こんにちは!四谷学院の奥野です。
近畿地方の4つの難関私立大学の総称である「関関同立」。名前を聞いたことはあっても、それぞれの大学の特徴や偏差値などの詳しい部分までは知らない方が多いでしょう。
そこでこの記事では、関関同立について詳しくご紹介します。
4つの大学の魅力やキャンパスの立地などの基本的な情報から、難易度や代表的な学部についてもご説明します。
関関同立に興味のある方や、志望校を決める際に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
目次
関関同立の魅力や特徴
関関同立は、以下の4つの大学の総称で、それぞれの名称の頭文字をとって名付けられています。ここでは、各大学の魅力や基本情報をご紹介します。
関西大学
約3万人もの生徒数を誇る関西大学。千里山キャンパスをはじめ、大阪府に7つ、東京に1つキャンパスを有しています。
就職実績が高いことで知られており、業界大手の会社に就職を決めた学生が多いことが特徴です。
個々の学習レベルや将来の夢、やりたいことなどが実現できるさまざまなプログラムが用意されており、教育満足度が高いこともポイントです。
関西学院大学
西宮に位置する西宮上ケ原キャンパスをはじめ、6つのキャンパスを有する関西学院大学。兵庫県を中心にほとんどが関西地方にありますが、東京にも1つだけキャンパスがあります。
同志社大学
日本で最も古くから存在している高等教育機関と言われているのが同志社大学です。
今出川キャンパスをはじめ、京都府を中心に9のキャンパスを有しています。ミッション系の大学のため、チャペルなどのキリスト教に関連する建物があるのが特徴です。
就職実績や教育満足度も高い水準を誇っています。
立命館大学
衣笠キャンパスをはじめ、6つのキャンパスを有する立命館大学。
関西では1位、日本のなかでも3位の学生数を誇り、その学生数の多さから多種多様な人や考えに触れることができる学生生活を送れます。
各大学の出題特徴や偏差値の高い学部、実質倍率について紹介!
受験をするうえで最も重要になってくるのは、出題傾向や偏差値でしょう。
ここでは、各大学の出題傾向や偏差値に加え、代表的な学部や実質倍率も紹介します。
人気は商学部ですが、偏差値が最も高いのは文学部や法学部、外国語学部です。標準的な難易度の問題ではありますが、問題数が多いのが特徴です。
理系学部の偏差値は52.5〜57.5、文系学部は52.5〜60.0。2023年度の実質倍率は3.9倍です。
人気は経済学部や文学部ですが、偏差値が高い傾向にあるのは文学部や法学部、外国語学部です。標準的な難易度の問題ですが、英語は量が多い傾向にあるのでイディオムや語法を覚えて素早く読めるようにしておきましょう。
理系学部の偏差値は50.0〜57.5、文系学部は50.0〜70.0。2023年度の実質倍率は2.3倍です。
人気なのは経済学部や社会学部で、難易度は国際学部が最も高い傾向にあります。基礎的な部分だけではなく、特に英語に関しては細かい知識が求められるので、総合的な力を養っておきましょう。
理系学部の偏差値は52.5〜62.5、文系学部は55.0〜62.5。2023年度の実質倍率は2.7倍です。
人気の学部は理工学部や経済学部、法学部ですが、難易度が高いのはグローバルコミュニケーション学部やグローバル地域文化学部、心理学部などです。英語は長文が多く出題される傾向にあり、また数学は難関国立大レベルに匹敵する年度もあります。
理系学部の偏差値は50.0〜57.5、文系学部は52.5〜65.0。2023年度の実質倍率は2.7倍です。
人気の学部は文学部や経営学部、理工学部などで、難易度は国際関係学部や法学部、総合心理学部が高い傾向にあります。古文や社会が若干難しい傾向にあり、記述問題にも対応できるよう対策しておくことが大事です。
関関同立はすべて理系よりも文系に強い大学なので、偏差値は文系学部が高い傾向にあります。
ただし、学部によっては難易度が変わります。必ず受験したい学部の偏差値をチェックしてみてください。
関関同立に合格するための必要な勉強時間
関関同立に合格するためには、高3の4月から1月までの10ヵ月間で約2,000時間の勉強が必要だとされています。
月に換算すると約200時間となり、一日5~10時間程度の勉強が必要です。
時間を確保するために、日々のスケジュールを見直し、隙間時間を有効に活用しましょう。
また、効率よく学習を進めるには、できるだけ早く志望学部を明確にし、合格に必要な学習カリキュラムを現在の学力から逆算して決めることが重要です。
関関同立の試験対策方法
関西大学は出題のパターンがほぼ一定です。そのため、過去問演習を重点的に行なうことがおすすめです。全体的に問題量が多いため、スピーディかつ正確に解答できるようにしましょう。
英語や古文の演習を重点的に取り組みつつ、現代文と社会の点数を取ることにも注力しましょう。特に英語の試験では、細かい部分の知識まで求められます。
関関同立のなかでも非常に難しい大学として知られており、9割近い点数を狙う覚悟が必要です。基礎知識に加えて、応用力を鍛える必要があります。
推薦型選抜や総合型選抜、一般選抜、共通テスト試験併用入試など、さまざまな入試制度があります。特に、古文や日本史の難易度が高く、知識の定着を図りつつも簡単な問題から解いて、試験時間を有効に活用する工夫も必要です。
まとめ
関関同立は近畿地方の難関私立大学と言われるだけあって、いずれも一筋縄ではいきません。
もちろん独学でも合格することは可能ですが、過去問などに囚われて基礎がおろそかになることは避けたいところです。
四谷学院なら、効率的に学習の成果を上げることが可能です。
それは、定期的な学力テストで科目別にレベルをチェック、クラスを編成する「科目別能力別授業」と、講師とマンツーマンで実践演習を行う「55段階個別指導」の「ダブル教育」システムがあるため。
学力を本気で伸ばしたいと考えるなら、四谷学院をぜひご検討ください。
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