【2025年度入試完全版】国公立大学・私立大学 医学部 地域枠一覧【中国地方・四国地方】

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大学入試における最難関とも言われる医学部受験

全国で国公立大学50校、私立大学31校が医学部を置いていますが、いずれの大学も入ることは簡単ではありません。
しかし、それほど困難な医学部受験に合格する可能性を、少しでも高められる方法があるのを知っているでしょうか。
それが「地域枠入試」です。

2024年7月、慶應義塾大学の医学部が、2026年度入試から同大学初の「地域枠」である「栃木県枠」を設置する…と話題になりました。
私立医学部においてトップクラスの人気を誇る慶應に設置されたことから、今後さらにこの制度が広がっていく可能性もあるでしょう。

本記事では、地域枠入試の仕組み中国地方・四国地方の医学部における地域枠設置状況をまとめています。
ほかの地域についても一覧から確認できるので、そちらも参考にして志望校を絞っていきましょう!

【2025年度入試完全版】国公立大学・私立大学 医学部 地域枠一覧【全地方まとめ】
大学入試における最難関とも言われる医学部受験。 全国で国公立大学50校、私立大学31校が医学部を置いていますが、いずれの大学も入ることは簡単ではありません。 し...

医学部の地域枠入試って何?

地域枠の仕組み

地域枠入試とは、「出身地」や「卒業後の勤務地」などに条件を設ける入学試験のことです。
その県や指定された地域からの入学者を集め、その地方で活躍する医師を養成することを目的としています。

そのため、「だれでも受けられる一般枠とは別に入学定員を設置している」ことが多く、うまく活用すればチャンスを増やすことができるかもしれません。
また、ライバルも限定されるため、合格のために必要な学力やレベルは、一般枠よりもわずかながら低くなる可能性があるでしょう。

地域枠の設置理由

医学部に関心を持っている人であれば、「医師不足」という言葉を一度は聞いたことがありますよね。
理由としては、世界各国と比べて日本は総人口に対して医師の絶対数が少ない国という点も挙げられます。
ただ、より大きな原因は、地域ごとの医師の数にばらつきがあるという点でしょう。

医師以外の職業でも、就職先を探す際に「勤務地」を大事な条件のひとつに挙げる人は多いですよね。
当然医師も、働く地域や居住地を考慮して働く病院を決めていきます。

病院の数や採用人数は都道府県や市によって異なりますし、そもそも病院自体が不足している地域もあります。
または、開業医となる人もいるでしょう。途中で病院を辞めてしまう人もいるはずです。

都道府県の人口を単純比較しても、東京都と地方の県では何倍もの差があります。
国民全員に医療を行き届かせようと思っても、それが実現できない地域もあるというのは、想像できますよね。

それを解消するのが「地域枠入試」なのです。
特定の地域で活躍してくれる未来の医師を養成し、地域貢献することがこの制度の最大の役割と言えるでしょう。

受験生にとっての「地域枠のメリット・デメリット」

【メリット】

地域枠のメリットは、前述した通りチャンスが増える点でしょう。
一般枠と併願できる大学も多く、チャレンジしてマイナスになることはまずありません。

また、なかには二次試験(個別学力検査)の受験が必要なく、共通テストの成績+評定や出願書類のみで選考を行う大学もあります。
共通テストの目標得点にのみ集中して学習することができるため、勉強を進めやすくなるとも考えられるでしょう。

また、主に私立大学では奨学金や修学金があり、金銭的な負担を減らすことができる大学もあります。

【デメリット】

設置された意図を考えると当たり前のことではありますが、受験生にとっては「卒業後の進路選択の範囲が狭まる」という点がデメリットになるかもしれません。

特定の年数は指定された地域で働くことが必須条件であり、20代中盤~30代前半の時期を指定された場所で過ごすことになります。
生まれ育った故郷に恩返しをしたい、地域医療に貢献したい…といった強い理由を持っていなければ、後悔してしまうかもしれません。
制度や条件をしっかり確認したうえで、志望校を決めていきましょう。

国公立大学(中国地方)

中国地方には、国立大学の医学部が各県1校ずつあります。

地域枠の詳細を見ると各大学が地元出身者を集めており、そのまま地域に根付く医師の養成を目指していることがわかるでしょう。
データ上でも、人口に対しての医師の数が比較的充足している地域と言えます。

一方で私立大学の医学部は設置がないため、中国地方で医学部を志望する場合は、基本的に国立を目指して全教科まんべんなくレベルアップすることが必要不可欠です。

鳥取大学(鳥取県)

「地域枠」設置アリ(一般選抜・学校推薦型選抜)

2025年度…入学定員 104名(未確定)

【一般選抜】(前期のみ)
一般枠…58名
地域枠(鳥取県枠)…13名
地域枠(兵庫県枠)…2名
地域枠(島根県枠)…5名

【学校推薦型選抜】
一般枠…15名
地域枠…5名
特別養成枠…6名

出願条件(一部抜粋)

注意が必要な特筆すべき条件のみまとめています。
ほかにも細かい条件があるため、必ず各大学の入試要項等で詳細を確認しましょう!

【一般選抜 地域枠(鳥取県枠)】

・出身地などの制限ナシ
・入学後は「鳥取県臨時特例医師確保対策奨学金(臨時養成枠)」の貸与を受ける
・卒業後、2年以内に医師免許を取得する
・医師免許取得後直ちに鳥取県内の病院が管理する臨床研修を受け、研修開始後12年以内に、9年以上鳥取県内の指定病院等で従事する
9年間の従事期間のうち、4年以上は鳥取県知事が指定した区域内で勤務する

【一般選抜 地域枠(兵庫県枠)】

兵庫県内の高校を卒業(見込み)した者
兵庫県外の高校を卒業(見込み)した者で、本人または保護者が出願時兵庫県に居住している
※上記条件のいずれかに該当していればOK
・入学後は「兵庫県地域医療支援医師修学資金」の貸与を受ける
・卒業後、2年以内に医師免許を取得する
・医師免許取得後、9年間を兵庫県職員(医師)として、兵庫県知事が指定する医療機関等で勤務する

【一般選抜 地域枠(島根県枠)】

・出身地などの制限ナシ
・入学後は「医学生地域医療奨学金」の貸与を受ける
・卒業後、2年以内に医師免許を取得する
・医師免許取得後の翌月から12年以内に島根県内の指定医療機関において臨床研修を受け9年間(研修期間を含む)島根県内の指定医療機関で従事する
9年間の従事期間のうち、4年以上は特定地域医療機関で勤務する

【学校推薦型選抜 地域枠】

鳥取県内の高校を卒業(見込み)した2浪まで
・合格後は入学を確約できる
・入学後は「鳥取県医師養成確保奨学金(地域枠)」の貸与を受ける
・卒業後、2年以内に医師免許を取得する
・医師免許取得後直ちに鳥取県内の病院が管理する臨床研修を受け、11年以内に、6年間(臨床研修期間を含む)知事の指定する鳥取県内医療機関で従事する
・臨床研修修了後、原則9年以内に鳥取県知事が指定する県内病院等で通算4年間勤務する

【学校推薦型選抜 特別養成枠】

鳥取県内の高校を卒業(見込み)した2浪まで
・合格後は入学を確約できる
・入学後は「鳥取県緊急医師確保対策奨学金(特別養成枠)」の貸与を受ける
・卒業後、2年以内に医師免許を取得する
・医師免許取得後、県知事が指定する鳥取県内医療機関に9年間(臨床研修期間を含む)勤務する

島根大学(島根県)

「地域枠」設置アリ(一般選抜・学校推薦型選抜)

2025年度…入学定員 102名(未確定)

【一般選抜】(前期のみ)
前期日程…55名
県内定着枠…3名

【学校推薦型選抜】
学校推薦型選抜…25名以内
地域枠…10名以内
緊急医師確保対策枠(一般枠)…4名
緊急医師確保対策枠(島根県内枠)…5名以内

【その他】
専門高校・総合学科卒業生選抜…3名以内

出願条件(一部抜粋)

注意が必要な特筆すべき条件のみまとめています。
ほかにも細かい条件があるため、必ず各大学の入試要項等で詳細を確認しましょう!

【一般選抜 県内定着枠】

・高校を卒業(見込み)した3浪まで
・合格後は入学を確約できる
・入学後は「医学生地域医療奨学金」の貸与を受ける
・卒業後、2年以内に医師免許を取得する
・医師免許取得後の翌月から12年以内に島根県内の指定医療機関において臨床研修を受け9年間(研修期間を含む)島根県内の指定医療機関で従事する
9年間の従事期間のうち、4年以上は特定地域医療機関で勤務する

【学校推薦型選抜 地域枠】

・生まれ育った地域が大学の指定する島根県内のへき地等に該当する
・合格後は入学を確約できる
・入学後は「医学生地域医療奨学金」の貸与を受ける
・卒業後、2年以内に医師免許を取得する
・医師免許取得後の翌月から12年以内に島根県内の指定医療機関において臨床研修を受け9年間(研修期間を含む)島根県内の指定医療機関で従事する
9年間の従事期間のうち、4年以上は特定地域医療機関で勤務する

【学校推薦型選抜 緊急医師確保対策枠(一般枠/島根県内枠)】

※島根県内枠のみ、島根県内の高校を卒業(見込み)した1浪まで
・合格後は入学を確約できる
・入学後は「医学生地域医療奨学金」の貸与を受ける
・卒業後、2年以内に医師免許を取得する
・医師免許取得後の翌月から12年以内に島根県内の指定医療機関において臨床研修を受け9年間(研修期間を含む)島根県内の指定医療機関で従事する
9年間の従事期間のうち、4年以上は特定地域医療機関で勤務する

岡山大学(岡山県)

「地域枠」設置アリ(学校推薦型選抜)

2025年度…入学定員 109名(未確定)

【一般選抜】(前期のみ)
前期日程…95名

【学校推薦型選抜】
地域枠コース(岡山県)…4名
地域枠コース(鳥取県)…1名
地域枠コース(広島県)…2名
地域枠コース(兵庫県)…2名

【その他】
国際バカロレア選抜…5名
私費外国人留学生選抜…若干名

出願条件(一部抜粋)

注意が必要な特筆すべき条件のみまとめています。
ほかにも細かい条件があるため、必ず各大学の入試要項等で詳細を確認しましょう!

【学校推薦型選抜 地域枠コース(岡山県)】

岡山県内の高校を卒業(見込み)した2浪まで
岡山県外の高校を卒業(見込み)した2浪までで、本人または保護者が出願時岡山県に居住している
※上記条件のいずれかに該当していればOK
・合格後は入学を確約できる
・入学後は「岡山県医師養成確保奨学資金」の貸与を受ける
・貸与を受けた期間の1.5倍の期間を、岡山県知事が指定する県内の医療機関で勤務する
9年間の従事義務期間のうち、5年以上の地域勤務(県知事が指定する県内の医師不足地域等の医療機関での勤務)に従事する。

【学校推薦型選抜 地域枠コース(鳥取県)】

鳥取県内の高校を卒業(見込み)した2浪まで
鳥取県外の高校を卒業(見込み)した2浪までで、本人または保護者が出願時鳥取県に居住している
※上記条件のいずれかに該当していればOK
・合格後は入学を確約できる
・入学後は「鳥取県臨時特例医師確保対策奨学金(臨時養成枠)」の貸与を受ける
・卒業後、2年以内に医師免許を取得する
・医師免許取得後直ちに鳥取県内の病院が管理する臨床研修を受け、研修開始後12年以内に、9年以上鳥取県内の指定病院等で従事する
9年間の従事期間のうち、4年以上は鳥取県知事が指定した区域内で勤務する

【学校推薦型選抜 地域枠コース(広島県)】

広島県内の高校を卒業(見込み)した2浪まで
広島県外の高校を卒業(見込み)した2浪までで、本人または保護者が出願時広島県に居住している
※上記条件のいずれかに該当していればOK
・合格後は入学を確約できる
・入学後は「広島県医師育成奨学金」の貸与を受ける
・卒業後12年以内に、9年間指定公的医療機関において従事する
9年間の従事期間のうち、4年以上は指定公的医療機関や知事が指定する診療科で勤務する

【学校推薦型選抜 地域枠コース(兵庫県)】

兵庫県内の高校を卒業(見込み)した2浪まで
兵庫県外の高校を卒業(見込み)した2浪までで、本人または保護者が出願時広島県に居住している
※上記条件のいずれかに該当していればOK
・合格後は入学を確約できる
・入学後は「兵庫県地域医療支援医師修学資金」の貸与を受ける
・卒業後、2年以内に医師免許を取得する
・医師免許取得後、9年間を兵庫県職員(医師)として、兵庫県知事が指定する医療機関等で勤務する

広島大学(広島県)

「地域枠」設置アリ(学校推薦型選抜)

2025年度…入学定員 105名(未確定)

【一般選抜】(前期のみ)
一般選抜…90名

【学校推薦型選抜】
ふるさと枠…5名

【総合型選抜】
Ⅱ型…5名
国際バカロレア型…5名

出願条件(一部抜粋)

注意が必要な特筆すべき条件のみまとめています。
ほかにも細かい条件があるため、必ず各大学の入試要項等で詳細を確認しましょう!

【学校推薦型選抜 ふるさと枠】

広島県内の高校を卒業(見込み)した1浪まで
・合格後は入学を確約できる
・入学後は「広島県医師育成奨学金」の貸与を受ける
・卒業後12年以内に、9年間指定公的医療機関において従事する
9年間の従事期間のうち、4年以上は指定公的医療機関や知事が指定する診療科で勤務する

山口大学(山口県)

「地域枠」設置アリ(学校推薦型選抜)

2025年度…入学定員 109名(未確定)

【一般選抜】(前期/後期)
前期日程…55名
後期日程…10名

【学校推薦型選抜】
全国枠…5名
地域枠…22名以内
特別枠(緊急医師確保対策枠)…5名以内
特別枠(地域医療再生枠)…10名以内
特別枠(重点医師確保対策枠)…2名以内

【総合型選抜】
私費外国人留学生入試…若干名

出願条件(一部抜粋)

注意が必要な特筆すべき条件のみまとめています。
ほかにも細かい条件があるため、必ず各大学の入試要項等で詳細を確認しましょう!

【学校推薦型選抜 地域枠】

山口県内の高校を卒業見込みの現役生
・山口県外
の高校を卒業見込みの現役生で、保護者が山口県内に3年以上居住している
※上記条件のいずれかに該当していればOK

・合格後は入学を確約できる
・高校の調査書の成績が、全体の学習成績概評でA段階に属する(評定平均値が4.3以上)
・医師免許取得後、山口県内の病院で2年間の臨床研修を受け、4年以上山口大学医学部および附属病院を含む県内の医療機関や関連施設で従事する

【学校推薦型選抜 特別枠(緊急医師確保対策枠)】

山口県内の高校を卒業(見込み)した2浪まで
山口県外の高校を卒業(見込み)した2浪までで、保護者が山口県内に3年以上居住している
※上記条件のいずれかに該当していればOK

・合格後は入学を確約できる
・入学後は「山口県医師修学資金(緊急医師確保対策枠)」の貸与を受ける
・医師免許取得後、山口県内の病院で2年間の臨床研修を受ける
・研修修了後から12年以内7年以上(うち4年は過疎地域病院)山口大学医学部附属病院を含む県内の医療機関等で従事する

【学校推薦型選抜 特別枠(地域医療再生枠)】

山口県内の高校を卒業(見込み)した2浪まで
山口県外の高校を卒業(見込み)した2浪までで、保護者が山口県内に3年以上居住している
※上記条件のいずれかに該当していればOK

・合格後は入学を確約できる
・入学後は「山口県医師修学資金(地域医療再生枠)」の貸与を受ける
・医師免許取得後、山口県内の病院で2年間の臨床研修を受ける
・研修修了後から12年以内7年以上山口大学医学部附属病院を含む県内の医療機関等で従事する

【学校推薦型選抜 特別枠(緊急医師確保対策枠)】

山口県内の高校を卒業(見込み)した2浪まで
山口県外の高校を卒業(見込み)した2浪までで、保護者が山口県内に3年以上居住している
※上記条件のいずれかに該当していればOK

・合格後は入学を確約できる
・入学後は「山口県医師修学資金(重点医師確保対策枠)」の貸与を受ける
・医師免許取得後、山口県内の病院で2年間の臨床研修を受ける
・研修修了後から12年以内7年以上山口大学医学部附属病院を含む県内の医療機関等の特定の診療科で従事する

私立大学(中国地方)

中国地方の私立大学では、岡山県の川崎医科大学のみ医学部医学科を設置しています。
日本の医科大学では唯一、附属高校があり、1学年が約25名と少ないものの、ほとんどの生徒が特別推薦入試で大学まで進学します。

また、6年間の学費が4,700万円ほどと、日本で最も学費が高額な医学部としても知られています。
ほかの私立大学の1.5倍ほどの費用であり、出願の際はよく話し合って決める必要があるでしょう。

川崎医科大学(岡山県)

「地域枠」設置アリ(一般選抜・総合型選抜)

2025年度…入学定員 126名(未確定)

【一般選抜】
一般選抜…約45名
地域枠選抜(岡山県地域枠)…約10名
地域枠選抜(静岡県地域枠)…約10名
地域枠選抜(長崎県地域枠)…約4名

【総合型選抜】
中国・四国地域出身者枠…約20名
霧島市地域枠…約1名
特定診療科専攻枠…約4名

【その他】
附属高校…志願者数による

出願条件(一部抜粋)

注意が必要な特筆すべき条件のみまとめています。
ほかにも細かい条件があるため、必ず各大学の入試要項等で詳細を確認しましょう!

【一般選抜 地域枠選抜(岡山県地域枠)】

・出身地などの制限ナシ
・合格後は入学を確約できる
・大学卒業後、大学附属病院、総合医療センター、高齢者医療センター、または大学が指定する臨床研修指定病院で初期臨床研修を含め6年間の研修を行う

【一般選抜 地域枠選抜(静岡県地域枠)】

・出身地などの制限ナシ
・合格後は入学を確約できる
・入学後は「静岡県医学修学資金」の貸与を受ける
・大学を卒業後、2年以内に医師免許を取得する
医師免許取得後は、ただちに県内の医療機関等で初期臨床研修を開始する
・貸与を受けた期間の1.5倍の期間を、静岡県が指定する静岡県内の公的医療機関等において従事する

【一般選抜 地域枠選抜(長崎県地域枠)】

・出身地などの制限ナシ
・合格後は入学を確約できる
・入学後は「長崎県医学修学資金」の貸与を受ける
・貸与を受けた期間の1.5倍の期間を、県が指定する医療機関等で勤務する
9年間の従事義務期間のうち、1/2以上の期間を離島やへき地等で勤務する

【総合型選抜 中国・四国地域出身者枠】

中国地方か四国地方の高校を卒業(見込み)した4浪まで
中国地方か四国地方ではない高校を卒業(見込み)した4浪まで本人または保護者が4年前から中国地方か四国地方に引き続き居住している
※上記条件のいずれかに該当していればOK
・合格後は入学を確約できる
・大学卒業後、大学附属病院、総合医療センター、高齢者医療センター、または大学が指定する臨床研修指定病院で初期臨床研修を含め6年間の研修を行う

【総合型選抜 霧島市地域枠】

霧島市内の高校を卒業(見込み)した4浪まで
霧島市外の高校を卒業(見込み)した4浪まで本人または保護者が4年前から霧島市に引き続き居住している
※上記条件のいずれかに該当していればOK
・合格後は入学を確約できる
・大学卒業後、大学附属病院、総合医療センター、高齢者医療センター、または大学が指定する臨床研修指定病院で初期臨床研修を含め6年間の研修を行う

【総合型選抜 特定診療科専攻枠】

・高校を卒業(見込み)した4浪まで
・合格後は入学を確約できる
・大学卒業後、大学附属病院、総合医療センター、高齢者医療センター、または大学が指定する臨床研修指定病院で初期臨床研修を含め6年間の研修を行う
・初期臨床研修修了後、特定診療科(救急科、総合診療科、麻酔・集中治療科)のいずれかを自ら選択して後期臨床研修を行い、将来は特定診療科の医師として医療に貢献する

国公立大学(四国地方)

四国地方には、各県1校ずつ国立大学の医学部があります。
データ上ではほかの地域よりも医師の数が充足しており、特に徳島県と高知県は全国でもトップクラスです。

上記2県に共通するのは、他県出身者が非常に多い点でしょう。
進学後や卒業後の義務年限はあるものの、医師を志す受験生にとって、推薦入試でも受験できるチャンスが増えるのは、非常にありがたいことです。
ただし、大学側も「地域に根付いてくれる」医師の養成を目的としているため、なぜその地方や大学を選んだのか、将来のビジョンが明確になっているか等、面接でしっかり伝えられるように準備しておく必要があります。

徳島大学(徳島県)

「地域枠」設置アリ(学校推薦型選抜・総合型選抜)

2025年度…入学定員 100名(未確定)

【一般選抜】(前期のみ)
一般選抜…55名

【学校推薦型選抜】
一般枠…20名
地域枠(地域特別枠)…17名

【総合型選抜】
四国研究医型…8名(各県2名程度)

【その他】
私費外国人留学生選抜…若干名

出願条件(一部抜粋)

注意が必要な特筆すべき条件のみまとめています。
ほかにも細かい条件があるため、必ず各大学の入試要項等で詳細を確認しましょう!

【学校推薦型選抜 地域枠(地域特別枠)】

・高校を卒業(見込み)した1浪まで
・合格後は入学を確約できる
・高校の調査書の成績が、全体の学習成績概評でA段階に属する(評定平均値が4.3以上)
・入学後は「徳島県医師修学資金」の貸与を受ける
・卒業後、1年6ヶ月以内に医師免許を取得する
・医師免許取得後、ただちに県知事が定める臨床研修病院で従事する
・卒業後から12年以内に徳島県内の公的医療機関等において9年間(研修期間を含む)従事する

【総合型選抜 四国研究医枠】

徳島県、香川県、愛媛県、高知県の高校を卒業(見込み)した1浪まで
・高校の調査書の成績が、全体の学習成績概評でA段階に属する(評定平均値が4.3以上)
・徳島大学大学院医学研究科において大学院に進学する
徳島大学病院または病院が指定する主要基幹病院において2年間の初期臨床研修を行う

香川大学(香川県)

「地域枠」設置アリ(一般選抜・学校推薦型選抜)

2025年度…入学定員 109名(未確定)

【一般選抜】(前期のみ)
一般選抜…70名
地域枠…9名

【学校推薦型選抜】
一般枠…12名程度
県内高校出身枠…13名程度
地域枠…5名

【その他】
私費外国人留学生選抜…若干名
国際バカロレア選抜…若干名

出願条件(一部抜粋)

注意が必要な特筆すべき条件のみまとめています。
ほかにも細かい条件があるため、必ず各大学の入試要項等で詳細を確認しましょう!

【一般選抜 地域枠】

香川県内の高校を卒業(見込み)した者
・大学が実施する地域医療セミナーを受講した者
・入学後は「香川県医学生修学資金」の貸与を受ける
・卒業後、2年以内に医師免許を取得する
・医師免許取得後、9年間県内の指定医療機関等で従事する

【学校推薦型選抜 県内高校出身枠】

香川県内の高校を卒業(見込み)した1浪まで
・合格後は入学を確約できる
・高校の調査書の成績が、評定平均値4.0以上

【学校推薦型選抜 地域枠】

香川県内の高校を卒業(見込み)した1浪まで
・大学が実施する地域医療セミナーを受講した者
・合格後は入学を確約できる
・高校の調査書の成績が、評定平均値4.0以上
・入学後は「香川県医学生修学資金」の貸与を受ける
・卒業後、2年以内に医師免許を取得する
・医師免許取得後、9年間県内の指定医療機関等で従事する

愛媛大学(愛媛県)

「地域枠」設置アリ(学校推薦型選抜・総合型選抜)

2025年度…入学定員 110名(未確定)

【一般選抜】(前期のみ)
一般選抜…55名

【学校推薦型選抜】
学校推薦…25名
地域特別枠推薦…20名

【総合型選抜】
総合型選抜Ⅱ…10名

出願条件(一部抜粋)

注意が必要な特筆すべき条件のみまとめています。
ほかにも細かい条件があるため、必ず各大学の入試要項等で詳細を確認しましょう!

【学校推薦型選抜 地域特別枠推薦】

愛媛県内の高校を卒業(見込み)した1浪まで
・合格後は入学を確約できる
・入学後は「愛媛県医師確保奨学金」の貸与を受ける
・卒業後、愛媛県知事が指定する医療機関9年間以上勤務する

【総合型選抜 総合型選抜Ⅱ】

愛媛県内の高校を卒業(見込み)した3浪まで
・合格後は入学を確約できる
・卒業後は愛媛県内の医育・医療機関に勤務する

高知大学(高知県)

「地域枠」設置アリ(一般選抜・学校推薦型選抜・総合型選抜)

2025年度…入学定員 110名(未確定)

【一般選抜】(前期のみ)
一般枠…55名
地域枠(大学独自枠)…5名

【学校推薦型選抜】
地域枠①…20名

【総合型選抜】
総合型選抜Ⅰ…30名
国際バカロレア選抜…若干名

【その他】
私費外国人留学生選抜…若干名

出願条件(一部抜粋)

注意が必要な特筆すべき条件のみまとめています。
ほかにも細かい条件があるため、必ず各大学の入試要項等で詳細を確認しましょう!

【一般選抜 地域枠(大学独自枠)】

・出身地などの制限ナシ
・入学後は「高知県医師養成奨学貸付金」の貸与を受ける
・卒業後、9年間県内の指定医療機関等で従事する

【学校推薦型選抜 地域枠①

四国4県および兵庫県岡山県広島県山口県の高校を卒業(見込み)した1浪まで
・合格後は入学を確約できる
・高校の調査書の成績が、全体の学習成績概評でA段階に属する(評定平均値が4.3以上)
・入学後は「高知県医師養成奨学貸付金」の貸与を受ける
・卒業後、9年間県内の指定医療機関等で従事する

【総合型選抜 総合型選抜Ⅰ

・高校を卒業(見込み)した1浪まで
・合格後は入学を確約できる
・高校の調査書の成績が、全体の学習成績概評でA段階に属する(評定平均値が4.3以上)
・入学後は「高知県医師養成奨学貸付金」の貸与を受ける
・卒業後、2年間県内の医療機関で初期臨床研修を行う

私立大学(四国地方)

四国地方に私立大学の医学部はありません。

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