「物理の点数が上がらない!」
理科科目のなかでも、計算力や公式を使いこなす力が必要になる物理という科目。
数学が苦手な人は、物理にも苦手意識があって…というケースも非常によく見かけます。
物理を学ぶうえで最も重要なことは、「基本原理の理解」です。
余計な知識は必要なく、しっかりと基本原理を理解していれば、多種多様な問題にも対応できるのが、物理の醍醐味とも言えるでしょう。
だからこそ、正しく学習を進めていれば、高得点が期待できる科目とも考えられます。
実際に過去3年間の共通テスト結果を見てみましょう。
令和4年度(平均点) | 令和5年度(平均点) | 令和6年度(平均点) | |
物理 | 60.72 | 63.39 | 62.97 |
化学 | 47.63 | 54.01 | 54.77 |
生物 | 48.81 | 48.46 | 54.82 |
受験者数は物理が約14万人、化学が約18万人、生物が約6万人と異なるものの、毎年10点程度は物理の平均点が高くなっています。
しかし、平均点が高いということは、良いことばかりではありません。
科目間の平均点に大きく開きがある場合、選択科目で有利不利が生じないよう「得点調整」を実施します。
現に令和5年度では調整が行われ、同じ「60点」を取った人でも、化学受験者は「67点」、生物受験者は「72点」として計算されました。
物理を選択していて、この条件下で思ったように得点できなかったら…それだけでも大きな不利になってしまうことがわかりますよね。
改めてになりますが、物理は勉強の仕方を間違えなければ、高得点が期待できる科目です。
そこで今回は、物理が苦手な人も得意な人も、確実な得点アップにつながる夏期講習の活用法をお伝えします。
後半では実際の講座内容や取り方のバランスも確認しているので、「これを受けたら合格に近づきそうだ!」「自分に必要なのはどれかな?」と、夏休みの過ごし方をイメージしながら読んでみてくださいね。
物理という科目を自分の武器に仕上げて、志望校合格を勝ち取りましょう!
目次
夏にやるべき課題
まずは簡潔に、夏の課題を確認しましょう。
各項目ごとに記事を紹介しているので、内容をより詳しく知りたい人はぜひ参考にしてみてください。
苦手科目の克服
普段はなかなか手が出せていない苦手科目こそ、時間をしっかり確保できる夏の間に対策していきましょう。
受験は総合戦。得意科目をさらに伸ばすよりも、苦手科目は伸びしろが大きく、大幅な得点アップが期待できます。
これは科目に限った話ではなく、苦手単元も伸びしろが大きいと言えますね。
基礎固めの徹底
夏が明けて2学期になると、学校も予備校も問題演習が授業の中心になってきます。
まだ基礎が固まっていない状態だと、いくら演習を積んでも解けるようにはなりません。
2学期から入試直前期までに大きく飛躍できるよう、この夏に準備しておきましょう!
2学期の先取り
高校生の場合は特に、学校でまだ習っていない部分を夏の間に先取りしておく必要があります。
すべてを履修したうえで問題演習に取り組んでいる浪人生に、最後は逆転して勝たなければいけません。
志望校のレベルが高ければ高いほど、当然その大学に合わせた対策や演習量で求められるハードルも高くなりますよね。
「学校でまだ習っていない部分」が多く残っていると、問題演習を行う際もその分野を避けて取り組む必要があり、余計な手間が生じてしまいます。
特に理科は学校の進度が遅いところも多く、年内に終わるかどうか…という高校も珍しくありません。
試験までのラストスパートを全力で取り組めるよう、未習分野の先取りは意識しておきましょう。
四谷学院の夏期講座はひと味違う!
四谷学院では、夏の課題を克服できるよう、「夏期特訓」と「夏期講習」という2つのイベントを用意しています。
どちらも成績アップには欠かせない内容なので、組み合わせて活用しましょう!
夏期特訓
四谷学院、夏の最大の名物である夏期特訓。
1日約9時間の授業を3日間、1科目集中形式で行います!
※実施時間 9:00~19:30 (間に休憩時間を挟みます)
●1日約9時間の長時間授業でも、ライバルや仲間と一緒だから集中してがんばれる!
●プロのわかりやすい解説を基に問題が解けるようになり、長時間演習もあっという間に感じられる!
●苦手科目も長時間演習をこなすことで、やり切った自信を獲得できる!
【1科目集中で演習⇒解説⇒演習…!】
●徹底的に演習と解説をくり返し、疑問点をすぐにプロが教えてくれる!
●普段は後回しにしていた内容も、一気に網羅できる!
●問題数を大量にこなすことで、点の取り方がわかってくる!
こんな人にオススメ!
●特に苦手意識の強い科目がある人
●長時間集中して勉強するのが苦手な人
●これまでなかなか勉強できず、挽回したいと考えている人
●がんばっているのに点数が上がらず、伸び悩みを感じている人
夏期講習
単元やテーマ別にピンポイントで対策できる夏期講習。
プロの先生による集中講義で徹底的に弱点の対策を行い、今後の大きな成長につながること間違いナシです!
※1コマ80分授業 2コマ×3日間の計6コマが基本設定 (講座によって異なります)
●「力学」や「波動」など、苦手な分野をピンポイントで対策できる!
●その分野にだけ時間を割けるので、深いところまで理解できる!
●説明や解説が中心になるので、普段問題を解くのが苦手な人でも授業についていきやすい!
【80分×6コマの時間設定】
●忙しい人でも、予定を組んで受講しやすい!
●ほかの科目やテーマの講座と組み合わせて、1日のなかでもバランスよく各科目を対策しやすい!
こんな人にオススメ!
●苦手分野がハッキリしている人
●さらに伸ばして武器にしたい分野がある人
●忙しくてなかなか勉強時間が確保できない人
●学校の授業が演習ばかりになり、もう一度イチから説明を聞きたい人
夏期特訓 講座紹介
物理 徹底演習
「電磁気学」の全体像をつかむことをメインに、1学期の復習までカバーする演習型の授業です。
入試物理において、電磁気学は力学と並ぶ最重要分野と言えます。
この分野は、頭ですべてを理解しようと思っても、なかなかうまくいきません。
大筋を教わったうえで、様々な問題のパターンをひたすら演習し、たくさんの問題を解いて体で理解する必要があります。
この特訓では、電磁気学の基本を解説したうえで、数多くの問題パターンについて徹底的に演習を行います。
「習うより慣れよ」の方針で身につけることができるのは、長時間の演習とその場での解説が行える、夏期特訓の特権ですね。
物理をどう対策して良いのかわかっていない人、電磁気学の分野に苦手意識がある人は、充実した3日間を過ごして自信をつけましょう!
※物理基礎+物理を必要とする人が対象です
レベル設定
「上級」「標準~基礎」の2レベル に分かれています。今の自分にはどのレベルが必要なのか、ぜひ個別相談会で確認してみましょう。
先輩からのオススメ!
慶應義塾大学・医学部医学科 合格! | |
物理(上級) | |
物理特訓は一番良かったです。夏に電磁気を徹底的にやったことで、電磁気の全てを理解でき、初見の問題をなくすことができました。それが夏以降の模試の結果にもつながったと思います。9月の記述模試では物理の偏差値76.8をマーク!物理が安定したことで、慶應医の判定もAになりました。受験生の中でトップ層に入りたいと思っている人にオススメです。 |
夏期講習 講座紹介
力学
入試物理において、最も重要であり基礎的な分野である「力学」。
最初に習うこの分野が理解できず、物理に苦手意識を持ち始めてしまった人も多いでしょう。
しかし、力学は解くための「コツ」さえつかめれば、面白いように理解できます。
物理の成績アップには避けて通れない力学を、改めてこの機会にやり直してみませんか?
※物理基礎+物理を必要とする人が対象です
レベル設定
難しい順に 「標準編」「基礎編」 に分かれています。
「力学 基礎編」…力学全般を扱います。物理で序盤からつまずいてしまった人も、まだ間に合いますよ!
熱力学
「熱力学」は学校で習う時期が遅かったり、授業で扱う時間が少なかったりと、演習量が足りていない人が多い分野です。
「入試直前期になったら手をつけよう」では、確実に対策時間が不足してしまうでしょう。
また、せっかく模試を受けても「この分野は対策していないから仕方ない」では、現在の理解度や立ち位置もわかりませんね。
この夏にしっかりと基本を固めて、飛躍の準備をしておきましょう。
※物理基礎+物理を必要とする人が対象です
レベル設定
難しい順に 「標準編」「基礎編」 に分かれています。
「熱力学 基礎編」…学校でまだ習っていない分野を先取りしたい人、苦手意識を強く持っている人にオススメです。
先輩からのオススメ!
北海道大学・総合入試理系 合格! | |
熱力学 標準編 | |
熱力学の講座は、本当にためになりました。この分野は学校ではあまりやらなかったのですが、この3日間だけで完璧になりました!苦手な物理の中で1つ得意分野ができたことも大きな自信になりました。熱力学は苦手!とかやってない!という人はぜひこの講座を取ってください。 |
波動入門
「波動」が苦手だと感じている人は多いでしょう。
しかし、その対策はいたってシンプルです。
この講座では、基本的な考え方を理解することから始め、入試に頻出な問題のパターン練習を行います。
早期対策で苦手を克服しましょう!
※物理基礎+物理を必要とする人が対象です
先輩からのオススメ!
早稲田大学・基幹理工学部 合格! | |
波動入門 | |
今まで何度勉強してもわからない分野でしたが、そろそろ克服しないと大変だと思い、この講座をとりました。先生の解説は面白くとてもわかりやすかったです。3日間で波動の基本すべてやってくれるので、公式を暗記していただけで意味のわからなかったものも、公式を自分で導きだせるようになり、応用問題にも対応できるようになりました。 |
電磁気学入門
秋以降に本格的な学習が始まる電磁気学への導入として、初歩的な内容から丁寧に解説する講座です。
高校生でまだ物理の範囲がすべて終わっていない場合、学校の授業を待っているだけでは入試問題演習にとりかかる時期が遅れ、絶対的な演習量が不足してしまいます。
まだ電磁気学を習っていない人や、対策が不十分だと感じている人は、先取りしておきましょう。
※物理基礎+物理を必要とする人が対象です
先輩からのオススメ!
九州大学・工学部 合格! | |
電磁気学入門 | |
夏のうちに電磁気学の全体像をつかみ、演習もしておこうと思い、受講しました。生徒の理解度に合わせてくれる授業スタイルで、基本から理解できたので、後期の電磁気の授業では全体の予習が終わった状態で臨むことができました。電磁気の基礎に自信のない人にはお勧めです。 |
ハイレベル物理
東大・京大や早慶など最難関大学を志望する受験生を対象にした講座です。
物理は得意な人と苦手な人で、得点差が大きくなりやすい科目です。
難関大で出題される問題でも、基本原理を正しく理解すれば、まったく歯が立たないということはありません。
この講座では、「力学」の分野を中心に、難問を解く際には基本原理をどう使えば良いか…を徹底的に叩き込みます。
強力なライバルに差をつけるべく、物理を得意科目に仕上げましょう!
※物理基礎+物理を必要とする人が対象です
入試物理研究
国公立や私立の上位校を志望する受験生を対象にした講座です。
志望校合格をつかむには、当然ですが「合格点をとる」必要があります。
その得点力を上げるのに欠かせないのが、基礎力です。
この講座は、1学期に学んできた内容を中心に、基本事項の理解をつなぎ合わせ、実戦問題の解き方を体で学んでいきます。
学校のテストではまずまず得点できるのに、模試や過去問になると解法が思い浮かばない…という人は、飛躍のきっかけにしてください。
※物理基礎+物理を必要とする人が対象です
共通テスト物理基礎
物理基礎の主要範囲を全体的に復習していきます。
基本的な知識をおさらいしつつ、共通テストで出題されやすい分野や形式を効率的に対策することが可能です。
共通テストで物理基礎を受験する人は、必ずおさえておきましょう。
「物理が苦手な人必見!」夏期講習の受け方!まとめ
物理を得点源にするべく、四谷学院ではたくさんの講座を準備しています。
講座内容をしっかり確認して、受講プランを考えてみましょう。
物理で高得点をとるには、苦手分野をつくらないよう各単元の基礎事項を徹底的に固めることが不可欠です。
しかし、授業ですべての範囲を教えきれない、あるいは年内にようやく終わる…という学校も少なくありません。
すべて習ったうえで演習を行っている浪人生と比較して、理科科目は得点を伸ばしきれずに終わる現役生が非常に多くなってしまっています。
これまで主要教科に時間を割いてきたという人も多いでしょう。
だからこそ、1学期までの復習だけでなく、未習分野の先取りまで意識しなければいけません。
そのうえで、難関大を志望する人は、「ハイレベル物理」や「入試物理研究」で入試問題の解き方を学ぶことが得点力アップにつながります。
国公立文系や看護志望で、必要な範囲が物理基礎までという人は「共通テスト物理基礎」を受講し、独特な形式に対してのアプローチを学んでおきましょう。
さらに、夏期特訓を活用できるとより効果的です。
長時間の演習と解説をくり返し電磁気学の全体像をつかめれば、志望校合格は大きく近づいてきますよ。
目標を高く置いている人や、学校のペースが遅いと感じている人は、このチャンスをぜひ活用してください!
最適な夏の計画を立てるなら個別相談会へ!
詳しい講座紹介や時間割設定は、夏期講座パンフレットに記載しています。
資料請求ページはこちらから
また、随時個別相談会を実施しており、受講計画を相談して決めることも可能です。
パンフレットもその場ですぐにお渡しできるので、ぜひご来校ください!
オンラインでの説明会や通塾も可能ですよ。
相談会予約ページはこちらから
自分が大きな成長を遂げる夏にして、一緒に志望校合格を勝ち取りましょう!