こんにちは、四谷学院の加藤です。
今回は京都大学の世界史について解説していきます。
『孫子』のなかに「彼を知り己を知れば百戦殆(あや)うからず」という教訓がありますが、京都大学をはじめとする難関大合格には入試の傾向と対策を把握するのはもちろんのこと、自分に合った効果的な学習をしていかなければ合格はつかみ取れません。
京都大学を第一志望とする方に、今回の京大世界史対策の記事がお役に立てば嬉しく思います。
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(こちらの記事です)
試験時間
京都大学 世界史の試験時間は、全学部共通で90分です。
配点
京都大学 世界史の配点は、全学部共通で100点です。
問題構成
近年の京大世界史の問題は4題構成で、大問1・2が東洋史、大問3・4が西洋史からの出題となります。そのうち大問1・3は300字程度の論述問題、大問2・4が記述問題(小論述を含む)です。論述問題で中世以前が出たら記述問題で中世以降が出るなど、4題で全ての時代・地域について問うよう構成されています。特に中国とヨーロッパは毎年出題されているので、苦手な時代をつくらないようにすることが重要です。
特徴と攻略法
論述問題・記述問題ともにオーソドックスな形式です。大問2と4を手際よく解答して8割以上得点し、論述問題にそれぞれ20~25分ずつかけて書き上げるのが基本的な攻略法です。まずは7割を最低限の目標として、得意であれば8割以上を狙うのが一般的な合格へのイメージとなります。
論述問題については、ここ数年、大問1は中国史・イスラーム史、大問3は欧米史から出題されており、狭い地域について比較的長い時代を論述させる問題が多く見られます。「科挙制度の変遷」「中国と北方民族の関係の変化」など、一つのテーマに沿って幅広い時代を論述させる問題も見られますので、制度の変遷などは普段から意識しておくとよいでしょう。
まとめ「京大世界史の対策で必須のことは?傾向と対策を解説」
今回は京都大学の世界史について解説しました。京大世界史を攻略するために、まず大切なことは基礎を完璧にすることです。「歴史の流れやその時代の状況」「タテとヨコのつながり」を意識しながら、基本事項をマスターしておきましょう。
そのうえで論述問題に対応できるようになるために、論述対策用の問題集や過去問題を使用して、日頃から答案を作成する練習をしておきましょう。作成した答案は学校・予備校の先生などに添削してもらうとよいでしょう。
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