【2025年から】共通テスト「国語」に新たな大問が追加!実用的文章とは?試験時間が10分増える?

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こんにちは、四谷学院の国語担当、鈴木です。
共通テストの国語と言えば、試験時間が足りなくなることで有名です。ところが、大学入試センターより2025年度からさらに大問数が増えるという発表がありました。試験時間も10分増えて、90分になるということですが…。果たしてその新しく追加される第3問の実態とは…!?

新しい第3問はどんな問題?

生徒
生徒
先生、僕が受験する2025年(令和7年)度から共通テスト国語が80分から90分になるんですね?
先生
先生
うん、それに、大問数が4つから5つになって、配点も現代文=110点古典=90点になるよね。第3問として新しく実用的文章+資料読解型の問題が出題される予定なんだ。
生徒
生徒
それって、まさか、記述問題ではないでしょうね?
先生
先生
安心して。記述問題ではないよ。
生徒
生徒
あーよかった!
先生
先生
でもね、すでに発表されている試行問題を見る限り、文章や資料が複数示されて、それらの対応関係がスムーズに理解できるかどうかが問われる、なかなか歯ごたえのある問題なんだ。
生徒
生徒
時間は10分しか増えないんですよね。ただでさえ、共通テストの国語は時間がないのに、本当に10分で解けるんでしょうか?
先生
先生
読み取るべき資料が複数あるから、正直、慣れていないと10分で解くのはなかなか大変だと思うけれど、心配いらないよ。
生徒
生徒
あーよかった!(2回目)

サンプル問題を見てみよう

先生
先生
発表された試作問題、つまりサンプルは第A問と第B問の2種類なんだ。
生徒
生徒
なぜサンプルが2種類も?
先生
先生
まあ、大学入試センターも試行錯誤中ということだよね。
生徒
生徒
どんな違いがあるんですか?
先生
先生
まず、第A問では、実用的な文章と図・グラフの内容、またそれらの間の対応関係を正しく理解できているかが問われている。そして、資料に関するレポートの作成など、実際の学校の授業を念頭に置いた学習過程や言語活動の要素も盛り込まれている。
生徒
生徒
な、なるほど!
先生
先生
次に、第B問では、文章とグラフの対応関係を正しく理解できているか、複数の文章を正しく要約できるか、文章で説明されている概念の具体例を正しく見抜くことができるか、レポートをより良いものにするために必要な論拠を選ぶことができるか、といった力が問われている。
生徒
生徒
あれ? AとBで似ている点もあるような…。
先生
先生
さすが!サンプル問題は2種類示されたんだけれど、共通点があるよね。まず、複数の文章やグラフが出題されていること、そして生徒が作成したレポートの内容や構成が問われていること、だね。

新しい問題の対策方法は?

生徒
生徒
これまでのセンター試験や共通テストの問題とは、大きく傾向が違いますよね。すると、第3問は、どうやって対策したらいいのでしょうか?
先生
先生
一見すると、傾向が違うようなんだけれど、実はそうでもないんだよね。問題文の構成を問われたり、文章中で使用されている抽象的な概念の具体例を選ばせたりするような問題は、過去にセンター試験で何度も出題されているんだ。
また、複数資料の読み取りというのは、共通テスト国語になって以来の、最大の特徴でもある。
生徒
生徒
たしかに、そう言われてみれば。
先生
先生
だから、まずはセンター試験や共通テストの過去問題をしっかりと解き直すことが大事だね。過去問題を解き直すなかで、新・第3問を解くために必要な技術や力も自然と身についていくだろう。
生徒
生徒
はい!
先生
先生
他方で、実用的な文章と図やグラフを関連付けて読み取る訓練は、過去問題だけではできないから、学校で使用している「現代の国語」の教科書で、実用的な文章や図・グラフを読み込んで、まずは基礎を固めよう。
そのうえで、予想問題が含まれている予備校の授業・講習を利用したり、模試を受けてみたりするのが効果的だ!
生徒
生徒
とてもよくわかりました!
ところで先生、先生が熱弁をふるっているうちに、他の先生方が続々とあちらの教室に集まっていますけれど…。会議では?
先生
先生
あっいけない…また来週!

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