【試験中に隣がうるさかったらどうする?】テストや試験で実力を発揮するための3つのポイント① 環境音【イヤホンしながら勉強しちゃダメ?】

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こんにちは!四谷学院 受験コンサルタントチームの伊達です。

秋になると、受験生は本番が近づき、そうでない人も推薦対策のための評定を意識して…と、今まで以上にテストや模試の得点にこだわりを持つ人が増えてきます。
勉強をがんばるからには、成績が上がらなければモチベーションも上がらないため、得点にこだわるのは良いことでしょう。

しかし、先日ある生徒と一緒に模試の振り返りをしていたときに、このような発言がありました。
今回の模試はケアレスミスが多かっただけ。内容は理解できていたし、本番は大丈夫だと思います

模試はあくまで模試。受験本番で失敗しなければ良いよ!

…そう考えている人はいませんか?
実はこの考えこそが、成績がなかなか伸びない理由なのです。

練習でできないことは、本番でもできません
いかに本番を意識し、同じ環境で練習を重ねるかが、実力を発揮するコツと言えるでしょう。

そこで今回は、先輩たちが挙げる「試験本番で失敗につながりやすい」3つのポイントのうち、「環境音」の問題について紹介します。
普段から意識して対策を積むことで、絶対に回避できることばかりです。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。

【環境音】「うるさくて集中できない!」

試験において実力を発揮できなくなる最大の原因は「音」の問題でしょう。

目の前の問題だけに集中したいのに、「隣の人の貧乏ゆすりが気になって…」「外から救急車のサイレンが聞こえる…」など、自然と意識がそちらに逸れてしまうこともあります。

自分では対処が難しい問題に思えますが、どうすれば解決できるのでしょうか。

「うるさくて集中できない!」対策方法は?

本番と同じ環境で練習する

「集中するために耳栓やイヤホンをしながら勉強している」という人を見かけます。
しかし、試験本番では耳栓などで音を遮断することができませんよね。
「集中して勉強する」ことはできるかもしれませんが、「集中力を高める」ことにはつながっていないため、注意が必要なのです。

もちろん周囲がうるさい環境で勉強に取り組むのは、非常に難しいことです。
だからこそ、過去問や問題集に取り組むときは、必ず自習室で取り組む習慣をつけましょう。

周りから適度に問題を解く環境音が聞こえつつ、かといって集中を妨げるほどではない、全員が勉強に励んでいる自習室。
集中して問題を解く練習をするのに、最適な場所と言えます。
完全に自分の世界に入れてしまう自宅だけでがんばり続けていると、少しの音にも敏感になり、大事な本番で周囲が気になりすぎてしまうかもしれませんからね。

一方、静かすぎる環境だと集中できないからと、意図的にカフェやファミレスで勉強する人もいるようです。
その人たちも、本番とはまったく違う環境ではなく、適度に静かな環境にも慣れておくべきでしょう。
「周りもみんな勉強している」というのは、自分のモチベーションを高めるのにも役立ちますよ。

音楽を流しながら勉強するのは危険!?

「好きな音楽を聴きながら勉強している」という人もいます。
しかし、これも本番で集中できない原因になりやすいため、注意が必要です。

勉強していて、好きな曲の歌詞やメロディーが頭に浮かんできたことはありませんか?
このとき、あなたの脳は、目の前の問題を解く以外にも労力を割いてしまっています

つまり、自分の頭脳や知識をフル回転させて思考することができていません。
これでは全力を発揮できているとは言えませんね。

やはり、本番と同じ環境で勉強できるように意識すべきだと言えるでしょう。

こんなときどうする?

試験会場がうるさい…

生徒
生徒
試験で近くの人がうるさい場合はどうすれば良いですか?
我慢するしかないでしょうか…
試験監督に伝えましょう
直接注意するのは、無用なトラブルになる可能性もあり、あなたが試験以外のことに時間や集中力を割くことになってしまうかもしれません。
先生
先生
問題を解く時間が削られないよう、できれば休み時間に伝えられるとベストです。
ただ、「試験中でも手を挙げて申し出て良い」と、共通テストなどの試験監督は認識を共有しているので、遠慮なく頼ってくださいね。
先生
先生

 

音楽も使い方を考えればOK!

生徒
生徒
音楽を聴きながら勉強してはダメなんですか?
その方が集中できる気がして、勉強の効率が落ちてしまうんじゃないかと…
勉強内容などによって使い分けましょう
必ずしも音楽を聴きながら勉強してはいけない…というわけではありません。
実際、行進曲(マーチ)などは、やる気を引き出し、集中力も上げる効果があるとも言われています。
その点では、歌詞のない曲の方が勉強の邪魔にはならないでしょうね。
先生
先生
ただし、そこで身につけた「集中力」は自分のものになっているわけではない点に注意が必要です。
「強力な武器を手に鍛錬を積んだとしても、試合でその武器が使えないのであれば、効果が薄い…」と言えばイメージできるでしょうか。
とはいえ、音楽には様々な力があるのは間違いないので、「1曲だけお気に入りの曲を聴いて、気分を高めてから勉強に取りかかる」「歌詞のない曲を聴くようにして、時間を計って問題を解くときには止める」など、工夫しながら活用できると良いですね。
先生
先生

「うるさくて集中できない!」まとめ

今回は、テストや試験で実力を発揮するための3つのポイントから、環境音について確認しました。音に関しては、人それぞれ感じ方が異なるため、「こうすれば良い!」と断言するのが難しい内容です。
「静かじゃないと気が散る!」という人がいれば、「適度に音が入ってくる環境じゃないと集中できない…」という人もいますからね。

ただし、間違いないのは、試験会場の環境は全員にとって同じ条件であるということです。
いかにその環境に慣れておけるか、近い環境で勉強量を積めるかが、志望校合格には重要だと言えるでしょう。

その環境を実現できるのが、四谷学院の自習室です。

全員が集中して勉強に取り組んでいるなかで、周りからは試験中と同様、ペンを進める音が聞こえてきます。
また、座席間には仕切りがあるため、目の前の問題に集中して取り組むことができますね。
「近くの席のあの子が帰るまでは絶対に勉強を続けるぞ!」と、ライバルを設定するのも勉強のモチベーションを高めてくれるでしょう。

自分の部屋や学校の自習室では、いまいち集中できないな…と感じている人は、見学もできるのでぜひ見に来てくださいね。

また、四谷学院では私たち受験コンサルタントが、あなたの勉強や進路についての悩みを一緒に解決していきます。
何かうまくいっていないことがある場合は、個別相談会で一度相談してみませんか?
全国の校舎でお待ちしています!

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