こんにちは、四谷学院の後小路です。
今回は、京都大学入試「日本史」について解説していきます。
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京大日本史の出題形式
大問4題構成で、史料問題20問(20点)、小問集合20問(20点)、総合問題30問(30点)、論述問題2問(30点)というのが基本的な出題方式となっています。
全時代から出題され、出題される時代に大きな偏りはありません。問われる語句は基本的なものが多いですが、全て記述式で、問い方に少しひねりのある問題も出題されます。
京大日本史の攻略のポイント
(1)資料問題
京都大学の日本史では、資料問題は未見史料が必出です。資料の登場人物を特定し、概要を把握できるかがポイントです。その際、出典や資料中のキーワード、注釈、設問文などは大きなヒントになります。これらのヒントを生かしながら、資料を丁寧に読む練習を行いましょう。
また年号や地名などで資料中の出来事が特定できることもあるので、事件が起きた年や場所も確認しておくように習慣づけましょう。資料の把握ができれば、設問は対応しやすい問題が多くなっています。
(2)小問集合、総合問題
京大入試で問われる日本史の語句は基本的なものが多く、教科書レベルの知識で解ける問題がほとんどですが、非常に多岐にわたる分野からの出題になります。そのため、ここでのポイントはいかに洩れなく学習ができているかという点になります。一問一答の問題集などを1冊完璧に仕上げておくのがおすすめです。記述式ですので、人名や歴史用語は正確に漢字で記載できるように練習しておきましょう。
また、正解となる語句は基本用語であっても、変化球で問われるケースもあります。多くの演習を重ねて幅広い切り口に対応できるようにしましょう。
(3)論述問題
論述問題については、200字が2題(15点×2)出題され、内容は事象の推移や説明を求めるオーソドックスで記載しやすいテーマが多くなっています。ただし、しばしば難度の高い問題が出ることもあります。設問文はシンプルな場合が多いので、出題の意図を把握し、必要な情報を見極めることが大切です。
これらの対策としては、京大の過去問演習だけでなく、同じく200字の論述を課す大阪大学の過去問も文字数、難易度ともに類題として演習するのに効果的です。
まとめ「京大日本史の対策で必須のことは?傾向と対策を解説」
京都大学の日本史は、東京大学や一橋大学といった他の最難関大学に比べると、一般的な記述問題、論述問題で構成されているため取り組みやすい問題形式といえます。まずは7割を目指し、8割を狙うのが一般的な合格のイメージになります。
今回お伝えした攻略のポイントをおさえて、高得点を狙っていきましょう。
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