。

先生
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語彙数も2020年度センター試験の約4,300語から、2022年度の共通テストでは約6,000語と大きく増加しているため、時間配分に苦労する受験生も少なくありません。

英語の時間が足りない人がやりがちなこと

ここでは、英語の試験時間が足りない受験生がやりがちなことを紹介します。1つでも当てはまる場合はすぐに改善し、効率よく解く練習をしましょう。

慌てて問題を解いている

英語の時間配分に苦労する人が陥りがちなのが、慌てて問題を解くことです。

自分の限界を超えたスピードで読もうとしても、人間の脳の処理能力には限界があるため、結果的に何度も読み返すことになります。
速いスピードで何度も読み返すよりも、自分のペースでしっかりと読むことを意識しましょう。

また、英語リーディングを時間内に終えるためには、素早い理解力と高い情報処理能力を鍛えなければなりません。英文に触れたり、長文問題に取り組んだりするなど、脳を英語に慣れさせることが必要です。

先生
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日々の積み重ねにより、スムーズに理解できるようになれば、時間に余裕が生まれるでしょう。

解けない問題にこだわっている

解けない問題が出た際に、そこにどれくらい時間を使うのかは重要なポイントです。特に、文法や知識問題は「あと一歩で思い出せそうなのに……」と、詰まることも多いでしょう。

解けない問題に時間をかけると、そのあとの問題を解く時間が足りなくなることが考えられます。解けない問題や合っているか不安な問題は後回しにして、次の問題に取りかかりましょう。

その際には、後回しにする問題にチェックを付けたり、メモを残したりしておくと、最後に見直しやすいためおすすめです。

時間配分を誤っている

共通テストでは問題を解くだけでなく、マークミスやケアレスミスがないか、最後に確認を行うことが大切です。

問題を解く時間だけで時間配分を考えてしまうと、時間制限ギリギリまで問題を解いてしまい、見直しの時間が足りずミスに気付かない場合があります。

試験当日までに過去問を解いて問題ごとの時間配分を把握し、各問題に適切な時間をかけられるようにしましょう。

なぜ時間が足りないのかを把握できていない

英語試験の時間が足りないと感じる場合、時間不足の根本的な原因を知ることが重要です。

読解スピードが遅いのか、単語の理解が難しいのか、問題の意図をつかむのに時間がかかるのかなど、自分の弱点を理解して対策を講じることが、効果的な時間管理につながります。

英語リーディングは「場面設定」を素早くつかめ

共通テストの英語リーディングでは、前半は文章量の比較的少ない読解問題が続き、日常生活のさまざまな場面を題材とした読解問題を素早く解く必要があります。そのため、まずは文章の場面設定をつかむことが重要です。

文章の場面設定をつかむには、問題文の冒頭部分や設問文を先に読んでおくとよいでしょう。

以下の記事では、具体例を挙げて解説しています。併せてチェックしてみてください。

共通テスト英語 問題の傾向と対策 (リーディング・リスニング) | 大学入学共通テストポイント解説

英語リーディングで高得点を狙うなら

英語リーディングで高得点を狙うためのポイントを2つ紹介します。

英単語の暗記

英語リーディングで時間内に解きつつ高得点を狙うためには、英単語の暗記が必要です。単語を覚えることは、読解スピードの向上にもつながります。

暗記する1日の単語の目標数を決めて、毎日「暗記→確認テスト」の順に行い、同じ範囲を1週間後や1ヵ月後にも実施します。間隔を空けて繰り返し学習しましょう。

単語帳に色付けして暗記しようとしても、確実な暗記にはつながりません。しっかりと意味を理解できているか確認しながら学習を進めましょう。

問題に慣れる

高得点を狙うためには、長文読解に慣れることが大切です。共通テストの問題は長文読解のみで構成されており、後半の問題に進むほど文章が長くなるため疲れてしまいます。

解く順番を変えたり、問題文の読み直しを減らしたりするなどの工夫をして、疲れを軽減させましょう。

共通テストの英語の時間が足りない!そんな人に知ってほしい英語リーディングの傾向と対策について~まとめ

共通テストに限らず、英語の読解問題において、単語や表現の意味は文脈のなかで決定されます。文脈がわからない状態で、単語帳で覚えた意味を当てはめるようにして読み進めても理解がしづらく、結果として読むスピードも落ちてしまうでしょう。

共通テストの英語リーディングのように、さまざまな題材の英文が出される読解のテストであれば、なおさら場面の把握が重要です。対策する際には、場面設定を素早くつかむことを意識してみてください。

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