神戸大受験対策!神戸大受験の難易度や合格に向けての勉強法を解説

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「神戸大学受験の難易度は?」「神戸大学の合格に向けての勉強法は?」と思う人は多いでしょう。神戸大学は、関西圏では京大・阪大に次ぐ難関国立大学です。神戸大に合格するには基礎力と記述力、実戦力を高めることはもちろんのこと、わずかな取りこぼしが致命傷になることもあり、十分な準備が必要です。

この記事では、神戸大の入試問題で問われる能力、神戸大試験の概要、入試の難易度や偏差値、および神戸大に合格するための勉強方法について解説します。

※本記事に記載されている情報は2022年10月5日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。

神戸大の入試問題で問われる能力

神戸大学の入試問題で問われる能力とはどのようなものなのでしょう?ここでは、神戸大はどのような人材(学生)を望んでいるのか、神戸大入試の特徴、各科目の試験問題の特徴、および神戸大入試の難易度について見ていきましょう。

 

神戸大はどのような人材(学生)を望んでいるのか

神戸大学は、世界に開かれた国際都市神戸に立地する大学として、国際的で先端的な研究・教育の拠点になることを目指しています。

「これまで人類が築いてきた学問を継承するとともに、不断の努力を傾注して新しい知を創造し、人類社会の発展に貢献しようとする学生を求めている」としており、アドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針)として以下の4つが示されています。

1.進取の気性に富み、人間と自然を愛する学生
2.旺盛な学習意欲をもち、新しい課題に積極的に取り組もうとする学生
3.常に視野を広め、主体的に考える姿勢をもった学生
4.コミュニケーション能力を高め、異なる考え方や文化を尊重する学生

出典:神戸大学が求める学生像 (アドミッション・ポリシー) [学部] | 国立大学法人 神戸大学 (Kobe University)

 

神戸大入試の特徴

神戸大入試の特徴は、大学入学共通テストの配点が高いことが挙げられます。大学入学共通テストと2次試験(個別学力検査)の比率は多くの学部で1対1となっており、なかには共通テストの配点のほうが高い場合もあります。

したがって、神戸大では大学入学共通テストの対策も重要で、しっかり得点できないと合格は厳しいです。

個別学力検査では、オーソドックスな良問が多く、難問・奇問は見られないといわれています。苦手科目を作らない、穴のない基礎知識が神戸大合格には重要です。

 

各科目の試験問題の特徴

神戸大入試各科目の試験問題の特徴を、一部科目を抜粋して紹介します。

 

英語

神戸大の英語は長文読解が3問、自由英作文が1問出題され、試験時間は80分です。

長文読解では、各問題の長文が600語前後のボリュームなので、素早く読みこなす速読力が求められます。内容としては論説文や説明文、小説・エッセイなどについて、本文から省かれた語句を選択するもの、並べ替え、内容一致、内容説明、部分和訳などの問題が出題されます。

自由英作文では、指定されたテーマについて、自分の意見を英語で書くことが求められます。文法的・論理的にミスのない英文を作成できるかが問われることはもちろんですが、さらに英文の内容について創造力・発想力が問われることも神戸大英語の特徴だといえるでしょう。

 

数学

文系
神戸大の数学(文系)は大問3問で試験時間は80分です。難易度は標準程度ですので、典型問題の解き方をしっかりとマスターしておきましょう。頻出分野は数列、微分積分、ベクトル、整数、図形と方程式です。

理系
神戸大の数学(理系)は大問が5問で試験時間は120分です。数Ⅲからの出題が2~3問含まれており、計算力と論証の正確さが求められます。全体的に解析分野寄りの問題が多く、頻出分野は面積・体積の計算や、微分積分を用いた不等式の証明問題などです。試験時間あたりの問題数が多いため、スピーディーに解いていく処理能力が問われるでしょう。

 

国語

神戸大の国語は、大問が現代文、古文、漢文の3問で、試験時間は100分です。ただし経営学部は現代文・古文のみで80分、海洋政策科学部文系科目重視型では現代文のみで60分です。

現代文は、文字数5,000字程度の非常に長い文章が出題されます。限られた字数のなかで論旨を簡潔にまとめる記述力は、訓練を重ねる必要があります。

古文は、『源氏物語』や『平家物語』など本格的な題材が出題されます。近年、文学史が頻出で、文法・現代語訳・字数制限ありの説明問題などがみられます。

漢文は、書き下し文や現代語訳、内容説明が出題されます。句形や語句の意味、読み方などの基礎知識は徹底して学習しておきましょう。

 

神戸大入試の難易度・偏差値

Benesseの大学受験・進学情報「マナビジョン」のデータでは、神戸大学の入試の偏差値は58~82、共通テスト得点率は65~87%となっています。以下は、学部別の偏差値データです。

学部偏差値
73~81
74~82
経済73
経営73
国際人間科66~79
62~74
63~73
60~76
63~71
海洋政策科58~66

出典:Benesseの大学受験・進学情報「マナビジョン」

神戸大試験の概要

受験資格や試験科目、出願者数や合格者数のデータなど、神戸大試験の概要を見ていきます。
※記事に記載のデータは、2022年10月5日段階のものです。

 

出願資格について

神戸大学の一般選抜での出願資格は、大学入学共通テストで指定された教科・科目を受験し、以下に該当する場合とされています。

(1) 高等学校または中等教育学校を入学年3月までに卒業または卒業見込みの者
(2) 通常の課程による12年の学校教育を入学年3月までに修了または修了見込みの者
(3) 学校教育法施行規則第150条の規定により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者および入学年3月31日までにこれに該当する見込みの者

参照:神戸大学 令和5年度 一般選抜 学生募集要項(webパンフレット)

なお、(3)の項目に該当する場合は、6項目の規定があります。詳細は最新の募集要項等で確認できます。

また、出願資格は入試方法ごとに定められていますので、一般選抜以外で受験する場合は、該当する募集要項をご一読ください。

 

試験科目

ここからは、神戸大学一般選抜(前期日程)の試験科目や配点について、学部を一部抜粋してご紹介します。すべての学部で、大学入学共通テストの成績を用いた2段階選抜が実施されるので、注意が必要です。

学部ごとの規定倍率や、その他の学部・学科の試験内容については、最新の募集要項でご確認ください。

なお、以下のデータはすべて2022年10月5現在のものです。

 

文学部(前期)

試験区分学科科目配点
大学入学共通テスト国語国語100
地歴・公民世B、日B、地理B、倫・政経から2100
数学数ⅠAと〈数ⅡB、簿、情報から1〉の275
理科物基、化基、生基、地基から2または
物理、化学、生物、地学から1
75
外国語英、独、仏、中から1100
合計5~6教科7~8科目450
個別学力検査国語国語(国語総合、現代文B、古典B)150
数学数学(数ⅠA、数ⅡB)75
外国語英、独、仏、中から1125
合計350
総合計800

 

法学部(前期)

試験区分学科科目配点
大学入学共通テスト国語国語100
地歴・公民世B、日B、地理B、倫・政経から2100
数学数ⅠAと〈数ⅡB、簿、情報から1〉の275
理科物基、化基、生基、地基から2または
物理、化学、生物、地学から1
50
外国語英、独、仏、中、韓から1100
合計5~6教科7~8科目425
個別学力検査国語国語(国語総合、現代文B、古典B)150
数学数学(数ⅠA、数ⅡB)75
外国語英、独、仏、中から1150
合計375
総合計800

 

医学部医学科

試験区分学科科目配点
大学入学共通テスト国語国語80
地歴・公民世B、日B、地理B、倫・政経から140
数学数ⅠAと〈数ⅡB、簿、情報から1〉の280
理科物理、化学、生物から280
外国語英、独、仏、中、韓から180
合計5教科7科目360
個別学力検査数学数学(数ⅠA、数ⅡB、数Ⅲ)150
理科物理、化学、生物から2150
外国語150
その他面接
合計450
総合計810

 

出願者数や合格者数のデータ

神戸大学の出願者数や合格者数は以下のとおりです。なお、ここで取り上げるのは2021年度(令和4年度)の一般選抜(前期日程)の結果です。

学部募集人数出願者数受験者数合格者数実質倍率
77252247833.0
国際人間科2416696462662.4
1173653551173.0
経済2206836292342.7
経営2207747222303.1
1133523411232.8
2205434942342.1
4601,6471,6094663.5
1163503411282.7
海洋政策科1454364211752.4

参照:神戸大学令和4年度入学試験実施状況

神戸大に合格するための勉強方法

ここからは神戸大学に合格するための勉強方法などを解説します。

 

神戸大に入るには、何をすればいい?

神戸大は、大学入学共通テストの配点が高いので、まずは共通テストでしっかり得点を上げることが、合格への第一歩となります。

一方で、個別学力検査は難問や奇問がなく、良問が多いとされています。受験生は過去問などから出題傾向などをつかんで勉強してきますので、わずかな取りこぼしが致命傷になりがちです。基礎はまんべんなく穴がないように固め、苦手科目もしっかりと克服しておきましょう。

 

受験期の過ごし方

高校3年の受験期をどう過ごすかで、志望校に希望どおり合格できるかどうかが決まります。受験期の過ごし方として、体調管理とストレス解消、スケジュール管理がポイントです。

 

体調管理

受験期を乗り切るためには体を壊さないことが重要です。体調管理に気を配りましょう。体調を保つためにまず必要なのは睡眠を十分取ること。受験期には睡眠時間を削ってしまいがちですが、最低でも6時間は寝るよう心がけましょう。

 

ストレス解消

受験期は長時間勉強しなくてはならないため、ストレスがたまりがちです。ストレスを効果的に解消することも受験期を乗り切るためには大切です。自分が好きなことを短時間に思い切りすることや、心配なことや困ったことは親や先生に相談するなど、自分なりのストレス解消法を見つけましょう。

 

スケジュール管理

受験期の勉強は、スケジュールをきちんと立て、それを管理しながら進めましょう。まず、入試まで1年の予定を立て、それから1ヵ月、1週間の予定へ落とし込んでいきます。目標に到達したかどうかは逐次確認を行い、もし遅れている場合にはスケジュールを組み替えましょう。

 

独学で勉強する場合

独学で勉強する場合には、自分がどのレベルにあるのかわからなくなりがちです。模試などを積極的に受けることにより、自分のレベルを確認しながら勉強を進めましょう。

また、理解をより深めるために質問したり、論述問題の解答を添削してもらったりなど、一人ではどうしてもできないこともあります。学校の先生にお願いし、個人的に協力してもらう機会を持つことも必要でしょう。

 

予備校で勉強する場合

予備校で勉強する場合に盲点となりやすいのは、「授業が本当に効果的であるかどうか」です。授業のレベルが高すぎたり低すぎたりする場合には、十分な効果を授業によって得られないことがあります。授業のレベルが合っていないと思ったら、クラス替えをお願いすることも必要かもしれません。

また、授業の効果を高めるためにはクラスの雰囲気も重要です。雰囲気が良くない場合は、質問をしたくてもつい遠慮してしまいがちだからです。もし、クラスの雰囲気があまり良くないと思ったら、授業が終わってから先生のところへ行って質問するなど、雰囲気によらずに質問できる機会を持つよう心がけましょう。

予備校の注意点・落とし穴については以下の記事もぜひご覧ください。

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数ある予備校のなかでも、四谷学院は一人ひとりのレベルに合ったカリキュラムを提供できる大学受験予備校です。「ダブル教育」により、合格に必要な理解力と解答力を身に付けることができます。

 

四谷学院のカリキュラムのご案内

四谷学院の「ダブル教育」は、科目別能力別授業と55段階個別指導により神戸大合格に必要な基礎力と記述力、実戦力を高めることができます。

 

科目別能力別授業

予備校のクラス授業は、授業のレベルが自分の能力と合っていなくては十分な効果が得られません。予備校ではクラス分けを志望校別、在籍高校別、全教科での能力別、教科ごとの能力別などで行いますが、授業レベルと能力を合わせるためにはこれらのクラス分けでは十分ではありません。なぜならば、教科のなかでも、例えば国語の場合なら、「現代文は得意だけど古文と漢文は苦手」など、科目ごとの得意不得意がある場合が多いからです。

四谷学院ではクラス分けを、科目ごとの能力別で行います。それによってすべての科目で、自分の能力にぴったりと合った授業を受けることが可能となります。

また、四谷学院のクラス授業は、一般の予備校のように大教室でマイクを使って行われるものではありません。生徒の人数が適切ですので雰囲気はアットホームで、質問もしやすいことが特徴です。

わからないことがあったときに質問すれば、より深く理解することができます。四谷学院の授業はレベルが合っていて質問しやすいので、神戸大合格に必要な基礎力を徹底的に固めることができます。

科目別能力別授業の詳細はこちら!

 

55段階個別指導

55段階個別指導は、入試に必要な知識を55段階のレベルに分けてプロの講師が個別に指導するものです。自分がどのレベルの知識まで使いこなせるようになっているのか常に確認することができ、また指導を受けることによりレベルは無理なくアップします。

毎回の指導では小テストが行われ、答案は講師がその場で添削します。論述問題に解答するための記述力は、この添削によって着実に高めることができます。

また、時間配分のテクニックについても、細かなものまで個別指導が受けられます。そのため、四谷学院のダブル教育は、神戸大合格に必要な基礎力、記述力、実戦力を高めることが可能です。

55段階個別指導の詳細はこちら!

 

まとめ

 

神戸大の入試問題で問われる能力

  • 神戸大は学問を継承し、新しい知の創造と人類の発展に貢献する人材を求めている。
  • 神戸大入試は共通テストの配点が高く、基礎力、記述力、実戦力が求められる。
  • 神戸大は難関国立大学だが難問奇問は出題されないので、わずかな取りこぼしが致命傷となることもある。

 

神戸大試験の概要

  • 神戸大試験の倍率は約2.1~3.5倍(令和4年度一般選抜前期日程)。

 

神戸大に合格するための勉強方法

  • 神戸大に合格するためには基礎力、記述力、実戦力を高めることが必要
  • 受験期の過ごし方は体調管理、ストレス解消、スケジュール管理がポイント
  • 独学で勉強する場合にも先生の協力は必要
  • 予備校で勉強する場合には授業が本当に効果的であるかを確認する必要アリ
  • 四谷学院のダブル教育は基礎力、記述力、実戦力を無理なく高めることができる

神戸大の合格を真剣に考えるのなら、四谷学院への入学をぜひ、ご検討ください。まずは、資料請求をして個別相談会に行ってみましょう。四谷学院の教育効果の高さとアットホームな楽しさが実感できるはずです。

神戸大学は、難易度が高くハイレベルな戦いになりやすい大学です。基礎を徹底したうえで、いかにミスを少なくして問題を解くかが重要になってきます。そこでおすすめなのが、四谷学院の「ダブル教育システム」。

自分の学習レベルに合った授業で、効率的な成績向上が望めます。気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。

※本記事でご紹介した情報は2022年10月5日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。

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