こんにちは、四谷学院の受験コンサルタント、田中です。大学入学共通テストは、2021年1月から始まった大学入学のための新しい試験です。多くの受験生がチャレンジする試験なので、共通テストについて様々なことを気になっていると思います。以下では、受験生からのよくある質問と答えをQ&A形式で解説します。
目次
Q1. 共通テストの出題範囲や内容はどこで確認できる?
A1. 共通テストの出題範囲や内容は、大学入試センターのホームページで確認できます。
各教科・科目ごとに、試験時間や配点、出題形式や問題数、出題内容やレベルなどが詳しく記載されています。また、過去3年分の試験問題や正解も参考にできます。
Q2. 共通テストの申し込み方法は?
A2. 共通テストの申し込み方法(出願方法)は、郵送申し込みです。
ただし、2026年度(令和8年度)入試からは、オンライン出願に代わります。
詳しくはこちらの記事でご確認ください。
Q3. 共通テストの受験料は?
A3. 共通テストの受験料は、受験教科数によって異なります。
2教科以下は12,000円、3教科以上は18,000円です。出願の前に検定料(受験料)の払い込みを済ませておかなければなりません。
Q4. 共通テストの出願期間は?
A4. 共通テストの出期期間は、例年9月から10月のおよそ10日間です。
出願期間を過ぎるとその年の共通テストは受験できませんので気をつけましょう。
Q5. 共通テストの受験票はいつ届く?
A5. 共通テストの受験票は、例年12月中旬までに発送されます。
学校でまとめて申し込んだ場合は、学校に郵送されます。個人出願した場合には、自宅等記載した住所に郵送で届きます。
なお、「受験票」「写真票」「成績請求票」「受験上の注意」が手元に届きます。
Q6. 共通テストの受験票にはどんな情報が書かれている?
A6. 共通テストの受験票には、受験番号や受験会場、受験科目などが記載されています。
受験番号
受験者を識別するための番号です。試験中に必要になりますが、覚える必要はありません。
試験会場
受験会場に指定されている大学などの名前と住所です。事前にアクセス方法を確認しておきましょう。
受験教科・科目
受験する教科と科目の一覧です。自分が申し込んだ科目と一致しているか確認しましょう。
写真票
受験者本人であることを証明するための写真が貼られた用紙です。試験中に試験監督者が回収します。
Q7. 共通テストの受験票をなくしたらどうする?
A7. 共通テストの受験票を紛失した場合は、再発行することが可能です。
受験案内書の記載に従って、郵送で再発行申請を行いましょう。
当日、忘れてしまった場合は、仮受験票を申請する必要があります。係員に申し出ましょう。
Q8. 共通テストで使用禁止のものは?
A8. 共通テストでは持ち込みや使用が禁止されているものがいくつかあります。
誤って使用してしまうと、受験そのものが無効になってしまいますので、十分に注意しましょう。
英単語や漢字などが必要以上に印字されているような文具や衣類
カンニング防止のための意図があります。意図していなくとも、当日、試験監督に注意されてしまうと心が乱れてしまうもの。事前に確認しておきましょう。
定規やコンパス
ペンケースに普段入れている人も多いかもしれませんが、試験では持ち込み禁止です。そのほか分度器(角度定規)も持ち込み禁止ですので、気をつけましょう。
耳栓
普段から耳栓を使って勉強をしている人もいるかもしれませんが、共通テストでは使用禁止です。試験官の指示が聞こえない恐れもあります。周りの音が気になる人は、耳栓なしでも勉強に集中できるように練習しておく必要があるでしょう。
スマートフォン(携帯電話)などの電子機器
会場に持っていくことは可能ですが、試験中に使用できません。試験会場では電源を切ってしまっておきましょう。
Q9. 共通テストではどんな服装がよい?
A9. 共通テストでは、暑さ・寒さに対応できる服装を選びましょう。
必ず制服やスーツなどの正装をしなければいけないというわけではありません。着慣れた服装で試験に臨みましょう。
Q10. 共通テストの成績はどうやって知ることができる?
A10. 共通テストの成績は、事前に希望した場合のみ点数開示が可能です。
出願時に申し込みが必要です(手数料800円)。後から変更はできません。例年4月頃に発送されます。
申込みをした場合は、自宅に郵送「成績通知書」が届きます。成績には、各教科・科目ごとの得点や偏差値、合格可能性評価などが記載されています。国公立の二次試験や私立大学の共通テスト利用入試の出願前には、成績を知ることができませんので、注意しましょう。自己採点の結果を参考にして出願することになります。