こんにちは、四谷学院の奥野です。
この記事では、難関大学の二次試験にあたる記述試験対策について解説します。
有名講師の授業を受けただけで合格できるか?
大学受験の対策では、やっぱりその道のプロとして有名な人気講師の授業を受けるのが一番とお考えの方も多いのではないでしょうか?
確かに、難しい授業を難しく教えられてもわかるわけがありません。
難しい授業を分かりやすく、できれば楽しく教えてくれる先生がいたら、その先生から教わりたいと思うのは当然だと思います。
ですが、「記述力」を高めるということにおいては、この先生からのわかりやすい授業が残念ながらあまり効果を発揮しないのです。
入試の実態
授業の場面を想像してみましょう。
模範解答について、その解き方を説明してくれます。
わかりやすい説明にあなたも納得。
あなた「なるほど、そういう風に答えればいいんだ。」
そんな納得する授業を繰り返し受けていきます。
では、場面が変わって・・・実際の入試を想像してみてください。
あなた「困った!何をどう考えればいいんだ??」
初見の問題に対して、全く思いつきません。
手は動かず、回答欄は白紙のまま・・・・むなしく、時間だけが過ぎていきます。
「授業を受けていただけ」の受験生にとって、これがありがちな光景なのです。
いったい何が起きているのでしょうか?
問題点はコレです。
模範解答を教えてもらうという勉強方法では、あなた自身の発想力は磨かれず、いつまでたっても自力で答える力は身についていなかった
ということなんです。
発想力を磨け!
記述力を高めるために必要なのは、模範解答を見て納得する勉強方法ではなく、あなた自身の力で書いた回答に対して、ヒントをもらいながらブラッシュアップさせていく勉強方法です。
このキーワードをいれたらいいんじゃないかと考え、自分なりにまずは1行書いてみます。もう少し書けそうなら2行書いてみます。
そうやって、自分でアウトプットした答案に対して、先生からフィードバックをもらうのです。
「こんな視点も入れて書いてみよう」「この部分をさらに発展させよう」など、発想を磨く
「主語と述語がぶれているね」「1文が長すぎるから整理してみよう」など、文章力を磨く
など
ヒントをもらい、自分自身で書いてみることで、初めて「発想力」を磨き、「自分で考える力」を鍛えることができるんです。
先生からフィードバックを受けながら、少しずつ自力で書ける分量を増やしていき、自力で書く際の注意点を体得していくプロセスが非常に重要です。
「模範解答」の解説だけでは、不十分であることが、よくお分かりいただけるのではないでしょうか?
記述力を高める練習方法
記述力を高めるためには、あなた自身が答案を作成し、それをブラッシュアップさせていくしかありません。
つまり、添削指導を受ける必要があるということです。
ただし、残念ながら「一往復の添削指導では、自分で考える力が育たない」ということは、知っておきましょう。一往復の添削指導だと、単にあなたの答案をどう直せば正解になるかを教えてあげるのが最大限のできることです。でも、正解を教わったからといって、その問題と全く同じものが出題される可能性はほぼゼロですから、入試本番では役に立ちません。
だから、あくまであなた自身が自分の力で正解にたどり着けるよう、自力で解ける力をつけないとダメなんです。
1対1の対話形式で考える力を鍛える
そして、それができるやり方は一つだけです。
1対1の対話形式で、ヒントを出しながら、あなたの考える力を鍛えていくということ。
あなた自身が頭に汗をかく感覚で、自分で考えて形にする作業を繰り返すしかありません。
四谷学院の55段階個別指導は、自力で答案を書く力を身に着けられるよう、プロの講師と1対1の対面指導を繰り返していく学習システムです。
記述力が合格のカギとなる難関国公立大学や難関私立大学をめざす方から55段階個別指導が支持される一番の理由もここにあります。
詳しくはホームページをご覧ください。