四谷くんは都内のとある学校に通う高校生。四谷学院に入学して、進路指導を担当する受験コンサルタントの先生にアドバイスをもらいながら、一緒に成績アップ&大学合格を目指します!
四谷くん奮闘記シリーズ
その1 ⇒ 志望校の大学・学部・学科はいつまでに決める?
その2 ⇒ 志望校は何を基準にどう決める?(前編)
その3 ⇒ 志望校は何を基準にどう決める?(後編)
その4 ⇒ 今ご覧の記事です
その5 ⇒ 合格者が受験勉強を計画通りに進められた理由は?
その6 ⇒ やる気が出ない受験生がやる気モードになったスイッチは?
その7 ⇒ 受験生のモチベ管理は48時間とアンダーマイニング効果!
続く・・・
目次
学習計画を立てないのは非常に危険!
四谷くん
志望校がある程度決まって、いざ「頑張って勉強しよう!」と思っても、うまくいかなくて。
部活が終わってから家に帰って、学校の宿題をして、そこに塾の予習と復習…
1日が30時間くらいないと足りないです!
部活が終わってから家に帰って、学校の宿題をして、そこに塾の予習と復習…
1日が30時間くらいないと足りないです!
部活で疲れていても宿題や予習復習をしっかり頑張っているのは素晴らしい!
大学受験はもちろん大事だけど、学校行事や部活だって高校生の時にしか経験できないことも多いから、高校生活をエンジョイした上で、志望校合格をつかみたいよね。
大学受験はもちろん大事だけど、学校行事や部活だって高校生の時にしか経験できないことも多いから、高校生活をエンジョイした上で、志望校合格をつかみたいよね。
先生
大学受験というのは‟高校生活における最後のビッグイベント”だから、それが「失敗してしまった…」と感じるような結果に終わってしまうと、「もっと早く本腰入れて勉強すれば良かった(泣)」と、楽しかったはずの高校生活が、最後の最後に後悔へと変わってしまうよ。
先生
四谷くん
それは絶対に嫌です!
でも合格した先輩たちは、どう過ごしていたんでしょう?
特に部活や生徒会に時間を割いていた人たちがどうやって時間を増やしていたのか…
でも合格した先輩たちは、どう過ごしていたんでしょう?
特に部活や生徒会に時間を割いていた人たちがどうやって時間を増やしていたのか…
じゃあ一緒に「学習計画を立てる時のポイント」を確認していこうか。
先生
目標の達成につながる計画を立てる
①時間を増やすのではなく、いかに削るかで考える
1日を30時間に‟増やす”ことはもちろんできないから、ほかの時間を‟削る”方に目を向けてみよう。
帰宅時間、学校の宿題にかかる時間、塾の予習復習にかかる時間はそれぞれどれくらいだろう?
帰宅時間、学校の宿題にかかる時間、塾の予習復習にかかる時間はそれぞれどれくらいだろう?
先生
四谷くん
えーっと…大体家に着くのが19時ごろ。学校の宿題は集中してやれば30分で終わるかな。
予習と復習は四谷学院の始業式で『15~30分程度を目安にしよう』という話があったので、2科目頑張る日でも1時間はかからないくらいです。
あれ?意外と1時間半くらいしか経ってないですね。ご飯やお風呂の時間があるとしても、なんでこんなに忙しく感じるんだろう。
予習と復習は四谷学院の始業式で『15~30分程度を目安にしよう』という話があったので、2科目頑張る日でも1時間はかからないくらいです。
あれ?意外と1時間半くらいしか経ってないですね。ご飯やお風呂の時間があるとしても、なんでこんなに忙しく感じるんだろう。
そこが大事だね。頭の中でイメージしてみても気がつけない、自分の意識外のところで時間が過ぎてしまっていることが多いんだ。
だからおすすめは、「計画を立てるよりも前に、まずは自分の1日の行動を記録する」こと。
だからおすすめは、「計画を立てるよりも前に、まずは自分の1日の行動を記録する」こと。
先生
こうすると、「ご飯を食べ終わってから宿題を始めるまでの‟空白の15分”は何をしていたんだろう?」や「宿題の量は多くないはずなのに1時間もかかっているということは、集中できずにダラダラやっていたのかも」と客観視して自己分析ができるよ。
学習計画に「こう過ごすべきだ!」という絶対の正解はないけど、「こう過ごしていたらまずいな」という不正解はわかるはずだからね。
学習計画に「こう過ごすべきだ!」という絶対の正解はないけど、「こう過ごしていたらまずいな」という不正解はわかるはずだからね。
先生
四谷くん
うまくいかない原因がわからないと、改善のしようがないですもんね。
早速今日から記録してみます!ほかに注意すべき点はありますか?
早速今日から記録してみます!ほかに注意すべき点はありますか?
②目標を決めてから計画を立てる
計画を立てる上で忘れてはいけないのが、先に「目標を決める」こと。
今立てている計画を実行した時に、「1週間後にはどうなっていたいか」「1か月後にはどれ程成績を上げたいのか」をイメージしてみよう。
今立てている計画を実行した時に、「1週間後にはどうなっていたいか」「1か月後にはどれ程成績を上げたいのか」をイメージしてみよう。
先生
この「事前にイメージしておく」というのが非常に大事。
四谷くんは、たとえば野球部の人が自主練習を行うとき、どんな練習をするのが‟一番”効果的だと思う?
四谷くんは、たとえば野球部の人が自主練習を行うとき、どんな練習をするのが‟一番”効果的だと思う?
先生
四谷くん
投手だったら投げ込み?でもとにかく走って体力を付けなさいっていう話もよく聞くし…
野手だったらバッティング?ただ守備が下手だったらそっちの練習もしないとですよね…
うーん…何が‟一番”良い練習かなんてわからないです。
野手だったらバッティング?ただ守備が下手だったらそっちの練習もしないとですよね…
うーん…何が‟一番”良い練習かなんてわからないです。
勉強も同じなんだよ。スポーツや芸術と一緒で、人によって得意・不得意科目は異なるから、どの科目を優先的に学習すべきなのかは人それぞれ違う。
だから、まずは自分の弱点や伸ばすべきポイントをしっかり把握しよう。模試やテストがその役目だね。
『模試は、受けっぱなしでは意味がない』と言われるのはそういうことなんだ。ちゃんと振り返って課題を確認して、かならず次に活かしていこう。
だから、まずは自分の弱点や伸ばすべきポイントをしっかり把握しよう。模試やテストがその役目だね。
『模試は、受けっぱなしでは意味がない』と言われるのはそういうことなんだ。ちゃんと振り返って課題を確認して、かならず次に活かしていこう。
先生
四谷くん
模試を振り返るといっても、いつも志望校の判定や偏差値しか見ていませんでした。これだと何が課題かわからなくて当然ですよね。
今までちゃんと振り返りをしてこなかったのはもったいなかったなぁ…今後はどの分野が自分の伸ばせるポイントなのか、しっかり分析してみます!
今までちゃんと振り返りをしてこなかったのはもったいなかったなぁ…今後はどの分野が自分の伸ばせるポイントなのか、しっかり分析してみます!
そうして自分のことを把握できたら、次は目標を決めよう!
さっきの例でいくと、その人の目標が「すぐにでもベンチに入りたい」なのか「じっくり力を付けてから確実にレギュラーを取りたい」なのかでも、計画は大きく変わってくる。
前者ならすぐに結果を出せるようまずは得意なところを伸ばしたいけれど、後者ならまずは体力作りや苦手な部分を埋めていく方が優先順位は高いよね。
さっきの例でいくと、その人の目標が「すぐにでもベンチに入りたい」なのか「じっくり力を付けてから確実にレギュラーを取りたい」なのかでも、計画は大きく変わってくる。
前者ならすぐに結果を出せるようまずは得意なところを伸ばしたいけれど、後者ならまずは体力作りや苦手な部分を埋めていく方が優先順位は高いよね。
先生
たとえば数学の学習計画を立てるなら、その計画をやり遂げたときに「計算スピードをUPさせたい」なのか「計算ミスを減らしたい」なのか、達成したい課題をしっかり意識してから組み立てていこう。
やるべきことや手を付ける順番が自然とイメージできるようになるはずだよ。
やるべきことや手を付ける順番が自然とイメージできるようになるはずだよ。
先生
最初は短い期間から始めてみよう
まずは1~2週間単位で目標を考えてみると良いね。
学校の定期試験の範囲が発表されるのも大体1~2週間前。それくらいの期間から慣れていこう。
この短いスパンでの目標が立てられるようになると、定期試験で結果を出すイメージもしやすいし、長期的な学習計画も立てられるようになるからね。
学校の定期試験の範囲が発表されるのも大体1~2週間前。それくらいの期間から慣れていこう。
この短いスパンでの目標が立てられるようになると、定期試験で結果を出すイメージもしやすいし、長期的な学習計画も立てられるようになるからね。
先生
四谷くん
じゃあまずは次の定期試験までの計画を考えてみます。先生、またチェックしてくださいね!
客観的に見てもらって調整していくのも大事なこと。自分ひとりで悩むよりも、目標達成への道のりがハッキリ見えるようになるからね。
いつでも相談待ってるよ!
いつでも相談待ってるよ!
先生
【本日の四字熟語】
自縄自縛 じじょうじばく
自分の言葉や行動によって、自由に動けなくなり苦しむこと。
計画は、自分のことを制約してしまうものではなく、自分が目標へと近づくために立てるものです。
「こうしなければいけない」と思いつめるのではなく、「こうすれば目標に近づけそうだ!」と思えるプランへと徐々に修正していきましょう。
しかし、『そもそもどう計画を立てれば目標を達成できるか全然わからないよ』という方も多いのではないでしょうか。
成功した経験のない目標を明確にイメージするのは難しく、そこに向けて計画を立てるのは、簡単なことではありません。
四谷学院の受験コンサルタントは合格のプロ。
自分自身や、指導してきた卒業生たちの成功体験を基に、あなたを志望校合格への最短経路に導いてくれます。
頼れるパートナーと一緒に、合格をつかみとりましょう!