こんにちは、四谷学院の山中です。
共通テスト模試を受験した生徒から「時間が足りなくて最後まで解ききれなかった」という話をよく聞きます。計算スピードが課題と感じている受験生は多いようです。計算スピードを上げるためには根気よく演習量を増やすことが大事です。
この記事では、どういうところを意識して演習を積んでいけばいいかをお伝えします。
(1)時間を意識する
まずは時間を意識すること。
当たり前ですが、意外とできていない人が多いようです。問題集によっては「目安時間」が書かれているものがあります。
実際に手元の時計で時間を計りながら、時間内に解くという意識をもって取り組んでみましょう。
(2)最大の力で取り組むこと
意識してほしいことの2つ目として、今の自分の最大の力で取り組むこと。
何か他のことをしながら取り組むのはやめましょう。
もし今が本番だったら?
100%の力で取り組んで正解できるのか?
そうした姿勢で問題に取り組みましょう。
(3)楽になる方法を考える
そして最後に、どうすれば計算が楽になるかを考えましょう。これが一番大事です。
計算なんてできればよいと思っている方もいますが、そうではありません。たとえば2次方程式の解の判別には、1次の係数が偶数のときに計算が簡単になる式(D/4=b’^2-ac)が使えます。たしかに使わなくても問題は解けます。しかし、使えると計算のスピードは上がりますし、計算ミスも減ります。
いいことばかりなので、計算を楽にする工夫を常に考えるようにしてみてください。
「工夫しろと言われても工夫の仕方がわからない・・・」という人はぜひ解答を見てみましょう。
自分と違う計算の仕方をしている部分はないですか?
問題を解くのに時間がかかり過ぎたら、解答と自分の答えを照らし合わせてください。
計算を工夫するヒントが隠れているかもしれません。
計算スピードを上げるために~まとめ
計算スピードを上げるための3つの方法を紹介してきました。
計算スピードを上げるためには、計算量を増やすことも大事です。
それだけでなく、計算を工夫して数学を数楽に。ぜひ楽をして数学を楽しんでもらえたらと思います。