【共通テスト】化学の傾向と対策 | 優先すべき単元や高得点を取るための勉強法を解説!

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こんにちは、四谷学院の理科担当、田中です。

今回は、共通テストの問題や出題傾向を細かく分析し、共通テスト「化学」で高得点をとるための対策について解説していきます。
共通テストで得点をとりたい!と思っている人は、ぜひ参考にしてください。

出題分野・配点

共通テスト「化学」の構成は以下の通り大問5題、配点は1問20点で構成されています(100点満点)。

大問1 理論化学(気体・溶液・結晶など)

大問2 理論化学(熱・酸化還元・化学平衡など)

大問3 無機化学

大問4 有機化学・高分子化合物

大問5 総合

学習の進め方は?

単元ごとに考える

共通テスト「化学」は、全範囲からまんべんなく出題されていますが、基本的に多くの小問が独立して答えを出せるようになっています。つまり、得意な単元が増えるほど得点できる小問が増えていき、その結果高得点が見込めるようになります。そこで、これを利用して、模試ごとに単元の達成目標を設定するのが効果的と言えるでしょう。
たとえば「次の模試までに気体・溶液の単元を完璧にする!」という目標を立てます。実際にその模試でその小問を得点できるようになれば、自信もついてきますよね。

学習の順序

単元の学習順序については、まずは得意にできそうな単元から始めていくのが効果的です。たとえば、計算が苦手で暗記は得意という人であれば無機化学・有機化学の合計40点分の勉強を優先して、確実に得点が見込めるようにするという考えですね。そういった得意単元を確保したうえで、苦手単元を一つずつつぶしていけば、全体として高得点が見えてくるようになります。

優先すべき単元

なお、理論化学については、各単元から少しずつしか出題されませんが、「気体・溶液」「反応速度・化学平衡」の単元は、比較的出題頻度が高く、複数の小問が出題されることもあるので、優先順位を高めてもよいでしょう。

どんな教材で勉強すべき?

基礎固めを優先する

共通テストで問われるのは、基礎の正しい理解です。そのため、いきなり過去問から入るのではなく、まずは“単元ごとの学習”を徹底し、その単元の理解を確かなものにします。教材は、高校の教科書や問題集で十分です。単元ごとに基礎の正しい理解を積み重ねていけば、共通テストも怖くありません。

具体的な勉強の仕方については、以前の記事を参考にしてみてくださいね。

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過去問を活用する

「化学の基礎」が固まってきた人は、実際に過去問演習に取り組みましょう。共通テスト形式の問題を前にして、これまで学んできたことが正しく活用できるかを確認します。

ここで1点注意ですが、過去問演習は、本番に同じ問題が出ることを期待して解くものではありません。
過去問の目的は、問題形式や時間配分に慣れること、今後の課題を再確認することですから、過去問を2周・3周もする必要はありません。過去問を解き、“○○の単元に穴がある”など課題が見つかったら、必ず自分がもっている教科書や問題集にもどり、復習を徹底するようにしましょう。

思考力が必要って本当?

共通テストの大きな特徴は“思考力が問われる”という点です。どの科目でも共通しており、化学ももちろん例外ではありません。
共通テスト本試験の結果を分析すると、特に計算問題において、思考力が問われるタイプになると、正解率が低くなる傾向が顕著です。

思考力が必要な問題とは?

思考力を要する問題には、次のようなタイプがあります。

・複数のステップが必要な計算

・グラフの読み取りが必要な計算

・文章や図解などで与えられた情報を読み取り、立式する必要がある計算

このような問題に対して「慣れ」はもちろん必要なことですが、ただ問題をやみくもに解いているだけでは思考力を伸ばすことはできません。

思考力を伸ばすには?

思考力を要する問題が苦手な人たちに共通する点として、問題を読んで、大事そうな箇所に印はつけるけど「頭の中だけで考えようとする傾向」があります。あーでもない、こーでもない…と、迷子になってしまいがちです。そこで、このように、考えていく過程をできるだけ可視化してみましょう。

思考過程の可視化
・わかることを書き出してみる

・与えられた情報や実験の流れを、自分なりに図式化するなどして整理する

・1つずつ順を追って計算してみる

情報の整理の仕方や考えていく過程を可視化できたら、それで終わりではありません!次は学校や塾、予備校の先生に見せてチェックしてもらいましょう。一人ではなかなかこうした力を鍛えていくことは難しいものです。先生とのやり取りを繰り返すことで、初めて思考力が身につきます。

特に、共通テスト直前の冬期講習では、大事な時期だからこそ効率よく勉強を積み重ねたいものですね。
 四谷学院では55段階個別指導で、一対一で先生から指導を受けることができます。   

遠慮なく質問できるので「わかったつもり」「できたつもり」がなくなり、あなたの頑張りが得点に直結しますよ!


四谷学院の冬期講習では、単元の理解を深めるための講座共通テストの実戦形式の講座など、共通テスト対策に必要なものがそろっています。
さらに四谷学院の授業は先生との距離が近く、「化学のプロ」の先生と気軽にやりとりができるので基礎を理解して思考力を高める場としてうってつけです。
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